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戦略企画雇用経済常任委員会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成25年10月23日(水) 自 午後1時43分~至 午後2時39分
会 議 室 302委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 藤田 宜三
副委員長 石田 成生
委 員 下野 幸助
委 員 今井 智広
委 員 後藤 健一
委 員 北川 裕之
委 員 中森 博文
委 員 中川 正美
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[戦略企画部]
部 長 山口 和夫
副部長 後藤 友宏
広聴広報課長 湯浅 真子
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主幹 坂井 哲
企画法務課 課長補佐兼班長 中西 正弥
傍 聴 議 員 3名
濱井 初男
小島 智子
森野 真治
県 政 記 者 5名
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
Ⅰ 常任委員会(戦略企画部関係)
1 所管事項の調査
(1)「県政だより みえ」の新たな情報発信について(「テレビのデータ放送による県政情報発信(試験放送)のデモンストレーション」)
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 常任委員会(戦略企画部関係)
1 所管事項の調査
(1)「県政だより みえ」の新たな情報発信について(「テレビのデータ放送による県政情報発信(試験放送)のデモンストレーション」)
①当局から資料に基づき説明(後藤副部長、湯浅課長)
②質問
〇藤田委員長 それでは、質疑に入ります。御質問等がありましたらお願いいたします。
いかがですか。
〇下野委員 2点お伺いしたいんですが、1つは、先ほどちょっと聞き漏らしたんですけども、イベントの更新は月に何回という話と、もう一つは写真のことです。
先ほど部長からお話があったこの2ページの参考というところで、データ放送の文字数と写真の点数、イラスト点数、図表でデータ放送と紙媒体の比較がありますけども、この紙媒体4点とか2点とか、それをもう一度教えていただけないでしょうか。
〇湯浅課長 まず、更新の回数についてでございますが、10日ごとぐらいに、上旬、中旬、下旬でできればと考えております。
それから、写真の点数の数え方ですけれども……。
〇下野委員 そうしたら、この8ページではどういうふうに数えるか教えてもらえませんか。
〇湯浅課長 通常、写真1枚を1点と数えております。8ページですと各項目に1つずつ写真を入れさせていただくのを基本としておりますので、「MieMu」のところまで入れますと12点です、写真としては。それとあと、「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」のロゴもございます。
〇下野委員 そうすると、4点とかというのは、特集1での比較ということは、ごめんなさい、私が勘違いしてまして、マックスの数字じゃないわけですね、これ。写真の点数というのは。私が勘違いしていたのは、1ページ当たりの写真の点数、イラスト点数というふうな認識だったんですけど、この表はそうではなくて1つの特集でということでしたら、例えばさっきの私が言ったこの8ページの話ですと、画像が12点つけてありますけども、それがデータ放送だと1枚もつけられませんよということですよね。そういう考えですかね。
〇湯浅課長 各ページの写真の掲載につきましては、配付資料の1ページのほうの表を御参照いただきたいんですけれども、データ放送で写真を掲載することは、今も画像が幾つか入っておりましたように可能なんですが、やはり写真のデータを電波で送るときには時間がかかるということから、操作性や見ていただくときの操作感などを考えまして、今は写真点数を、特集1、特集2、知事突撃取材の項目については各ページに大きな画像を1点、それから、次の県政トピックスと連載・コラムについては各ページにもう少し小ぶりな画像を1点置けるように構築しております。
それから、案内、相談、イベントガイド、いわゆるお知らせページですけれども、こちらの8ページ、9ページには、紙面を見ていただいて、文字ばかりの広報紙でも見づらいというところがございますので写真を入れているところですけれども、データ放送にしますときにはお伝えしたい内容、日時、場所、申し込みの情報などを中心にお伝えするということで、先ほど申し上げた操作性との関連で、こちらのページには入れない形で今つくっております。
