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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成26年度 委員会会議録 > 平成27年3月6日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録

平成27年3月6日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録

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防災県土整備企業常任委員会

予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日     平成27年3月6日(金) 自 午前10時0分~至 午前11時57分 

会  議  室    202委員会室

出 席 員     8名

             委  員  長   村林   聡

             副委員長    藤根 正典

             委    員   石田 成生

             委    員   杉本 熊野

             委    員   今井 智広

             委    員   藤田 宜三

             委    員   服部 富男

             委    員   舟橋 裕幸

欠 席 員     なし

出席説明員

      [防災対策部]

             部    長                    稲垣   司

             副部長                      濱口 尚紀

             次長(災害対策担当)            日沖 正人

             危機管理副統括監              小林 一夫

             防災対策総務課長              米川 幸志

             消防・保安課長               濱口 正典

             防災企画・地域支援課長         加太 竜一

             災害対策課長                田中 貞朗

             危機管理課長                河   治希

             コンビナート防災監             村田   俊

             防災対策総務課副参事兼班長      森   仁志

                                          その他関係職員

委員会書記

            議  事  課  班長  上野   勉

              企画法務課  主事  今井 宗直

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者     3名

傍  聴  者     なし

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(防災対策部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第4号「平成27年度三重県一般会計予算」(関係分)

  (2)議案第73号「平成26年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)

 2 所管事項の調査

  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告

Ⅱ 常任委員会(防災対策部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)三重県新風水害対策行動計画(仮称)(最終案)について

  (2)三重県地域防災計画(風水害等対策編)(最終案)について

  (3)三重県石油コンビナート等防災計画(最終案)について

  (4)石油コンビナートの保安体制の確保等について

  (5)救急業務の現状について

  (6)三重県・三重大学みえ防災・減災センター 平成26年度取組状況について

  (7)平成25年度包括外部監査結果に対する対応結果及び平成26年度包括外部監査結果に対する対応方針について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 分科会(防災対策部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第4号「平成27年度三重県一般会計予算」(関係分)

  (2)議案第73号「平成26年度三重県一般会計補正予算(第10号)」(関係分)

    ①当局から資料に基づき補充説明(稲垣部長)

    ②質疑

〇村林委員長 御質疑があればお願いします。

〇舟橋委員 地域防災広報事業、少し具体的に説明していただけますか。

〇稲垣部長 広報事業は、主に、今、三重テレビのほうで防災の関係の「レッツ!防災」という番組を流しておりまして、その予算でございます。

〇舟橋委員 どれぐらいの頻度で流れているんですか。

〇加太課長 2週間に一度、月2回の頻度で放送しております。

〇舟橋委員 何分ぐらい、30分ぐらいですか。

〇加太課長 夕方の三重テレビのニュース番組の中で、およそ3分少々の時間をいただいております。

〇村林委員長 ほかにいかがですか。

〇杉本委員 地域減災力強化推進補助金の中で避難所総合整備推進事業の中の避難所指定促進事業ですけれども、多分これは入らないのかもわからないんですが、福祉避難所は福祉のほうで、こういったところを整備するという形になるんでしょうか。

〇日沖次長 福祉避難所の整備については、基本的に健康福祉部のほうで整備をするとなっております。

〇村林委員長 ほかに御質疑はありませんか。

                〔「なし」の声あり〕

〇村林委員長 では、ないということで、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議     なし

    ④討論          なし

    ⑤採決      議案第4号(関係分)     挙手(全員)     可決

              議案第73号(関係分)     挙手(全員)     可決

 2 所管事項の調査

  (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告

    ①当局より資料に基づき説明(濱口副部長)

    ②質問

〇村林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇舟橋委員 2なんですけども、これ例の県でつけた予算ですよね。額も未定なの。予算が決まったら、ここへは入らないの、金額。

〇濱口副部長 済みません、これは交付予定時期ということでございます。

〇舟橋委員 上の欄は予定額と書いてある。括弧で予定時期と書いてあるけど。

〇稲垣部長 補助金の予算は3000万円なんですけども、一応具体的な案件も聞いてはおるんですけど、実際に交付決定になる段階ではどんな額になるか、そのときに決まってきますもんですから、そういったきちっとした額はこれから決まるということです。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

                〔「なし」の声あり〕

〇村林委員長 では、これで防災対策部関係の所管事項の調査を終了いたします。

 3 委員間討議  

  (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

Ⅱ 常任委員会(防災対策部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)三重県新風水害対策行動計画(仮称)(最終案)について

