三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成25年度 委員会会議録 > 平成25年10月8日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録
防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成25年10月8日(火) 自 午前10時1分~至 午後0時19分
会 議 室 202委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 小林 正人
副委員長 彦坂 公之
委 員 東 豊
委 員 水谷 正美
委 員 中村 欣一郎
委 員 舘 直人
委 員 水谷 隆
委 員 舟橋 裕幸
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[県土整備部]
部 長 土井 英尚
副部長(企画総務担当) 福井 敏人
副部長(公共事業総合政策担当) 水谷 優兆
副部長(住まいまちづくり担当) 横山 賢
次長(道路整備担当) 森若 峰存
次長(流域整備担当) 舘 敏彦
工事検査総括監 松田 肇
参事兼道路管理課長 渡辺 高司
県土整備総務課長 小林 修博
県土整備財務課長 山内 悦夫
公共用地課長 田米 千秋
公共事業運営課長 向井 孝弘
入札管理課長 新堂 紳一郎
建設業課長 吉岡 工
道路企画課長 小菅 康正
道路建設課長 梅谷 幸弘
河川・砂防課長 満仲 朗夫
港湾・海岸課長 松枝 信彦
流域管理課長 鵜飼 伸彦
下水道課長 服部 喜幸
施設災害対策課長 池山 隆久
都市政策課長 中嶋 中
景観まちづくり課長 長岡 敏
建築開発課長 藤田 章義
住宅課長 大森 邦彦
営繕課長 古川 万
建設企画監 加藤 芳弥
人権・危機管理監 水谷 寿
建築確認審査監 岡村 佳則
その他関係職員
[企業庁]
企業庁長 小林 潔
副庁長 千代世 正人
次 長 岡 誠
電気事業対策総括監 井上 和彦
企業総務課長 浅井 雅之
財務管理課長 高須 幹郎
水道事業課長 谷口 高司
工業用水道事業課長 森 高広
電気事業課長 加藤 丈雄
危機・事業管理監兼RDF発電監 村林 行一
資産管理監 芳賀 敏孝
機電管理監 池田 靖介
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主査 藤堂 恵生
企画法務課 主査 新開 祐史
傍 聴 議 員 1名
三谷 哲央
県 政 記 者 4名
傍 聴 者 なし
調査事項
Ⅰ 分科会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)平成25年度債権処理計画(目標)について
2 議案の審査
(1)議案第140号「平成24年度三重県工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」
(2)認定第1号「平成24年度三重県水道事業決算」
(3)認定第2号「平成24年度三重県工業用水道事業決算」
(4)認定第3号「平成24年度三重県電気事業決算」
Ⅱ 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)平成25年度上半期の各事業の運営状況について
(2)青田発電所の災害復旧状況について
Ⅲ 分科会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例の規定による提出資料について
2 議案の審査
(1)議案第131号「三重県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
Ⅳ 常任委員会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第133号「三重県営住宅条例の一部を改正する条例案」
(2)議案第134号「工事請負契約について(一般国道477号四日市湯の山道路道路改良(吉沢高架橋(仮称)上部工)工事)」
(3)議案第135号「工事請負契約について(一級河川木津川河川改修(松之本井堰下部工)工事)」
(4)議案第136号「工事請負契約について(中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)志登茂川幹線(第1工区)管渠工事)」
(5)議案第138号「県道の路線廃止について」
2 所管事項の調査
(1)「『平成25年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)
(2)台風18号による被害への対応状況について
(3)幹線道路網の整備について
(4)三重県建設産業活性化プランの取組について
(5)指定管理者が行う公の施設の管理状況報告について
(6)指定管理候補者の選定状況について
(7)審議会等の審議状況について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 分科会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)平成25年度債権処理計画(目標)について
①当局から資料に基づき説明(小林庁長)
②質問 なし
2 議案の審査
(1)議案第140号「平成24年度三重県工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」
①当局から資料に基づき補充説明(小林庁長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第140号 挙手(全員) 可決
(2)認定第1号「平成24年度三重県水道事業決算」
(3)認定第2号「平成24年度三重県工業用水道事業決算」
(4)認定第3号「平成24年度三重県電気事業決算」
①当局から資料に基づき補充説明(なし)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 認定第1号 挙手(全員) 認定
認定第2号 挙手(全員) 認定
認定第3号 挙手(全員) 認定
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過を求める事項 なし
