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平成25年11月27日 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

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予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日     平成25年11月27日(水) 自 午前10時51分~至 午前11時11分

会  議  室    201委員会室    

出 席 委 員     8名

             委 員 長   森野 真治

             副委員長    中西   勇

             委    員   田中 智也

             委    員   杉本 熊野

             委    員   小野 欽市

             委    員   中嶋 年規

             委    員   日沖 正信

             委    員   岩田 隆嘉

欠 席 委 員      なし

出席説明員   

      [環境生活部]

             部    長                     竹内   望

             副部長                      田中   功

             環境生活総務課長              松田 克彦

             文化振興課長                  明石 典男

                                            その他関係職員

委員会書記    議  事  課  主幹  加藤   元

              企画法務課  主査  中西 宣之

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者     2名

傍  聴  者     1名

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(環境生活部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第144号「平成25年度三重県一般会計補正予算(第5号)」

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 分科会(環境生活部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第144号「平成25年度三重県一般会計補正予算(第5号)」

    ①当局から資料に基づき補充説明(竹内部長)

    ②質疑

〇森野委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇中嶋委員 確認なんですけれども、今回の建築復元工事の増額分というのは消費税の分だけなのかどうかということなんです。実は、入札不調になった理由ということで、議案聴取会の場でも特殊工法であるというふうなことも挙げられてはいたんですが、工期がこれでまた厳しくなることで、いわゆる人件費にも単価的な部分も、人工数というんですかね。そういうものも変更があるんじゃないかなというふうなことも考えると、消費税以外の部分も考慮した中での限度額の引き上げなのかどうかということの確認をさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

〇田中副部長 今回、1377万5000円が増額になっておるわけでございますけれども、この増額につきましては、消費税が5%から8%に上がる影響分でございます。

〇中嶋委員 でき得るだけ、これは債務負担行為でございますので実際の契約がどうなるか、また実際の工事を進めていく中で、どういったまた変更等が現場で生じてくるのかわからないですけども、今回先議にするほどのことだという認識は私も同じでございまして、ぜひとも来年の斎王まつりまでには間に合わせていただきたいというふうに思っておりますので、そういう意味では、債務負担行為としての今回の議決とは別に、実際の契約に至って、その後工事が進むにつれてフレキシブルに的確に対応をぜひお願いしたいということをお願いしたいと思います。
 あと、私のちょっと確認で、もう1個確認なのが、議案聴取会のときに濱井議員のほうから、結局、今回一部、何か入札対象となるような企業数が随分増えるような御説明があったかと思います。そこをちょっと聞き逃したので、もう一度ちょっと御説明賜れればありがたいんですが。

〇田中副部長 当初、入札条件では、三重県内約60社が対象でございました。結果的に1者の入札にとどまったということで、今回入札条件を見直すことによりまして82社が対象になりますので、22社は増えるという形になっております。

〇中嶋委員 細かいとこで恐縮なんですが、その条件の変更というのは、どういうところを条件変更されて22社ほど増えることになったのか、教えていただけますか。

〇田中副部長 建設業の入札の名簿のほうで、まずAランクの業者というのがございます。これまでは、最初の入札についてはAランクで、なおかつ点数のほうが900点以上と。ただ、松阪であるとか伊勢志摩であるとか、それから尾鷲、熊野についてはその900点というのは除いて、Aランクであればオーケーですよと、そういう条件でございました。今回につきましてはそれを緩めて、全県下Aランクという形で入札を出させてほしいなと考えております。