  (2)三重県地域防災計画(風水害等対策編)(最終案)について

  (3)三重県石油コンビナート等防災計画(最終案)について

    ①当局から資料に基づき説明(稲垣部長)

    ②質問

〇村林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇舟橋委員 でき上がりましたそれを県民の皆さん、行政団体、企業にPRして理解してもらわないといけない。そのときに、例えば防災みえ.jpありますやんか。あれって地震が起きたときだけ、僕も登録しておるのでメールが来るんですけども、あれを使ってお知らせみたいなんはできないんですか。例えば定期的にこの中で県民の、いわゆる自助の部分、こういうことをすることを進めてくださいとか、そういうふうな防災みえ.jpを使って、災害だけじゃなくってPRの手段として使っていくという方法はとれないんですか。

〇稲垣部長 詳細、技術的なことはわかりませんけど、何か私はできそうな気がしますので、ちょっと今担当に一遍その辺をちょっと答えてもらいます。

〇森副参事 防災みえ.jpのメール配信で行うことは、県からのお知らせという形で配信することはできます。ただ、このお知らせをしますと、メール配信の登録者が減るという現状もありますので、そのあたりを考慮しながら、重要なものについてお知らせするような形で考えていきたいと思います。

〇舟橋委員 何で減るの。うっとうしいで。

〇森副参事 そういう可能性がかなり高いというのがあります。必要なもの以外は要らないという感覚がありますので。

〇舟橋委員 ちなみに今、登録者数ってどれぐらいあるんですか。

〇森副参事 現時点、この前の地震等もありまして少し減って4万3000人を切ったぐらいです。

〇稲垣部長 舟橋委員の提案は、私は大変いい提案だと思ってますので、今、うちの森副参事が申し上げたことも、今のお知らせは確かにそういうことが結構ありまして、流した途端に邪魔くさいのでどっと減る、何か自分が必要だと、台風等が近づいてきたら、そのときはどっと増えると、こんな波があるのは事実なんです。今回、舟橋委員からの提案のお知らせが、果たしてそのように邪魔くさいというのに当たるかどうか、それもはかりかねますので、ちょっと中で検討させてください。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇今井委員 ちょっと教えてください。三重県地域防災計画は三重県防災会議がつくったと。三重県石油コンビナート等防災計画は三重県石油コンビナート等防災本部がつくったと。これはどこがした、三重県になるんですか。

〇稲垣部長 三重県でございます。

〇今井委員 県になるっていうことですね。ありがとうございます。
 それで、ちょっと細かいことなんですけども、一番最初なんで、この地域防災計画の最初の計画の目的のところの「三重県県」になっとるもんで、ここは表とあわせて三重県防災会議でいいんですか。

〇稲垣部長 私、先ほど、まだまだ誤字とか修文があると、それです。

〇今井委員 わかりました。
 それで、できたらその防災会議がこれを計画しておるんで、防災会議とは何ぞやというメンバー表でもいいので、入ってますかね。

〇稲垣部長 その辺、考慮させていただきます。

〇今井委員 わかりました。
 済みません、もう一つだけ。こちらの行動計画で、247ページ、先ほど言ってもらった県とか市町が発行しておる、これすごくありがたいんですけども、どこで手に入れられるかというのが、できる限り県だけでも、県民の方、結構わからないんですよね。例えば新地震・津波対策行動計画も両方とも入手できるというふうな丸がついておるんですけど、じゃどこへ行けばこれをもらえるのかというのが、ほかのものも含めて、どういったところに置いてありますよとか、ここへ連絡してくださいということを載せたほうが親切かなと、ここまでやるんであれば。

〇稲垣部長 まずは本県の分をどうするかちょっと考えさせてください。他市町もいろいろと事情があるかもしれませんから、それはちょっと考えさせてください。

〇今井委員 この県の部分だけでも、もしできるんであればお願いしたいと思います。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇杉本委員 1個だけ、原子力災害対策なんですけれども、国の3月4日の結果も受けてということで御説明があったんですけれども、とはいえやっぱり半径30キロメートル以内に含まれていないとはいえ、県民の不安というのはあろうかと思います。再稼働はしていないとはいえ核燃料はあるわけですから、そういった意味では検討していくという方向性も出していただきましたので、ぜひここに書いていただいた防護措置についての検討は進めていただきますようにということと、やっぱり何かあったときに、それに対応できる人材というのが非常に私は重要になるというふうに思っています。
 この前のときも放射性物質が食品の中に含まれているかどうかという検査をするところが津市にもありましたが、その検査を読み取る人材がいるかいないかというところが非常に体制を整えるところで大事になってくると思いますので、今後どういった動きに、原子力については動いてくるかわかりませんけれども、やっぱり備えということについては十分に、県民の不安というのがあるということを踏まえて、国の方向性は方向性として、お願いをしたいなというふうに思います。