〇下野委員 ようやくわかってきました。趣旨はわかったんですけども、絵で表現するということで、ごらんになっている方にとって非常にわかりやすく伝わっている部分が私はすごくあるかと思うんですね。先ほど、例えば8ページの中には写真、イラストが12枚ありますというお話だったのが、データ放送になると1個もなくて、文章をばーっと並べてあるだけというところで、ちょっと私には県民の皆さんの立場からするとイメージしにくいのかなという思いがありました。
もう一つは、このA3のときにお示しがあった、裏側ですかね。裏側のところで、地図なんかがカットされてるわけですよね。項目8のところの、住所だけ書いてあるのはそれはいいんですけども、これで地図を未掲載と書いてありますが、こういったものに足を運んでいただくことを考えると、ある程度の画像でのイメージという部分はやっぱり重要な部分だと思いますので、そこら辺、データが重たいというのもあるかもわかりませんけども、やはり視覚的にぱっと認識してもらう、足を運んでもらうようなところはちょっと優先して考えていただきたいなという思いがありますので、その点はいかがでしょうか。
〇山口部長 この1ページに掲げていますのでは、試験放送のときにつくり上げてきた考え方を整理しています。ですから、今ごらんいただきましての御意見とか、また11月に実際に試験放送をごらんいただいての御意見も踏まえまして、ただ、操作性の制限といいますか一定の制約はありますけれども、どういった写真、画像掲載がふさわしいのか、内容によってまたいろいろ選択も変わってくると思いますので、そこは全体のキャパシティーを押さえながら整理していきたいと思っています。今のところの設定はこういう形で置かせていただいていますので、今日は出ておりません。今後はそういった御意見もいただきながら、全体の操作性等の中で議論していきたいと思います。
〇下野委員 操作性もありますけど、県民の皆さんの立場に立って、わかりやすいということも考慮していただくということが必要だと思いますし、最後に、資料で「説明内容(本文)は同等です」と書いてはあるものの、文章で括弧をして本文と書いてあるんでいいんですけども、やはり、紙でもらった人と今のデータ放送で見た人の、同等という言葉が私には非常に違和感がありますので、そこのところもちょっと表現を考えていただきたいなというふうに思います。これは要望にしときますけども、よろしくお願いしたいと思います。
〇藤田委員長 ほかにございませんか。
〇北川委員 少し感想的なことになってしまうかもわかりませんが、なかなか厳しい感じは否めないなと思いました。企画いただいて入力いただいた11月号というのは、今年度のこれまでの県政だよりをひっくり返して見ていただければわかりますが、基本的に、明らかにデータ放送に沿うように一生懸命合わせてつくっていただいた紙面だと私は認識しています。一生懸命データ放送に差がつかないようにと思ってつくっていただいた紙面にもかかわらず、やはりかなり情報量的に差が出てしまってるなという印象を持ってしまいました。
やっぱり、文字については、文字数、端に文字数だけじゃなくて、これは一番文字数の少ない号だと思うんですよね。その比較もありますけども、見出しも含めていろいろ割愛していかなきゃならないということで、紙媒体に比較してより多くの情報の掲載とはさすがにちょっと言えないのかなという感じがしました。データ更新は、これはもう優位性は非常に高いツールですからいいんですけども、より多くの情報の掲載という面では、やっぱりかなり弱いのかなという感じがしています。
同じボリュームの文章を入れていこうとすると、紙なら一瞬で目を通せるものが、順次ボタンを押して送っていかないと次のページに行かないというデメリットもありますし、先ほど下野委員からも御指摘があったように、写真点数も圧倒的に少ないというか、ほとんど入らないんですよね。写真についてはキャプションも入らない。それで後ろに「写真のキャプションなどが減るため」と書いてありますけど、減るんじゃなくて、これ、載らないということですよね。載せられないということですよね。載せられないから減りますということになりますし、地図も入らないというお話もありました。やはり情報量としてはかなり少なくなった形でしか表現ができないのかなというふうに感じました。
特に心配するのは、今年度でいえば、例えば5月号で、予算の特集をしていただきましたよね。これはグラフを駆使していただいて、予算の内訳なりを円グラフで表現いただいたりしています。それから、6月号の総合博物館、新県立博物館の案内では全景をイラストで入れて、この場所はこんな展示、この場所はこんな展示ということで表現いただいている。こういうのもデータ放送にはやっぱり載らないのかなという感じがしましたし、10月号の県職員の人事と給与の関係も、大量に項目がありますからなかなかこれも、ページを送りながら、ずっと数字を並べていくのかなという印象を持ってまして、やっぱり表現力としてはかなり弱いのかなと。単にお知らせ的な情報を流すのにはいいですが、特に、私も何度も申し上げていますが、政策的な広報を印象的に伝えるという意味では、グラフも写真も使えないということで単に文字だけという形になりますから、かなり厳しいなという感じがしました。
