三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成26年度 委員会会議録 > 平成26年4月10日 選挙区調査特別委員会 会議録
選挙区調査特別委員会
(開 会 中)
開催年月日 平成26年4月10日(木) 自 午後1時34分~至 午後2時17分
会 議 室 601特別委員会室
出 席 委 員 12名
委 員 長 舘 直人
副委員長 水谷 隆
委 員 津村 衛
委 員 村林 聡
委 員 奥野 英介
委 員 中川 康洋
委 員 稲垣 昭義
委 員 中嶋 年規
委 員 中森 博文
委 員 三谷 哲央
委 員 中村 進一
委 員 永田 正巳
欠 席 委 員 1名
委 員 舟橋 裕幸
出席説明員
[選挙管理委員会]
書 記 長 西村 高則
書記長補佐 上川 秀明
その他関係職員
[議会事務局]
企画法務課長 佐々木俊之
企画法務課政策法務監兼班長 川口 徳郎
議事課長 米田 昌司
委員会書記
議 事 課 課長補佐兼班長 西塔 裕行
企画法務課 主査 濱口麻裕子
傍 聴 議 員 1名
中西 勇
記者クラブ 8名
傍 聴 者 2名
調査事項
Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
〇館委員長 はじめに、このたびの人事異動に伴う御紹介をさせていただきます。
まず、選挙管理委員会事務局の西村書記長。
〔西村高則書記長 起立して一礼〕
次に、議会事務局の佐々木企画法務課長。
〔佐々木俊之企画法務課長 起立して一礼〕
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、本日、舟橋委員が欠席をされておりますので、ご了承願います。
それでは、本日の議事を進めさせていただきます。
前回の委員会において、三重県議会議員の選挙区及び定数の見直し(中間案)のパブリックコメントの結果について御協議をいただき、その後、各会派に持ち帰りいただき、議論をしていただいた上で本委員会を開くこととしたところです。それ以降これまでの間、各会派での議論を重ねていただいて、意見集約をしていただくことに時間を要しましたことから、委員会の開催が本日になりましたことについて、御理解をいただきたいと思います。
それでは、本日の委員会の進め方ですが、まずパブリックコメントに対する各会派の意見を伺いまして委員間討議を行い、パブリックコメントに対する委員会としての答えを見出していきたいと思っております。その後、本委員会の活動計画を含む今後の進め方について御協議をお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、議論の参考としていただくため、前回の委員会で要望のありました、これまで行ってきた委員会としての議論の経過をパブリックコメントの項目ごとに整理をした資料をお手元に配付させていただいておりますので、御了承願います。
それでは、パブリックコメントについての議論を進めたいと思います。
はじめに、前回の委員会でもお話したとおり、いただいたパブリックコメントの意見については、最終案を取りまとめる際の参考とするとともに、御意見に対する本委員会の考え方をホームページ等でもお答えしていく必要があります。このことも含めまして、まずパブリックコメントに対する、各会派の御意見・考え方の御報告をいただきたいと思います。
まず、新政みえ、お願いいたします。
〇三谷委員 既にこの委員会で何度かパブコメに関しまして、私どもの考え方を表明させていただいておりますが、補足的にいくつか付け加えさせていただきたいと思います。3ページ目の番号3、定数削減、中間案の定数削減6人ではなく、もっとたくさん実施すると、ここのところで委員会で特に議論なしとなっておりますが、我々も今まで少し話をしてきておりますし、また、特に結論が出た後、委員長報告等で必ず付け加えてくださいよということは、議会基本条例でも、1票の格差の見直しは不断の努力をしていくんだということを明確にうたっておりますし、我々も平成27年の国勢調査、それから、その後の人口動態等、こういうものを勘案しながら定数削減については、引き続き議論を継続していくんだということは、主張させていただいておりますので、そういうところもぜひパブリックコメントの回答の時には生かしていただきたいなというのが1点。それから、9ページの10番の意見聴取ですが、第三者の意見とか、いろいろ公聴会、参考人招致したらどうかというお話ですが、これはもっと中長期の課題の中で議論をする場合は、こういうこともあるのかなと思うんですが、当面、次の選挙をどうするかと議論をしている時に、これは議会の責任できちんと決めていくべきだろうと思っておりまして。