ワカメ場
種類組成
ワカメ場を形成するワカメ類はコンブ目、チガイソ科に属する。日本、韓国の特産種で、ワカメ属にはワカメ、ヒロメ、アオワカメの3種がある。ワカメ場を形成するのは主にワカメである。
生態
ワカメの生活史は、同じコンブ目に属するアラメと同じであるが、一年生の海藻であることが特徴である。ワカメの葉状体(造胞体)が春から夏にかけて成熟期になると、茎の下部に誠実葉(胞子葉)ができ、そこに遊走子嚢が形成される。この誠実葉はミミまたはメカブとよばれる。干潮線下から水深15mまでの外海、内湾の岩礁上に生育する。
その他
ワカメは、若布とも書かれ、古くから味噌汁や酢物に良く利用されてきた。 1965年頃から本格的な養殖が各地で行われるようになり、1975年頃には生産調整が行われるほどの生産量となった。