グラフは書けばいいというものじゃないので、数字で羅列すればいいというものではないので、何月号かは忘れましたけども、医師数の増加なんかも棒グラフでずっと書いていただいてあるわけですが、こんなものは数字で並べてもらっても伸びがわからないという形になりますから、いろんな面でちょっと、一つの多様性、媒体としてこういうものも使ってやっていこうという部分ではいいですけども、やはり当初から懸念されていたように、県政だよりをそのまま表現していくというツールとしてはかなり及ばないというか、ちょっと欠点があり過ぎるなという印象を受けました。その辺の改善が今後できるのかどうか、少し部長のお考えをお聞きしたいと思います。
〇山口部長 データ放送は、これまでも御説明しておりますように、いろんな課題、現行の紙の県政だよりの課題がございましたので、それを一定解決するために、全県的に幅広く御利用いただいているテレビ放送の中のデータ放送を利用するということで進めております。
その中で、今データ放送をごらんいただきましたけど、一定まだ課題もございます。今回の1ページで構成しておりますように、現時点で考えている写真の配置はこうですけれども、これを今下野委員が御指摘のように、いろいろ改善といいますか、見直すことは可能だと思っております。ただ、情報量そのものにつきましては、11月号ではあえてしておりませんが、紙面で入れられなかった市町のイベント情報とかそういう情報はまだどんどん更新もできますし、さらに紙よりも増やすことができますので、一定できると。あと、政策課題的なものも、特にデータ放送をにらんで大きく変えたということではなしに、この11月号を載せたということにしておりますので、政策のほうも、段落でしっかりごらんいただけるようにページ構成とかそういうのをする中で、内容をしっかり御理解いただけるようにしていけるのかなと。
ただ、そうはいっても、いろんな御意見とか御指摘もございますし、また11月に実際に県民の方々にごらんいただいたときにはまた御意見も頂戴します。その中で、前回本会議のほうでも知事から答弁をさせていただいておりますけども、完璧なもの、これだけで完璧だというものはないんだというような答弁もさせていただいたかと思いますので、データ放送は今の紙ベースの課題を解決しますけど、データ放送にすることによって一定の課題なり問題なりがあればそれを解消する形で、それを基本に据えながら補完的にまた別の形でいろいろ考えていくのかなということで、これから11月にごらんいただいた県民の方々の御意見もいただきながら、全体としてデータ放送をより見やすくすることとともに、さらに残る課題についての対応につきまして引き続き検討していきたいと思っております。
〇北川委員 我々も、これの試験放送が実際に実施されて、自分たちも見ながら、そしてまた、それについてアンケートもやっていただくわけですから、それも見ながらしっかり検証させていただこうと思います。
ちょっと懸念されるのはやっぱり、これは技術的な話ですが、従来、数字的な表現というのはグラフを使ってるじゃないですか。そういうものの表現というのはやっぱりちょっと課題かなというふうに思っています。部長の御答弁がなかったのであれなんですが、その辺がちょっと課題かなというふうに思いましたし、市町のイベント情報がたくさん入るのはいいんですが、広報のスタンスとして、重要性からいうと、やっぱりイベント告知よりも前段のこの知らしめる、知っていただきたいという部分の政策的な部分の広報がやっぱり比重としては高いので、そこをいかに伝えていくかということは改めて十分に検討いただきたいというふうに思います。
〇今井委員 データ放送を見させてもらって、第一印象は、紙媒体を欲しい方がよりとりやすい状態をつくらないといけないなというふうに思いました。何が言いたいかというと、下野委員らとよく似たところです。
例えばの話ですけど、「知事が行く!」という今回の突撃取材なんかでも、7ページのところの写真で、知事がスプーンで骨と骨の間をとってるとか、このあたりはやっぱり写真だからこそで、またイベント情報でも、聖宝寺もみじ祭りでは、紅葉してるきれいなもみじの絵があって初めて文章と相まってよくなっていくという部分もある。でも一方では、データ放送で自治会等に加入していない方にもしっかりと伝える、若い方にも情報を届けるということも大事なので、第一印象で言ったように、紙媒体を、やっぱり紙媒体が欲しいねという人がより手に入れやすい環境づくりというのをやっていくことが重要だなというふうに思いました。