Ⅱ 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)平成25年度上半期の各事業の運営状況について
①当局から資料に基づき説明(千代世副庁長)
②質問 なし
(2)青田発電所の災害復旧状況について
①当局から資料に基づき説明(井上総括監)
②質問 なし
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過を求める事項 なし
Ⅲ 分科会(県土整備部関係)
1 所管事項の調査
(1)三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例の規定による提出資料について
①当局から資料に基づき説明(福井副部長)
②質問 なし
2 議案の審査
(1)議案第131号「三重県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例案」
①当局から資料に基づき補充説明(なし)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第131号 挙手(全員) 可決
3 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
Ⅳ 常任委員会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第133号「三重県営住宅条例の一部を改正する条例案」
(2)議案第134号「工事請負契約について(一般国道477号四日市湯の山道路道路改良(吉沢高架橋(仮称)上部工)工事)」
(3)議案第135号「工事請負契約について(一級河川木津川河川改修(松之本井堰下部工)工事)」
(4)議案第136号「工事請負契約について(中勢沿岸流域下水道(志登茂川処理区)志登茂川幹線(第1工区)管渠工事)」
(5)議案第138号「県道の路線廃止について」
①当局から補充説明(土井部長)
②質疑
〇小林委員長 それでは、御質疑があればお願いします。
〇舘委員 質疑とかいうんじゃないんやけど、議会も通年議会になっておって、これ入札が7月の23日やら25日、そして、工期が800日や830日やらとこうあって、今回、提案されてきてるんですよね。落札された業者も、準備等々があるんだろうと思いますが、ここまでこの、もっと早くと思えばできないわけはないんだろうと思うんですけども、そこら辺の考えだけちょっとお聞かせください。
〇土井部長 議案に上げるような場合において、補正とか緊急にやるような場合、先議をしていただくということで対応させていただいております。今回のような工事については議員御指摘のように準備工もあるということと、仮契約させていただいてますもので、ある程度は準備もできる、下回しもできるということで、通常のこういう議案提案とさせていただいているところです。
〇舘委員 了解です。
〇小林委員長 ほかにございますか。よろしいですか。
〔発言の声なし〕
〇小林委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第133号 挙手(全員) 可決
議案第134号 挙手(全員) 可決
議案第135号 挙手(全員) 可決
議案第136号 挙手(全員) 可決
議案第138号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「『平成25年版成果レポート』に基づく今後の『県政運営』等に係る意見」への回答について(関係分)
①当局から資料に基づき説明(土井部長)
②質問 なし
(2)台風18号による被害への対応状況について
①当局から資料に基づき説明(土井部長、舘次長)
②質問
〇小林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇水谷隆委員 今回の災害は、本当に大変な状況の中で、犠牲者も出たということで、対応していただいているということで大変ありがたいと思っています。地元のことをちょっと言わせていただきますと、私、員弁ですけども、員弁のほうもいろいろ、今回のこの大雨で災害が起きていると。昨年、直していただいたところも、また流木が全部流れてしまったというところもあるわけですよね。
その中で、特に員弁の、ちょっとローカルな話で申しわけないんだけども、田切川というのがあるんですよ。ここがいつもいつも災害が起きそうな状況の中で、今までずっと来てたんですよね。今回は、いよいよ大雨の中で田んぼの中に土砂が入っていったと。これ、なぜかというと、その川の中にネコギギというのがおるんですって。私、余り見たことがないんですよ。その地元の人も見たことがない。ネコギギというのがおるんですよ。これ、どういう魚か、部長、知ってみえるか。さすがだね。僕ら、見たことないです。あのイシコツみたいな小ちゃいやつらしいですね。これがずっといるということで、そこの整備がなされないの。環境生活部がやってはいかんと、こう言っとるらしいんですよ。県土整備部にお願いすると、地域機関はやりたいんだけどできやんのやと。これ、本当にそうなのかどうかわかりませんけどね。それが川の下流のところに、カーブしてるところの右側に土砂が堆積するわけです。だあっと、川の流れがもう一部になってしまっているんですね。
それが今回、一部のところからこちらの田んぼに土砂が流れ込んだということで、大変な状況になったというふうに聞いておるんですけども、そういったものは、土砂を取ってしまえば、災害は起きてないですよ。あるいは、こちら側の堤防に高積みすれば起きてないんだけども。そういう状況の中で今後、ネコギギというのは天然記念物になっとるかちょっとわかりませんけども、そういうものの対応をどうしていくかということ、やっぱりこれは、横のつながりでしっかり対応していただかないと、まだまだ災害は起きますんで、そういったことについてぜひ今後対応をお願いしたいというふうに思うんです。その辺、当然のことながら地域機関から上がってきてると思うんですが、環境生活部とよく議論したかどうかちょっとわかりませんけども、そういった点についてはいかがですか。
