三重県議会 > 県議会の活動 > 本会議 > 請願・陳情 > 令和5年第1回定例会2月定例月会議 陳情一覧 > 令和5年第1回定例会2月定例月会議 陳19
受付番号・件名 | 陳19 三重県立学校における空調の使用に関することについて |
---|---|
受付年月日 | 令和5年2月7日 |
提出された 定例月会議 |
令和5年第1回定例会2月定例月会議 |
所管委員会 | 教育警察常任委員会 |
項目 |
(要 旨) 三重県立学校において、空調が使用できる時間や設定温度を改善し、児童生徒・教職員が過ごしやすい環境を整えることを求める。 (理 由) 当組合は三重県内の公立学校教職員で構成されており、各学校現場からの様々な声が寄せられている。その中で、早急に改善していただきたいと思うことが、三重県立学校における空調の使用についてである。特別支援学校北勢きらら学園に勤務する、当組合の組合員によると、当該校では冬場の今、空調を使用していても教室がなかなか温まらず、児童生徒が風邪をひかないか心配なこともあるようである。また、空調は教職員の規定勤務時間外はもとより、規定勤務時間内であってもすべての時間が使用可能なわけではないそうである。昨今、広く報道されているように、教職員の長時間労働が問題となっているが、真夏や真冬に空調さえ使えないまま長時間労働をするのは、教職員にとっても非常に酷なことだと思う。 室温が適切でないのは設定温度だけが原因ではなく、設備の関係もあるのかもしれない。また、空調の使用可能時間が不十分なのは、当該校の場合、全館空調になっていることが大きな要因だということである。全館空調であるからこそ、1部屋だけでも空調を使用すると、必要な経費は高額になる。また、そこでかかる電気料金の支払いについては三重県教育委員会が直接的に行う仕組みをとっておらず、各学校に割り振られた「学校運営費」の中から支払うようになっている。そのため、学校運営に必要な他の経費との兼ね合いから、空調の使用を制限せざるを得なくなっているのだと考える。 以上の事柄は特定の学校でのことではあるが、他の学校でも同様の運用実態があるのではないかと想像する。真夏や真冬であっても空調が十分に使用できない中、学習や職務に当たる児童生徒や教職員の置かれている現状はとても酷だと思う。そこで、三重県立学校において空調が使用できる時間や設定温度、設備を改善し、児童生徒・教職員が過ごしやすい環境を整えていただきたく思う。どうか、ご検討をお願いする。 |