そういうところを我々の会派としては、ぜひ申し上げたいと思っております。それから、最後の11番のところの定数削減と報酬・政務活動費、これとの兼ね合いですが、いろいろ御意見があるのは重々承知はいたしますが、基本的に選挙区の定数と報酬や政務活動費、これは別のものであると考えております。今回、議員報酬も議長から知事に特別職の報酬審議会の開催要求をする。三重県議会としての議員報酬はいくらが適切かという議論が、いよいよ公の場でされるということですから、今回は定数と報酬や政務活動費をからまさずに、やっぱり定数の議論、これだけは当委員会でしっかりさせていただければと思っておりますので、その点付け加えをさせていただきます。
〇中嶋委員 役者不足でありますが、私のほうから自民みらいの意見を申し上げさせていただきます。冒頭に結論から申し上げさせていただきますと、大変申しわけないことであるんですが、我が会派としての意見をまとめることはできませんでした。永田委員は団長という立場も兼ねていただいておりまして、委員としての意思統一はできておるんですけども、会派として持ち帰った時に個々のこのパブリックコメントの意見ももちろんのこと、この中間案に対してさえ反対意見がまだ出ているというのが、残念ながら現状でございまして、それにつきましては、この4月にまで改正が伸びてしまった一因にもなっているのかなという責任も感じておりまして、大変皆様にも深くお詫びを申し上げたいと思っております。そんな中で、どのような議論をしてきたのかということだけを若干御説明をさせていただきたいと思います。
このパブリックコメントの意見等も踏まえて、果たして我が会派のそれぞれの議員が、どのような考え方をしているのかということを改めて、アンケート的な形も活用しながら意見を確認させていただきました。我々、この委員会でまとめた中間案に対しては、過半数以上の会派のメンバーも同意をしていただいておりますが、残念ながら全員ではなかったとの結果でございます。
ただ、パブリックコメントももっと早く、数を減らすんだとの意見、それと一方で減らすんじゃない、増やしてもいいじゃないかとの意見。右と左に大きく幅があるように、うちの会派も個々を見ていくと大きく幅があります。そうした中で意見集約ができていないというのが現状でございます。
改めて申し上げますけれども、我々委員会に出ているメンバーとしては、この委員会で皆さんと議論をさせていただいてきた経緯も踏まえ、この中間案を十二分に尊重し、そしてこのパブリックコメントについても真摯に受け止めながら、委員会としての議論を引き続きさせていただきたいところではあるんですけれども、会派の中の、この委員以外の方の意見というものを、我々、委員として十二分にこの委員会の場でお伝えすることもできず、かつ、その議員の思いや疑念というものを我々の会派の中で説明することができていないという情けない状況もありまして、もし、可能であるならば、パブリックコメントに対する意見をまとめるまで、ないしは最終案を取りまとめるまでにすべての議員の中で、我々が今まとめようとしている最終案に向けての意見をすべての議員が疑念に思っていること、個々人で思っていることを、当然オープンの場で議論するような場、例えばそれが議長招集の全員協議会の場なのか、特別委員会でそのような場を持っていただいて、我々がいわゆる執行部側に座って、他の議員さん方が全員協議会室に行くと議員席に座ってやりとりをするのか。そんなスタイルは別としても、そのような機会を持っていただきたいという強い意見がありましたので、そのことを申し上げて、全然会派としてのパブリックコメントに対する意見になっていないのですが、そのような状況であるということで、御説明をさせていただきます。
〇奥野委員 それじゃあ簡単に。実感として、パブリックコメントに対しては真摯に受け止める必要があると思います。さはされど、以前議論があった四日市、津など、都市部において削減をしてきたことに対して県民の皆様に発信不足で、そこのところが抜けているのかなと。それをきちんとやっておくべきであったのかなと感じました。それと、これまで選挙区調査特別委員会がずっとあったわけなんですけれども、それまでの委員会は10数年、10年以上削減にいたらなかった。また、この委員会においては、少なくとも平成31年度には実行される予定です。それがゆえにご批判があろうかと思うんですが、ごくわずかな部分でも、進んだのかな。前よりもましかなという実感。だけど、僕の反省点としては、やはり少なくとも、ずっと押し進めてきた伊勢のマイナス1だけでもずっと我慢強く抵抗すべきであったかなという自分自身の反省点としてはあります。
