このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成25年度 委員会会議録 > 平成25年12月18日 選挙区調査特別委員会 会議録

平成25年12月18日 選挙区調査特別委員会 会議録

  資料はありません

選挙区調査特別委員会

(開 会 中)

 

開催年月日    平成25年12月18日(水) 自 午前10時58分~至 午前11時40分

会  議  室    601特別委員会室

出 席      13名

             委 員 長   舘   直人

             副委員長    水谷   隆

             委    員   津村   衛

             委    員   村林   聡

             委    員   奥野 英介

             委    員   中川 康洋

             委    員   稲垣 昭義

             委    員   中嶋 年規

             委    員   中森 博文

             委    員   舟橋 裕幸

             委    員   三谷 哲央

             委    員   中村 進一

             委    員   永田 正巳

欠 席       な し

出席説明員

      [選挙管理委員会]

             書  記  長                中西 秀行

             書記長補佐                    上川 秀明

                                         その他関係職員

      [議会事務局]

             企画法務課長              野口 幸彦

             企画法務課政策法務監兼班長   川口 徳郎

             議事課長                 米田 昌司

委員会書記

             議  事  課  課長補佐兼班長   西塔 裕行

             企画法務課  主査           濱口麻裕子

傍 聴 議 員     4名                

                       中西   勇

                       中村欣一郎

                       北川 裕之

                       青木 謙順                

記者クラブ      7名

傍 聴 者      2名

調査事項

Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 三重県議会議員の選挙区及び定数について

    ①会派報告

〇舘委員長 はじめに本日の進め方について、前回の委員会では正副委員長案を提示するようにとの皆さまのご意向を受けまして、これまで重ねてまいりました委員会の議論を踏まえ、正副委員長案をお示しさせていただいたところです。その後、お示しをさせていただいた正副委員長案に対してさまざまなご意見をいただいたところですが、会派での議論が必要であるということから、各会派にお持ち帰りいただき協議をいただくこととしました。本日はこの正副委員長案に対する各会派からのご報告を受けまして、その後議論を進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。それでは各会派からのご報告をお願いしたいと思います。まず新政みえ、よろしくお願いします。

〇三谷委員 会派で相当丁寧に議論をさせていただきました。正副委員長で大変なご苦労いただき、今までの議論を踏まえ、正副委員長案を出していただきました。私ども新政みえとしては引き続き、前回の議論と同じように正副委員長案を最大限尊重させていただいて、これからの取りまとめに入っていきたいと思っています。

〇舘委員長 ありがとうございます。次に自民みらい、お願いします。                

〇永田委員 前回の委員会でせっかくまとめていただいた正副委員長案ですが、会派として到底容認できる合意はなかったので、誠に申しわけないと思いましたけれども、反対させていただきました。以来、この正副委員長案をいただきながら、会派で連日に渡りまして協議を重ねてまいりました。やっと大変な紆余曲折の中ですが、まとまりましたので、今日私どもの案を提出させていただきます。まずは、平成27年度と平成31年度に分けさせていただきまして、これは従来からの議論でもありました通りですので、平成27年は、伊勢市選挙区を1減し4から3。平成31年は前回の委員会で申し上げたとおりですが尾鷲市・北牟婁郡選挙区で1減、熊野市・南牟婁郡で1減、鳥羽市選挙区・志摩市選挙区で1減、度会郡選挙区で1減、多気郡選挙区で1減、こういうことに決着しました。これは1票の格差が基本になるわけでして、大変な議論でありましたが、やっと今日提出させていただくことができます。どうぞよろしくお願いいたします。

〇舘委員長 次に鷹山、お願いします。

〇奥野委員 不本意ですけれども、自民みらいと一緒になってしまいました。平成27年に伊勢市を4を3、まず平成27年に伊勢市で入口をつけておいて、平成31年に必ず守らないといけないということで、尾鷲市・北牟婁郡選挙区、熊野市・南牟婁郡選挙区をそれぞれ2から1、鳥羽市選挙区と志摩市選挙区を合区して3から2、度会郡選挙区をマイナス1、多気郡選挙区をマイナス1、平成31年にはマイナス5、平成27年にはマイナス1、そういうことで自民みらいと同じような恰好になりましたけれども、そういう方法でいきたいと思います。

