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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成26年度 委員会会議録 > 平成26年12月10日 総務地域連携常任委員会 予算決算常任委員会総務地域連携分科会 会議録

平成26年12月10日 総務地域連携常任委員会 予算決算常任委員会総務地域連携分科会 会議録

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総務地域連携常任委員会

予算決算常任委員会総務地域連携分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日     平成26年12月10日(水) 自 午前10時1分~至 午前11時33分

会  議  室    301委員会室

出 席 員     9名

             委 員 長   粟野 仁博

             副委員長    下野 幸助

             委    員   長田 隆尚

             委    員   奥野 英介

             委    員   笹井 健司

             委    員   舘   直人

             委    員   前野 和美

             委    員   岩田 隆嘉

             委    員   貝増 吉郎

欠 席 員     なし

出席説明員   

      [地域連携部]

             部  長                                    水谷 一秀

             スポーツ推進局長                             世古   定

             南部地域活性化局長                           森下 幹也

             副部長                                     鈴木 伸幸

             次長(地域支援担当)                            紀平   勉

             スポーツ推進局次長                            村木 輝行

             南部地域活性化局次長兼南部地域活性化推進課長      小野 美治

             地域連携総務課長                             横田 浩一

             参事兼水資源・地域プロジェクト課長                 立花   充

             交通政策課長                               原田 孝夫

             IT推進課長                                 樋口 俊実

             地域支援課長                               大西 宏弥

             市町行財政課長                              西村 高則

             「美し国おこし・三重」推進プロジェクトチーム担当課長      松本 直樹

             スポーツ推進課長                             辻   昭司

             国体準備課長                               辻 日出夫

             東紀州振興課長                              西口   勲

             人権・危機管理監                             川端 康博

                                                          その他関係職員

      [環境生活部]

             参事兼大気・水環境課長                        林   秀樹

      [企業庁]

             水道事業課長                               森   高広

             工業用水道事業課長                           高松   寛

委員会書記

             議  事  課  主査  藤堂 恵生

             企画法務課  主幹  秋山 誠二

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者    なし

傍  聴  者     なし

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(地域連携部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第158号「平成26年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)

 2 所管事項の調査

  (1)平成27年度当初予算要求状況について

Ⅱ 常任委員会(地域連携部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第179号「三重県スポーツ推進条例案」

  (2)議案第203号「三重県立熊野古道センターの指定管理者の指定について」

 2 所管事項の調査

  (1)三重県総合交通ビジョン(最終案)について

  (2)「美し国おこし・三重」県民力拡大プロジェクトについて

  (3)「三重県スポーツ推進計画(仮称)」中間案について

  (4)競技力向上の取組について

  (5)「三重交通G スポーツの杜 伊勢」陸上競技場の改修について

  (6)南部地域活性化プログラムの取組状況及び熊野古道世界遺産登録10周年事業について

  (7)審議会等の審議状況について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 分科会(地域連携部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第158号「平成26年度三重県一般会計補正予算(第5号)」(関係分)

    ①当局から資料に基づき補充説明(なし)

    ②質疑            なし

    ③委員間討議        なし

    ④討論            なし

    ⑤採決     議案第158号(関係分)      挙手(全員)     可決

 2 所管事項の調査

  (1)平成27年度当初予算要求状況について

    ①当局から資料に基づき説明(水谷部長)

    ②質問

〇粟野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇舘委員 スポーツのことで、この後、条例の話とかいろいろな部分が出てきますけれども、来年度予算に向けての考え方の中で、4ページの施策241の学校スポーツと地域スポーツの推進のところで、推進条例、これが制定される、そしてそれに伴って推進計画が出てきます。これはお聞きしたんかもわかりませんけど、もう一回確認の意味も含めて、推進月間での取組ということは、特にその部分について推進計画の中心となるところの部分をしていくんだろうというふうに思いますけれども、それを月間はいつで、どのような形の中で行いながら、全体として県民の皆さんにその醸成を図っていこうとされているのか。ちょっとその部分の取組をお聞きいたしたいのと、スポーツの地域づくり推進事業の中で、スポーツコミッションのことがこれまでずっとありました。それに伴ってクラブチームの派遣等ということも言われていますけれども、まず平成26年度の状況がどうやったんだ、それをもとに27年度どうするのか、説明を聞きたいと思います。
 次に施策242の競技スポーツの推進ですけれども、今度は新たに中学校の運動部について、その強化指定を行おうと。その思いと、現在、高等学校についてやっていますけれども、これの拡充はということで、一番大事な部分やと思うんですよね。ちょっとそこら辺の考え方をお聞きしたいなというのと、鈴鹿スポーツガーデン、ここで今、部長のほうからも水泳場のことを言われました。これも前からギャラリースタンドが今は半面だけで、北側になっているというような部分があって、実際それだけでは観覧席が不足する部分もあるんではないかなというお話も今まであったように思うんですけれども、このことについてちょっと全体的にお答えいただきたいと思います。