〇稲垣部長 特にここでは防護措置として避難、安定ヨウ素剤も書いてはございます。安定ヨウ素剤に関しましてはアドバイザーの意見も聞きながら、かなり慎重に話はしてきたんです。ここであえて落とさなかったのは、原子力規制委員会から出たからといって、アドバイザーの意見は、逆に安定ヨウ素剤を服用すればいいという一つの言い方、決まり切った言い方も問題があると。要するに副作用とかそんなことも考えずに、何というかきちんとした情報が伝わっていないというのが危ないので、そうした意味で、きちんとした議論をして検討すべきやという意見がございました。
 それは確かにそうですので、だから国が原子力規制委員会が今、多分もう必要ないという判断をしているんでしょうけれども、そういうもんでもなかろうと。それは屋内退避という部分は明らかだけれども、安定ヨウ素剤の部分はわからないから今事前に決めていないだけであって、だからそういうよしあしも含めて、ちゃんとした議論をする必要があるという意味で、私たちは勉強していかなあかんと思ってますので、これは今落とすつもりはないということで、委員がおっしゃるとおり、ちゃんとした検討はしていく必要があるという考えです。仮に、もう確実に不要であるとか確実に要るとか、そういう答えが明確に出れば、そちらを採用させていただいていくと、そういう考えにたっています。
 あと、人の件に関しては、ちょっと私がこういう人材を欲しいとか言っても、なかなかいきませんので、我々のほうは我々なりに勉強していくというように、ちょっととどめさせていただきたいと思います。

〇杉本委員 それでどうぞよろしくお願いしますということと、今、私は原子力対策についての人材を申し上げたんですけれども、やっぱり防災対策そのものに対して専門的な知識を持った人材というのが必ず必要になってくると思いますので、そのあたりのところは、どうぞ全庁的によろしくお願いしたいと思います。

〇村林委員長 ほかに御質問は、よろしいですか。

                〔「なし」の声あり〕

〇村林委員長 では、ないということで、三重県新風水害対策行動計画(最終案)について、三重県地域防災計画(風水害等対策編)(最終案)について及び三重県石油コンビナート等防災計画(最終案)についての調査を終わります。

  (4)石油コンビナートの保安体制の確保等について

  (5)救急業務の現状について

  (6)三重県・三重大学みえ防災・減災センター 平成26年度取組状況について

    ①当局から資料に基づき説明(濱口副部長、日沖次長)

    ②質問

〇村林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

〇服部委員 先ほどの説明、みえ防災コーディネーター育成講座とか自主防災組織リーダー研修、そして専門職防災研修というふうな形でいろいろと育成をいただいておるわけですけど、女性のリーダーを育成するというこの目的なんですが、女性の方たくさん講座を受けていただいていますけど、お仕事はどのようなお立場の方なのか、確認だけちょっとさせていただきたいなと。
 そしてまた、こちら県のほうから養成をどんどんしていただいていると思うんですが、ちょっとお立場のお仕事を持っておられる方なのか、確認をいただきたいんですが。

〇日沖次長 細かくは、個々には把握していないところもございますけれども、実際に主婦の方もおみえになりますし、例えば専門職の講座ですと当然病院の保健師、看護師とか、こういった方もございますし、行政の職員の方もございます。一応幅広にそれぞれ地域で実際に活動してみえる方も含めて参加をいただいているという状況です。
 ちょっと細かな数字とか内容のところには、申しわけないですけれども。

〇服部委員 専門職の方は医療だとか介護だとか、そういうのは当然わかります、理解できるんですが、今、三重県でも地域婦人団体連絡協議会とか市町の婦人会等がありますし、そういったところも市町の防災、いろいろと防災に対しても協力をされておられるようでありますし、そういったところにもこういった講座がありますよというような啓発も、できたらしていただければありがたいかなと、地域の女性会とか婦人会の皆さんも、やはり防災意識の向上に非常に協力をしていただいておりますので、その点もよろしくお願いしたいと思います。

