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令和6年定例会2月定例月会議 陳4

受付番号・件名 陳4 県立高等学校入学者選抜が公正・適正に行われているかについての確認について
受付年月日 令和6年1月22日
提出された
定例月会議
令和6年定例会2月定例月会議
所管委員会 教育警察常任委員会
項目

(要 旨)
 県立高等学校の入学者選抜において、公正・適正な選抜を揺るがせる次の行為が行われていないかについて確認を行うことを求める。
 ⑴ スポーツや文化等の活動において実績等のある中学生及びその保護者に対して行われる、高等学校の教職員による勧誘
 ⑵ スポーツや文化等の活動において実績等のある中学生を合格させるために、本来合格となるはずの別の中学生を不合格にするといった合否結果の恣意的な操作

(理 由)
 入学者選抜はいかなる疑念も持たれないよう、公正かつ適正に行われることが必要である。そのため、三重県立高等学校入学者選抜に際して、高等学校の教職員がスポーツや文化等の活動において実績等のある中学生やその保護者に対して勧誘を行うことを県教育委員会は禁止している。しかし、当組合が中学校や高等学校の教職員に聞き取りをした結果、高等学校の教職員が部活動の大会等で優秀な成績を修めた中学生や保護者に対して「入学・入部をしてほしい」と勧誘を行うことは珍しくないという回答を得ている。これでは、勧誘された中学生やその保護者は必ず合格にしてもらえるものだと思ったり、勧誘されなかった中学生が不公平に感じたりしてもおかしくない。また、入学者選抜が公正・適正に行われていないのではないかという疑念を持たれることにも繋がりかねない。
 さらに、勧誘した中学生を合格にするための手段として、勧誘していない中学生については面接点が高くならないように申し合わせをしているとか、本来合格となるはずの別の中学生を不合格にしているとかいった、合否結果の恣意的な操作の実態について、当組合に複数の情報提供がされている。これが事実であれば、優秀な部員がほしいという高等学校側の思いによって、不当に人生を変えられてしまっている中学生がいるということを意味する。
 上記の手段に限らず、県立高等学校の入学者選抜において、優秀な部員を合格にするために行われている不正な手続きは、教職員間の噂で耳にすることも珍しくない。つまり、このことは勧誘や合否結果の恣意的な操作がいくつもの県立高等学校で行われている可能性を示唆している。しかし、県立高等学校各校の入学者選抜において、不正な入学者選抜が行われていないかどうかについて、県民には知る術がない。そこで、県立高等学校の入学者選抜が公正かつ適正に行われているかについて確認をしていただきたく思う。
 
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