〇中嶋委員 はい、わかりました。はい、結構でございます。

〇森野委員長 ほかにございますか。

〇小野委員 今の御説明の中で、消費税分の5%を8%に変えたために限度額が変わったという御説明でしたが、ということは、今、今年の4月、6月の資材等の価格と現状の価格とはもう既に3割ぐらいアップしているという状況がある中で、津市でもそうなんですよね。これも今津市の中で、値段がつけられないのでというんでギブアップ状態になってるんですが、という状況もある中で、今回はもうあえてそこはもう見直しをしない、これはもう間に合わさないといけないんで見直しをしないということなんですか。
 これ、経済状況というのは社会の中で起こってることで、県庁の中で決めることではないのでね。そこのとこを弾力的に対応しないと、これを、もう1回やったところでまただめになると。今、国内には4回もこれを繰り返してやって、やっと金額を大きくして、金額が大きくなるというのは別に、じゃ業者にこれだけ盛るからやってくださいというわけではなくて、現実に人件費、先ほど中嶋委員も言われたが、人工代も含めて随分高騰しているという現状を踏まえた上で何とかかんとか3回、4回入札を繰り返してやっているという状況があるんです。
 今回これに、反対はしません。反対はしませんし、やはりこのおかげ年以降の、特に南勢の入り口に対する観光客の誘致からいっても、こういうやはりポテンシャルを高めるためには必要な施設だと思いますから早くやるべきだと思いますけれども、基本的なそこのところの取組がちょっと違うんじゃないのかなと私は思いますが、その点はいかがですか。

〇竹内部長 御指摘いただいてるように、全国いろんなところで入札がうまくいかない。その背景には、東日本大震災の復興であるとか、あるいは消費税に伴う駆け込みであるとかという形で工事が非常に需要が多いという中で、おっしゃるように資材単価の問題、それから労務単価の問題等々あるというふうに認識しております。
 今回、史跡斎宮跡東部整備のこの建物復元に関しまして、実は9月に入札をさせていただいて、そのとき1者手を挙げていただいたという状況です。そこのとこが、正直これから契約に至る一連の取組をしていくわけなんで、結果は今明言はできないんですけども、予定価格をお示しして、その中で我々としては一定札を入れていただけるんではないかというふうに期待を含めて、予算は当初の予算の中で何とかお願いしてやっていきたいなというふうに今は思っております。

〇小野委員 その手法は見積もり合わせというような表現でよく過去にはやってたことで、我々も現実の現場ではそれで100億円を越えるような事業をこなしてきた経験がありますが、それであったとしたら、あえて今回ここまで持ってこなくてもいけたんではないのかなと。時間がかかるだけで、三月ぐらいこれ時間をロスするわけですから、そこら辺の判断をこの環境生活部だけではなくて全庁的な中で、副部長が、さっき建設業法上の問題も言われたが、やはりそういうところももう少し、もう一歩踏み込んでみてもよかったのかもわかりませんね。というのは、行政がどうも法で自分たちを律するというか縛られ過ぎて、やはり社会の現状に合わせていくというところがちょっと対応力が弱かったのかなというような気もしますが、とにもかくにも早くやっていただくようにお願いしたいと思います。

〇明石課長 設計価格の点で、1点だけちょっと補足させていただきます。
 1回目の入札公告が9月26日でしたので、その前に設計を組みましたんですけども、大体夏ごろ設計を組みましたので、そのぐらいの時期の情勢をもとに設計をさせていただいておるということだけちょっと済みません、補足させていただきます。

〇森野委員長 ほかにございますか。

〇中西副委員長 ちょっとだけ聞かしてください。今いろいろ話が出てましたけど、入札が、仮に今回また同じような状況が起きたらどうするんですか。

〇田中副部長 今回、9月26日にやりましたものにつきましては、公告につきましては、1者であったと。実はこれ、環境生活部だけで判断をしてるわけではなくて、県土整備部にもいろいろ相談した上で、建設業課でございますけれども、まだまだ入札を緩和するというか、競争性を増す手法があるという判断になりまして、もう一度再入札という結論に今回なって、こういう先議という形でお願いしてるわけでございますけれども、もし仮にでございますけど、私どもは当然複数社出してくれるということをもちろん期待しておるわけですけれども、もし1者になった場合は、県の建設工事競争入札審査会というのがございまして、これは、県土整備部が主体で持っておる審査会でございますけれども、そこへかけて、もう競争性は十分担保してこれ以上のことはないよということで、1者であってもそこにお願いするという形になろうかと思います。