〇日沖次長 また来年度の事業の募集も含めて、今の御意見を参考に周知をさせていただきたいというふうに思います。

〇服部委員 よろしくお願いします。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇杉本委員 先ほどの質問とも関連するんですが、防災人材の登録者数が106名なんですが、この方たちの活用状況はどうだったでしょうかということと、106名の中に占める女性の人数、それから相談窓口への相談件数なんですが、60件という数字はどうでしょうか。少ないかなと私は思っているんですけれども、ここの相談件数が増えてくることが、私は地域の防災力につながっていくと思うので、このあたり今後どうやって増やしていこうとするのかというあたりのところをお聞かせいただきたいのと、あと錦小学校の土曜授業での実践を御報告いただきましたけれども、私やっぱりこれは大事やなと思ってるんですが、今後、教育委員会との連携のあたりはどのように進められるでしょうかということをお願いします。

〇日沖次長 まず、人材バンクの件でございますけれども、一応106名ですが、今、申しわけないです、女性の数の内訳は、また後刻御報告をさせていただきますけれども、実際にマッチングをして活動をしていただいた21件という状況がございます。実際に8月には制度を設置しましたが、その後、募集を始めていますんで、実質的な活動は下半期からということになってございます。
 この中では、例えば聴覚障害者の協会が主催していますタウンウォッチングでありますとか、そこへのワークショップを支援に行ったり、あと市町への避難訓練、ワークショップといったところへの支援を登録コーディネーターがやっているという実績がございます。
 それから、相談窓口につきましては、これは件数で表示してございますけれども、例えば相談1件が1回の、1日の相談で終わらないというケースもございます。例えば企業BCPへの支援とか、直接電話だけのときと、それから実際来ていただく、あるいは現場へ行って話をするというような状況の1件で複数回の状況も含んでおりますので、数字的にはこういうことになってございますけれども、実際この相談窓口の充実というのを来年度考えております。まだ具体的なのは、このみえ防災・減災センターの運営会議等でも今後詰めていくことになっておりますけれども、今、実際の電話は毎日、事務局職員も含めて受けておるんですが、この企業防災アドバイザーの勤務については、実際のこのみえ防災・減災センターでの直接デスクを置いて対面でやるというのは、1日、週一回という形になっておりますので、この辺の回数を増やすことも含めて充実をしていきたいというふうに考えております。
 それから、Myまっぷランと防災ノートの連携ですけども、やはり地域へ入っている私どもと、あと学校との連携ということで、今後の展開については教育委員会とも十分相談もしながら、このみえ防災・減災センターへ教育委員会のほうも一緒に入って負担もいただいて取り組んでもおりますので、今後、一緒に検討をしていきたいというふうに考えております。
  以上です。

〇杉本委員 ありがとうございました。
 みえ防災・減災センターがますます活発に活動ができますように、どうぞよろしくお願いします。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇藤田委員 防災センターの人材育成のところで、いろんなコースを開講していただいて、一番最初の話なんですけども、みえ防災さきもりコース、みえ防災コーディネーターコース、それからみえ防災聴講コース、この17名、17名、14名というこの数字というのはどんなふうにとられて、単純に僕見て、何か人数少ないなという感じがするんですが、このことについてどんなふうに受講者を集めてみえるのか、これは適正数なのかということも含めて、ちょっとお聞かせいただけませんか。

〇日沖次長 もともと募集自体は、10名あるいは15名といった数で募集をしております。というのは、この講座の内容とか浸透度合いの充実ということもありますし、実際にこの開講回数も全期通じて、ほぼ半年から半年以上というような期間に来ていただくという中で、広く募集をかけておるわけですけれども、市町等も通じながら要項を配布しながら募集をして、手を挙げてきていただくということで、できるだけ自主的に来ていただくという、意欲のある方という形で、これがすぐにこの講座を受けた後、地域への実践に意欲的に取り組んでいただくという条件もつけながら募集をしているという状況でございます。

〇藤田委員 わかりました。当初から15名程度ということでやられておるということで理解をいたしました。
 それから、DONETの研究会、これ非常に興味あるんですけども、どんなふうに使っていくんだということも含めて、どんな情報がいただけるのかということも含めて2回開いていただいておるということですけども、この話し合いの中で、内容的にはどんなふうな方向の話なのか、ちょっとお聞かせいただけますか。