〇舘委員長 次に公明党、お願いします。

〇中川委員 正副委員長案からの修正ということで、まず平成27年の伊勢市選挙区は4から3、これは意見のままです。尾鷲市・北牟婁郡選挙区、熊野市・南牟婁郡選挙区が4から3ということでしたが、私どもは合わせずに、尾鷲市・北牟婁郡選挙区を2から1、熊野市・南牟婁郡選挙区を2から1、なお、鳥羽市選挙区・志摩市選挙区の合区については、私どもの案は平成27年には行わず、平成31年施行で合区して、3から2、合わせて平成31年に度会郡選挙区を2から1、多気郡選挙区を2から1、条例本則にはこの平成31年分も含めすべて本則に書き込んでいただきたい。そして、施行期日の条文において、基本的には平成27年に施行、ただし、一部今言った鳥羽市選挙区、志摩市選挙区、度会郡選挙区、多気郡選挙区については施行期日を平成31年とする、このような表記でお願いしたいと思います。

〇舘委員長 次に、みんなの党さんですけれども、事務局から報告をさせます。

〇事務局 みんなの党の中西議員ですが、「前前回の委員会において、各会派から3人、みんなの党から5人の削減案が出ていましたこと、目標数字を決めて進まないとどうしても保身になってしまう」というご意見をいただいています。

    ②委員間討議

〇舘委員長 以上各会派からのご報告をいただきました。それではこのご報告についての質疑等、また委員会討議を深めていきたいと思いますので、ご質疑等ある方は発言をお願いします。

〇三谷委員 自民みらいから伊勢市選挙区でマイナス1で、あと平成31年で尾鷲市・北牟婁郡選挙区、熊野市・南牟婁郡選挙区、鳥羽市選挙区、志摩市選挙区、度会郡選挙区、多気郡選挙区というお話でしたが、今回この委員会のそもそものスタートの時の全委員の合意事項として、1票の格差の是正ということを前提で議論を進めてきたと思っていますが、この案ですと、前も同じような案を自民みらいさんは1週間遅れて出されたと思いますが、その時も同じ話をさせていただきましたが、1票の格差は今回の改正では全く関係なくなってしまいますけれども、それはそれでいいんでしょうか。

〇中森委員 1票の格差については、合意事項で尊重すべきであると重々承知し、会派でも検討させていただきました。いずれにしても結果的にどうするかということが大事、選挙区にはそれぞれの議員がいる、地域には有権者がいるということで、強制合区になっていない、またいろいろな問題を総合的に加味して、1票の格差を是正するためには尾鷲市・北牟婁郡選挙区などについての対応せざるを得ないということは周知のとおり理解しているところです。しかし、前々から三重県議会でも地域事情の配慮についての、高速道路の進捗等々の話もしていただいたとおり、現在高速道路のことも進捗はしておりますが、まだ完全とは言い難い状況がある中で、少なくともあと数年にはおよそ概成がなされるのではないかということから、尾鷲市・北牟婁郡選挙区及び熊野市・南牟婁郡選挙区については、1票の格差については直接は今是正はされませんが、少なくとも平成31年にはしっかりと1票の格差が解消できる見込みができるということ、合わせて鳥羽市選挙区、志摩市選挙区についても同様に、そういう状況を踏まえ、しっかりと三重県議会で計画的に方向性を示すことが将来にわたって1票の格差の是正につながることは確実ですので、今回そういう形で地域事情を配慮したわが会派の結果ということについて、改めてご理解いただければと思います。