その上で、先ほどのデータ放送を見せてもらって、今後写真等も御検討いただけるということなんで、地図等も含めて、できる限りいいように御検討いただきたいと思うんですけども、最後のイベントのところでは、右側の画面にピンク色というのが入ってたと思うんですね。それ以外のところは全部黒一色で文字だけやったんですけど、あそこも、例えば見出しのところだけピンクで囲うとか、選んだ後の右側の画面をピンクで囲うとか水色で囲うとか、目次の色に合わせてでもいいと思うんですけど、赤、黄、水色とか、そういうのは可能なわけですよね。あえて今回は、最初つくったときには、イベント以外は全部右のページが、選んだ後の右のページの案内が全部黒文字だけだったんですけど、その辺はできるんですよね。
〇湯浅課長 可能でございます。作成過程ではいろいろ、1行ごとにボーダーというかしましまにしたほうが見やすいのではないかとか、委員のおっしゃるように囲んで色づけるほうがいいかとかで、いろいろつくりましたけれども、最終的につくりました画面では、白地に黒文字というのが一番見やすいのではないかということでそれを採用したところです。それについても、アンケートで画面が見にくいなどの御意見をたくさんいただくようであれば、またいろいろなパターンを検討してみたいと考えております。
〇今井委員 そうですね。ずっとそれを見せてもらって、最後のイベントを見たときに、イベントのときだけ右側にピンクが入っとったりしとって、すごく見やすかったというか、ぱっと目についたため、やっぱり視覚の問題で、写真とかでもそうだと思うんですけど、いろいろ御意見をいただいて、それに沿った形でのより見やすい、より何ていうんですか、例えば見出しだけでも帯をつけるとか、緊急のところだけは帯をつけるとか、そういった工夫はまた県民の方々からいろんな声を聞いていただいて、データ放送の中身に関しては11月の1カ月の試験放送において真摯に受けとめていただいて、データ放送を充実させていただければと思いますので、よろしくお願いします。
それとあわせて、今回はデータ放送ですけども、手に入れたい方が入れやすい方法といいますか、紙媒体を置く場所とかも、同時並行で、ずっと各市町やいろんな企業等とやっていただいとるんですよね。
〇湯浅課長 公共的な施設への配置場所については、各市町役場にお聞きして置かせていただいているところで、民間施設につきましても、地域の住民の方々がよく行かれるようなところはそれぞれの市町ごとにお聞きして情報をいただいておりますので、4月からの配置に向けて今後調整を進めさせていただきたい。今もそれぞれお聞きしているところでございます。
〇今井委員 日々進んどると思うので、その辺の情報をまた次回のときにでも。どういったところで話がついてきましたよということを県議会にも、常任委員会にもそうですけど、県民の方にもわかるようにしてもらいたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
〇山口部長 御指摘のように、取り寄せ箇所につきましては、そういった方々のニーズがあるということで紙媒体をつくり続けて取り寄せをお願いするということで考えておりますので、より取り寄せのしやすい形で、地域によって、特にそういう方が多いところは多く配布できるように考えていきたいと思っています。
データ放送の画面も、政策面の内容もよく見えるようにしたいと思いますし、今御指摘のようにいろんな工夫をしながら注目できるように、我々がこれまで議論した中ではああいうつくり上げをしておりますけれども、またいろんな御意見をいただいて、この11月で修正をしっかりしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇藤田委員長 ほかにいかがですか。
〇中森委員 そもそもいろんな情報を提供するというんですか、伝える方法には、いろんな、いわゆる媒体の種類に応じて得意とするところ、不得意とするところがそれぞれあるということが一般的な話ですので、それは承知した上で、その媒体のよきところを生かしていくということがまずは基本であるというふうに思っています。それに近づけるとか、それと同じものをこの媒体でもするとか、そんなことをするよりも、紙媒体は紙媒体のよさを生かしつつ、これを必要な方は必要なところで入手できる。こういうことが大事であって、データ放送はデータ放送のよきところをしっかりとやっていただいて、旬には旬の情報を流していくと。