〇稲垣部長 研究会それ自体は2回なんですけども、ほかも随時先生あるいはJAMSTECいう機構なんですけども、そこの方と話し合いはしているわけです。そこはカウントされていません。
 実際JAMSTECという日本海洋研究開発機構がやってみえるのは、あくまで研究なんですね。研究ですから基礎的研究が長く続くというイメージなんですけども、それをいかに行政側が有効に利用、活用できるかという観点で私たちが入り込んでいるという、そういうものです。
 その中で、今1年間で判断できるのが、一定それは絵としても見せてもらってますので、これは使えるなというのは見えてきたんですけども、制度がまだまだだという思いを持っています。JAMSTEC自身もなかなか若干壁にぶち当たっているのかなと、正直なところあって、今思っているのは、それを我々がこれから展開していくのは、わかりやすくいうとシミュレーション的にパラパラ漫画的に絵にして、それを住民に伝えていくのか、あるいは数字的にここまで何時間後に津波が来るよというのを伝えるかって、そういうのをちょっと検討せなあかんということをやっているんです。それをJAMSTECの範疇じゃなくて我々サイド、まさに研究会の対応なんですね。そういうところで、ちょっと正直僕らも行き詰まっていて、というのは気象業務法はやっぱり我々が気象庁の域を超えて出せないという法がありますので、それをクリアする手法がなかなか見当たらないとか、それでまた数字を示すのでも、それをスマートフォンで見せたらそれで反応してもらえるんだろうかとか、第一波は絶対無理だねと、じゃ第二波はいけるよねとか、そういうことでもう試行錯誤がちょっと続いております、正直なところ。そういう段階です。
 次のステップは、じゃそれを行けると、何かしようかとなったときに、今度はそれを、多額な金がやっぱりかかってくるわけですね。それをJAMSTECは研究ですから多分出さないだろうと。そのときに県が出すのかと、ちょっとかなり額がいくだろうと。そのときに、じゃこれを国への要望に持っていくのかと。そのときに国への要望を持っていくなら、明確に、こういう形でというのをもっともっと明らかにしなきゃいかんなと、次のステップはそれやと思っているんですね。今のやつを進める。それをいつまでもやってはいかんと思ってますので、来年度その辺を見切りをつけて、この段階でどういう整理をすると、県が負担してやっていくという整理に持っていくのか、あるいは国への要望に持っていくのかという整理を来年はしたいなと。だから今は一定見えるよねと。それを法をクリアして、どんな見せ方をしたらいいのかというところで、ちょっと行き詰まっていて、そういうのもやっているんです。

〇藤田委員 ありがとうございます。皆目検討がつかなかったものですから、ちょっとお聞きしたんです。大体課題も含めて、よくわかりました。ありがとうございました。
 それと、ちょっと変わるんですが、コンビナートの保安体制の確保のところで、1の2の括弧のところで、過去の事故の教訓も踏まえた保安対策の取組状況も確認をしていくと、チェックをするときにやるということだと思うんですが、これっていうのは何か細かい決め事とか、チェックの項目とか何かそんなことは県として持ってみえるんですか。

〇村田防災監 これまでもこの保安検査等々で事業所にお邪魔したときに、過去の事故事例の水平展開状況については確認をしておるところでございますけれども、今委員がおっしゃったようなマニュアル等は今のところございません。これまでやってきたような状況で、各社における種々の事故事例の展開状況、それでこういう事故があったので、あんたのところはどうしてますかというようなヒアリングをやっておるわけなんですけども、それを進めていくということでございます。

〇藤田委員 法に基づいてやるというのは一つのあれやと思うんですけども、そうすると、そのチェックをする場合もあるし、ない場合もあるということも起こり得るということですか。

〇村田防災監 法的要求事項、そこの保安体制の確保というのは、高圧ガス保安法でいう検査の法的要求事項ではございませんので、各社に応じて毎年度、重点項目を設定するんですけれども、その中で過去の事故の展開状況とかを設定して、来年度の重点事項はまだ決定はしていませんのですが、そういう中で各事業所においての保安活動を確認していきたいと、このように思っています。ですので、法的要求事項だけでなくと書いたのは、そういうことでございます。

〇藤田委員 よくわかりました。
 そうすると、毎年度、過去の事例からチェックすることを県として決めて、そのことについて確認をしていくと、こういう理解でよろしいんですか。

〇村田防災監 ここに過去の事故事例と書きましたけれども、各年度で、例えば外面腐食対策とか種々その年度に確認する事項を決めて確認をしておりますので、そういう中で過去の対策も含めてやっておりますので、そういうのも織り交ぜてやっていきたいということでございます。

〇藤田委員 よろしくお願いをしたいなというふうに思います。
 それともう1点、救急車の適正利用のことを書いていただいておるんですけども、これ実は地元鈴鹿市でもいろいろ大きな課題になっておりまして、ある程度の角度でどんどんどんどん増えている。同時に軽症者の方もかなりの高率でいる。当然一般の患者というのは、状況が起こったときには、これは大変だという判断をされて救急車を呼ばれると思うんですけども、中にはいろんな話も聞いております。適正に使うということは非常に重要だというふうに私も思うんですけども、これを啓発を行うということを書いていただいていますけども、県として具体的にどんなことをやられているのか、ちょっとお教えいただけませんか。

