県内市町の令和元年度普通会計当初予算の概要について
1 予算規模
(1)令和元年度における県内29市町の普通会計の当初予算総額は、7,537億55百万円で、前年度と比べて
16億48百万円(0.2%)の減であり、10年振りの減となっています。
(2)首長選挙の関係で、骨格予算を編成した津市、鈴鹿市、東員町、菰野町、朝日町、度会町を除いた23市町
での当初予算総額は、5,468億71百万円で、前年度と比べて51億97百万円(0.9%)の減となっています。
(3)各市町の詳細な集計結果は別紙1、予算規模及び主な増減理由等は別紙2のとおりです。
2 歳入・歳出の状況
※以下、骨格予算編成の津市、鈴鹿市、東員町、菰野町、朝日町、度会町を除く23市町に
ついて分析しており、昨年度、骨格予算編成を行った市町は肉付け後の予算額で比較して
います。
歳入の状況
(1)地方税については、2,110億37百万円で、前年度と比べて105億84百万円(5.3%)の増となっています。
(2)地方交付税については、945億86百万円で、前年度と比べて26億70百万円(2.9%)の増となっていま
す。
(3)地方債については、471億3百万円で、前年度と比べて189億46百万円(28.7%)の減となっています。
歳出の状況
(1)人件費については、897億60百万円で、前年度と比べて2億28百万円(0.3%)の増となっています。
(2)扶助費については、1,034億6百万円で、前年度と比べて24億81百万円(2.5%)の増となっています。
(3)公債費については、603億2百万円で、前年度と比べて48億5百万円(8.7%)の増となっています。
(4)普通建設事業費については、702億5百万円で、前年度と比べて161億68百万円(18.7%)の大幅減と
なっています。
・普通建設事業費の減額が大きい市町(上位3市町)
1位 いなべ市 80億79百万円の減 新庁舎・小学校建設事業の終了など
2位 伊勢市 23億98百万円の減 市立伊勢総合病院建設事業の終了など
3位 松阪市 23億50百万円の減 小学校空調設備整備事業の減など
( 用語の説明 )
◎普通会計
市町村ごとに各会計の範囲が異なり、財政比較や統一的な把握ができないため地方財政統計上統一的に用いられる会計で、一般的には公営事業会計(※)以外の会計を総合して一つの会計としてまとめたものをいう。
※公営事業会計
(a) 水道、病院、下水道などの公営企業会計
(b) 自転車競走、モーターボート競走などの収益事業会計
(c) 国民健康保険事業会計
(d) 後期高齢者医療事業会計
(e) 介護保険事業会計 等
市町普通会計当初予算集計表及び市町別普通会計当初予算規模(PDFファイル)
過年度データ
- (平成30年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成29年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成28年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成27年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成26年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成25年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成24年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成23年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成22年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成21年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成20年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成19年度)県内市町普通会計当初予算の概要
- (平成18年度)県内市町普通会計当初予算の概要