〇世古局長 まず、スポーツ推進月間のほうからお答えさせていただきます。
 三重県スポーツ推進条例案のほうでもスポーツ推進月間を設けてしていきますというふうなことを規定させていただいています。それで、スポーツ推進月間につきましては、今回の議会で条例をお認めいただければ、平成27年4月1日からの施行を考えております。
 スポーツ推進月間につきましては、いつが一番県民にとってふさわしいのかというふうなところで、今、私どものほうで検討、議論をさせていただいておりまして、まだいつからかというのは決まっておりません。御存じのように、今インターハイでありますとか、国体でありますとか、そういったビッグイベントを控える中で、昨年からみえのスポーツフォーラムというものを実施させてもらっています。そういった大規模イベントに向けて、県民の方々でスポーツをもっと盛り上げていこうというふうなことで、スポーツの関係する表彰も踏まえながら、そういったものをさせてもらっております。
 去年と今年と2回させてもらいましたけれども、そういったことも踏まえながら、スポーツ推進月間で県民の方へのPRについては、実行委員会方式のようなものをとりながら、スポーツフォーラムを少し拡大版にしたような、そんな形でもってビッグイベントに向けて県の中で県民の方々と一緒に盛り上げていければなというふうな思いがしております。今はまだ検討させてもらっているところでございます。
 それから、スポーツコミッションにつきましては、これは現在、各市町のほうにスポーツを通して地域の活性化をしていきましょうというふうなことで、今、例えば今年ですと大台町なんかが、あそこはもともと三瀬谷ダムで三重国体のときにボート競技をやりましたけども、そういったことを通して複数の市町のほうで、取組をさせてもらっております。これはそういうことをきっかけに、スポーツを通して地域の活性化に向けて、そういう動きを誘発していこうというふうなところで、例えば大台町なんかは、水上カーニバルのような形でもうかなり動いておりますし、いろんな形でそういう取組を進めております。そういうきっかけづくりをさせてもらえればなというふうなことで、来年度に向けてはまた違う、これまでにないような市町に向けて促しながら、コミッションのほうを進めてもらえればなというふうに思っております。
 それから、中学校と高等学校の強化指定の関係ですけれども、中学校は今年から4校させてもらっております。それで、来年に向けては予算要求の段階では中学校体育連盟のほうとも連携もしながら、中学校体育連盟大会に参加しております16競技、これに向けてさせてもらおうと思っておりますし、高校も現在54部ほど指定をさせてもらっておりますけども、これは来年に向けまして、これも高等学校体育連盟のほうとも連携もしながら、70部ぐらい要求させてもらえればなというふうなことで、中学も高校も中学校体育連盟、高等学校体育連盟との連携、地元の教育委員会との連携の中で拡大をさせてもらえればなというふうに考えております。
 それから、鈴鹿スポーツガーデンのほうの施設整備につきましては、今、委員がおっしゃられましたように、そういった御要望もございます。ただ、必要性、緊急性の中で、どちらかといいますと、それ以外にも緊急的に取り組まなければならない、例えばプールの壁にひびが入っているとか、取れてきているとか、そういったもう緊急的にやらなければならない、優先順位的にそちらを優先させていただこうというふうなことで、なかなかギャラリーのほうまで少し厳しい財政の中で手が回らないという現状でございまして、その辺どういうふうにしていくかというのは、まだこれから今後の課題ではございますけれども、ひとつ御理解いただければと思います。