〇土井部長 2点ほど御指摘をいただいたと。まず、河床掘削を進めろと、もう一つは天然記念物のネコギギに対してということで、1点目の河床掘削ですが、これ、今回の国道422号のこの木津川のところにおいても指摘されておりまして、鋭意河川改修を進めているところだったんですが、下のほうの一部遊水池の事業の完成をめどに、全体のバランスを見ながらということで調整をやっていったということ、それと、非常に要望の多い中で苦慮しているということで、どんな箇所が要望に出てるか、今どんな箇所に取り組んでるかということを市町に情報提供していくということで3事務所で情報共有の仕組みを入れて、次にどの箇所をやったらいいかというのを調整させていただくような仕組みをまずは入れていきたいというのが1点。もう一つは、砂利採取の方法とかいろいろな方法をさらに活用できないかと。もうちょっと採取ができるように、例えば表土を取り除くとか、測量を県でやるとか、そういうような方法で鋭意進めていきたいと。一番のネックが残土処分地ですもんで、その残土処分地についても、もう少し近くで確保できないかという方策を今、検討させていただいているところです。
次に、もう1点のネコギギというのは、自分も環境アセスメントをやってたときに一番、ネコギギとかいろいろな生物、やはりこれは保全すべきものだと。ただ安全を確保した上でという考えで、一応それについては環境生活部についても調整を、事務所を通じて打ち合わせをしながらやっていきたいと思っております。
〇水谷隆委員 河川整備は、もういつも言われておりますんで、これはまあそれぞれ対応していただいてるし、これからもやっていただきたい。
そのネコギギは、僕の見た目では十分に土砂は取れます。竹やぶがこう生い茂っとるんやけども、その下におると思うんだよね、見たことはないけど。だから、そういうことをやっぱり守りながら、堆積土砂の撤去はできると僕は思うので、その辺一遍よく検討していただいて、ぜひ対応していただきたいというふうに思いますんで、これは要望して、よろしくお願いします。
以上です。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇中村委員 河床の堆砂の問題が出たので、ちょっとどこで聞いていいのかわからないがお聞きしたいことがあるんですけども、この夏も随分渇水で問題になってて、ニュースを見るたびにダムが干上がってる様子がこう出てたわけですけど、あれを渇水のときにダムの堆砂を取ったりというのはできないんですかね。費用対効果のことを考えると、そういうときに取っておくとダムの容量がまた戻って、水害のときに遊水池をつくるのと同じ効果があらわれるかと思うんですけども、そういうタイミングというのはどのように判断されてるんですか。
〇舘次長 今、委員がおっしゃられたのはダム、治水ダムが相当すると思うんですが、治水ダムにつきましては、その堆砂条件も、例えば宮川ダムも県管理のダムでございますが、そういったダムでは堆砂状況も確認しながら、当初の設定より堆砂状況がどうかというのを見ながら、必要に応じて土砂の撤去とかもやっていくことになりますけども、基本的に宮川ダムでもまだ計画よりも少し少ない堆砂状況ですもので、そういった撤去のところまではまだ考えておらないような状況です。
〇中村委員 そういう渇水で取るチャンスがあったとしても、堆砂の状況が予定しているとこまでいってないから取らないという、取ることができないということなんですかね。
〇舘次長 委員がおっしゃった渇水であったにしても、やはり堆砂の状況がどういったものかというのも調査しながら、必要なところでやっていくことになると思います。
〇中村委員 何というんかな、しゃくし定規な判断かなというふうに思いますので、また別の機会で話をさせてもらえればと思います。
以上です。
〇小林委員長 ほかにございますか。よろしいですか。
〔発言の声なし〕
〇小林委員長 なければ、台風18号による被害への対応状況についての調査を終わります。
(3)幹線道路網の整備について
①当局から資料に基づき説明(森若次長)
②質問
〇小林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇舘委員 この9ページの直轄国道の伊勢大橋の話ですけども、これ大分前から指摘があって、それで、全国的にも維持管理の問題があるんよねということやと思うんですよね。これで今、進捗状況については今年度から工事に着手する予定です、取組状況は早期に供用というふうに書いてもうてあんのやけど、まだ何も始まっておらんわけで、もう少しちょっとここ、今、詳細なお話をいただけるなら、していただきたいのが一つ。もう一つは新名神高速道路の関係ですけども、平成30年、できるだけ早くというのが当初のこの成果レポートの関係もあった中での答弁やったと思います。その方向だと私も思いますけれども、地元の話をすると怒られるかわかりませんけど、これ国道477号のバイパスも、そしてそれに伴ってくればそのスカイラインに伸びていくインターまででない国道477号の処理の問題やら、そしてもう一つは、英断いただいた、私が命の橋やと言うてました湯の山大橋、これもその時期がちょうど平成30年から供用できる、そのときにはここら辺は全部が一つになって、道路のネットワークが完成するんだろうというふうな思いをしているわけですよね。
そんな中で、地元もそれに対して大きな期待があります。菰野町だけではなくて、北勢地域を考えていった場合も、大きな流れが変わってくるなというとこで、その中で一つ、インターチェンジが菰野町に設置されるということで、その名称の問題等々も大きな地域の情報の発信にもなるだろうということで、かなりの熱を入れた大きな期待があるわけですよ。ですので、今どうこうとは申しませんけれども、その問題については今後も地元なり関係機関と綿密に連絡を取り合いながら、その名称が何やったん、もう終わったんというようなことにならんように、地域にも納得ができるようなそんな取組も、地域にもしていただきたいと思うし、自分らも頑張らなあかんと思いますけれども、そこら辺のことをもうちょっと頭に入れておいてほしいなというふうな要望をさせていただきたいと思います。そのコメントもいただけたらなというふうに思います。とりあえず2点、よろしくお願いします。
