県内市町の平成29年度普通会計当初予算の概要について
1 予算規模
(1)平成29年度における県内29市町の普通会計の当初予算総額は、7,479億46百万円で、前年度と比
べて101億94百万円(1.4%)の増であり、8年連続の増となっています。
(2)首長選挙の関係で、骨格予算を編成した尾鷲市、鳥羽市、木曽岬町を除いた26市町での当初予算総額は、
7,238億17百万円で、前年度と比べて114億83百万円(1.6%)の増となっています。
(3)各市町の詳細な集計結果は別紙1、予算規模及び主な増減理由等は別紙2のとおりです。
2 歳入・歳出の状況
※以下、骨格予算編成の尾鷲市、鳥羽市、木曽岬町を除く26市町について分析
歳入の状況
(1)地方税については、2,702億77百万円で、前年度と比べて46億49百万円(1.8%)の増となっ
ています。
(2)地方交付税については、1,102億59百万円で、前年度と比べて32億10百万円(2.8%)の減と
なっています。
(3)地方債については、857億88百万円で、前年度と比べて102億61百万円(13.6%)の増となっ
ています。
歳出の状況
(1)人件費については、1,225億7百万円で、前年度と比べて9億37百万円(0.8%)の減となって
います。
(2)扶助費については、1,386億70百万円で、前年度と比べて27億17百万円(2.0%)の増と
なっています。
(3)公債費については、697億65百万円で、前年度と比べて71百万円(0.1%)の増となっていま
す。
(4)普通建設事業費については、943億7百万円で、前年度と比べて34億74百万円(3.8%)の増と
なっています。
なお、このうち、補助事業費は4億49百万円(1.4%)の減、単独事業費費は39億22百万円
(6.8%)の増となっています。
・普通建設事業費の増額が大きい市町(上位3市町)
1位 志摩市 17億64百万円の増 阿児アリーナ大規模改修事業など
2位 鈴鹿市 14億44百万円の増 清掃センター改修対策事業など
3位 いなべ市 11億84百万円の増 庁舎建設事業など
( 用語の説明 )
◎普通会計
市町村ごとに各会計の範囲が異なり、財政比較や統一的な把握ができないため地方財政統計上統一的に用いられる会計で、一般的には公営事業会計(※)以外の会計を総合して一つの会計としてまとめたものをいう。
※公営事業会計
(a) 水道、病院、下水道などの公営企業会計
(b) 自転車競走、モーターボート競走などの収益事業会計
(c) 国民健康保険事業会計
(d) 後期高齢者医療事業会計
(e) 介護保険事業会計 等