〇舘委員 まずスポーツ推進月間の話ですけれども、例えばほかの事業でも何とか月間といって、だんと集中してくるのは仕方がない部分があって、特に年間通じれば、この時期がというのは大体決まってくるんかなというふうに思います。いろいろなものがあってもいいんですけれども、やはり一つの方向が大きな目的があるわけで、そこら辺ちょっと上手なというか、いろいろな御意見を聞いていただきながら設定していただいて、言われたように4月1日から施行されるわけですので、それが先になるのか、いつになるかわかりませんけれども、この条例ができたこと、そして推進計画に基づいてその目的に向かってやるんだということを早く打ち出していただきたいなと。月間等の調整もしながら、そのように思います。
 そして、スポーツコミッションの関係も、これ、今言われたように地域の活性化ということで、今、条例案の中で、例えば前文の中でも、またこれまでの議論の中でも、スポーツはそれだけではなくて、する人、見る人、また支える人、そして人、物、金があって、そういうことも含めながら、やはり地域づくりにもということがあるわけで、全体的な推進計画の醸成を図るとともに、このことについても各市町、県全体で地域づくりに向けての方向もあるんだということの方向づけを示してほしいなというふうに思います。
 次が競技スポーツの関係で、中学校、今4校と言われましたけど、その種目、競技、大体どんなもんがあるんかなという、もうちょっと具体的なことをお聞かせいただきたいのと、鈴鹿スポーツガーデン等々。これは鈴鹿スポーツガーデンが今特に名前が挙がっていますけども、施設整備で緊急性等々はよくわかります。優先順位をつけていかなければ、全てできるわけではないけれども、それによって余計中途半端な計画になって、本来これも必要やったのに、優先順位が外れていってという部分が多くほかの事業でも見られるのかなと思いますので、全体的に何が必要なんだ、この今それの緊急性があって、それはするけれども、全体的に何が必要なんだということは、はっきりと計画というか、目的というか、それを持って取り組むべきやというふうに思いますので、その点特に考慮していただきながら、その事業を進めてほしいなと。
 特に、鈴鹿スポーツガーデンのギャラリーについては、あれだけのプール自身はもう指定がされるというか、それだけのすばらしい施設になっていて、それが今後もっと大規模なことにも使えるのに、そのギャラリーの部分で使えなくなったというようなことがあるのでは、大変もう惜しいというか、もったいない話ですので、そんな全体のことの計画も含めながら事業着手というか、事業の推進は考えてほしいなと、このようにこれは要望しておきます。

〇世古局長 先ほどの中学校の強化指定ですけど、4校ですけども、具体的には紀宝町の矢渕中学校がソフトテニス部です。それから、度会中学校、これはソフトボール部です。これは女子です。先ほどの紀宝町も女子です。それから、多気郡多気町松阪市学校組合立の多気中学校、ここが陸上競技部で、これは男女です。それから、久居中学校、これが柔道部で男子というふうなことで、今4校させてもらっております。
 それから、先ほどの鈴鹿スポーツガーデンですけれども、委員がおっしゃられましたように、なかなかあれほどのプール、それから飛び込みも入れて、ああいう大規模施設は、他県にも自慢できるぐらいの施設だというふうに思っております。ただ、できて20年近く経過している中で、経年劣化等もございまして、委員がおっしゃられたようなギャラリーというものの必要性も十分私ども認識はしているところでございますけれども、これから国体に向けて、どういったものを優先的に緊急性なんかも加味しながらさせていただくのかということは、きちっとしていかなければいけないなというふうには思っております。ただ、非常に財政が厳しいということでよろしくお願いします。

〇舘委員 わかりました。
 先ほどの中学校のことについても、インターハイもそうですし、そしてまたオリンピックも、国体もあるわけで、これから高校生だけではなくて、中学生まで裾野を広げていただいたのは本当にいいことだなと思います。全体的なものの見方をしながらも、その拡充も今回、高等学校もしていただくように、中学校のほうも今後拡充も含めた、そんな考え方で進んでいただきたいと思いますし、施設の話、本当に三重県が野球もサッカーも全国的にも公式戦であったり、そういうふうなものができない部分の中で、水泳は唯一全国にも誇れるところやなというふうに思っていますので、そんな全体的なことも考えながら、せっかくあるもんですので、もったいない、せっかくあるのに使えない、大規模では使えないようなことにならないように、そんな方策も進めていただきたいなと。予算的なこと、事業費がかかることはよくわかりますし、ほかの整備も進めていかなければならないこともわかりますけれども、その点は肝を据えて進めていただきたいなというふうに思います。