〇森若次長 御質問のありました伊勢大橋のかけかえについては、大変悲願でありまして、まず両側の盛土の部分というか土の部分の改良工事の発注手続を、今まさに行っているというふうに聞いておりますので、そこを見て、実際に発注が完了すれば物は動いてくるというふうに思います。引き続きそのことを、大変な調整もあるんですけど、県も協力してやっていきたいと思います。
新名神高速道路につきましては前回の委員会でもありましたように、私どもとしても一日でも早くしっかりと供用させたいというふうに思っております。思いのほか、現地に行くといろんな工事が動いているので、少し私たちも楽しみに見ているというような格好です。
それから、湯の山大橋につきましても鋭意調整して発注していきたいというふうに考えております。それから名称につきましては、わかりましたというか、勝手に決めないように、また調整させていただくというふうに思っております。
〇舘委員 はい、ありがとうございます。勝手に決めてもうたら困るなと思うのが第一点で、やはり地域の期待もある、今が千載一遇のチャンスや、そんな思いで見てますので、整備されていく中で一日も早く、そして地元もそれに乗っていけるようなものにしてほしいなということがあります。そのことを忘れやんと、またこれの連携と調整を図っていっていただきたいと思います。
この伊勢大橋やけど、今言われて、盛土していって、これからなんですよね。新名神高速道路については平成30年にはもう供用すんのや、それを目標にしてやっていくんだと、こういうふうになっているので、機運であったりいろいろな形の中での地元の方の御理解もいただきながらも、物事が進んでいくと思うんですけれども、この維持管理的なものでここまで遅れてきた部分がある中で、これからなんですよね。それまでの状況を見ておったら、大変なことになっているのにまだこんなんかということがあって、その供用ができる目標年度、年次なんていうのは明示はされていないかもしれませんけれども、そこら辺のところも地元の方々に御理解いただくのには、今やってるんだ、やってるんだだけでは御理解もいただけないと思います。なので、そこら辺のことについての取組と、維持管理となればほかのところもいろいろな橋梁の検査等々もいただいておるんやと思うし、これだけではない河川の堤防であったり海岸の堤防であったり、いろいろな形の中で、今、しっかり安全・安心が求められるところですので、これについても今やってるからこれからなんですということではなくて、目標がこうなんですと言えるぐらいに取組姿勢を、スタンスを決めて頑張っていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
〇土井部長 伊勢大橋については、老朽化ということで、自分も国土交通省中部地方整備局に行くたびに、中部地方整備局のほうもいろいろな取材、テレビ取材も受けているということで、非常に問題意識を持って鋭意進めていただいておりまして、完成時期については、もう少したってある程度めどというか目標も含めて、努力目標も含めての段階で明示していただくようにお願いしたいと思います。
〇舘委員 突っついてください。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇水谷隆委員 東海環状自動車道、今日も報告をいただいておりますけれども、平成32年供用開始、これは、まず遅れることはないと思いますけども、これよりも一年でも早く、ぜひお願いしたい。もうこれやらないと、あの地域はどんどん遅れていきますんで、東京オリンピックもあることやし、ぜひともよろしくお願いしたいというふうに強い要望で終わります。よろしくお願いします。
〇小林委員長 よろしいですか、要望で。
〇水谷隆委員 要望でいいです。
〇水谷正美委員 済みません、北勢地域が続きますが、北勢バイパスのことなんです。新名神高速道路の四日市付近の渋滞を避けて下を通るために北勢バイパスに乗りかえてというような、そういう車ももちろんありまして、新名神高速道路についての用地取得率が約75%云々、工事進捗率、発注率という話がありましたけども、北勢バイパスについての御説明は今、もしできたらしてほしいなというふうに思いますし、強い要望を、これも私もさせていただきたいと思ってるんですけども、どうでしょうか。
〇森若次長 手持ちにはないみたいなので、またちょっと直轄の事務所に聞いてと思います。北勢バイパスについても、知事含めて私も、ちょっと一部強力に、難航しているところは、本庁が出て調整もしてますので、頑張ってやってるばかりではあれですけど、やっていきます。
〇水谷正美委員 ぜひまた書類でお渡しいただければと思いますけれども、それぞれの工区ごとでどういう状況かということですとか、国道477号から南の例えば内部地域なんかで土地の買収についてのお話に入っていただいたりもしているというふうにお伺いしておりますけども、その辺の進捗率の御報告を賜りたいということをお願いしますし、特に遷宮までは中南勢中心というふうに方針としてはあったと思いますけれども、遷宮も終わってまいりましたので、ぜひ北勢地域への尽力をお願いしたいということで強くお願いしておきます。
以上です。
〇土井部長 北勢バイパスについて、今、事業中の区間も鋭意進めるとともに、一番自分が問題視しているのは国道1号より南で、未事業化区間が残ってると。このところについてもまずは鋭意事業に着手してもらうと、それによって中勢バイパスから北勢バイパスにつながって、海沿いの道路の幹線ができ上がるということで、そちらについても鋭意努力をしたいというふうに考えている次第でございます。
〇水谷正美委員 おっしゃるとおりだと思います。ぜひ頑張ってください。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇東委員 ありがとうございました、熊野尾鷲道路の開通、皆様の御尽力で無事開通することができました。感謝を申し上げます。
ただ、ちょっとお伺いしたいのが、実は紀勢自動車道の最後のところ、海山-紀伊長島間が遷宮までということで非常に楽しみにしておったんですが、橋台が傾いたということもあったりして、国土交通省のほうで御努力されていただいておると思うんですが、かなり難しい地盤に橋台を建てるということもあって、平成25年度中には供用開始という方針で変わりがないかどうか、具体的に何月ごろ供用できるという見込みがあれば、お聞かせをいただきたいなと。なければあれなんですが。