〇中西副委員長 ちょっとそこは、腑に落ちやんですけど。入札という考え方でいくんなら、1者入札でやれないということで今回これを延ばしたわけなんでしょう。ということは、それならその同じことを、その今の状態をこの9月の、9月というか10月ですけど、その時点でやればよかったじゃないですか。

〇竹内部長 今回1者入札、9月の入札ですね。そのときにいろいろ議論した中で、地方自治法上は問題はないと。ただし、県のいわゆる内規で、1者の場合に競争性を高めることが可能であれば再入札に付すというふうなルールがありまして、今回、先ほど具体的なAランク900点というお話しさせてもらいましたけども、少し900点というのを外すことによって対象業者の数が増えるということで、競争性が高まるだろうというふうな判断のもとでやりました。
 今回はその中でやらせていただくんですけども、改めて1者の場合は、競争性の担保については、我々は最善の努力をさせていただいた結果なんでそこはもうそれ以上は言わないということで、そこは内規のほうでもそういう場合にはそういう対応ができるというふうに定めてますんで、それに従って我々は1者、仮に1者であったらもうそこと問題なければ契約をしていきたいというふうに思っております。

〇中西副委員長 僕はちょっと気に入らんですけど。60社が82社になると。建設業の評価の点数の900点の部分を外すということでやられるということで、それはわかるんです。もう少し制限を軽くして入札に参加してくれという意味合いはよくわかるんですけど、これは、恐らく、僕の感覚で見ると、建築工事自体が非常に難しいんだと思うんです。材料の高騰とか云々という、そういうことではなくて、仕事の難しさが非常にあって、なかなかそれを金額的に合わしてやれるかというところで二の足を踏んでみえる方が多いんだと思うんです。
 そやで、恐らく次も、そんなに何社も入札は入られないと思うんですね、感覚的に。普通の建築工事とちょっと違う、わけが違うと思うんですね。木造であり、特殊な技法とかそういった部分もあると思いますので、そこで、結局今の話で、1者であってもきちんと中身を見て問題のない状態をつくってそれでいくんだというときに、我々にもう一度そういう中身についての内容というのは提示していただけるんですかね。知らしていただくことはできるんですか。ちょっと、1者でそのまますっといくということはやっぱりちょっと気になりますんで、そういった部分で、仮に1者の場合。

〇竹内部長 今後入札をさせていただいて、そこでどういう状況になるか、まだこれはやってみないとわからないんで、そこでの状況については改めて御報告をさせていただければというふうに思います。

〇中西副委員長 じゃ、そういうことで。日程だけ、いつの入札になるんですか。

〇田中副部長 先議で御採決いただければ、公告についてはその翌日からでも公告をさせていただきたいなと考えております。

〇中西副委員長 はい、わかりました。以上です。

〇森野委員長 ほかにございますか。

                〔「なし」の声あり〕

〇森野委員長 なければ、本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議   なし

    ④討論         なし

    ⑤採決   議案第144号   挙手(全員)   可決

 2 委員間討議

〇森野委員長 次に、委員間討議を行います。予算決算常任委員会本委員会への分科会委員長報告として、先ほどの環境生活部関係の議案審査に関して、執行部に処理経過の報告を求めるべき事項が何かございますか。よろしいですね。

                〔「一任します」の声あり〕

〇中嶋委員 処理経過の報告というのではないんですけど、先ほど副委員長がおっしゃられたように結果については御報告いただくということで、それはいわゆる処理経過の報告というかちかちのものではない意味で理解させていただいておりますので、特に委員長からそういう処理経過を求めるとか言っていただく必要はないかなとは思っております。

〇森野委員長 次回の予算決算常任委員会分科会のときに資料をつけていただければと思います。よろしくお願いいたします。
 ほかにございませんか。

                〔「なし」の声あり〕

〇森野委員長 なければ、処理経過の報告を求める事項はないということでさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。それでは、委員間討議を終了いたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会委員長

森野 真治

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