〇粟野委員長 ほかにございませんでしょうか。

〇貝増委員 施策253の「美し国おこし・三重」は、やっと一段落をされたわけですけども、議会のほうでも本会議や総括質疑で賛否両論を交えたいろんな質疑がありました。これで現実に終わるわけですけども、じゃこの後、予算は当然ないですが、県が引っ張り上げたこの事業に対して、あと市町に対してどのようなフォローをこれから県はとっていくのかと。金庫はなくても、例えば資料を渡しながら、アドバイスをしながら、今まで立ち上がっていただいた数々の団体に対する地域でそれをやっていただくための手段、施策、方策、その辺はどのように考えているのか、お答えいただきたいです。

〇水谷部長 「美し国おこし・三重」につきましては、本会議でも答弁していますように、地域づくりとは、その対象とか手法、いろいろ異なりますが、いずれも自ら地域をよくするために、その地域に生活する人々が主体的主役として取り組まれるものというふうに私どもまず前提がございまして、県では平成21年からスタートした「美し国おこし・三重」によって、地域づくりの担い手の掘り起こしとか、地域づくりの人材育成、パートナーグループの皆さんの活動の基盤づくりにこれまで取り組んできて、個々の活動が「美し国おこし・三重」の終了後も自立して持続していけるような取組を進めてきております。こういった取組の結果、これまでも県内各地で元気な地域づくりをパートナーグループの方が自ら行うなど、所期の目的に対しまして一定の成果を得たものと私どもは考えております。
 今後でございますが、これにつきましては私どもも当初からの目的どおり、今後は地域の皆様が、パートナーグループをはじめそれぞれの方が、主役として自立的、自発的に地域づくり活動に取り組んでいただくことを期待しております。
 県は今後何をするかということでございますが、パートナーグループの登録は、「美し国おこし・三重」の終了に伴い、終了いたしますが、並行して地域連携部が所管しております、みえ地域づくり団体交流会議というような会議がございますので、そちらへ登録していただくことで積極的に地域づくりに役立つ情報の提供とか、また団体の活動などをホームページ中心でございますが、情報発信を行ってサポートをしていきたいと。
 また、パートナーグループの活動につきましても、「美し国おこし・三重」の最終の取りまとめをさせていただいて、そういった活動の実績とか、団体の情報も積極的に出していきたいということで、それぞれ市町をはじめ、県庁内の各部局へもそういった情報提供を出して支援をしていきたいと思っております。

〇貝増委員 県内29の市町の中で、じゃ一体幾つの市町が、そのパートナーグループ、県でやっていただいたやつを我が町、我が市の分は我々で預かり、管理し、そして継続というか、サポートしていきますというのは、行政単位でどのぐらいの数があるんですかね。

〇紀平次長 今、29市町ございます。この「美し国おこし・三重」の取組事業、いろいろ始まったときには、県と市町の連携が余りよくないという話もありましたけども、この6年間でかなり盛り上がりが起こってきております。それで、いろいろパートナーグループの方々の活動についても市町の方々が参加していただいたりということで、引き継ぐ、引き継がないという話はまた別なんですけども、全29市町の方々はパートナーグループを、一応御認識をいただいて、一緒にやっていただいたという認識は持っております。

〇貝増委員 本来は引き継ぎがあって当たり前と思ったんですけどもね。これは県がつくったイベントですから、イベント終了とともに県のほうはそういった形でパーツの中に組み込んで、サポートはしていくけども、能動的な動きはないということで、それはよろしいんですよね。