そういう方法のよきメリットを生かしていこうと、こういうことをしていただき、さらに、既にやっているインターネットの情報についても、パソコンの好きな、インターネットの好きな方はそれで情報を入手できるわけですから、それはそれで入手する人もいるし、こういう多様な媒体で、多様な県民がいつ、どこでも情報を取り入れることができるということをしっかりと県民に周知していただいて、必要な方が必要な場所で必要な情報を手に入れるということが容易にできるように、紙媒体を好む方は紙媒体を愛するわけやから、そこへきちっと行けば必ずあるというようにする。さらに、県から必ず情報を伝えていかなくてはいけないというときの方法は、市町の広報にお願いしたり、県からダイレクトに新聞折り込みとか、そういうことをするということも年に1回か2回かあってもいいのではないかなと。
こういうような、多様な媒体を使って必要な情報を県民に知らしめるということをすれば、一定の県民は、データ放送を好む人はデータ放送で情報を入れるし、インターネット、ホームページで情報を仕入れる方はその形で仕入れると。紙媒体が好きな方はコンビニへ寄って必ず持って帰ってくれると。このように、多様な方が多様な状況で、いつでもどこでも情報を仕入れることをきちっとサービス提供することが県の役割ではないかなと、このように思っているところでございまして、今後、データ放送をされることはもう決まっているわけです。決まっているというのか、データ放送をするわけですので、最大の努力をしていただきながら、よりニーズをつかむようにデータ放送をやっていく、こういうことでいいのではないかと思いますね。
〇山口部長 今御指摘いただいたとおり、県政だよりの課題を解消するためにデータ放送で全県的にまず一定御利用いただける仕組みを入れた上で、その上で、インターネット、既に79.5%が利用されているというデータもございますけども、インターネットを御利用する方もお見えですし、引き続いて紙媒体を手元でという方のニーズにも応えていきたいと考えておりますので。
ただ、データ放送を入れる以上はいいデータ放送でごらんいただけるような仕組みといいますか、それは改善に努めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
〇中川委員 率直な感想なんですけども、違和感はなかった。そこで、スタートするわけですから、当然ながら県民の皆さん方もなれることがまず必要だと思いますので、その部分ですね。
と同時に、見た感じなんですが、動画の部分で、アスピア玉城の祭り等々が大変気になったというか、関心があるものですから、その部分を冒頭なんかで流すこと、全面的に流すことから出発したほうがいいんじゃないかなというふうな感じがしました。それと、やはり紙媒体と比べて少ないんですね、色が。その部分もやはりもうちょっとバラエティーのあるようにしてもらったほうがいいんじゃないかなという感じがしました。ですから、基本的にはやはり県民の皆さん方がなれるような形で段階を踏んでいくという形が必要じゃないかなということでございます。
〇山口部長 私どもでは、11月から試験放送という形で、議会等ではいろいろ御議論いただいておりますけど、県民の方々にはまだ方向としてしっかりお示ししておりませんので、11月の試験放送に入りましたら、そういう面ではしっかりと御利用いただけるような形でPRに努めていきたいと思いますし、そういう中で画面づくりもしっかりと。御指摘いただいたいろいろな点がございますので、御意見を頂戴して改善できるものはどんどん改善していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
〇後藤委員 いろいろ工夫していただいたようであります。ありがとうございます。ただ、感想ですけれども、紙媒体のこれとデータ放送とは全く違う別のものだなというふうに私は捉えたんですが、これから、今日も意見が出てますけども、紙媒体のような形にできるだけ近づけていこうというふうな方向、これからいろんなアンケートも出てくると思うんですけど、その方向というのはどうなんですか。
〇山口部長 データ放送は、今の仕組みの中で一定の制限といいますか制約もございますので、そこに載せる情報として、より載せやすい情報なり、載せる仕組みなりとして検討したいと思いますし、紙媒体は引き続きつくりますけども、この情報も、これまでは16ページ、カラーのこういう形でつくっておりますが、このままずっと同じ形でいくのか、紙媒体としての県政だよりのあり方も少し検討していく必要があるかなと考えております。
〇後藤委員 この紙媒体も残すわけですよね。それで、この紙媒体が本当に今のこのような形でこれから続けられていくのか。例えば、データ放送のような媒体になれば余り利用価値がない、と言うと言い方は悪いですけども、ちょっとこれは県民にとって困ったことになるんじゃないかなと。先ほど、冒頭に言いましたが、紙媒体とデータ放送は全く異質なようなものと私は捉えたんですけど。
〇山口部長 この11月号は基本的に紙媒体をベースにしたものをデータ放送に載せるという形で整理をしておりますけども、県政情報は、県民の方々に同じ情報を違う仕組みの中でお伝えすると。同じ情報というのを基本に考えていますので、そういう意味では、データ放送と紙媒体との相互の関係性を整理しながら、よりよい情報の出し方を考えていきたいと思います。
