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平成26年7月14日 予算決算常任委員会 会議録

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予算決算常任委員会

会 議 録

(開会中)

 

開催年月日     平成26年7月14日(月) 自 午前10時2分~至 午前11時9分

会  議  室    全員協議会室

出 席      49名

             委 員 長   稲垣 昭義

             副委員長    中森 博文

             委   員      下野 幸助  田中 智也  藤根 正典

                       小島 智子  彦坂 公之   粟野 仁博

                       石田 成生  大久保孝栄  東    豊

                        中西   勇  濱井 初男  吉川   新

                       長田 隆尚  津村   衛  森野 真治

                       水谷 正美  杉本 熊野  中村欣一郎

                       小野 欽市  村林   聡  小林 正人

                       中川 康洋  今井 智広  藤田 宜三

                       奥野 英介  後藤 健一  辻 三千宣

                       笹井 健司  北川 裕之  舘   直人  

                       服部 富男  津田 健児  中嶋 年規  

                       青木 謙順  前野 和美  水谷   隆  

                       日沖 正信  前田 剛志  舟橋 裕幸  

                       三谷 哲央  中村 進一  岩田 隆嘉  

                       貝増 吉郎  山本    勝  山本 教和  

                       西場 信行  中川 正美

欠 席      なし

出席説明員    出席を求めず

委員会書記

             議  事  課  班 長  上野   勉

             議  事  課  主 幹  坂井   哲

             企画法務課  主 幹  中瀬 元浩

             企画法務課  主 査  新開 祐史

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者     1名

傍  聴  者      1名

議題及び協議事項

 1 所管事項の調査

  (1)「平成26年版成果レポート」について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

 1 所管事項の調査

  (1)「平成26年版成果レポート」について

    ①各行政部門別常任委員長からの説明

(津田戦略企画雇用経済常任委員長、小野環境生活農林水産常任委員長、濱井健康福祉病院常任委員長、村林防災県土整備企業常任委員長、吉川教育警察常任委員長、粟野総務地域連携常任委員長)

    ②各行政部門別常任委員長からの説明に対する質疑

〇稲垣委員長 続いて、質疑に入ります。
 各委員長への質疑は、委員会で行われた調査の経過と結果をもとに、予算決算の観点から本委員会として知事に申し入れるべき事項についての議論を深めることを目的に行うことといたしますので、質疑は委員会で議論のあった事項にとどめていただきますようお願いいたします。
 それでは、御質疑のある方はお願いいたします。

〇杉本委員 答弁内容のことを質問させてもらっていいですか。

〇稲垣委員長 この項目に関わることであれば。

〇杉本委員 はい。15ページの学力向上の所の3つ目なんですけれども、3つ目の一番下の「そのため」というところ以下の執行部の答弁の中身がよくわからないので、もし委員長のほうでわかっているようでしたら教えてほしいんですが、「そのため、県教育委員会としましては、土曜日等を活用した授業や補充学習等を支援することで」ということで……。

〇稲垣委員長 杉本委員、場所をもう一度、わかりやすく言ってもらえますか。

〇杉本委員 15ページの学力向上の3つの項目の3つ目です。答弁のところの2段落目の「そのための」というところ以下で、答弁の内容が少しわかりにくいので、わかったら教えていただきたいんです。
 土曜授業や補修事業等を県教育委員会として支援するというふうになっているんですが、支援の内容というのがどういうことなのかがわからないのと、その後の段落で、この答弁でいいのかなと思うのですけど、「子どもたちがきめ細かな指導を受けられるようにするなど、より豊かな教育環境の提供を小中学校へ働きかけてまいります。」ということなんですけど、よりきめ細かな指導を受けられるようにする教育環境の提供は、小中学校というより、私は教育委員会なんじゃないかなと思うんです。よりきめ細かな指導が受けられる教育環境の提供は教育委員会が教育行政として、例えば人を増やすとか、なんか他の方法もあるかもわかりませんけれども、そういうことを提供するのは教育委員会であって、小中学校へ働きかけてまいりたいという文末が少しこれでいいのかなと思えます。この答弁でいいのかなというのがちょっと気になります。

