三重県議会 > 県議会の活動 > 全員協議会 > 全員協議会議事概要 > 平成25年度 全員協議会議事概要 > 平成25年11月22日全員協議会概要
■ 開催日時 平成25年11月22日(金) 11時10分 ~ 11時51分
■ 会議室 全員協議会室
■ 出席議員 49名
議長 |
山本 勝 |
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副議長 |
前田 剛志 |
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議員 |
下野 幸助 |
田中 智也 |
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藤根 正典 |
小島 智子 |
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彦坂 公之 |
粟野 仁博 |
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石田 成生 |
大久保孝栄 |
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東 豊 |
中西 勇 |
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濱井 初男 |
吉川 新 |
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長田 隆尚 |
津村 衛 |
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森野 真治 |
水谷 正美 |
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杉本 熊野 |
中村欣一郎 |
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小野 欽市 |
村林 聡 |
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小林 正人 |
奥野 英介 |
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中川 康洋 |
今井 智広 |
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藤田 宜三 |
後藤 健一 |
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辻 三千宣 |
笹井 健司 |
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稲垣 昭義 |
北川 裕之 |
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舘 直人 |
服部 富男 |
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津田 健児 |
中嶋 年規 |
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青木 謙順 |
中森 博文 |
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前野 和美 |
水谷 隆 |
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日沖 正信 |
舟橋 裕幸 |
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三谷 哲央 |
中村 進一 |
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岩田 隆嘉 |
貝増 吉郎 |
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永田 正巳 |
西場 信行 |
中川 正美 |
■ 欠席議員 1名
山本 教和 |
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■ 県政記者 10名
■ 傍聴者 3名
■ 協議事項
1 米穀の産地偽装及び食材の不適切表示について
(1)時間 11時10分~11時51分
(2)説明者
知事 |
鈴木 英敬 |
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危機管理統括監 |
渡邉 信一郎 |
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[防災対策部] |
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副統括監 |
奥野 省吾 |
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その他関係職員 |
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[健康福祉部] |
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部長 |
北岡 寛之 |
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副部長 |
西城 昭二 |
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次長(健康・安全担当)兼食品安全課長 |
永田 克行 |
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その他関係職員 |
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[環境生活部] |
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部長 |
竹内 望 |
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副部長 |
田中 功 |