〇三谷委員 尾鷲市・北牟婁郡選挙区及び熊野市・南牟婁郡選挙区が高速道路等の進捗状況で4年先には一定の方向がみえるだろうというご説明でしたが、それならば鳥羽市選挙区、志摩市選挙区を平成31年に先送りする理由は見当たらないのではないか。鳥羽市選挙区・志摩市選挙区を平成31年に送ったところで現行法で出来る話であり、別に海の面積が変わりませんし、交通状況が答志島架橋が出来ていることでも当然ないわけで、こちらも一緒に高速道路と同じような理由で先送りするのはなかなか理解しがたい。鳥羽市選挙区と志摩市選挙を合区したところで、1票の格差が動くわけでありませんが、そういう理屈でー票の格差を先に送るということであれば、鳥羽市選挙区と志摩市選挙区は今やっても構わないと思いますがいかがですか。

〇中森委員 説明が不足したことについては、とりあえず1票の格差ということのご指摘でしたので、東紀州についての特段の事情を説明させていただきました。鳥羽市選挙区、志摩市選挙区については、合わせて合区ということがあり、交通事情は一切関係ありませんが、別の理由で、合区については、先の委員会でわが会派から申し上げたとおり、地域の選挙区の有権者、やはりそれぞれの市なり県民に周知、理解していただくためにはそれなりの時間を要するのではないか。また、当該議員にも選挙区が合区によって変わるということついては、少なくとも時間を要するのではないかということで、やはり1年でというのは、県議会でも県民に厳しい状況を与えるということで、やはりそれはしっかりと危機感を与えて理解をしていただいた上で、選挙区、定数の減を決定した方が親切ではないかという主旨です。

〇三谷委員 この特別委員会が発足する時にスケジュールを決めさせていただき、1年間の周知期間は必要であるとみなさん合意いただき、それに対しては1年前から議論を進めましょうと。また、節目節目で何度もスケジュールについては確認させていただきながら、進めさせていただいたと理解しています。そのスケジュールの中で、正副委員長に大変ご苦労いただいておまとめいただいたと思っており、当然選挙区、定数の見直しの中には合区も減員も入ってくるわけです。ですから、そういうことを前提に1年の周知期間、1年をかけての議論ということでこの委員会を進めさせていただき、ここにきてまた周知期間が短いという話をすると、おそらく次の平成31年でもまた同じような議論がぶり返されるのかなという思いがしています。合意して決めたことは認めて粛々と進めていくべきだということでなければ、こういう委員会で一定の方向性を決めていくことはなかなか難しいと思いますので、その点は少し自民みらいも今までの合意事項を遵守いただくという基本的な姿勢をお守りいただきたいと思います。

〇舘委員長 他にいかがですか…。次また、ご意見でも結構ですが。

〇中村委員 それぞれの会派で議論された結果が、伊勢市選挙区のみ1減というのは、1票の格差という視点からいくと理由が…。当初資料にありましたが、1票の格差が広いところ、是正の必要なところからの順番でいくと確か伊勢市選挙区は9番目だったと思うんです。そのまま1票の格差を解消するためには、現行法上ではなかなか厳しいという話もあって、その後議論の途中で合区も可能になったというところもありましたから、1票の格差という県民にわかりやすい視点からいけば、他にも方法があるのではないかということで、新政みえの中では様々な議論をして、しかし正副委員長が提案をするにあたってそれなりにそれぞれの会派の思いもあるのだから、それも加味しながらということで、正副委員長がかなりそれぞれの会派の思いを受けた上で提案をしていただいたと思っています。そういった立場からいうと、いわゆる伊勢市選挙区のみ1減という、今のいろいろな意見がありましたが、それは正副委員長案とあまりにもかけ離れているのではないか。今までご苦労されてそれぞれの会派の声を聞きながらそれぞれが妥協しながら、この時点で妥協できるだろうかとかなり時間かけて頑張っていただいたことが全く、伊勢市選挙区のみというのは理解しがたいし、伊勢市の人たち、他の県民の皆さんにも説明がしがたいのではないかと思います、意見として。