それと、さっき三谷委員もおっしゃられましたが、報酬とこれとは別であるとのことで、確かにそうであるんですけど、県民から見た目線からいくと、当然、これも、あれも全部一緒に見てしまう部分があろうかと思います。そういう部分で議員報酬も政務活動費も県民と乖離せずにやっていかないといかんのかなというふうに、今回の本則に戻すのと、政務活動費が20%というのは、果たしてこれでいいのかなという疑問は残っておりますので、やっぱり議員定数と議員報酬・政務活動費というのは、切り離すべきですけれども、切り離してはいけない部分もあるのかなと、あいまいな意見ですけれども。こんなふうに思いました。
〇中川委員 うちの会派は2名だけですけれども、まず、このパブコメの意見集約表に対する委員会議論の経過概要の報告、これに関してはこういう流れでお返しいただくというか、お出しいただく形でいいのかなと思います。そして、中間案に対するパブコメを受けての我が会派としての意見を申し上げさせていただきたいと思います。私どもといたしましては、このパブコメを受けて様々な議論をする中で、やはりこのパブコメを重く受け止めるべきだという結論になりました。特にナンバー9、改正時期について、定数昨削減は次々回31年に実施するのではなく、次回27年改選から適用し早期に実施すべきが41件ということですが、この部分を重く受け止めるべきとの結論になりました。それゆえ、具体的に申し上げさせていただきますと、1回目の正副案が出た後、修正案として各会派として意見表明した内容、具体的には平成27年に三つ削減し、平成31年にも三つ削減する。それを本則に全部書き込むということを私ども公明党としては提案させていただきましたが、この立場に改めてパブコメを受けて立ちたいというふうに思います。なお、番号でいう1番や2番の定数削減において、今回の中間案は県南部へ削減が集中しているのではないか、こういう御意見がございました。この部分に関しましては、件数としては多く出ておるわけですけれども、今、奥野委員がおっしゃったとおり。議論の経緯、ないしは改革の経緯として、平成12年に都市部を中心に、四日市とか津とか鈴鹿、松阪をあまり根拠がない中で、削減をしてきた経緯がございます。こういった削減、改革、議論の経過から鑑みた場合、今回、県南部に偏っているという意見に関しては、流れからみると、そう重く受け止める話ではないというふうに判断をいたしました。パブコメを受けて私どもは、やっぱり平成27年にも実施すべきという2段階パターン、こういった方向で御検討いただきたいというか、その方向で結論を出させていただきました。
〇舘委員長 次に、みんなの党ですが、本日、傍聴議員として御出席をいただいておりますので、ご本人から御報告いただくことでいかがでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇舘委員長 それでは、中西議員、お願いします。
〇中西議員 傍聴させていただいておりますので、私の意見を話させていただきます。このパブコメの集約表の9番の改正時期の部分がすごく大事な部分かなと思いました。あと県南部の部分とかある中で、時期的に先延ばすという考え方が僕の中には納得ができなかったし、皆さんもできていないというところがあるのかなと、そのように思いますので5名削減と、それで次には5名と、10名ぐらい削減してほしいなというところで意見は申し上げているんですが、一辺にはできなと思いますけども、段階的に平成27年度から段階的にやっていくべきだと思っております。この中には、偏った意見の部分もあるかと思いますけれども、先ほど公明党からありました9番のところは私もすごく気になりました。時期を延ばすという部分ではないのかなと。改革をしていくという意味を踏まえて一辺にできなくとも少しずつでもやっていただきたいなと、そのように思っております。
〇舘委員長 当初から申し上げましたけれども、パブコメの御意見に対する本委員会の考え方を本日まとめさせていただきたいと思っておりますので、そのように御議論をいただきたいと思いますが、今、御報告をいただいたこと等について委員間討議を行いたいと思いますが、御意見ございませんか。