それから、あと一つは、熊野尾鷲道路は事業化されたんですが、尾鷲北インターチェンジと尾鷲南インターチェンジ間のトンネル工事、お聞きすると平成27年度中には工事が終わるようなことですか。それも確認を。そうでもないんですか、ではないですね。じゃ、その辺の確認を2点。開通は、熊野まで悲願の道のりが来たんですが、ところどころまだ抜けておりますので、その辺の確認をぜひ聞かせていただきたいなと、今の状況で結構なんですが、お願いします。
〇森若次長 済みません、委員のおっしゃっているとおりなんですけど、紀伊長島インターチェンジから海山インターチェンジまでについては今年度中ということで、それ以上は私たちも聞いておりません。進捗すれば、しかるべきときに多分供用の時期とか日付とか出てくると思います。
それから、尾鷲北インターチェンジと尾鷲南インターチェンジの間については、実際にまだ用地買収してませんので、平成27年とかという話はまだ多分、公表というか、正式な話はないんだと思います。まだというんですかね、まだ実際買ってませんので、多分発注できないと思うので、現在では。どちらについても国に強く働きかけていきます。
〇東委員 尾鷲北―尾鷲南についてはぜひ力を入れていただいて、それこそ1カ月でも早く供用開始できるようにしていただくことが悲願だと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
以上で、要望で終わります。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇彦坂副委員長 1点、お伺いします。12番の鈴鹿亀山道路なんですけども、9月1日に鈴鹿で県民の声を聞いてルートを選定していこうということで100人協議会を開いて、今進んでおるんですが、今後のスケジュールは、都市計画の何とか決定まで持っていこうということなんです。ルート選定、北ルート、南ルート、いろいろあるようでありますけども、今後、ルート選定に当たってのスケジュール、もしここでおっしゃっていただけるところがあったら教えてください。
〇森若次長 正直なところ、地元にも話しているんですけど、この道路ってすごく難しい道路です。ほかの道路と比べて物すごく難しいと。なので、今までなかなか進まなかったというのはそうだと思うんですけども、まずは都市計画決定をする。した後、事業主体、ここは直轄でやってほしいとか、ここはNEXCO中日本で料金所のここまで迎えに来てほしいとか、そういう調整がルートを決めて都市計画決定をした後からできるというふうに思っていて、事業化というのでは少し遠いんですけど、都市計画決定にいかなければそういう調整もできないので、まずは都市計画決定。そのために御説明させていただいた国とNEXCO中日本、それから県と2つの市、道路というのはアクセスする道路のところも広げなきゃならないので、そこが市道であれば市が拡幅ということもありますので、全員が入った検討会をきちんと立ち上げてやっているということで、自分で言うのも何かもしれないんですけど、きちんと体制をつくってやってますので、ちょっといつごろと言われるとつらいところはあるんですけれども、やっていこうと思っています。
あと、一つ今、私たちが、悩んでいるのは、環境影響評価法が4月から新しく施行されてまして、配慮書というのを新たにつくらなきゃならないということになっておりまして、そこが今、全国にひな形がない状態、要するに全国第1号で今進めているような格好になっておりまして、今までどこかでやってるやつがあれば、それをコピーしてこうできるんですけど、ちょっとそれがないところを手探りでやってるところもありまして。なかなか難しい道路であるんですけど、頑張ってしっかり進めていきます。
〇彦坂副委員長 私は、いろいろなことが重なってかなり難しいというふうに伺っておるんですけども、先ほど部長が言われたように、北勢バイパスの未事業化区間にタッチするような計画でありますので、北勢バイパスの南側を含めて、ぜひよろしくお願いいたします。
以上です。
〇森若次長 いい機会なので。北勢バイパスの新規事業化のほうが鈴鹿亀山道路が決まらないと進まないんだよというつもりはないので、そちら側の進み方の進捗がどんな状況であっても、北勢バイパスの未事業化区間を先に事業化したいというふうに思ってます。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇三谷議員 よろしいですか、傍聴議員ですが。
〇小林委員長 ただいま三谷傍聴議員より発言したい旨がございましたけども、よろしいですか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇小林委員長 発言の趣旨はどのようなことでしょうか。
〇三谷議員 伊勢大橋で。
〇小林委員長 伊勢大橋のことらしいですけど、よろしいですか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇小林委員長 それでは、三谷議員の発言を認めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇小林委員長 御異議なしと認め、三谷議員の発言を認めます。どうぞ。
〇三谷議員 傍聴議員ですから、ごく簡単にさせていただきたいと思うんですが、伊勢大橋、今年12億円お金がついて、先ほど御説明のあったとおり、いよいよ両サイドから地盤改良の工事が始まるということなんです。先ほど土井部長が完成時期がわかればまた議会のほうに報告しますよと、こういうお話でしたが、部長のおっしゃる完成というのはどれを指しているのかちょっと教えていただきたいなと思ってるんですよ。当面、御承知のとおり今の伊勢大橋の下流20メートルのところに暫定で2車線、橋がかかりますよね。それが終わると今ある伊勢大橋を落とすわけですよね。その伊勢大橋が落ちたらまたそこに2車線の橋をかけて4車線になって、最終の絵というのはそういうふうになるわけですよ。部長がおっしゃっておる、その完成というのはどの時期を指してますか。