〇濱口副部長 これ啓発等について県の広報紙、9月9日が救急の日ということで、例えば救急医療、そういう週間を利用してとか、そういう時期にあわせてとか、そういうときに広報紙に掲載するとか、あるいは先ほどレッツ防災といいますか、そういう広報番組のお話がありましたけれども、そういう番組の中で働きかけていくということでございます。

〇藤田委員 ありがとうございます。
 あと、例えば県のほうから各市町に対してのそういうことの働きかけというのはやられているのか、どうなんでしょうね。

〇濱口副部長 県内の消防本部ということだと思いますけれども、ですから逆にいえば県内の消防本部でどういう啓発をやられているかというのを私どものほうとしても把握しようとしておりますので、そういう中で適正利用の啓発というのは、またお願いしているところでございます。

〇藤田委員 わかりました。ぜひ各市町もかなり大きな課題というふうに認識されているというふうに思っていますので、何か県全体も含めて対応いただくということも考えていただくことが必要かなというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 以上です。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇舟橋委員 みえ防災・減災センター、できて1年たちましたよね。今、報告受けましたけども、部長としては、総括としてどう評価してみえますか。

〇稲垣部長 総括としては、まず1つは、大学と行政という全然違う組織というか、人種がやっていくのは大変難しいなから始まりました。だけども1年間やってみると、意外と意思疎通もできるところはできるんだなということで、やってやれないことはないなという感覚を今は持っています。
 その中で、餅は餅屋と私言い続けて、大学は大学の持ち味を、県は県の持ち味をと言ってきたんですけども、そこはそうはいってもなかなか出し切れていないなというのは思います。特に調査研究分野、先ほどDONETの話もありましたけれども、ああいった部分になってきますと、例えばほかの研究を含めていいますと、大学はどうしても基礎的研究と私ちょっと言葉使いました。そちらのほうに走りがち、僕らはすぐに成果を求めがちというのは、その辺の折り合いをどうつけるのかなとか、あるいは人材育成についても、彼らは教えるほうに力を入れているけど、私らは使うほうに力入れたいんだけども、その辺の兼ね合いをどうするかとか、そういうとこの難しさは見えてきました。餅は餅屋が、そういう意味ではちょっとまだまだ使い切れていないなという部分ですね。だけどもその辺をクリアしながらやっていけば、やっぱりいろんな違う感覚の違う方面の意見が出せるので、かなり生かしていけるのかなというふうに思っています。
 とりわけ先ほど相談の話がありましたけども、相談なんかは、私ら地域の相談は前から受けていますし、今も受けとるんです。センターとは関係なく受けとるんです。だけども、例えば企業とかっていうと、そういう専門的なやつは、私らはそのノウハウないもんで非常に弱い分野なんですね。そういうところが大学の先生と企業OBとが一緒になってもらって対応してもらうというのは大変ありがたいもんですから、そういった面が随所に出てきているのかなというふうに思っていて、もう少し頑張ればもっといけるの違うかという、そういう感覚を持っていますけども。

〇舟橋委員 殻の中に閉じこもっとったら、三重大学どけて連携とって苦労もあるだろうけども、期待はしたいと思うんです。
 意識とやる気のある人は、先ほどの研修やとか講習を受けられると思いますし、我々みたいな一般の者は、やっぱりセミナーとかシンポジウムというものに期待するところなんですけども、今回こうやって事業を見とると、伊勢湾台風55年で去年はありましたけども、シンポジウムが減ったりしていくようなことはないんですかね、新年度。もうぼちぼちみえ防災・減災センターも新年度の事業計画みたいなの立てていると思うんですけども。

〇稲垣部長 来年度は、平成27年度は東日本大震災発生から5年目というのがありますものですから、そうしたことはちょっと考えておりまして、数が減っていくというのがどれくらいかわかりませんが、今のところは東日本大震災で5年を考えているということです。それぐらいですかね。あとは随所に今までやっていますので、また思いついて、こんなんという企画を出したいと思いますけども。

〇舟橋委員 気になったのは、予算のところで230万円ばかり減額されていますよね。総括をしてこれから頑張っていかなあかんのに、何でここで減らさんならんのか、何の事業で減らすんかなというのが気になったもんで、減らした内容の査定は何だったんですか。

