伊勢湾貧酸素情報
三重県水産研究所
鈴鹿水産研究室
貧酸素水塊と水産業への影響
- 伊勢湾では、毎年6月から11月頃にかけて、海水中の溶存酸素濃度が著しく低下する「貧酸素」といわれる状況が底層部を中心に発生します。
- 夏から秋にかけては、海面の水温上昇と河川からの淡水の流入により成層構造が発達し、海水が鉛直方向に混合しにくくなるうえ、底層において微生物による有機物の分解が盛んになり、酸素消費量が大きくなるためです。三重県では溶存酸素濃度2㎎/L以下を「貧酸素」と定義し、この性質を有する水塊を「貧酸素水塊」と呼んでいます。
- 伊勢湾における貧酸素水塊は、主に湾中央の深い場所で発生し、そこに生息する魚介類に悪影響を与えます。さらに、風や潮流により貧酸素水塊が浅場に押し寄せた場合には、魚介類が大量にへい死する甚大な被害が発生することがあります。
- このため、貧酸素水塊の発生が確認された場合には、漁業者の方々に注意を促すために「伊勢湾貧酸素情報」を発行しています。
- 愛知県水産試験場も同様に貧酸素に関する情報を収集・発信しています。愛知水試ホームページ http://www.pref.aichi.jp/suisanshiken/
令和6年度の情報
第6報(令和6年11月13日)
第5報(令和6年10月11日)
第4報(令和6年9月20日)
第3報(令和6年9月4日)
第2報(令和6年7月4日)
第1報(令和6年6月20日)
昨年以前の情報
令和5年度第5報(令和5年10月5日) DO機器不良のため削除
第4報(令和5年9月6日) DO機器不良のため削除
第3報(令和5年8月4日) DO機器不良のため削除
平成30年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成29年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成28年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成27年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成26年度 第7報 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成25年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成24年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成23年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成21年度 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報
平成16年度 第7報 第6報 第5報 第4報 第3報 第2報 第1報