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次長(人権・社会参画・生活安全担当) |
伊藤 久美子 |
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その他関係職員 |
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[農林水産部] |
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部長 |
橋爪 彰男 |
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副部長 |
岡村 昌和 |
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次長 |
赤松 斉 |
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その他関係職員 |
(3)説明内容
資料のとおり(資料はこちら)
(4)質疑の概要
〇奥野議員 この条例は平成20年に議提条例で制定している。執行部はこの議提条例に何かを加えていくのか、見直しをかけるのか。どういう方向がよいのかというのは議会自体も考えていくことかと思う。条例の第5条に食品関連事業者の責務の規定として4項ある。この条例は赤福問題のときに出てきた条例で、議会としてもかなり時間を割いてこの条例をつくった。こういう事例は想定しなければいけないものの、食の安全・安心というのともちょっと、安全なものは売っているんだがという感じでなかなか想定外のところがあるので、修正というより第5条のあたりで5番目に何らかの形で加えるのがよいのではないか。それは議会も議論しないといけないが、あまり時間も、こういう面で網羅している他県の部分も勉強しながらつくった条例なので、ここの部分で消費者の安心の確保のためのコンプライアンスとかそういう形で加えていってはどうか。執行部と議長とで話をしていただいて、議提条例なので、議会のほうでやったらいいのか検討していただければと思う。
〇鈴木知事 我々は特に基本方針や計画について点検を進めている。今回、調査の中で事業者の法令遵守意識、あるいは法令遵守を複数の人間でチェックする体制の整備、こういうものがかなり欠如しているということも判明しつつある。我々も関心を持っている5条のところは「関係法令を遵守して事業活動を行う責務を有する」とあるが、それをどのように担保していくのか、チェックしていくのか、そういう面も含めて一定の条例の見直しが必要であるという認識は持っている。議提条例であったので、議会の皆さんと一体となってやらせていただければありがたい。加えて、おっしゃっていただいたようにスピード感も大事で、場合によっては風評被害のようなことがあってはならないので、スピード感を持って検討して、二度と起こさないというフェーズに上げていくということが必要と考えている。議会の多大なる御尽力をお願いしたい。
〇奥野議員 議長のほうで執行部と話をしてできるだけ迅速にやっていただき、常任委員会で検討するのかとか、どのようにやるか議長で考えていただいて進めてもらいたい。
〇粟野議員 今後の県の対応として、国にもいろいろ提言していただいているが、景品表示法における都道府県知事の権限強化を強く言っていただいている。三重県だけのことではなくて全国知事会でも話をしていると思う。現行の景品表示法でも、都道府県知事は違反行為があれば、違反行為を止めること、これに関連する公示をすることを指示することができるとあるが、それ以上のものはどのようなものが考えられるのか。知事会でもそういう話が出ているのか。
〇鈴木知事 知事会の議論について、都道府県知事の権限強化が必要だと言っているのにはいくつか理由があるが、主なものは、県域だけで完結するような事業者について県内の食のブランドを守っていきたい、再発防止をしていきたいということと、国の消費者庁は新しい組織で地方組織もなく、今回のように全国的に広がった場合に対応が遅延していく可能性がある。それが放置されていくと、例えば風評被害などで我が県の食に影響を及ぼすようなことがあってはならないので、スピード感を持ってしっかり対応したいということで権限強化を提言した。三重県が14日、徳島県が19日に提言に行って、消費者庁や全国知事会の副会長でもある徳島県とも、全国知事会でも何らかの議論ができないかということで今話をしている。実際に事務負担も、三重県であれば何人かいたり、県警OBが嘱託で来てもらったりしているが、他県ではJAS法や景品表示法やらの法令を1人で担当しているというところもある。なので、いきなりコンセンサスが得られるかはわからないが、緊急事態に鑑みて、全国知事会としてもやっていかなければいけないのではないかという議論にはなっている。
〇渡邉危機管理統括監 指示以降の話であるが、指示に従ってきちっと表示を適正にやっていただくのが常識であるが、中には指示に従わずに、分からないだろうという感じで引き続きやっているとか、ほとぼりが冷めたときに再びやりそうな事業者の態度が見えるということになれば、命令をかけてさらに事業者に対する措置を強めなければいけない。それが県域の事業者であれば中途半端に行政措置が終わる可能性があるので、それはさすがに県民に対する説明責任が果たせないのではないかと。そういうおそれがあるということで、それを県知事にも命令をかける権限、行政なのでそれ以上の権限はないが、少なくとも食糧法、JAS法は全部県知事にそういう形で権限が降りているので、そういうことを理解いただいて、国のほうでも考えていただければということである。
〇粟野議員 国ができないことを県が受け持つのは当たり前の話かもしれないし、県にもそのための部署は今ないと思う。今後、そういう部署の創設は、今の組織内でやっていくのか、それとも新しくつくっていくのか。
〇渡邉危機管理統括監 現在、環境生活部が景品表示法を担当しており、消費生活センターという組織を持っていて、そこが窓口で調査も行う。ただ、こういう事案が多数一度に起こることは想定していなかったので、人員の強化は検討しなければいけないと思っているが、組織としてはある。