〇舟橋委員 平成31年に合区や定数減というお話が結構ありましたが、平成27年の選挙終わってから平成31年までの間にたしか国勢調査を挟むはずです。そうした際に、この段階において、合区という方向性は別として、定数まで決めてしまうことはここでは問題ではないかと思いますし、もともと先ほど三谷委員から話がありました通り、今回の特別委員会、最大の眼目は1票の格差を解消していこうということで、次期平成27年に向けた特別委員会ですので、やはり今やらなければならないものは今整理して次の選挙を迎えるというのが筋であり、平成31年にあまり定数まで縛りこんでいくのは少し問題を残すことではないかと感じています。

〇中嶋委員 前回の委員会の時に、今の時点で平成31年のことを条例上書き込めるかとどうかを事務局に確認させていただきました。なぜそのようなことを申し上げたかというと、これまで平成12年、18年、21年の3回、検討会の検討結果報告が出されていて、それをもとにそれぞれ議論をしてきていますが、残念ながら申し送りだけでは、その時の議論が成就されずに今回も1年かけて、我々も申しわけない部分もあるんですが、結局議論が行ったり来たりというところがあるので、確かに国勢調査がある等々もありますが、私は今のメンバーで平成31年の一定の絵を描いておいて、そこをスタートに話をしていただけるような土台を作っておくべきだということで平成31年にこういう案でも構わないと考えています。

〇舘委員長 ありがとうございます。他にいかがでしょうか。

〇稲垣委員 自民みらいに質問ですが、ご意見はよくわかりました。例えば、それならば伊勢市選挙区のみを1減したところで、先ほどから議論があるように1票の格差には影響は全くないということで、なかなかいろいろな説明をされますが、今回伊勢市選挙区だけという理由はなかなか苦しいところがあると感じています。例えば、それならば今回まとめられなかったということで、今回は伊勢市選挙区も減することなく、伊勢市選挙区も平成31年において、平成31年に6減の条例改正を今回やるという選択肢もありなんですか、今の発想でいくと。

〇中森委員 当然そういう意見が出るとは予想していなかったので、議論されてないんですけれども、基本的にそれはなんら私どものスタンスからすれば問題ないと思います。

〇中嶋委員 実は平成12年の時に、ご承知のとおり、四日市市、津市、松阪市、鈴鹿市選挙区の数を減らされました。その時の理由が、「伊勢湾岸部の都市形成が進んでいる各県内市部においては、市議会機能等の充実により、住民の意見等がより迅速かつ確実に県や国に伝達されている状況にあること、また、構成市町村数が複数、面積が広大な選挙区においては多様な住民の意見等を県国の施策に反映させることが難しいという特殊性を考慮し、人口が多い市から成る選挙区を中心に削減するものといたしました」という流れがある中で、その時伊勢市はまだ北勢や中勢地域の都市部に比べてみれば都市部でいうかどうかというところで減数にならなかった。けれども、この時代の流れを受けて、伊勢市も合併したということも踏まえて、平成12年の報告の流れを受けて、今回先行してということが、考え方のベースとなっている。ただ、私どもの会派の中にも様々な意見があるのは事実です。

〇稲垣委員 先ほどの平成12年の報告は都市部を減らして、次はそれ以外の1票の格差等を考慮した上で定数を減らしていく方向というのが主旨だと思いますので、その時に都市部を減らしたから、またその次も都市部で残っている所をという読み取り方も中嶋委員のようにできないこともないかもわからないですけど、本論の主旨とは違うのかなということを私の受け止め方として申し添えさせていただくことと、先ほど質問させていただいたのは、三谷委員もお話させていただいたように、みんなでまとめあげていこうという正副委員長の案が出て、それに対してあまりにもかけ離れた、各会派、各委員からの意見が出てくるようでは、やはり合意形成をしていくことの努力をこの特別委員会ですることがもし難しいのであれば、この平成27年に定数を削減する力が我々にはなかったということになるのかもわかりませんし、それならば先ほど努力をして合意してきたという平成31年に条例で縛るというなら、無理に中途半端に平成27年にやらずに、平成31年を縛って、おそらく平成31年の…、というか後世の議員から我々が批判されることになると思いますけれども、それぐらいのことをしなければいけないぐらいの状況なのかなと個人的には感じますし。そこまでのことを判断して平成31年のことを縛ろうとしているのかということも逆に私は疑問を感じています。ということで、合意形成をしていくことが難しい、あまりにもかけ離れたことで議論するならば、後世の議員から批判される条例改正を今回するというのも一つの選択肢なのかなと。中途半端に今回伊勢市選挙区だけ減らすというやり方をすることは避けて、平成31年のことを、みっともないですが、我々が決めることもありかなと個人的には感じました。