〇紀平次長 済みません、ちょっと説明が申しわけございませんでした。
 ちょっと細かく説明しますと、「美し国おこし・三重」事業、さっき部長が説明しましたように、地域の担い手づくりを県がやってきたと。来年度以降どうするのかというと、そのパートナーグループの方々が主役となって活躍をしていただくと。ただ、そのままどうぞというわけには、やっぱり何らかサポートをしていかないと、ちょっと空中分解する部分もございますので、県は何をするかというと、やっぱりお互いを知る、パートナーグループの方々同士が知り合う、あるいは県が知る、市町の方々がパートナーグループの方々を知るということをまずやっていきたいと思っております。
 それは何をするかというと、情報発信ということで、ホームページのほうに各パートナーグループの名前とか連絡先とか、どんなことをしているといった、その情報を載せましょうと。それからあと、パートナー図鑑といいまして、こういうのをつくって、ちょっとお配りさせていただいたと思うんですけど、これ地域別、施策別、どんな取組、例えば健康づくりとか、地域おこしとか、いろんな分野別で索引できるような、こんな冊子もつくっておりまして、こんな情報は各市町、あるいは県庁全体にも配布させていただいて活用できるような、そんな工夫はしていきたいと思っております。
 それから、お互いがつながるということで、個々で活躍していただくのもいいんですけど、やっぱり団体同士がつながって、手を取り合って活動していただく、そういうことも必要でございますので、年1回ではございますけども、さっきのみえ地域づくり団体交流会議に登録していただいた団体の方々が集まっていただいて、研修をしていただいて、交流をできるような、そんな機会は設けていきたいと思っております。
 それから、そういったことによりましてお互いに知り合ってつながって活動、あるいはエリアが広がるとか、活動の内容が広がるとか、分野が広がるとか、そういったことを期待していきたいなというふうに思っておりますので、県は市町に情報発信しながら、市町と役割分担をしながら側面的なサポートをしていきたいというふうに考えております。

〇貝増委員 今の話を聞いていますと、終わってもこれからサポートは県の能動的な主催のもとにやっていくというふうに聞こえたんですけども、一応閉めたんですから、市町29のうち、何市町かの主催で、県はあくまでこれからはサポート、後援のほうに回るべきじゃないんですかね。

〇紀平次長 今、市町の方々ともお話をさせていただきまして、一応情報提供はさせていただきますと。場もありますけども、中身の企画とか、運営については、市町の方に入っていただいて、主体的にやっていただきたいなということで、今お話をさせていただいております。具体的にある市の方々も、こんな場ぐらいは、やっぱり全県的に集まるというのは市単位では難しいので、それは県でお願いしますよということでお話を聞いておりますので、全県的な1回の集まりぐらいは何か考えて、そこで何をするかというのは市町の方々とお話をして、むしろ市町の方々がいろいろノウハウを持ってみえますので、そういった方々が主体的にちょっと企画していただくなり、そんな工夫をしながらやっていきたいなと。あくまでも「美し国おこし・三重」事業は終わっておりますので、地域づくりの方々について県はもう一歩引いた形で情報発信ということで、情報提供という、そういうスタンスでこれからはやっていきたいというふうに考えております。

〇貝増委員 それでいいと思います。あくまで立ち位置を間違えないように、そして侵さないようにという考えで応援は応援としてやったってください。

〇粟野委員長 ほかにございませんか。

〇奥野委員 大仏山、今日は西場議員がおられんもんでかわりに。3億3000万円ということは土地開発公社からの買い上げがほとんどなんかな、今年に関しては。

〇立花課長 内訳を御説明しますと、購入費と移転登記とか鑑定費を合わせまして2億5770万3000円です。あと、これは一応、費用については簿価で載せていますので、もう一度鑑定をとって買うことになりますので、若干下がってくるかなとは思っていますけども。
 それとあと、散策路等工事、進入路のちょっと歩道をつけたりとか、そういう工事費で今上げさせていただいておるのが7484万8000円、あと管理費が70万円ぐらいというふうな形で、ほとんど委員がおっしゃるとおり、公社所有地の県有地化の費用が占めるということになってございます。

〇奥野委員 ありがとう。結構です。
 もう一点だけ。熊野古道活用促進事業が3300万円、新規事業なんですけど、これあとの説明で入るんかな。常任委員会の中で出てくるんかな。熊野古道世界遺産登録10周年の部分がこの16ページの12番の熊野古道活用促進事業なんかな。3300万円は。