〇三谷委員 今、自民みらいから平場というか、全議員のところで意見表明をできるような機会を作ったらという御提案があったのですが、今さら申し上げるまでもなく、三重県議会の各種会議はすべてオープン、公開をされております。当然のことながら、この特別委員会も公開をされておりまして、今、中西議員の御発言があったように、もし、この委員会に来られて発言をしたい旨の御希望があれば、この委員会で一度も拒否したことがないわけでありまして、自民みらいの中で特に意見を言いたいとおっしゃる方がおられれば、どうぞこの委員会にお越しをいただいて、ここで御意見を述べていただくということが適切ではないかと思っております。議会基本条例ばかり持ち出して申しわけないのですけども、会派の役割というのが議会基本条例の中にしっかり書き込まれておりまして、会派の役割は何かと言いますと、意見を一つにまとめ上げていく上で重要な役割を果たしてくださいということが書いてあるわけです。この委員会の中には当然のことながら各会派の代表がお越しになっておって、ここで議論をして各会派に持ち帰って、またそこで議論をまとめて、またこの委員会に持ち込んで、そこで再度議論をしてという、そういうプロセスを経て一つの議会としての意見にまとめ上げていくということですので、ぜひそういうところの趣旨も踏まえていただいて、各会派のほうで御議論をいただいて、それでどうしてもまだ、この委員会でものが言いたいということなら、どうぞお越しをいただいて御意見をいただければと、こう思っておるところであります。ですからあえて全員協議会ですとか、この委員会の委員が答弁側に座って、皆さま方からの御意見を聞いて答弁をするというような場を設ける必要はないのではないかと思います。
〇中嶋委員 全く三谷委員のおっしゃられるとおりであります。私も全く異論はございません。身内の恥をさらすようで恐縮でございますが、本日についても、そういった御意見をお持ちの議員さんには、ぜひ、傍聴していただきたいということのお願いをさせていただいた経緯もございます。ただ、今日は舟橋委員も欠席ということで、それぞれ議員の予定というものもあって出席ということがかなわないのかもしれませんが、やはりどうしても、ご自身の言葉で、皆さんの前でおっしゃりたいのかなという強い意思を感じておりまして、冒頭で申し上げたように我々では役者不足なのかなという思いもございます。それから、会派の運営のあり方については、本来ここで議論するべき趣旨のことではございませんので、あまり申し上げることはないんですけれども、会派としての最大限の努力をさせていただいておる中ではあるのですが、我々、自由民主党に席を置くものは、自由闊達な意見をするというのが、どうも癖になっておりまして、それで最後はまとめるというところが自民党の良いところなんですが、まだそこまで至っていないということにつきましては、お詫びを申し上げたいと思います。
〇舘委員長 この全議員による協議の場ということは、特に自民みらいからお話があったことで、それに対して三谷委員からも御意見があったのですけれども、これについての委員会としての方向性を、この場で皆さんと共有したいと思いますが、他にこのことに関して御意見いかがでしょうか。
〔「委員長が決めたらいいんじゃないでしょうか…」の声あり〕
〇舘委員長 今、御意見をいただいたんですけれども、そのように私のほうから御意見を申し上げてよろしいでしょうか。
〔「ぜひお願いします」の声あり〕
〇舘委員長 提案をいただき、議論もされたところでありますけれども、当然、私どもこの特別委員会という役割というは、昨年の1月の17日に設置をして、これまでずっと議論を重ねてまいりましたし、先ほど来お話があるように、できるだけ丁寧にということで、各会派からの御要望もあって、お持ち帰りをいただきながら議論を重ねてきたという経過がございます。そして、傍聴においでいただいても拒んだこともございませんし、この委員会が中心とならせていただいて、主としてリードさせてきていただいていると思っておりますので、この委員会として、私も含めて委員としての責任として、この委員会として最後までまとめ上げて行きたいと、このように思いますので御理解をいただきたいと、このように思います。いかがでしょうか。そういうことで進めさせていただきたいと思います。よろしいか。
〔「はい」の声あり〕
〇舘委員長 なお、全員協議会については、議員提出条例を本会議へ提出していくまでの一連の流れとして、申し合わせがございます。委員会としての案が固まった段階で、議長に全員協議会の開催をお願いし、条例案の内容を説明する必要があるとなっておりまして、今回の本件につきましても、委員会としての案が固まるまでは、この本委員会にお任せをいただくことといたしまして、議長に全員協議会を開催していただく時期は、本委員会の案が固まった後のみということで、御確認をいただきたいと思いますがいかがでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇舘委員長 ありがとうございます。それでは、この全議員による協議の場のことについては、このようにさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