〇舟橋委員 自民みらいに聞きたいのですが、正副委員長案が出て、それについての修正等の議論があるかのと思っていたのですが、今聞かせていただいた平成31年案については、確か…、メモを持ってきていないので不確かかもしれませんが、自民みらいの当初の案は、伊勢市選挙区と鳥羽市選挙区を合区だったと思いますし、度会郡選挙区と多気郡選挙区もそれぞれ伊勢市選挙区や松阪市選挙区との合区案だと記憶にありますが、正副委員長案が出たこの時期に、あえてまた違う方向が出てきたのが不思議でならないのですが、その辺はどうですか。

〇中森委員 正副委員長案が出されて、会派で協議をさせていただきました。非常に重く受け止めながらも、先に述べたような理由でこれについては合意が出来ないということで、ただ、合意はできないということだけではいけないので理由は申し上げましたが、それだけの理由で今日に臨むのはやはり今までの経緯や将来にわたってということも考えますと、今回平成27年度にすることについては、そもそも平成27年度にすることについて議論がもう少し、時間が必要ではないか、大きな変更については地域のいろんな話があったので、それについてはどんどん宿題がたまって、結果的に平成31年まで期間がいただければいろいろな選択肢がありますが、先ほど申し上げた選挙区の定数減については選挙民についても説明し理解してもらいながら新たな選挙区で戦える状況にしていただくということが、議論を積み重ねた上での最終結論に至ったわけです。過去のいろいろな経緯については、途中途中、時点時点の考え方ということについてはご理解いただきながら、一つ鳥羽市選挙区と伊勢市選挙区、鳥羽市選挙区と志摩市選挙区の問題については、先ほど申し上げたように、鳥羽市選挙区と伊勢市選挙区という話をさせていただいた時は、伊勢市選挙区を減とする案ではなく、鳥羽市と伊勢市を合区して減するということがあったわけです。伊勢市選挙区を単独で減という案が正副委員長から提出された以上は、伊勢市選挙区を単独で定数4を3に減らすということについては、一定の反対する理由がないことから同意するということからすると、残された鳥羽市選挙区の相手先は志摩市選挙区ということについては他の会派がそのようにおっしゃるので、改めて会派でも検討させていただき、鳥羽市選挙区と伊勢市選挙区の合区について議論の余地は残しながらも、伊勢市選挙区を単独で減らすことが決定した以上は、鳥羽市選挙区と志摩市選挙区の方が合区には地域性も考えると合理性も高いのではないかということから提案させていただいたわけであり、途中経緯についてはいろいろありましたことは事実です。

〇奥野委員 私も自民みらいとほとんど同じですので、稲垣委員がおっしゃった伊勢市選挙区の4から3にするというのは、平成31年にするならそれでもいいんですけれど、今回人口前提と言われるけれども、なかなかやっているうちには思う具合にはいきにくいというのが現状だと思うんですよ。そういう意味で、伊勢市選挙区を4から3にしたというのは、伊勢市選挙区を4から3にしたから次の平成31年には必ずしなくてはならないという入口を作っておくということが大事ではないのかと思います。また、熊野市・南牟婁郡選挙区、尾鷲市・北牟婁郡選挙区ですが、平成27年でもいいけれど、これは覚悟の問題なんですよね。だけど、前にも言いましたけれども、合区というのは遠いところを1年ぐらいで合区して選挙をやれというのは、それは選挙をする人には厳しいのではないかと思います。だから、本来であれば、熊野市・南牟婁郡選挙区、尾鷲市・北牟婁郡選挙区も平成27年でもいいんですけれど、そうすると鳥羽市選挙区、志摩市選挙区の関係や度会郡選挙区や多気郡選挙区もそのように考えなければならないということで、それならば始めそうは言ったものの、常にずっと続くよと舟橋委員おっしゃったけれども、初めて言ったじゃないかと言われるけれども、議論の中にはこの正副委員長案というのは正委員長案なんですよね、実際言うて。副委員長の案は入っていない。この案はそうですから、それぞれがやっている間にいろいろな考え方も会派で議論すればそういうふうになりますので、まとまるところでまとめることが大事だと思います。