〇吉川教育警察常任委員長 子どもたちの学力の向上について、委員のほうからは学校外も含めてきめ細かくやっていかなくてはいけないんじゃないか、落ちこぼれと言ってはおかしいんですが、家庭環境も含めて大変な子どももいるんで、そこら辺をきめ細かくしてくださいという御指摘がありました。そういった中で教育委員会からは、この答弁にありますように、土曜日の授業も含めて、あるいは先生方個人個人での対応も含めてやっていくという回答があったわけですが、組織の人員等についてはあまり言及はありませんでしたが、現場の先生方の御負担等に関する若干の不安も言われたかと思いますが、明確に増強していくということまで至っておりませんでした。
 その結果がこの報告の表現になっているわけでございます。

〇杉本委員 特に教育環境の提供というか、教育活動の推進とか教育実践の推進というんやったら、学校へというのならわかるんだけど、教育環境の提供と言われると、そこは行政の仕事じゃないかなというふうに読み取れてしまうので、これでいいのかなとちょっと気になるのと、あとは土曜日授業や補修授業への支援って教育委員会としてどんな支援を考えていらっしゃるのかなというのがちょっと。この文脈だと、教育委員会が土曜日授業や補修学習に支援するというふうに私は読みとってしまうので、どんな支援策があるのかなと。あるようには私は今のところ把握してはいないので、この文章でいいのかなというのがちょっと。現状とこの文章が食い違っていないのかということが、気にかかってます。

〇吉川教育警察常任委員長 社会のいろいろな方々がサポートに入るとか、定性的な言葉はたくさん説明がされました。それから、土曜授業以外の活動もいろいろ言及されました。それら全体を捕えて教育環境というふうに表現してみえるのだと思いますが、委員御指摘の御懸念につきましては、今後も教育委員会に明確に聞いてまいりたいと思います。

〇中西委員 農林関係でちょっと確認です。
 施策番号313のところで、これでいくと7ページ。「本県林業の担い手確保につなげてまいります。」というところと、「間伐実施面積の増加に向けて、施業の集約化や搬出間伐の低コスト化」というところなんですけど、この成果レポートの目標値からいくと間伐面積は極端に悪いわけですね。そういった部分を今後どういうふうにというような、今後に向けての話があったのかどうか、その辺を含めてちょっと確認させてください。

〇小野環境生活農林水産常任委員長 この間伐面積については、委員からもずいぶんいろんな御意見があって、ここに執行部から「一層進めていきます」という答弁は書いてあるとおりなんです。
 具体的にいろんなことを考えていきたいという程度のことで、それ以上深い話はございません。

〇中西委員 これはできているかどうかということがあるんかもわかりませんけど、少し予算が減っているという部分も含めて、ずいぶん目標値に対して約半分くらいの状態で、なおかつ、平成26年、27年とまだ目標値を上げてあるんですけども、数字上そこまでいかないと思いますので、予算面も含めてなんとかできるようなことを考えていくことが必要かなと、そんなふうに思いますので、また検討をしてもらえればなと思います。

〇西場委員 環境生活農林水産常任委員会の委員ですが、今中西委員から間伐の話が出ましたので、ちょっと関連させていただきたいと思います。
 おっしゃられるように、目標面積が9000ヘクタールくらい置いているのに、6000ヘクタールくらいしかできていないという報告がなされまして、私も委員としてこのことをいろいろ質問したんですが、今委員長がおっしゃられましたように、県として前向きに取り組んでいくという意欲は示されたんですが、具体的には林野公共の予算が毎年80%ずつシーリングがかかってきているわけですよね。でありますから、2年続けばもう3年前の半分の予算になるわけです。その中で思い切った、森林に対する、環境面も踏まえた間伐の面積についてはしっかりとした目標が立ててある。しかし、予算が伴いませんから、やるにやれない。国の制度の加速化基金も間伐が対象から外された。こういう中で、今後進めていかなければならない森林の予算というものが、どれだけ部局内で努力をしても組めないという実態が明らかになってきたわけです。でありますので、この成果レポートの調査を踏まえて、来年度予算編成に向けて強く知事のほうへの申し入れをしていただきたい。委員の立場で恐縮でございますが、関連として要望させていただきたいと思います。