その他、全体を通して先ほど述べていただいた意見に対していかがでしょうか。
〇中森委員 パブコメの意見をまとめていただく時に参考としていただきたいのは、この中身には法的な矛盾とか、かなえることができない不可能なことも希望されています。そこはきちんと県民に説明していただくことが必要ではないかということと、先ほど奥野委員がおっしゃったように、都市部でやってきた経緯について周知をされていない県民の方が多いということも、一つその辺についても付け加えて御説明していただきたい。最後にもう一点だけ、平成27年度を先送りというように県民が誤解している部分が多いのではないかという気がしましたので。私どもが決めたことは、例えば合区にしろ、定数減にしろ、やはり地域の方々、県民の方々に周知をし、また立候補を予定されている方にも準備をしていただく期間が公平・公正にされるべき必要な期間は、最低限必要ということからも、決めてからでも一定の期間は必要ということのために、そうなったということです。次回の国勢調査の人口を参考にして引き続き決めていきますというようなことを付け加えていただいたら、より県民の方も理解しやすいのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇舘委員長 このことも、前回の委員会の中でも確認もされておりますし、当然、規定等々があるわけですので、それとともにその部分のしっかり説明をせよということですね。
〔「はい」の声あり〕
〇稲垣委員 先ほどから各会派の方でとりまとめをご苦労いただいた結果の中で、公明党とみんなの党から、番号で言うと9番のところ、改正時期のお話がありまして、私ども会派の中でも当然、そのことも含めて議論もさせてもらっていた中で、今日いただいた資料の8ページのところ、9番の意見としていろいろ書いていただいておりますが、この委員会においても、ここに集約していただいているだけじゃなくて、本当にここの改正時期について、いろんな議論の結果、先送りというよりは平成31年に向けてしっかりと体制を整えていくという結論に至ったのかなと認識しています。ただ、中川委員が言われた気持ちも非常にわかるというか、この8ページのところの意見を見ていると、二つめの黒丸は私の意見ですので、後世の議員から批判される条例改正を今回するというのも一つの選択肢かなとか。あるいは、四つ目の黒丸のように、これはどなたかわからないのですけど、僕は絶対27年じゃないとだめやと思うんだけども、進めていかなければならないので31年とか。我々もこの委員会の中で、本当に苦しい思いの中でまとめていくというところで、今回、平成31年の6減ということで結論を一応、中間案にまとめたという経緯もありますので、確かにこのパブコメを受けて、この意見の方たちの意見も十分わかりますし、そう思った中でも、こうまとめて来たという経緯を考えると、やはりある程度、そういう形の回答を、ここに書いてもらってあるようにしていただいてお伝えをするということが一番、中間案としてこうまとめたんだということでお伝えいただくということが良いのかなというふうに考えます。うちの会派でも、どこの時点に戻ってという議論をし始めると難しいんじゃないかということもありましたので、そういうことで今回、中間案を尊重させてもらうということで、とりまとめたということで御意見として申し上げたいと思います。
〇三谷委員 パブコメへの回答を作られる時に、できるだけわかり易く、丁寧に書き込みをいただきたいなと思っております。今回パブコメで一番の課題となったのは、きちんとした説明が十二分になされずにパブリックコメントを求めたという結果、いろいろ誤解に基づいたものだとか、法的にいかがなものかということがあったり、いろいろ出てきておりますので、そういうことを繰り返さないためにも、ぜひ丁寧な、そして分かり易い回答をお願いしたいと思います。
〇中村委員 長い丁寧な議論をしてきて、こういう形になっているということは理解させてもらっています。私自身も南部の問題、どう見ても南部から削られていますので、その部分について一回、発言もしてきております。その中で、前回都市部を削ったから今回南部なんだという表現は、パブコメへ寄せられた意見に答えられていないというふうに私は思っております。長年この委員会に関わっておりますけれども、途中のプロセスではやっぱり南を何とかしようということで面積なんかを考えたらどうかとか、いろんな配慮の中で今の形があると。今回その配慮を一気に削るというように見えてしまっているので、こういう南の方たちからの不安があるんだと思います。もっとこれを分かり易く言うと、私の周りの人で声があったのですけれども、例えば日本を考えた時に、東京の人だけで伊勢のことも、三重のことも考えてもらったら良いやないかということに繋がらへんのか、というような声も現実に届けられておりますので、このパブコメで南に対することに対して、いやこれは前回と比べて今回南なんやということは答えにならないと私は思っておりますので、その辺もきちんとした対応をしていただけるとありがたいなと思います。