〇稲垣委員 今、おっしゃられましたけれども、基本的には伊勢市選挙区で口火をつけるという言い方はかっこいいので言っていただくのは自由なのですが、平成12年の時に口火を4つ減らしてつけて、10数年も何もできなかったわけですから、それが仮に伊勢市で一つ口火をつけることができるという、自分は言えるだけのことをできていなかったということで、私も含めてそれを伊勢市選挙区を口火をつけるという理由で先にするというのは我々は平成12年からできていないということを肝に銘ずる必要があるし、そのことを考えた上で発言をする必要があるのかなと私は今ので認識させていただいています。もし、この案で本当にということで思っておられるのなら平成31年に全部一緒にやればいいのかなと思います。

〇中村委員 伊勢市選挙区のこと今出ておりますけど、伊勢市選挙区で口火を切るということは伊勢市選挙区で口火を切ってそしてこの年度に鳥羽市選挙区、志摩市選挙区のことも含めて正副委員長が出してきたのは伊勢市選挙区がそこにくっついているというのは、まさに口火を切ったということでこの年度にやろうということなんで、伊勢市選挙区だけ、一番やりやすそうなところで1票の格差も何も関係のないところで伊勢市選挙区をやるのあればその前に伊賀市選挙区があるわけです。そのことを触れないで、伊勢市選挙区を伊勢市選挙区をということで、それから後のややこしいのは全部次に先送りっていう、そういう印象は県民から見てやはり否めないという風に思っています。それから、全く別の話になりますけどもこの議論をずっと聞かさせていただいて、それからそれぞれの会派、特に自民みらいでご議論いただいている、南部がまだまだ人口が減っていく中で、なにか議員をどんどん減らしていく形に対して抵抗をしてくれてきたんじゃないかなと私は議論を聞いていて思っています。今回、全体として正副委員長が出していただいたのは、志摩半島全体をとらえた時に伊勢市選挙区の1減、それから東紀州全体をとらまえた時に、これも4から3ということで極めてワンクッション置いて、そしてこれから南のことが考えるもっと議論ができる、そのようなベストな案だと私自身は理解をしています。これは新政みえの中で議論がされているわけではないんですけれども、平成31年にこんなに大幅な減を書き込んで、本当に三重県の南は本大丈夫なのか、私個人としては心配がありますので、今回示していただいた正副委員長案、伊勢市選挙区を入口にして他の所も我慢してもらおうというのは大事な案だと思います。みんながやりやすいから伊勢市選挙区だけを切ってしまうというのはちょっとこれは納得できにくいと私は思います。