〇中川康洋議員 米穀の産地偽装と食材の不適切表示は本質的に問題が違う部分があると思うが、米穀の産地偽装について報道等がされている部分もあるので確認をしたい。4社から報告をいただいているが、三瀧商事やミタキライスの報告と、ジャパンゼネラルの報告とで、社長の関わり、指示をしていたのかしていなかったのかの記述が違うと報道されていた。この部分を、改めてどういう報告がされているか、可能な範囲で説明いただきたい。三瀧商事が既に会社を解散したという報道がかなり前にされているが、今後どういう指導や指示ができるのかも改めて確認したい。
〇渡邉危機管理統括監 公文書として報告書を持っているので、先般、情報公開条例に基づいて一部個人・法人情報を除いて開示した。それが翌日の新聞報道になっていると思う。報告内容の違いは、今まさしく調査権限に基づいて立ち入り調査をやっていてその確認をしている途中であり、この場で私どもから話ができるタイミングではないので、大変恐縮だが答弁を差し控えたい。ミタキライスは会社を解散するということで株主総会に諮られ、清算手続きに入っているとの情報は得ている。私どもは原因究明を求めていて、それは会社自身の改善もあるが、業界全体の改善策の大きな資料となるので、これについては徹底して原因究明をやっていくとともに、再発防止についても、会社はただちに事業活動が終わっているのでなく清算活動をしているので、適切に指示をして適正にやってもらう。将来の改善策は出てこないかもしれないが、現状で行っている清算手続きが適正に行われることも指示の中で可能だと思っている。
〇中川康洋議員 情報公開請求による報道だから、条例に基づく正規の手続きで、そっちが先に出たから云々という話ではないが、立ち入り調査をこれから続けていく中で、しかるべき時期に説明をお願いしたい。解散等を含めて県民の皆さんが感じているのは、いわゆる事業者の社会的責任が相当県民の意識の中で問われているというか、そこに対してどうなのかと。そこに対して法の権限に基づいて県が指導監督できるのかというのは難しいかもしれないが、県や農林水産省がどういう指摘をしていくのか、事業者の社会的責任を果たしているのかどうかというところを、今後もしっかりと取り組み、説明をお願いしたい。こういったことを含めて条例にどのように書き込んでいけるのか、これは議会もあわせて考えていく話かと思う。
〇小野議員 景品表示法の措置命令に至るまでの経過であるが、措置命令まで行こうとすると、確認して手続きをお願いしても出てくるのに1年くらいかかったりする。非常に時間がかかりすぎる。全国知事会にも知事にもお願いしたいが、権限を委譲するとともに動きについてはもっと早くしないと、現実に消費者がかぶってしまってから措置命令を出しても、その段階では今回のように解散してしまってターゲットがなくなっているというようなことになりかねない。それを踏まえた上で要請をお願いしてもらいたい。
〇鈴木知事 おっしゃるとおりで、私が森大臣と話したときも、森大臣は金融庁にお勤めだったときに金融検査もやっていて、金融検査も時間がかかるけれども、それよりも時間がかかる今の消費者庁の体制に非常に懸念を持たれていた。スピードアップをどう図るかというのが大きな課題と言っていて、消費者庁の事務方の皆さんも、だらだらやっているわけにはいけないとの思いを持っているので、知事会での権限の議論や国との折衝にあたっては、議員から指摘のあったようなスピード感、処理の動向についてもしっかり交渉していきたい。
〇稲垣議員 景品表示法違反の措置命令の権限が知事に与えられていないということで、国に対してはその働きかけをしているけれども、消費者庁の動きとしてはなかなか進んでいないという話があった。条例と基本方針、行動計画等をスピード感を持って見直していかなければいけないという議論の中で、重要なポイントとして、先ほどから議論のあった事業者の責任、コンプライアンスの強化は当然見直していく必要があると思う。知事の権限強化の部分も、今回見直していく中で国の法改正も望むところであるが、なかなか進んでいかない状況をみると、スピード感という話でいけば、例えば今回条例を見直すのであれば、知事の権限強化の部分も条例に加えていくとかいうことも必要と考えるがどうか。
〇鈴木知事 景品表示法の改正については昨日の官房長官の話や一部報道によれば、権限強化の部分について、次期通常国会に提出を目指すという話があって、それがどれくらいのスピード感が出てくるのか、法で規定される場合、条例で規定する権限をどうするかという整理もあると思う。国の動向を注視しつつ、国の動きとの関係での権限の整理と、今職員がやっている調査の積み上げでどういう権限を強化する必要があるのかという部分も含めて、議会の皆さんにもお諮りさせていただきながら議論していきたい。問題意識として、執行組織としての権限のあり方が重要な論点であるという認識を私も持っている。
〇稲垣議員 条例改正等々、議員提案でという話もあったので、議会としてもしっかり対応していかなければいけない問題だと思っている。米穀の偽装の問題と食材の不適切表示の問題は、先ほど中川議員からも本質は別なのではという話もあったが、このあたりの整理も非常にわかりにくくなっている中、しっかりとメッセージを伝えていくことが大事と思っているので、論点整理したものを示していただきながら条例改正も含めて議論していきたい。
〇中嶋議員 条例に基づいて三重県食の安全・安心確保のための検討会議というものを設置いただいているが、そこでは今回のことについて既に議論しているのか。
〇渡邉危機管理統括監 基本方針を策定するときにこの会議でと考えている。現在起こっている事案の情報については逐次委員に情報提供するとともに、今回の見直しの中で基本方針の修正等があれば、この会議において議論いただくことになってくるかと思う。実際にはまだ開催していないが、今後必要に応じて開催しながら検討いただくことを考えている。なお、先ほどの説明の中で11月20日現在の不適切表示の事例を4件申し上げたが、20日に伊勢市のショッピングモールの飲食店でも不適切表示があったと事業者から公表があったことを説明し忘れた。これはまだ県は立入調査をしていないので実態は把握していないが、早急にやっていきたい。
〇中嶋議員 条例自体の見直しをスピーディにやる中で、検討会議は知事の所管の会議なので我々はお願いしかできないが、できたら早目に検討会議を開いていただいて、御意見をいただいて、それをもとに条例改正についてはスピーディにやっていきたいと考えている。
〇山本勝議長 この案件について議会としてどのように対応していくかいろいろ意見をいただいたので、私の判断で各会派の代表者と正副議長で協議をして今後の方向性を決めていきたいと思う。