平成25年度県内調査概要(防災県土整備企業常任委員会)
委員会名 |
防災県土整備企業常任委員会 |
派遣者名 |
小林正人委員長、彦坂公之副委員長、東豊委員、水谷正美委員、 中村欣一郎委員、舘直人委員、水谷隆委員、舟橋裕幸委員、
藤堂恵生書記、新開祐史書記 計10名 |
日 程 |
平成25年7月30日(火)~31日(水)<1泊2日> |
調査内容
- 子育て応援!!0,1,2,3サークル(鳥羽市)
女性(母親)の視点から、楽しく学んでもらいながら防災活動が身につくといった防災の日常化に先駆的に取り組んでいる「子育て応援!!0,1,2,3サークル」の活動状況、課題等について調査した。
- 志摩建設事務所
志摩建設事務所所管の地域を支える道づくりなどの道路整備事業、自然災害に備える基盤施設の整備状況などの進捗状況、今後の見通し、課題などについて調査した。
- 尾鷲建設事務所
尾鷲建設事務所所管の道路啓開などの公共土木施設の災害対応力の充実・強化、命を支える道づくりなどの道路整備事業の進捗状況、今後の見通し、課題などについて調査した。
- 紀北町相賀区・相賀自主防災会
紀北町相賀区・相賀自主防災会における、住民や地域の建設業者による避難場所や避難路の整備、防災訓練などの「自助・共助」の防災活動の状況、今後の課題などについて調査した。
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総 費 用 |
計 |
303,758円 |
内 訳 |
交通費 |
121,000円 |
宿泊料等 |
142,700円 |
会議録作成料 |
40,058円 |
委員会名 |
防災県土整備企業常任委員会 |
派遣者名 |
小林正人委員長、彦坂公之副委員長、東豊委員、水谷正美委員、 中村欣一郎委員、舘直人委員、舟橋裕幸委員、
藤堂恵生書記、新開祐史書記 計9名 |
日 程 |
平成25年9月27日(金) |
調査内容
台風18号被害に係る現場調査(伊賀市)
- 国道163号崩落現場
9月13日に小笠原近海で発生した台風18号は、大型の勢力を保ったまま上陸した。伊賀地域においては河川の上流域で500ミリメートルを超える雨量を観測し、木津川、服部川、柘植川等の主要河川に隣接する地域を中心に大きな被害が発生し、国道163号線は、9月16日午前1時56分、服部川護岸からの浸食により片車線が崩落した。
伊賀建設事務所からは、工期短縮を可能にするための工法の工夫や、工事により堅固な箇所ができると前後の弱い箇所から崩落することは現実的に起こり得ること等の説明があった。
なお、既に災害復旧工事は完了しており、11月9日から通行可能となっている。
- 浸水被害現場(伊賀市三田)
今回の台風18号に伴う大雨により、伊賀市三田地区では床上浸水45戸、床下浸水8戸の被害があった。これは伊賀市全体の被害(床上浸水50戸、床下浸水26戸)の約7割に相当する。
増水した服部川から霞堤(堤防に開口部を設け、上流側と下流側の堤防が二重になるようにした不連続な堤防)を通って濁流が逆流し、被害をもたらしたものである。
今回、視察に協力いただいた木津川上流河川事務所からは、霞堤を解消し、新たに長さ750mの堤防を築くために、今年度に用地調査、平成26年度に用地買収を行う予定である旨の説明があった。
なお、10月の台風27号の接近時には、霞堤に盛り土して仮閉鎖する工事を行った。
- 上野遊水地
伊賀地域の降雨は川幅約60㎞の岩倉峡が唯一の出口であり、大量の流水があった場合には溢れ戻ってしまい、広範囲に浸水被害が起こりやすい地理的特性がある。
上野遊水地は、洪水時に河川の流水を一時的に貯留し、流量調節機能の確保と伊賀市周辺の治水対策を行う土地のことであり、その湛水量は約900万立法メートルである。
今回、視察に協力いただいた木津川上流河川事務所からは、浸水被害対策としては上野遊水地、川上ダム、河道掘削の3点セットでの対応が有効であると考えている旨の説明があった。
- 国道422号崩落現場
国道422号線は、9月16日午前3時20分、木津川護岸からの浸食により全車線が崩落した。
伊賀建設事務所からは、地域住民から「護岸の整備状況は調査したのか」「河川に堆積している土砂を取ってくれ」等の声があること、河川堆積土砂の撤去については土砂捨て場の確保が課題であること等の説明があった。
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総 費 用 |
計 |
20,520円 |
内 訳 |
交通費 |
20,520円 |
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