〇舘委員長 いろいろなご意見をいただいているところでありますけれども、私からご提案と申しましょうか、正副委員長でこのことについてもお話をさせていただきました。まずこの今回の選挙区の見直し、調査特別委員会に正副委員長として取り組んでいる時に、まさに県議会として重大な課題問題そのことについて答えを出さなければならない。大きな責任を持ちながらそのように認識をして、これまでの議論でできるだけ皆さま方には丁寧にそしてしっかりとした議論を積んできていただいている、そのように思っておりますし、その方向性についてはみなさんにも確認をさせていただきながらここまできたところであります。そのような中で私ども正副委員長に信頼をいただき、一任をいただいて、正副委員長案を提案せよということで、これまでの真摯な議論、そのことを踏まえながらいろいろな思いがある中で、正副委員長として一本で合意を図ってこの正副委員長案を出させていただきました。そのことによって、この案については委員会の中でも皆さま方から確かに重いというそんな認識はあるけれどもということでのいろいろなご意見をいただいて、私どもでまとめられなかったことについては大きな責任も感じているところでございます。このようにしていろいろな案も提示もいただいておりますことから、今この場でそれならばということでえいやという形では行ってはならないことでありますし、議論をまだまだ深めなければならない部分があろうと思っています。ここまで来ていますので、できるだけ皆さま方のご意見、合意ができるようにさらに私ども努力をしなければならない、その大きな責任があるということをあたらためて正副委員長で痛感しているところであります。一度ご提案させていただくのでありますけれども、これまでの状況等々について、この委員会の設置についてもそうですけれども、正副議長へご報告をさせていただきながら一度相談もさせていただき、これからのことについて今一度正副委員長で考えさせていただきたいと、このように思うんですけども、このことについていかがでしょうか。

〇三谷委員 もともとこの特別委員会は前山本教和議長の時に議長からのご要請があって、代表者会議で決定をしてこの委員会の設置が決まったと記憶をしております。それから今日までいろいろ議論を積み重ねてまいりました。正副委員長案等も出たということですが、まだ委員会としての合意に至るというとこにきていないということですから、今委員長からお話がありましたように、一度もともとご要請があった正副議長の方に状況等のお話をいただいて、正副委員長でもうひと汗かいていただいて今後の進め方等ご相談いただくというのが今の時点では一番いい選択肢ではないかなと思いますので、他の会派の皆様のご異論がなければ一度もう一汗かいていただくということはやぶさかではないのではないかなと思います。

〇中川委員 正副委員長案をお示しいただいて、今日はそれを受けての反対案とか賛成案ではなくて、それぞれが修正案を出していただいたのではないかなと思っています。そこに少しの幅はあるわけですけども、それぞれが今までの議論の中で総合的に勘案した部分での修正案だと思いますので、私は正副委員長が正副議長にご相談される中でこの特別委員会をどうしていくのかというそんな議論ではなくて、その上で再正副委員長案をお出しいただいてもいいのではないかなと思っております。その協議のもとで、例えば議長裁定とか特別委員会を止めるといったような段階ではないのかなと感じております。

〇舘委員長 もちろんこれで最後ではございませんので。前回のお話のときにあった修正や、このことについてのご意見をいただくという建設的なご議論をいただいてここへきている、しっかりと議論もなされていると感じておりますので、今ご懸念のような思いはありません。しっかりと私ども正副委員長の責任として努力しなければならない、こんな決意で正副委員長の思いを申し上げたところでございます。その方向で進めさせていただいてよろしいでしょうか。ご異議ございませんか。

                〔「異議なし」の声あり〕

〇舘委員長 ご異議なしということで、その方向で進めさせていただこうと思います。年末となりまして、日程的にまた委員会を開催させていただくにはタイトな状況にはございます。本日が18日ですので、次回は20日金曜日、閉会日ですがこれは予定をさせていただいていますので、どのような状況になるかわかりませんけれども、この日程は押さえていただきたいと思います。その日、一日だけではどうかという部分もありまして、連休があります。24日以降、27日は仕事が最終日となりますが、24日、25日、26日あたりで日程調整をいただければと思いますが。24日であれば午後になると思います…。24日であれば、とりあえず14時以降で時間調整をさせていただくということでどうでしょう。よろしいですか、そのことを含めて後日を取りましょうか。縛っていくのはどうかと思いますが。20日は本会議があり、10時から1時間程度、その後海外報告であったり、議員連盟、委員長会議というのがずっと入っていまして、13時から戦略企画雇用経済常任委員会がありますので、20日であれば14時30分くらいです。24日は火曜日、とりあえず14時以降、そんな日程で押さえていただくようお願いします。本日ご協議いただく事項は以上ですが、他に項目以外で特に発言いただくことがあればお聞きします。

                〔「なし」の声あり〕

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

選挙区調査特別委員長  舘  直人

ページID:000020713
ページの先頭へ