〇西口課長 熊野古道につきましては、今年10周年ということで、平成26年度は積んでございますけれども、来年度は10周年当然終わりますので、熊野古道を活用した利用促進、それから地域への交流人口の増加、そういったところに向けて3300万円余り今要求をさせていただいているところです。

〇奥野委員 これ新規事業やね。
 これは基金じゃなくて、別に使うということなんかな。

〇西口課長 この部分につきましては基金事業ではございません。

〇奥野委員 ありがとう。

〇粟野委員長 ほかにございませんか。

                〔「なし」の声あり〕

〇粟野委員長 なければ、これで地域連携部関係の平成27年度当初予算要求状況についての調査を終了いたします。

 3 委員間討議

  (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

Ⅱ 常任委員会(地域連携部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第179号「三重県スポーツ推進条例案」

  (2)議案第203号「三重県立熊野古道センターの指定管理者の指定について」

    ①当局から資料に基づき補充説明(村木次長、小野次長)

    ②質疑             なし

    ③委員間討議        なし

    ④討論             なし

    ⑤採決     議案第179号      挙手(全員)     可決

              議案第203号      挙手(全員)     可決

 2 所管事項の調査

  (1)三重県総合交通ビジョン(最終案)について

  (2)「美し国おこし・三重」県民力拡大プロジェクトについて

    ①当局から資料に基づき説明(鈴木副部長、紀平次長)

    ②質問            なし

  (3)「三重県スポーツ推進計画(仮称)」中間案について

  (4)競技力向上の取組について

  (5)「三重交通G スポーツの杜 伊勢」陸上競技場の改修について

    ①当局から資料に基づき説明(村木次長)

    ②質問

〇粟野委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇舘委員 推進計画、これ見せていただくと本当に細かに今までの議論のことも、経過も含めながら書いていただいてあるなというふうに思いましたが、その中での取組方向の29、30ページのところの目標の設定なんですけど、例えば競技力の向上の数値目標なんですよね、これは。それは国民体育大会の男女の総合成績なんですということですが、このことは今も説明がありましたけども、次の31ページの4つ目で競技力向上の取組の中で、国体についての課題、大きく3つ出していただいてあって、団体種目だったり、成年女子、そしていろいろなことがあって、これをクリアできれば総合順位は上がるんですよねという考え方やというふうに思うんですよね。
 その中で、県としての全体スポーツの推進をしていく中での競技力の向上は国体だけじゃないと思うんですよ。その1つの大会だけでこの数値目標を上げて評価できるもんではないんだろうというふうに私は思いますので、国体のときに、例えばいろいろな形の諸条件があって、うまくいかなかった部分があったとしても、そのほかの、今でもそうですよね。国体だけではない、いろいろな大会の中でインターハイ行って頑張っている、また中学校体育連盟大会もそう、ほかの大会でも頑張っていることが競技力向上を目指していったその成果としてあらわれているかもわからんのに、ここだけで国体だけにするのはいかがなものかなと、こういうふうな疑問を持ちますことについて、どうお考えなのかなと。
 そしてもう一つ、障がい者スポーツの関係ですけども、これもスポーツ大会の参加者の数でその数値目標を定めようとされて見えますけれども、健常者の場合はそうですが、特に障がいをお持ちの方々がそのスポーツの推進をしていくのに、その施設をどれだけ利用しやすいかというのが大きなまたその成果を上げる課題になってくるんだろう。バリアフリーであったり、施設が使いやすくなることも大きな視点ではないんかなということについて、参加者も必要ですけれども、そのことについても再考する必要があるんではないかなと感じました。
 そして、次が6番の施設の整備であります。これも施設の年間利用者数、本当にそれだけでこのスポーツの推進計画自身に利用者数だけでいいんだろうか。先ほど、プールについてはかなり全国でも有数なプールであってということがあるし、ちょっと言いかけましたけれども、プロ野球の公式戦であったり、Jリーグの試合ができないことも、このスポーツ推進には大きなインパクトが足らない部分も施設整備の中であろうというふうに思うので、これも例えば推進計画の中で、今まで施設の整備をしようとするときには、例えば鈴鹿スポーツガーデンをやるからということでの計画を見直して、そこへ上げてきた経過もありますけれど、今回この国体、インターハイもそうですけど、大きな全国大会、ビッグイベントの国体を目指すのには、こんな施設が本当は必要なんですよね、というのが目標ですよね。それに向かっていって今どんだけできているのというのが、一番わかりやすい数値目標になってくるのかなというふうな思いはしますけれども、そんなんと関連していって、この年間利用者数だけでは、数値目標ははかれない部分があるんではないかなと、このように思いますけれども、いかがでしょうかというのが1つ目です。
 競技力の向上の中で、今後の取組の(3)の成年選手の中でありますけれども、企業開拓等によって受け入れ先を決めるということがあります。競技力向上といったときの前回の国体を見ても、県職員の方々、教員の方も含めてですけれども、そこでの選手として活躍をいただいた、またその方々が指導者になってすばらしい成績を上げてみえたということもあるわけで、県庁としての考え方というか、県としての示すべき方向性もあるんではないかな。それについてお伺いしたい。
 それと、陸上競技場の全体的な課題等々はわかりましたけれども、果たしてそんなんやったら、これどんなもんに最終的になるのと。私どもも長崎県の施設を視察調査してきました。その中で芝生等々への雨水の利用、これもいろいろ問題があるんですよねと。ろ過しないとどうしてもその機器が壊れるとか、いろいろなことがあったり、またスタンドの中での放送の設備であったり、いろいろな課題も聞かされてきたところであります。
 そして、陸上競技場を見せていただいて、説明もいただいてという状況も踏まえていったときに、それやったら果たして三重県のこの陸上競技場は、メーンの競技場となるわけで、そこの将来というか、最後はこんなもんを目指しておんのやというのが、まだそこから見えてこない部分があります。全体的なスケジュールはそうですけれども、例えばそういうところの全体的な状況はいつごろ示していただけるとか、各競技団体等々が思われてみえるところ、しかしそこまで行けない、県としてここでしか仕方がないという部分があるんでしょうけれども、全体的な本当に県のメーンの競技場を、今つくれば全国で一番新しい施設というふうに考えていったときに、どこまでなるんかなということが見えてこないので、ちょっとその辺、御回答いただけたらなと思います。

