受付番号・件名 | 陳14 新型コロナウイルスクラスター施設名称の公表の厳格化について |
---|---|
受付年月日 | 令和3年9月17日 |
提出された 定例月会議 |
令和3年定例会9月定例月会議 |
所管委員会 | 医療保健子ども福祉病院常任委員会 |
項目 |
(要 旨) 令和2年2月及び7月に厚生労働省が示したクラスター施設名の公表基準以上の厳格化した取扱いを県に求めるもの (理 由) このコロナ禍の中、知事・県議会の先生方、また職員の皆様には県民の為、弛まぬ努力に厚く御礼申し上げる。 今回、私がこのような陳情をするのは、私の近くにあるスポーツ施設が本県第92例目のクラスターと認定されたにも関わらず一切外部に謝罪も情報を公表する訳ではなく、8月8日の発表からはその月は休業していたものの、9月から営業を再開した際、県の特措法第24条第9項に基づく20時までの時短要請にも応じず、20時以降も営業を続けており、津保健所や県庁にクラスターを発生させた施設が県の要請に応じないのは問題じゃないのかと問い合わせをしたが、 ① クラスターを発生させても、保健所や行政機関への改善の報告は義務となっていないこと ② あくまでも時短の要請であり、時短を判断するのはその要請を受けた施設のトップや会社のトップ次第だということ が分かり、これは問題ではないかと感じたからである。 その発表の頃、この三重県でも爆発的に感染者が増え、県の発表の情報の更新が滞っており、津保健所が検査対象者と認めた54人の内、46人が未検査であると現在もなったままである。(陽性者の家族等の数は不明である。) そのスポーツ施設の運営会社は様々な事業を行っており、赤ちゃんからお年寄りまで、多くの県民が利用していただき発展している会社でもある。 友人や知人が多くその運営会社の施設を利用していることから心配となり、問い合わせたところ、自ら名乗って公表することについては明確な回答はしてもらえなかった。 そこで 1.ワクチン接種対象年齢以下の子供が利用する施設名は原則公表する。 2.スポーツクラブ等、追跡可能であっても不特定多数の利用が認められる施設名は原則公表する。 3.介護や福祉施設名は原則公表する。 4.クラスターを発生させた施設は、どの様な改善策を取ったのかをコロナ対策班若しくは管轄保健所に報告し、県はそれを公表する 5.時短要請を頑なに拒否する店舗や施設名を直ちに公表する 6.自ら公表する施設には、保健所や県庁が一体となり、補償を含め正直者が損をしないようにバックアップする この6つの厳格な取扱いを県にお願いしたいと思う。 YouTubeで「クラスター 公表」と検索すると静岡市のクラスターについての考察番組が見られ、その中で従事されている医師が「税金を投入して治療を行っているので、公表しないことはあり得ない。」と最前線で戦う方々も不公平・理不尽と思っているのではと考えた。 この戦争以来の有事、行政機関の多くの方々等が国民の命を守る為、自分の命を削って日夜戦ってくださっている。そして極度の疲れからか県庁の職員の方も新型コロナウイルスで罹患され、クラスターとなってしまった。一刻の猶予もない。 この新型コロナウイルスを担当すべき自治体職員の方や医療従事者の方々等の命や生活を守るためにも、県民・国民が一体となって有事に臨むべきだと考え、クラスターを発生させた施設等の名称を公表することが解決に結びつくとは限らないが、自分が知っている事実の情報に基づき、専ら公衆衛生の向上という公益を図る為、県民の不安解消の為、利用者が無症状でPCR検査を受けられない事を解消する為、これ以上の医療崩壊を食い止める為、今回の陳情となった。 知事や県議会の先生方、県職員をはじめこの新型コロナウイルスに対峙して下さっている皆様、これからも国民・県民の為のご活躍の程、お祈り申し上げる。 どうぞよろしくお願いする。 |