〇村林委員 先ほど中森委員がおっしゃられた部分なのですけれども、この12項目に分類していただいた中で、これまでの委員会の議論というのをこうしてまとめて経過をいただくと、ほとんどが議論済みでありまして、議論されていないところを指摘していただいたのであれば、そこを新たに議論したら良いと思うんですけれども、既に議論をした上で苦しい中でこういう中間案という結論をまとめてきたのですから、ここは議論済みでこういう経過で苦渋の中でこういう中間案を生んだんだということを丁寧に説明するということで、この中間案をやっぱりベースにしていくということは全く十分考えられることだろうと思います。そういう中であえて少し加えるとするならば、先ほど中森委員がおっしゃった部分ですけれども、次回の国勢調査の人口動態を踏まえるという部分で、その時に法的な強制合区の基準とかそういったものも踏まえて見直すこともありうるというような余地を少し残しておくと、いうような部分なのかなと私個人としては感想として思いました。
〇舘委員長 中西議員から発言の申し出がありますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇舘委員長 中西委員。
〇中西委員 一番最初の特別委員会ができた経緯がわかっていない部分があるんですけれども、一票の格差を是正せなあかんとか、そういった部分からスタートしたのかなと思っています。途中からしか傍聴していないので、9月ぐらいから傍聴させていただいて、今の皆さんのお話を聞いている中で、周知をせなあかんとか、そういう期間もいるよということは良く分かるんですけれども、県民の皆さんは本当にそうやって思っているのかなというのが一点気になるんです。というのは、例えばこう削減しますよとぽっと出したら、そこの時点で新聞か何かに出るわけですから、そこの時点で基本的には県民の方には理解はしていただくのかなと。それと先ほど中森委員が言われた、ある程度、次に出る方も含めていろんなことを、準備もあるしというようなこともあったと思うんですけれども、基本的に1年いるとかいらんとかではないように思うんです。議員の数が例えば何人か減らされたということがあったとしても、そのことは報道で見れば県民の方は基本的に理解はしていただけると思うんです。なので僕は少しでも進めていただくことをやっていただきたいなと非常に思いますので、このパブコメで出てきた意見からいくとそのようにとれると思うので、その点また、議論もしていただきたいなとそんなふうに思います。
〇舘委員長 他にいかがでございましょうか。
それでは、たくさんの御意見をいただいておりますけれども、パブリックコメントに対する委員間討議は、この程度とさせていただいて、御提案申し上げるのですが、次回の委員会に本日の議論、当然これまでの議論の経過もあるわけでございますし、今日お示しをした資料も必要な部分があるかなというふうに思いますし、今日いろいろな御意見を出していただきましたけれども、このパブリックコメントに対する本委員会の考え方について、私ども正副委員長で整理をさせていただきたい、そして次回の委員会でお示しできるようにさせていただきたいと考えるところでありますが、いかがでございましょうか。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇舘委員長 はい。それでは次回の委員会でお示しができるようにさせていただくことといたします。
それでは次に、本委員会の活動計画を含む今後の進め方について、御協議をいただきたいと思います。
現在の活動計画は昨年の10月1日の本委員会で、3月に条例改正案を提出するという目標を定めた活動計画をご決定いただいているところでありますけれども、改めて活動計画を見直す必要が生じてきているところでございます。今後の活動計画について、特に御意見がありましたらお伺いいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇三谷委員 前からも少し議論があったのですが、どこかでひとつ議論の区切りをつけていかないと、なかなか議論がまとまっていかないのかなと思っております。そういう意味では、今の現議長の任期のうちに一定の結論を得る努力をするというのが一つの考え方だろうと思っておりまして、役員改選等でややこしくなるかもわかりませんが、5月16日をめどに、今の議長任期のうちに結論を得るということが一つの目安かなと思っておるところです。