〇村木次長 まず、推進計画の中の数値目標の件でございます。
 1点目の競技力の向上の数値目標が国体の順位でいかがかというふうなことかと思いますが、まず競技力向上のそもそも指標になるべきものとしては、国体が全てでないということは我々も十分承知をしておるところでございます。中学校から大人に至るまで、広くやはりそこは競技力というのは考えていかなくてはならないし、これにつきましてはやはり今、国体、国体と、こう国体を目指しているわけでございますが、平成33年国体が終わった後も、やはりそこについては外せないもんであろうなというふうに考えております。
 そんな中ではございますが、総合的にわかりやすく順位が出るというのは、今いろいろ探してみますと、国体がやはり、言い方はあれですけれども、はっきりと出てくるというところはございますので、我々としましてはそこを一つの指標として、目標数値に設定をさせていただいておるというところでございます。
 2つ目の障がい者スポーツのところでございますが、ここにつきましては所管をいたしておりますのが健康福祉部でございますので、ただいまいただいた御意見も健康福祉部にもお伝えをさせていただいて、今後、ここは議論になっていくのかなというふうに思います。
 あわせて、その施設整備につきましても、おっしゃられたように整備と利用者数との関係はいかがなものかというふうなことかと思いますが、こういったところにつきましても、実は今後、審議会であるとか、いろいろなところでいろいろ御意見をいただきながら、最終的にこの数値目標の設定につきましては議論をしていきたいと考えておりますので、今後またいろいろとそういった意見も反映をさせていただいてというふうに考えております。
 2点目の競技力向上の企業開拓の県の考え方はどうなんだということでございますが、確かに国体というのは一過性に終わらせずに、そうしたいろいろなものが財産として残っていくということが必要なのかなというふうに考えておりますので、今、企業でというふうなことは御説明をさせていただきましたけれども、他県の状況を見ますと、広くそこは企業だけじゃなく、いろんな形で受け入れを考えておるところもございますので、そういったことも参考にしながら、今後は議論をしていくのかなというふうに考えております。
 それと、競技場の最終の形でございますが、今年の長崎県の競技場も改修をされて、非常に立派な競技場で、私も国体では行かせていただいておりますけども、現在の我々の計画といたしましては、メーンスタンドは建てかえて、そして屋根をかけて、バックスタンド、サイドスタンドは大きくは手を入れないと、そういう計画でございます。現在、設計の業者が決まりまして、基本設計に入っておるところでございますので、またそうしたものが上がってきましたら、いろいろお示しもさせていただくことになるのかなというふうに思いますが、限られた予算の中でございますし、現下の社会状況もございますので、我々としてもできるだけいいものはと、こう考えておりますが、そういった制約の中でということになろうかなというふうに考えておるところでございます。

