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2016年主要国首脳会議の三重県開催を求める決議
主要国首脳会議(サミット)は、世界の主要国の首脳が毎年、国際的な政治、経済問題について議論をする重要な会議であり、現在では、地球環境問題や平和問題など国際社会が直面する多種多様なテーマを話し合う場として、その重要性はますます高まっている。
2016年のサミットは我が国での開催が予定されており、現在、政府において開催地の選定作業が進められている。
こうした中、本県は、伊勢志摩地域でのサミットの開催を目指し、地元の市町、経済団体等とともに「2016年みえ伊勢志摩サミット誘致推進協議会」を設立し、官民一体となって誘致に向けた取組を強力に推進している。
伊勢志摩地域は、戦後初の国立公園として2016年に指定70周年を迎える「伊勢志摩国立公園」を有する海洋リゾート地であり、日本人の心のふるさとである「伊勢神宮」など日本を代表する観光資源と歴史・伝統文化に恵まれている。大自然の保全と活用など「環境と経済の両立」、参拝客のおもてなしなどを通じ多様な価値観を受け入れる「寛容な共生社会」などのメッセージ性を有する地域として、国際社会が直面するテーマを議論することに適しているほか、警備上の優位性とこれまでの国内外の要人警護の豊富な経験を有しており、各国の首脳を迎えるのにふさわしい条件が調っている。また、同地域での開催は、政府が進める地方創生の理念とも合致し、そのシンボル的な存在にもなる。
「みえ伊勢志摩サミット」が実現すれば、本県が有する最先端のものづくりの技術集積や海女、忍者、食の宝庫など「クールジャパン」の魅力を国内外に発信する絶好の機会ともなり、多大な経済効果が見込まれることなどから、本県にとって大きな意義を有するものである。
よって、本県議会は、2016年主要国首脳会議の本県における開催を強く要望する。
以上、決議する。
平成27年3月17日
三 重 県 議 会