〇土井部長 国土交通省に協議はしますけども、自分の思ってるのは、今新しい橋を一旦かけると。この部分と一旦思って、その時期について公表をお願いしていこうと思っております。
〇三谷議員 そうすると、暫定2車線供用をもって部長は完成と先ほどおっしゃったわけですね。
〇土井部長 自分は、完成は全体の完成やと思ってますけども、段階でやはり公表していくのが筋だということで、お答えをさせていただいたところです。
〇三谷議員 その暫定2車線の橋、新たにつくる橋と、それから今ある伊勢大橋を落とすわけですね、ここまでで全体事業費って幾らぐらい想定されてますか。
時間がかかるようでしたら、申しわけないんですが、私は300億円ぐらいと聞いておるんですけども、間違いありませんでしょうか。
〇土井部長 申しわけありません、後ほど資料提出させていただきたいと思います。
〇三谷議員 終わります。済みません。
〇小林委員長 それでは、これで幹線道路整備についての調査を終わります。
(4)三重県建設産業活性化プランの取組について
①当局から資料に基づき説明(水谷副部長)
②質問
〇小林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇舟橋委員 22ページの社会保険の未加入の話なんですけども、重層構造でよく今までこの話をすると、直接の一次受注業者についてはしっかり指導もできるしチェックもできるけども、二次、三次はチェックができませんというのがお答えやったんですけども、今回のこの社会保険未加入のチェックはそういう二次、三次のところまでしてるんですか。するようにしたんですか。
〇水谷副部長 社会保険未加入対策といたしましては、経営事項審査、公共事業を請け負う者にとって必ず受けねばならない経営事項審査の中で、未加入の状態にあるかということを確認し、その中で未加入であることが確認できた者について指導なり、場合によっては勧告なりというようなことでとり進めてまして、経営事項審査を受けておる企業数がおおむね県内で千数百件ございますので、かなりの数の指導がこれからやっていけるんではないかと考えております。
〇舟橋委員 ありがとう。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇舘委員 この建設産業活性化プランで、前に委員会におったときにこの話が出てきて、いいことですよねという話で私もこれは賛成してましたけれども、これを進めていくには、やっぱり最終はここで技術力であり、また地域貢献、経営力といった点、こう3項目出ているものは必要やけれども、最終的には、企業としてやっていこうとした場合に、入札制度、今の制度に的確に反映される部分がなければあかんわけで、それが私は中枢になってくるんじゃないかなと。それを支えるのには地域貢献であったり、それへの考え方とか技術力にあってはこうだということであったり、例えば技術力にしたってAランクにあればいいに決まってますよね。そのAランクの事業を半分にしてしまえば、Bランクも入ってこれるわけで、そうではない技術力、また地域貢献についても地域に対してどんだけ貢献できるかいう部分の見方をもっとちゃんと見てかなあかんのやと思うし、いつも言ってますけれども、提案型の入札をするときに技術提案されるけれども、今までそれがどんだけたまってきとんのかって。この地域においてはこんな問題があるからこうです、こうやったほうがいいですよねということを提案してきていただいているのを、ほんなら次に発注するときにそれを生かしてるかといったら、多分それはないから、また技術提案を求めるんだと思うんですよね。そんなことを試行でずっとやっていて、逆に言えばそれに建設業、建設業も設計もいろいろあるけれども、そこが知恵を出すところにまたそこに経費が余計にかかって、逆のことをやってんじゃないの、活性化していくよりも。技術を提案してきとんのやで、もう一つステップアップしてだんだんよくなっていくのがこのプランなんだろうと僕は思うんですけれども、そんなとこでそれを阻害している部分が入札制度にあるんだと思います。いろいろなお声を聞きます。もっといろんなことは担当のほう、各事務所になればもっとだと思うけれども、聞いてるんだと思いますよ。
そこで、今回も本年度からこの入札制度のところでもいろいろな意見を聞いて、新たな試行をするということですけれども、できるだけもうブラックボックスがないような感じ、ブラックボックスって言いようが悪いかしらんけれども、表へ公表されない部分、それはその企業が持っている技術力だからというんではなくて、それもそうなんだろうけれども、それによって工事が、事業が、地域に対してどんだけ貢献できることかということを立証するがためにもそれは公開すべきことであって、非公開にしてそれは隠していく中でというのは余計透明度をなくすし、公平度もなくすんだと思う。そういう形の中での今、この入札制度、特に総合評価の問題等々もいろいろ蓄積されてきているんだと思うんで、そこら辺のことについて本当に真摯に、また業界との話もありますけれども、その中で県として発注側として、それで受注をしていただく業者としてその議論を真摯にしていただきながら、第三者も入れた中での議論を進めていっていただくように、本当に積極的にやってほしいんです。
そして、その経過についてもまたいろいろとこちらの場へ、議会のほうへも報告もいただきながら、地域の声を生かしていってほしいなというふうに思いますんで、もう事細かなことは言いません。例えばもうちょっと言えば、地域貢献の中で不良不適格な話が出ましたけれども、そんなんやったらペーパーだけでいって事務所があそこにぽんとあるだけで事務員が誰もおらんというようなことも指摘はされるわけですよね。ほんなんやったらそこで全部チェックせえというふうにいくのかということもありますから、やられるその取組はいいけれども、それによってできてくる問題も多くあるので、やはり現場の意見との調整もしていただきながら、これの活性化に向けて、もうこれ以上言いませんけれども、取り組んでいっていただきたいと思います。
以上です。