〇舘委員 競技力の数値目標にしても、はっきり言えるのはインターハイとか、全国中学校体育大会とか、そんなこともあるわけで、国体があればその下にその部分も挙げておくとか、いろいろな形のものとして競技力をこういうふうに努力しておることが見えるように、それこそ私どもが見ているだけではなくて、県民の皆さんにそれが理解いただけるのは、いろいろな指標というか、結果の数字を数値として示したほうがわかりやすい、御理解もいただきやすいというふうに思いますのでお願いしたいと思います。
 障がい者のスポーツについても、健康福祉部と連携、うちはああ、障がい者は健康福祉部へというふうなことじゃなくて、ぐあいよく連携を図っていただきたいのと、やはり施設があって、それでそこへ本当にアスリートが来てプロも含めてですけれども、それを見て感動していくというのも大きなところで、プロ野球、Jリーグ含めて、いろいろな大会ができていくことが一番必要なんだろうというふうに思いますので、そんな思いも参考にして、その審議会等々の議論を深めていってほしいなと思います。
 県のことを言いましたけれども、いろいろな形の中で、今言われたように財産を残してきてもいるし、食い尽して利息も何もなくなって、元金もなくなるようなことではあきませんので、多様な考え方、柔軟な考え方でこれを進めてほしいなと思います。
 それで、施設のほうですけど、本当に、例えば雨水の利用で言ったことは辻課長も言われたけれども、そんなこともあったりいろいろなことが出てくるんやと思います。自分たちもあそこを見て、え、こんなんあるのというふうなこともいろいろ感じてきたこともありますし、当然競技をされる人はもっといろいろ思ってみえるかもわかりませんので、またそこら辺の部分も詳細に提示をいただくとなあと、このように思います。

〇粟野委員長 ほかございませんか。

〇長田委員 三重県スポーツ推進条例案と三重県スポーツ推進計画(仮称)中間案の整合性のことをお伺いしたいんですが、今回、条例案の中で最終案から議案にかけて第10条から第15条にかけてタイトルがいろいろ変わっておるんですが、計画案の中、これ古いほうのままなんですけど、これは違っておってもいいんですか。
 例えば第10条の子どもの体力向上とスポーツの活動の充実が、子どもの体力の向上及びスポーツになるわけですね。それが8ページのところでいくと、推進計画の中間案ですが、古いほうのままのタイトルになっておるんですが、その辺のところはどうなんですか。

〇村木次長 御指摘いただきました件につきましては、申しわけございません。ちょっと中で再整理をさせていただいて、最終案にはきちんとしたものをまた提出させていただきたいと思います。

〇粟野委員長 ほかにございませんでしょうか。

                〔「なし」の声あり〕

〇粟野委員長 なければ、「三重県スポーツ推進計画(仮称)」中間案についてから、「三重交通G スポーツの杜 伊勢」陸上競技場の改修についてまでの調査を終わります。

  (6)南部地域活性化プログラムの取組状況及び熊野古道世界遺産登録10周年事業について

    ①当局から資料に基づき説明(小野次長)

    ②質問            なし

  (7)審議会等の審議状況について

    ①当局から資料に基づき説明(小野次長、紀平次長、村木次長)

    ②質問            なし

 3 委員間討議 

  (1)所管事項調査に関する事項  なし

  (2)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

総務地域連携常任委員長

予算決算常任委員会総務地域連携分科会委員長

粟野 仁博

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