〇稲垣部長 どの部分を減らしてというのは、これ減っていないんですわ。ほとんど同額なんです。ただその中身の内訳は、今ちょっと僕、調査研究を余り言うと、大学の人が聞くと怒るかもしれんけど、調査研究を大分絞り込んでおります。地域支援、企業支援、あの辺を膨らませたい、あるいは情報収集と啓発、あの部分を膨らましたりとしていますもので、中の入り繰りは随分変わっていますけれども、基本的に額的総額は変わっていないです。

〇舟橋委員 あの表だけではちょっと減ったような見方になりましたので、減額されていなかったら結構です。
 最後にアーカイブという単語は、もう一般的な単語なんですかね。最近出てきて、よく多用されていますので、ちょっと違和感を感じたんです。コンテンツとか。

〇日沖次長 これは国あるいは図書館とか博物館、あるいは他の行政の市町、全国的に見て一般的に使われているというところで、なじみが出てきているんかなということで、わかりやすいという意味も含めて、まだ正式の名称というか、この辺というのは中でも検討する必要はあるかもわかりませんけれども、こういう形で使わせていただこうかなということで考えています。

〇舟橋委員 前もわからんと言っていましたので、括弧書きで説明も入れてください、しばらく。
 以上。

〇村林委員長 ほかに御質問はありませんか。

〇藤田委員 済みません、そのアーカイブって日本語に訳すと何になるんですか。

〇日沖次長 記録とか、そういった言葉になると思いますけども。

〇稲垣部長 NHKアーカイブスとかそうですけど、あの辺がポピュラーかと私ども思っていましたので、そんなところでございます。

〇村林委員長 ほかに。

〇石田委員 石油コンビナートの保安体制の確保等が、ちょうどもう4年になるんですが、東日本の大震災を受けて、コンビナート防災計画があったのをちょっと災害と想定をあわせて新しく改正されて、新しい結果を示される、また、去年の1月の三菱マテリアル四日市工場の爆発事故を受けてもあって、自然災害とか、それから人的な事故とか、両方からコンビナート災害を防いでいこうということで修正版が出てくるということですよね。そこで、教育訓練とかずっとフォローアップとか、そういう言葉がずっと出てきて、対策を打つのに人のスキルアップと、もう一つは設備の整備というんですか、ハードをし直さなきゃいけないとかという2種類あるんかなと思うんですけど、そのハード整備については、あれば事業所にこうしていきなさいという指導なんかなと思うんですけども、今の段階で、事業所にこういう災害防止、事故防止の施しをしなさいというのは、想定、今の段階ではあるんですか。

〇村田防災監 今回の防災計画の改正の中でも書かせていただいたんですけれども、危険物タンクの補修というか耐震性の向上についての、これは法的に決まっておるんですけど、それの前倒しをするようにとか、それとか法的に必要である緊急遮断弁は当然のことながら、それ以外の危険物関係の緊急遮断弁の設置を積極的につけていただくという促し、また、高圧ガスタンクのさらなる耐震性の向上への改修、そういうようなのを促すように我々もしておるところでございます。

〇石田委員 それによって事業所の負担は大きくなり過ぎないかなどうかなというのが気になるところなんですが、どう思ってみえるんですか。

〇村田防災監 まず、危険物のほうにつきましては、これは法的に決まっておりますので、それのエンドまでにやっていかなあかんので、それをちょっと前倒しするということで企業にはお願いをしておるところでございます。
 また、高圧ガスの設備の耐震補強につきましては、これは国のほうからの補助金が出ておりまして、これ団体を通じて事業所に直接なんでございますけれども、そういうような形で国のほうも産業というか国土強靭化ですか、そういうことで支援をしておりますので、それを使って事業所も努力をしておるところでございます。

〇石田委員 ありがとうございました。

〇村林委員長 よろしいですか。
 ほかに御質問はありませんか。

                〔「なし」の声あり〕

〇村林委員長 じゃ済みません、1点だけ私から要望させていただきたいと思います。
 救急業務の部分で、医療機関等収容所要時間、この一番高いところ、志摩広域、紀勢広域、ここがいわば私の住んでおる南伊勢町に当たる部分でして、地理的要因があるという御説明でしたけれども、そこで終わらずに、今後の取組方向ということで救急救命士の話もしていただきましたので、特にこういう所要時間の長いところは、こういう救急救命士をしっかり育成するとか、そういうことでぜひフォローしていっていただきたい。また、こういうところの消防署とかでお話を聞きますと、そういう講座に出ている間の、そのときに人員が不足するというようなお話なんかも聞いておりまして、そういうところもぜひ手当てを目配りいただければと御要望させていただきます。
 では、以上で石油コンビナートの保安体制の確保等について、救急業務の現状について及び三重県・三重大学みえ防災・減災センター 平成26年度取組状況についての調査を終わります。