〇水谷副部長 御意見ありがとうございます。委員御指摘のように、今の制度におきましては、予定価格に縛られた画一的な制度になっておりまして、地域に応じた工事内容に応じたという選択肢がなかなかできないような制度になっておりますので、それについては業界のほうからも、また発注者側の職員のほうからもそういう提案をいただいております。そういうことを踏まえて慎重な検討を進めていきたいと思います。
〇土井部長 委員が御指摘のように、いろいろな問題になりだして、自分もプランをつくった張本人というか、つくったときにいろいろと意見を交わさせていただきまして、そういう中で、やはり一つの透明性の確保と、でも公平にということの中で、今回、プランの主目的というのは業者のAとB、災害時において活動していただける業者を育成する、これが主眼ということの中で、それに最適な入札制度というのを皆さんと議論しながら、今まさに副部長が各業界と意見交換させていただいて、その辺を煮詰めているという状況です。また適時報告させていただきたいと思います。
〇舘委員 いわゆる協会だけではない業者も見えるわけで、協会を僕は否定するわけではないし、またアウトと言われる人も否定するわけでない。地域の中でどれだけ貢献をしていって、そのときにどれだけ、例えば大きい災害があったときに助けていただく、機動力がある、そんな考え方も大きな目で、この県政の中で県土を守るにはどうすべきなんだということを主眼にして議論を進めていただきたいと思います。終わります。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇水谷正美委員 簡単にお伺いしたいのですが、21ページの技術力で、右上に取組目標がありますよね。工事成績評定点の平均値を平成22年81.8点を平成27年83.0点に上げるんだと。現状は平成24年83.1点、もう目標値を超えているということは、これは目標値の平成27年の数値を変えるべきではないかというのが1点。2点目が、22ページ、次のページですが、右上に取組目標がございます。これも同じように、地域社会貢献取組企業との契約率はもう既に目標値の95%を超えた97.3%にありますが、これも目標値を変えるべきではないかというのが2点目です。一度御検討ください。
〇水谷副部長 いずれの数字も年度ごとの平均値等で揺れ動くものではございますが、現に越えている部分がありますので、今回の見直しの中でも一度検討してみたいと思います。
〇水谷正美委員 また、じゃ、議会のほうに報告してください。お願いします。
〇小林委員長 ほかにございますか。
(傍聴議員 挙手)
〇小林委員長 ちょっと待ってください。委員の皆さんで。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 よろしいですか。
三谷議員、発言内容はどのようなことでしょうか。
〇三谷議員 地域貢献の中の地域企業の活用推進について、少し確認をさせていただきたいと思います。
〇小林委員長 はい。そのような内容で三谷議員より発言を求められましたが、いかがいたしましょうか。よろしいですか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇小林委員長 御異議なしと認め、三谷議員の発言を認めます。
〇三谷議員 傍聴議員ですので端的にさせていただきます。
ここに書かれてますとおり、国等が発注する工事で県内企業の活用を要望していると。国やNEXCO中日本等の発注機関に対してもお願いしてますということなんですが、例えばNEXCO等の工事に県内のトラックを使ってくださいよと、こう言われたときに、NEXCOのほうは、いや、うちはバイオエネルギーを使う車を主に使いたいんでというようなお話が出てくるというふうに聞いておるんです。そうしますと、既に県内のダンプだとかトラックは県の指導によって自動車NOx・PM法で新しいエンジンに変わってきてるんですね。そうすると、このバイオエネルギーを使おうとすると、古いエンジンのダンプとかトラックを使わなきゃいけない。そうしますと、そんなものがあるのは県外しかないわけです。つまり、こういうふうな非関税障壁みたいなものがあると、向こうのゼネコンとかNEXCOから言わせれば、三重県の県内の企業を使いたいですけども私どもの条件に合ってませんということで門前払いされる。こういうふうな非関税障壁みたいな、こういう課題というのが幾つかあるというのは、県のほうとしては掌握されてますか。
〇土井部長 申しわけありません、そのNEXCOとの意見交換のときにお願いするのは自分が幹部の方にお願いしているということで、そういうような状況があるというのは把握しておりません。
〇三谷議員 単に使ってくださいとお願いするだけではなしに、具体的にそういうふうないろんな条件とか、そういうものがあると、県内業者が入りたくても入れない、また向こうとしてはいい断りの口実になるというケースがままありますので、そのあたりのところをよく精査されて、同じ県内企業を使ってくれというお願いをされるにしても、きちっと使えるような、そういう筋道をきちっと立てて話をしていただきたい。これは要望にとどめますので、一度しっかりお調べをいただきたいと思います。
終わります。
〇小林委員長 それでは、三重県建設産業活性化プランの取組についての調査を終わります。
(5)指定管理者が行う公の施設の管理状況報告について
①当局から資料に基づき説明(福井副部長)
②質問
〇小林委員長 御質問等がございましたらよろしくお願いいたします。
〇舟橋委員 大仏山公園なんですけども、奥野議員が野球場の話をしてみえましたよね。ファウルボールが越えないネットの高さってどれぐらいか知っていますか。
〇横山副部長 やる人の体力とか技能によって大分違うんですが、大体高校生の、県立高校の防球ネットで15メートルぐらいの高さが一般的な高さと考えております。
