三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成25年度 委員会会議録 > 平成25年12月24日 選挙区調査特別委員会 会議録
選挙区調査特別委員会
(閉 会 中)
開催年月日 平成25年12月24日(火) 自 午後2時0分~至 午後2時20分
会 議 室 601特別委員会室
出 席 委 員 13名
委 員 長 舘 直人
副委員長 水谷 隆
委 員 津村 衛
委 員 村林 聡
委 員 奥野 英介
委 員 中川 康洋
委 員 稲垣 昭義
委 員 中嶋 年規
委 員 中森 博文
委 員 舟橋 裕幸
委 員 三谷 哲央
委 員 中村 進一
委 員 永田 正巳
欠 席 委 員 な し
出席説明員
[選挙管理委員会]
書 記 長 中西 秀行
書記長補佐 上川 秀明
その他関係職員
[議会事務局]
企画法務課長 野口 幸彦
企画法務課政策法務監兼班長 川口 徳郎
議事課長 米田 昌司
委員会書記
議 事 課 課長補佐兼班長 西塔 裕行
企画法務課 主査 濱口麻裕子
傍 聴 議 員 3名
中西 勇
中村欣一郎
北川 裕之
記者クラブ 8名
傍 聴 者 2名
調査事項
Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について
①再正副委員長案
〇舘委員長 それでははじめに、本日の進め方についてでございますが、前回の委員会では私ども正副委員長にて正副議長に報告を行い、御意見をいただいたことを御報告し、その後、今後の進め方等の協議をいただいたところであります。その結果、委員の皆様から改めてこれまでの議論を踏まえた上での正副委員長案を提示するようにとお決めいただきました。本日は正副委員長案を改めてお示しさせていただき議論を進めていきたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇舘委員長 はい、ありがとうございます。それでは、改めて作成させていただいた正副委員長案について、御説明をさせていただきますので、事務局、資料をお配りください。
〔事務局 資料配付〕
〇舘委員長 これまでの議論を踏まえた上での御提案とさせていただいております。そのようなことから、その詳細、根拠等の説明については省略させていただきますことを御理解いただきたいと思います。それでは、資料1に基づいて説明させていただきますので御覧ください。まず、格差の大きい順に申し上げます。格差が2.64の尾鷲市・北牟婁郡選挙区の定数を2から1とすること。次に格差の大きい2.49の熊野市・南牟婁郡選挙区の定数を2から1へ。次の2.38の格差のある鳥羽市選挙区につきましては、志摩市選挙区と合区をいたしまして定数を3から2とする。次の格差2.10の度会郡選挙区については、定数を2から1へ。同じく多気郡選挙区については2から1へ。そして、伊勢市選挙区については、4から3にするという6減の案でございます。これによりまして、定数につきましては、定数51から6減の45となるわけでございます。また、改正の時点といたしましては、次々回の一般選挙であります平成31年度にこれを適用していくことといたしまして、「三重県議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例」の本則に改正案を書き込んで、附則においてその適用期日を定めるということでございます。この資料1の一番下の欄でありますが、次の平成31年の選挙というものが、条例の中でそのような表現ができかねることから、平成27年5月1日以降の一般選挙から適用するということとさせていただこうと。また、この案について御理解・御了承賜ることができましたら、平成26年定例会2月定例月会議で条例改正案を提出できたらと考えているところです。また、これまでの議論がありました例えば国勢調査による人口動向でありますとか、公職選挙法改正法への対応、また、論点整理をしていただいて議論を重ねていただいた部分等々、それらの課題というか問題についても、委員会としての報告をいたします附帯事項の中に盛り込んでいきたいと考えているところです。以上、正副委員長として新たに御提示をさせていただいた案の説明でございます。
②委員間討議
〇舘委員長 それでは、この案に対しまして、御質疑、また委員間討議をいただきたいと思います。御意見のある方は御発言をいただきたいと思います。