〇稲垣委員長 他に御質疑はございますか。

            〔「なし」と呼ぶ者あり〕

〇稲垣委員長 ないようですので、これで質疑を終了いたします。
 各常任委員長にはご苦労様でした。自席へお戻りいただくようお願いいたします。

    ③委員間討議

〇稲垣委員長 次に、委員間討議に入ります。
 ただいまの各常任委員長からの説明及びこれに対する質疑を踏まえて、平成26年版成果レポートに関し、予算決算の立場から、知事に申し入れるべき事項について、御意見のある方はお願いいたします。

            〔「一任」と呼ぶ者あり〕

〇稲垣委員長 先ほど西場委員と中西委員のほうから、間伐の一層の促進という御意見も出て、強く要望ということでありましたが、予算決算常任委員会としての要望とさせていただくのか、あるいは行政部門別常任委員会の委員長からも要望していただきますので、そのあたりどのように取り扱わせていただくのか御意見がありましたら。
 各行政部門別常任委員長の報告で、小野環境生活農林水産常任委員長から報告していただきましたが、そちらの要望という形でよろしいのか、全体としての要望として挙げさせていただくのか、そのあたりの御意見がございましたらお願いできますか。

〇西場委員 今申し上げた思いは、全体としてこのことを特出しして知事のほうに要請していただきたいという思いで申し上げました。
 ちょっと発言する場が間違っておりましたが、今この場で改めてお願いいたしたい。

〇稲垣委員長 他に御意見はいかがですか。そのような形でよろしいですか。

〇服部委員 先ほど全体でというお話を西場委員から言われましたけど、予算計上するべき施策は他もありますので、実際にそこだけ特出しして予算要望として強く求めるのはいかがなものかなというふうに思いますがどうでしょうか。

〇稲垣委員長 という御意見もいただきましたが、他にございますか。

            〔「一任」と呼ぶ者あり〕

〇稲垣委員長 それでは、先ほどの間伐の一層の促進につきまして、全体で要望するのか、各行政部門別常任委員長からも要望していただきますのでそちらで要望するのかは、いずれにしてもこの要望は知事に対して申し入れはさせていただきますが、どちらでどのように扱うかにつきましては理事会のほうに御一任いただきたいと思いますのでよろしくお願いたします。
 それでは、間伐の一層の促進については、どちらで申し入れをさせていただくかは理事会に御一任をいただいたということで、それ以外の項目で、予算決算の立場から知事に申し入れる項目についての案をつくらせていただいておりますので、その案を提示させていただきたいと思います。
 今回の申し入れとしましては、委員長としては、次の項目を入れたいと考えております。
 2つございます。まず一つは、少子化対策について、県民の幸福実感を高めていくために、子ども・思春期、結婚、妊娠・出産、子育てといったライフステージや働き方に関する多様なニーズへの支援を行い、少子化対策の機運の盛り上がりを好機と捉え、単年度で終わらず、長期的な目標、本県のあるべき姿をしっかりと持った取組を要望します。
 2つ目、財政運営について、みえ県民力ビジョンを着実に推進し、確実な成果を上げるため、歳出の見直しや歳入確保の取組をさらに進めることで、必要な財源の確保に努めるとともに、中長期的には県債残高の抑制に努め、持続可能で健全な県財政を確立し、県民が幸福を実感できる県政が展開されることを要望します。
 委員長が申し入れる項目として2つ提案させていただきまして、先ほどの中西委員、西場委員から提案のありました、間伐の促進につきましては、ここに3つめとして書かせていただくか、行政部門別常任委員長の報告に入れていただくかは理事会に御一任いただくということで、このような形にさせていただいてよろしいでしょうか。

            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

〇稲垣委員長 それでは御異議なしということで、なければこれで委員間討議を終了いたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

予算決算常任委員長  稲垣 昭義

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