〇舘委員長 いかがでしょうか。
〇中川委員 考え方は今ので良いと思いますけれども、表現として議長の任期そのものは、たぶんまだ最後まであると思うので、次回代表者会議とか本会議までという言い方になるんでしょうね、正式には。定例会見では言っていますが…。任期というと議長の考え一つで変わってしまうので。
〇舘委員長 それでは、この活動計画の最終のめどと申しましょうか、条例改正の目標は次回の本会議が5月16日に予定がされておりますので、5月16日を目標として計画をするということにさせていただいてよろしいでしょうか。
〔「はい」の声あり〕
〇舘委員長 それでは、そのようにいたします。なお、その計画の修正等がございますので、その詳細につきましては、私ども正副委員長に御一任をいただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇舘委員長 次回の委員会の開催日を御決定いただきたいと思います。先ほど申し上げましたパブコメに関する当委員会としての考え方を整理する期間をいただいて、4月18日の金曜日になりますが、午後2時から総合博物館の記念式典が計画されておりますので、それ以前の10時か11時ということでいかがでしょうか。
〇舘委員長 次回は4月18日金曜日10時から開会をさせていただきますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。
本日御協議いただく事項は以上ですが、これ以外に特に御意見ございましたら、御発言をいただきたいと思いますがいかがでしょうか。
〇中嶋委員 一つ委員長としての考え方を聞かせていただきたいことがございまして、議員提案の条例が政策的なものや、こういうどろどろしたようなものも含めて基本的に私は全会一致を旨とするべきだと思ってはいるんですけれども、やはりいろんな意見がある中でいつかは全会一致にならない可能性があるとしても採決で決めていくという考え方でよろしいですよね、ということの確認をさせていただきたいと思います。委員長として。
私はこれまで議論をさせていただいてきた委員の一人として、最終的に前回一致を目指すとしてもどこかの時点で先ほど三谷委員から5月16日、次の本会議開催までには一定のめどをつけて決めていかなきゃいけないよねという御意見をいただいた中で、私もそれに賛成でございまして、たぶん他の委員の皆さんも賛成だと思うんですが、それに向けて我々も最大限の努力を各議員に対してするべきだと思っておるんですが、さはさりながら100%が見えないから採決を先送りするということはするべきでないという立場から委員長としての御意見を確認させていただきたいということでございます。
〇館委員長 確認するようなことは申し上げませんけれども、私も中嶋委員の御発言いただいたそれが趣旨だと思いますし、私が委員長として申し上げるのがいかがかと思いますが、この選挙区の問題、当委員会に設置をいただいて一つの大きな目的に向かって議論を深めてきた時に、この委員会ではなくて、一番初めに申し上げたように、全議員のお声が入るように会派に持ち帰っていただいて議論を深めてきたということもありますし、できるだけ丁寧な議論を積み重ねていこうという思いで水谷副委員長とともに、特にこの問題は重要なことであるという思い、また県民の皆さんにとっても重要な課題であるという認識で取り組んでまいりましたので、この委員会として最終に、委員会としての最終案をまとめさせていただいてそれをもって全議員に全員協議会の場で説明をさせていただく。そして、そのことによって最終の採決となるわけでありまして、できるだけ全会一致というのが望ましい姿なんだろうというふうに思いますけれども、最終の段階で採決になることもいたしかたないかなと。しかしながら、それまでの私ども正副はもちろんのこと、委員の皆さんにも御努力をいただいて、各議員に御納得いただける、また説明をさせていただける、そんな努力はしなければならないと考えているところでございます。
〇舘委員長 他にいかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
〇舘委員長 ないようでございます。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
選挙区調査特別委員長 舘 直人