〇三谷委員 今見せていただきまして、基本的には会派に持ち帰って、会派の皆さんと議論をさせていただきたいと思っております。いろいろ委員長、副委員長が再度御努力をいただいたことに対しても心から敬意を表したいと思います。ただ、従来私どもが主張しておりました、できるだけ多様な民意が適格に反映するような1人区の問題を、今後どう議論していくのかということ。また、伊勢市選挙区が1.56ですが、それよりも倍数の高い伊賀市選挙区ですとか、三重郡選挙区とか、こういうものを今後、どう議論していくのか。それから先ほど委員長からお話のありました平成27年度国勢調査に対する人口動態等の対応。また、これからより具体化してくるであろう新しい公職選挙法の新法を、議会としてどう対応していくのか。こういうことも含めて会派のほうで議論させていただいて、改めてこの委員会で報告させていただこうと思います。
〇舘委員長 ほかにいかがでございましょうか。
〇中村委員 正副委員長、本当に御苦労さまでございました。結果的にこういう形にはなっているのですけども、いわゆる南の方が…、今までも痛みを持たないかんという発言をさせてもらいましたけれども、南の方があまりにも減の率が高いのが気になります。志摩半島で度会郡を含めると3名減ですし。紀州でも半減になるという。固まりで見た時にそうなりますので、そういったことをどう対応していくか。先般、発言もさせてもらいましたが、激減緩和的な対応というものが二人の議論の中でなかったのでしょうか、こういう結果になったことについて。
〇舘委員長 では、お答えをさせていただきます。この委員会の中でも格差の是正ということが大きな課題でした。その中でまた、1人区の関係についても、ことに前回の委員会で議論があったわけですが、1人区となることの課題はありますものの、それを超える必要もあるんだろうという判断をしたところであります。また、そうした時に南部地域が格差が大きいという部分を改正していくことこそが、法の下の平等と言いますか、県民の皆さんの1票の価値を考えた時には、公職選挙法第15条第8項ただし書きの部分を最大限活かさせていただく中で、私ども正副委員長でまとめた時には、この案だということで御提示をさせていただいたという内容でございます。
〇中村委員 ありがとうございました。トータルで13人から8人が南部。この部分が県民のみなさんが見た時に、あまりにも激しい減になるのかなという感じがしましたので、何とか次期に送る時にその辺のニュアンスを入れていただきたいなという思いを持っておりますが、これから皆さんの御意見をいただければと思います。
〇奥野委員 平成31年というのも、本当によく考えていただいたと思うんですけれども、伊勢市選挙区というのは、ある程度合意された部分もあったかなと思うんですけれども…。伊勢市選挙区も平成27年5月以降ということになっているんですが、この辺は正副ではどういうふうな御判断でされたのでしょうか。
〇舘委員長 伊勢市選挙区においては、各会派からの前回の正副案を提示させていただいた、その後に修正をいただいた部分であると私ども正副委員長で認識をしながら、しかしながら格差の是正にいたるかどうかという部分も含めて検討させていただいて、しかしながら各会派から修正案として提示をいただいている部分を最大限に考えさせていただいた中で、平成27年、次回の一般選挙での適用ではなくて、この部分についても平成31年の一般選挙の中で、共に適用をさせていったほうがいいんだろうという正副委員長の判断で、今回このように提示をさせていただいたところであります。
〇中川委員 正副委員長の再提出案というのをいただきまして、結果6減ということで、資料2の定数45の配当基数、人口割実定数から見ると、限りなくこれに近い定数割になったのかなと感じております。私ども正副委員長案に対しての修正案では、平成27年に3減、31年に3減ということで、その減するところは、ほとんど今回の案と一緒なんですけども。そこが違うのかなと思っていまして、しかし平成27年5月1日ということで、いわゆる本則に全部書いてやるということも御検討いただいて、書き込んでいただいたのかなと思っております。後は今、三谷委員も話しましたが、会派に持ち帰り議論をしたいと思いますし、後ここまで来ますとそれぞれの主張なり、思いなり、筋論も当然あるんですが。そこを超えれるかどうかは別なんですが、まとめていくことの大事さというのもあるかなと思うので、そのことも含めて一度、議論をさせていただきたいと思います。