〇舟橋委員 実は平成12年の、ちょっと古い話なんですけども、津西高校の3塁側のところにミニ開発の団地ができ、その奥に私立の幼稚園ができたんです。そこからの要請で、ここで野球せんといてくれという要請がありまして、学校側が3つの案を考えました。1つは別のところにあるサッカーグラウンドと入れかえよかと、もう一つは防球ネットを高くしようかと、もう一つはホームベースの上にバッティングゲージみたいなのを置いてやろうかと。ただ、バッティングゲージを置かれてしまいますと、あそこのグラウンド、結構いいグラウンドで、公式戦が当然できなくなります。関係者の努力もあって、実はネットを張っていただきました。今現在、25メートルなんです。何でかというと、その当時の関係者の方々が何か統計というかちゃんと資料があって、25メートルの高さになれば九十数%越えないという統計があって、当然、おっしゃったように選手の力量やあれによって違いますけれども、それにかかった費用がたしか当時ですけど、3000万円程度だったと聞いています。教育委員会は津西高校だけではかわいそうやでといって、津東高校と津商業高校にも同じ防球ネットを張っていただいた経過がありますので、大仏山公園の話に戻りますけども、あの地域は結構高校のグラウンドが狭いんですよ。利用率のこともありますので、真剣に隣の子どもの公園へ飛び込まないネットを張っていただいて、利用拡大ができるような対応を、金額的にも億の単位では決してないはずですんで、当時、議会のときには県民の声を聞きながらなんて答弁をされてみえましたけども、きっと利用者団体からは強い要請として上がってくるんじゃないかなと思います。今、軟式しかできない状況らしいですけども、そういうネットの対応で十分できるはずですんで、ぜひとも検討してやってほしいなと思います。
〇横山副部長 ただ、今おっしゃったフェンスをかさ上げするのに、15メートルの高さでも大体メートル当たり20万円ぐらいかかるというような資料がございますので、ほぼ億のお金がかかってしまうということと、それと今一番問題になっておりますのが、硬式野球がこれまでは伊勢市営の倉田山公園球場でできておったんですが、それが今工事中で使えないということで、大きな問題になっているというのは認識しておるんですが、それが来年の年明けには新装オープンするということも聞いておりますので、その辺の状況等も考慮して検討を進めさせていただきたいと考えております。
〇舟橋委員 もうそれ以上は。要望しておきます。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇東委員 29ページ、熊野灘臨海公園のことなんですが、この春に皇太子を迎えて「みどりの愛護」のつどいということで、一つの区切りみたいなことができて、県の皆様には本当に御苦労さまでございました。2泊もあそこに泊まられて、実は、お話したいのは、老朽化がかなり激しかって、皇太子をお迎えするのにがさっときれいにしたんですね。きれいにした後は、例えば利用者が少なくなったというのは、ちびっこ広場というところがあるんですが、全くないです、何も。完全な芝生状態でして、以前あった遊具等については、危険だということで全部撤去しました。これはもとへ戻すという意味で老朽化対策というよりも新しく入れ込んでいかないと、公園としての機能が全くないと思われますが、方針をちょっとお聞かせいただきたいと思っています。
〇中嶋課長 熊野灘臨海公園の城の浜地区にございます通称ちびっこ広場の遊具の御質問でございます。ここの遊具については委員御指摘のとおり老朽化が著しいと、あと景観上の調和がとれていないと、こういった2点でもって撤去をさせていただきました。
ただ、あそこに遊具が必要というお声につきましては、町のほうからも御要望を賜っているところでございまして、今現在、尾鷲建設事務所のほうと町のほうで御相談をさせていただきながら、華美なものはできないと思うんですが、ある程度機能が確保できるような、そういった遊具といいますか、運動遊具みたいなものについて、精査をしているという状況と聞いております。順次、その計画が上がってきた段階でうちのほうも協議しつつ、整備を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
〇東委員 もう1点なんですけど、この報告書に書いてあると、どうも紀北町、紀北町と名前が出てくるんですが、県南部の公園、三重県の公園という位置づけのほうがより明確化するんじゃないか。何か紀北町のためにみたいな、町民の憩いの場みたいな捉え方というのはちょっと違和感があるんですが、その辺についていかがですか。部長もしくは部長じゃなかってもいいですが、どうぞ。
〇横山副部長 おっしゃるように、東紀州地域には県営公園はここしかございませんので、そういった位置づけで、紀北町専用というような誤解を受けるようなことがないように、今後、情報発信に努めていきたいと考えております。
〇東委員 以上です。結構です。
〇小林委員長 ほかにございますか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、指定管理者が行う公の施設の管理状況報告についての調査を終わります。
(6)指定管理候補者の選定状況について
①当局から資料に基づき説明(舘次長、横山副部長)
②質問 なし
(7)審議会等の審議状況について
①当局から資料に基づき説明(福井副部長)
②質問 なし
(8)その他
〇小林委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。ございませんか。
〇水谷正美委員 済みません、簡単に1つだけお伺いしたいんですけども、朝日町で四日市市立中学校の女子生徒が殺害された事件があって、県道についての街灯、それをつける云々の報道があったものですから、その時期について、もし今答えられるのであればしていただければと思いましたんですが、いかがでしょうか。
〇渡辺課長 その件につきましては、町長から要望がございまして、現在、地元の協議会が終了いたしまして、建設事務所と設置の場所、時期等を調整しているところですけれども、今年度内の早いうちに整備ができるように調整をさせていただいているところでございます。
〇水谷正美委員 四日市市民も朝日町民も、心配をしておりまして、ぜひとも早期の設置をお願いしたいというふうに私からもお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
〇小林委員長 ほかにございますか。よろしいですか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員長
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
小林 正人