  (7)平成25年度包括外部監査結果に対する対応結果及び平成26年度包括外部監査結果に対する対応方針について

    ①当局から資料に基づき説明(濱口副部長)

    ②質問

〇村林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします。

                〔「なし」の声あり〕

〇村林委員長 では、ないということで、平成25年度包括外部監査結果に対する対応結果及び平成26年度包括外部監査結果に対する対応方針についての調査を終わります。

  (8)その他

〇村林委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。

〇今井委員 ちょっと県の防災対策部としての意見を聞きたいんですけども、副委員長の地元のことで申しわけないんですけども、熊野市有馬町芝園地区のほうで、熊野市として避難タワー、公民館の外づけ階段を平成27年度やろうということで進んどったけども中断になったということを、ちょっとお話聞かせてもらったんですね。この芝園地区というのは三重県が一番最初に津波避難事業のモデル地区に指定して、様々タウンミーティングとかMyまっぷランとか一生懸命やってもらっておる地域で、予定されとった津波避難タワーが中断の方向で今地元議会と行政と話しとるみたいですけども、そのことに関して、県の立場として、そういうモデル地域ですわ、そういったところのそういう津波から命を守る取組の今の状況について、見解がもしあれば聞かせてもらいたいんですけど。

〇稲垣部長 この件は、私ども本当に驚いたというのが実感で、私どもは今日の新聞の2日前、吉熊新聞かな、そちらのほうの状況で初めて知ったんですよ。それで正直驚いたもんですから、私たちとしては、平成23年に出した浸水マップと今回出したやつとで、どっちかというと大きいほうをとって避難体制は最大限でやってほしいというお願いをしていましたので、当然芝園地区はその対象になるという考えでおりまして、Myまっぷランもやってきて気運も高まっている中で、あれっていう感じは正直ありました。平成25年度に私どもが示した直近の浸水想定では、確かに前回よりは引き下がっています。それだけを見ればタワーは要らないということになるのかもしれませんけども、あくまで想定にすぎませんから、いろんな観点から、冒頭申し上げたようなところからいくと、それで安心してもらっては本当はいかんのだと思います。
 ただ、その市にちょっとその日実は問い合わせして、どんな状況って聞いてみたんですけども、なかなか熊野市も困っているというか、正直いろんな事情があるんでしょう、そんな詳細私は聞いていませんけども、あるんだと思います。だから中止ではなくて中断だという言葉を使われたのは、まさにそうだと思います。だから、相当いろんな意味で熟慮されて、ああいうことになっているけども、今もまだ議論されているんだと思っています。だから、そこを私たちが土足で踏み込むような真似をして、どうなっておるんやということは、今はちょっと控えるべきやと思ってますので、熊野市の慎重な判断を静観させていただいているというつもりです。
 だから、そういう判断になったのは、今は残念だという言い方をさせてもらいますけども、だからそれがいかんことやとか、そう言うべきではないと思ってますので、しっかりその辺は考えていただいて、少なくとも私たちとしての希望としては、芝園地区の住民の皆さんが意識が下がらないように、それだけはお願いしたいなというのが、今言える立場です。

〇今井委員 ありがとうございました。
 最後の部長の言葉が僕も大事やと思って、ちょっと聞かせてもらったんですね。
 本当に三重県の中でもモデル的にいろんな取組をやってもらって、住民も一緒になって県の防災対策を進めていく上では、ああいう取組を県内に広めていきたい、そういったモデル的な取組をしてもらっとるとこで、今後どうなるか、これは推移を見守らないといけないんですけども、決して僕も県に土足で踏み入れろと言うんではなくて、やっぱり三重県全体の津波対策、また災害対策を考えたときに、やっぱり今から来年度以降、またしっかりと意識向上を図ろうよというときに、ちょっとこういったことはすごく僕も心配をしていますので、土足で踏み入れやんでもええけども、しっかり状況を見守りながら、必要なときはやっぱり助言なりサポートをしてもらいたいなと思いますので、それだけよろしくお願いします。

〇村林委員長 ほかにいかがですか。

                〔「なし」の声あり〕

〇村林委員長 よろしいですか。
 ないようですので、これで所管事項の調査を終了いたします。

 2 委員間討議

  (1)所管事項調査に関する事項  なし

  (2)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

防災県土整備企業常任委員長   

予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長

村林  聡

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