〇舘委員長 ありがとうございます。そこで今、本則の部分で書き込むことと言いますのは、これまでも議論がありましたので、しっかりとした方向性を示そうとする正副委員長の意思の表れと御認識をいただきたいと思います。ただ、この法文章の関係で、改正の表現がこのようになるかどうかは、今、事務局の方も確認を取らせていただいておりますけれども、先ほどから申し上げておりますように、例えば本則で定数の数をしっかり決めて、附則の中で、一つ目が平成27年5月1日以降の一般選挙、しかし二つ目にただし次の選挙においては、現在の部分ですとなるかもわかりませんが。その部分について、しっかりと明記ができるということをお約束させていただくようにという意味も含んでおりますので、御理解いただきたいと思います。
〇中森委員 私どもの会派におきましては、過去、紆余曲折があり、多様な意見の中で本委員会にもいくばくかの御迷惑をおかけしたことについて、皆さま方にお詫び申し上げながら、正副委員長におかれましては非常に御尽力いただき、今回改めて御提案いただきました内容につきましては、しっかりと受け止めながら会派で改めて協議を前向きに検討させていただきたいと思っております。具体的にいろいろと申し上げた中で、現在の最大の広さである700平方キロメートルの津選挙区を超えないということを原則としながら、その範囲内でおさめていただいたこと。それから合区によります選挙区域民に対する周知期間が十分に必要ということに鑑みていただいた配慮も十分受け止めながら、離島など交通不便地などの配慮も十分対応もしていただきながら、今後附則について、新しい議員の構成のメンバーにも理解してもらうようなことも必要ではないかということも鑑みた上で、本則であり附則でありということもしっかりとこれから御協議いただけるものと思っているところでございます。しっかりとこの正副委員長の案を十分尊重しながら会派で協議をまとめさせていただくよう最大限努力させていただきたいと思います。
〇舘委員長 はい、ありがとうございます。ただいまの附則の部分については、先ほども申し上げたように、国勢調査による人口動態であったり、論点整理をして議論いただいた部分、それについては附則に書き込むことが困難でありますので、この委員会として報告をさせていただくその中には、先ほども申し上げた附帯事項的な形の中で、そのことも含めながら更なる一票の格差是正に努力するんだという方向の明記をさせていただきたいと考えております。
〇中嶋委員 それは法令上のテクニックということですか。
〇舘委員長 はい、それを確認してということです。ほかにいかがでしょうか。
〇舟橋委員 先ほど委員長がおっしゃった、特別委員会としての附帯決議についての内容なり趣旨なりは、いつ頃御提示いただけるんでしょうか。判断する時の前提にもなってきますし…。
〇舘委員長 まず、改正案に行くまでに、これまでも年間の活動計画の中で中間案を固めてそれをパブリックコメントにしてということもございます。まず、中間案として改めての正副委員長案として示させていただいております。当然パブリックコメントの中で指摘いただいたことへの対応等々もございますので、正式案とは、まだいかないとの認識をしておりますので、そのことも含めた中でもう一度議論をいただく。その中での方向性も附帯事項として御提案申し上げながら御議論をいただいて決定していきたいと考えております。
〇舘委員長 ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇舘委員長 それでは、御議論をいただく中で、私どもの改めての正副委員長案をお示しさせていただきました。会派にての議論を重ねたいという中でも、一部の問題等々、御指摘もいただいたところがございます。その部分について、今一度、会派の方で議論をいただいて、本委員会としての中間案をまとめる方向での議論を重ねたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは次回の委員会の開催日についてですが、今日は24日です、各会派の議論を重ねていただく時間的なこともありますが、私ども正副委員長としての思いは、明日25日の午後3時から、本委員会を開催させていただきたい。会派で議論された御意見も、その場でお伺いをさせていただきたいと考えているところでありますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇舘委員長 それでは次回は明日、12月25日の15時から開催することにさせていただきますので、御予定をいただきますよう、よろしくお願いしたいと存じます。
本日、御協議いただきます事項は以上ですが、これまで御協議いただいたこと以外で御発言があれば…。いかがでしょうか。
〔「なし」の声あり〕
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
選挙区調査特別委員長 舘 直人