〇後藤委員 基本的に紙媒体をこれからどうされるのかという、これからの議論もあり得るということでよろしいですか、そのままでいくのかどうかというのが。
〇山口部長 県政だよりも毎年いろいろな改善といいますか見直しをしてきていますから、これを平成26年度以降、本格放送が始まるときに同じ形でやるのか、紙面全体のあり方も一定議論して、さらによりよいものにしていく必要があるのかなと考えていますので、それはデータ放送の御意見をいただく中でまたこちらも議論していきたいと思っています。
〇藤田委員長 ほかにいかがですか。
〔「なし」の声あり〕
〇藤田委員長 なければ、これで「県政だより みえ」の新たな情報発信(「テレビのデータ放送による県政情報発信(試験放送)のデモンストレーション」)についての調査を終わります。
2 委員間討議
〇藤田委員長 本日調査いただいた事項について、委員間討議をお願いいたします。御意見のある方はお願いいたします。
〇北川委員 確認なんですが、試験放送はやっていただきますけど、これを本格的にやるかどうかというのは検証後、ですから来年度、データ放送をやるかやらないかというのはまだこれからの議論だという認識でよろしいですね。
〇藤田委員長 どうですか、その点は、この委員会として。
〇中森委員 昨日の県の考えではデータ放送に取り組むと、こういうことが載ってましたので、新年度はデータ放送に取り組むということについては認識してますが、内容については検証することがありますけども、データ放送になるということについては県のほうもおっしゃっているんではないかなというふうに思ってるんですけどね。
〇藤田委員長 予算決算常任委員会の平成26年度当初予算の基本的な考え方の中に……。
〇中森委員 うん、基本的な考え方に。
〇藤田委員長 これは確認をしたほうがいいですね。
〇北川委員 いやいや、違います、議会の立場として。
執行部はそう提案していただいているわけですから、以前から。当たり前の話なんで。
〇藤田委員長 その点はどうですか、皆さん方。今、相反する意見が出ていますが。
〇中川委員 私はやはり、本放送ありというところだと思っております。したがって、これは一応検証していろいろ修正を加えるにしても、本放送がスタートするんじゃないかなという形で見ておりますけれども。
〇藤田委員長 いかがですか。
〇今井委員 私も来年4月からデータ放送を、と。今はそのための試験で修正を加える期間ということで、来年4月からデータ放送が始まるという認識でおります。
〇下野委員 今日初めて見せていただいて、今の状況だと正直なところどうなのかなという思いはあります。というのは、最初も言いましたように、視覚的なところの改善の確認もできない現段階で導入というのが、ちょっと私には今のところわからないんです。ただ、これから1カ月いろんなコメントをいただいて改善していくということですので、私はそこを確認した上で次のステップの判断をしたいというふうに思っています。
〇藤田委員長 ただいまの意見は、このテスト放送を含めて確認をして、その上で判断をする、こういう御意見ですね。先ほどの3委員の方は、内容検討はあるけども本放送をやる、こういうお考えだと思いますが。ほかに御意見があればどうぞ。
〇北川委員 私も、基本的には検証をした上でゴーサインというのが筋かなというふうに思っています。紙媒体の全戸配布を廃止してという大きな政策転換をする中でやる事業なので、議会としても委員会としてもしっかり検証した上で進めるべきだというふうには思っています。が、別に今予算が提示されてるわけじゃないし、ここで議決とか可決とかいう次元の話じゃないので。皆さん方の御意見を、どういうニュアンスかなということでお聞きしたということなので、私は検証した上で判断すべきだというふうに思っています。
〇藤田委員長 ほかに御意見はどうですか。
〇後藤委員 いろんな考え方があると思いますけども、もう少し時間をかけて、そのデータ放送は、先ほども私から申しましたけど、この紙媒体と随分状況が違うように思いますので、これがどう変わってくるのかしっかり見届けてから決めるという方向でもいいのではないかなというふうに思います。
〇藤田委員長 ここでどちらかという判断はできないということでございますので、一応、両方の意見があるということでまとめさせていただくということでよろしいですか。
ほかに何か御意見はございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇藤田委員長 なければ、これで委員間討議を終わります。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
戦略企画雇用経済常任委員長 藤田 宜三