三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成25年度 委員会会議録 > 平成25年12月4日 議会運営委員会 会議録1
議会運営委員会会議録①
(開会中)
開催年月日 平成25年12月4日(水)自 午前9時34分~至 午前9時54分
会 議 室 504議会運営委員会室
出 席 委 員 13名
委 員 長 中森 博文
副委員長 稲垣 昭義
委 員 小島 智子
委 員 長田 隆尚
委 員 水谷 正美
委 員 杉本 熊野
委 員 小野 欽市
委 員 奥野 英介
委 員 中川 康洋
委 員 青木 謙順
委 員 水谷 隆
委 員 三谷 哲央
委 員 永田 正巳
欠 席 委 員 なし
委員外議員 議 長 山本 勝
副 議 長 前田 剛志
出席説明員 副 知 事 植田 隆
総 務 部 長 稲垣 清文
総務部副部長 嶋田 宜浩
総 務 部 課 長 藤嶋 正信
事務局職員 事 務 局 長 林 敏一
事 務 局 次 長 青木 正晴
総 務 課 長 米川 幸志
議 事 課 長 米田 昌司
企画法務課長 野口 幸彦
政 策 法 務 監 川口 徳郎
委員会書記 議事課課長補佐兼班長 西塔 裕行
議事課主幹 加藤 元
傍 聴 議 員 5名
中西 勇
中村欣一郎
小林 正人
北川 裕之
中嶋 年規
県政記者クラブ 1名
傍 聴 者 2名
議題及び協議事項
1 意見書案の審議について
2 次回の議会運営委員会について
3 その他
〔開会の宣告〕
1 意見書案の審議について
12月2日に提出された議員発議の意見書案1件の審議方法については、本日の午後0時30分から議会運営委員会を開催し、再度協議することとされました。
【協議】
〇奥野委員 今日慌てて議会運営委員会を開く緊急の事案かどうか説明してほしい。
〇山本議長 意見書の提出に至る経過についてご説明します。12月2日午後4時50分頃、新政みえの三谷議員が議長室におみえになり、議長に対して、「特定秘密の保護に関する法律案に対し慎重な対応を求める意見書案」を提出されました。その際には、前田副議長が同席されましたし、また、局長ほか事務局職員2名も同席しておりました。提出にあたって、三谷議員からは、「12月6日に国会が閉会の見込みであることから、それまでに議決できるよう緊急に審議願いたい。」との趣旨の発言がありました。提出された意見書案は、三重県議会会議規則第11条第1項に定める所定の賛成者1名以上の署名があるなど、必要な形式要件を備えておりましたので、その場で受理いたしました。提出者から緊急を要するものとして提出されたことから、本日、議会運営委員会を開催いただき、審議方法等をご協議いただくようお願いしたという経過です。
〇奥野委員 ありがとうございました。
〇中川委員 そういう状況であっても、本来の意見書の流れと異なる流れで提出されており、その理由が緊急を要するとのことですが、今、議長から説明されたが、上程するかどうかも含めて議運で決めることと思うが、提出者がみえるので、ご説明いただくことはできますか。
〇三谷委員 意見書案を提出した経緯は先ほど議長からご説明のあったとおりです。今、国会の方で特定秘密保護法案が審議されておりますが、国民の知る権利や報道の自由、内容によっては民間の方も処罰の対象となるという民主主義の根幹に関わる重要な案件であり、県民にとっても大きな影響がある法案が審議されております。昨今の動きを見ると急いでいて、国民の多くの疑問が解決されないまま今日に至っていると理解している。明日5日採決されるかもしれないという一部報道もある。議会として慎重に、皆さんの疑問や懸念を払拭する努力を国会にお願いするのは、三重県議会の責務かと思い、急なことではあるが、提出した。
〇中川委員 手続きを経ているので、上程することは仕方ないと思うが、採決まで一気に今日中にするのは、分からないところがある。今日この場で初めて意見書案を見たので、慎重に検討し、会派にも諮りたい。普通の流れでいけば、採決は最終の20日なので、それまで慎重に議論させていただきたい。
〇三谷委員 早ければ明日にも国会で採決という報道も流れている。遅くても6日には採決という流れになっている。今日意見書を採決しないと、終わった後では意味がないので、ぜひ皆様方の理解をいただいて、今日意見書案の採決をお願いしたい。
〇中川委員 緊急を要して、かつ先議的に採決するのは県民の利益に関わる部分だと思う。今まで急に出された意見書案、決議、補正予算も県民の利益に緊急に大きくかかわってくるものが多かったと思う。そういう意味では、今回は意味を異にすると思う。これまで先議してきたものを教えてほしい。
〇事務局 これまで先議をした意見書案の例は、直近のものから、平成23年3月2日の高病原性鳥インフルエンザへの対策の充実を求める意見書案、平成22年6月7日の口蹄疫発生に対する諸政策の実施を求める意見書案、平成15年6月18日の真の地方分権社会を構築するための「三位一体」改革を求める意見書案、「医薬品の一般小売店における販売」に係る規制緩和について慎重な審議を求める意見書案、平成13年6月13日の訓練試験空域の見直しを求める意見書案。以上のものは、何れも上程日に採決したものです。
〇中川委員 そういったところとの比較も踏まえて、我々も今日初めて見たばかりなので、この意見書案を今日採決するかどうかは、時間をいただき、会派に持ち帰って判断させていただきたい。
〇小野委員 私のところへも、新政みえの政策担当者からお話をもらったのは一昨日の午後なので、本日お昼の会派の会合で意見書案が提出されたという話をした上で検討するとお答えをしました。当会派も内容等を検討する時間がないので、若干時間を頂戴しないとこれから先の話も見えない。
〇三谷委員 各会派でご検討いただけるのはありがたい。この趣旨にご賛同いただいて、後の文言整理や修正等の努力は厭わない。先ほども申し上げたように、早ければ明日にも国会で採決される可能性もあるので、今日中の採決をお願いしたい。
〇中川委員 今までの緊急を要する意見書案等、日頃の流れも含めて、公式な会議ではないかもしれないが、政策担当者会議で整理され、全会派オーソライズした上で出てくるものだと思います。責任者の稲垣議員もおられるが、少なくともその過程を経ていない。いたずらに採決を延ばそうとは思っていないが、賛否をどうするかについては、議論の時間をいただいた上で、慎重に審議に参加させていただきたい。賛否をどうしていいかわからないまま採決に参加するということはありえない。国の動きがどうであれ、県議会が主体的に考えることだと思う。
〇水谷隆委員 中川議員と同じような意見です。衆議院を通過してから多少日もあった。議長に提出されて上程することは、ルール上問題ないが、請願や意見書案は政策担当者会議を経て、そこで文言修正等をした上で出すというのが我々のルールであり、それを逸脱してまで出さないといけないかと。文言修正等を受け入れるという発言もあったが、それには時間が要るし、私も今朝初めて見た。当会派の議員は誰も詳しいことを分かっていない。十分に議論してどうするかを決めていきたいので、今日の先議は厳しいと思う。
〇中森委員長 先議ではなく、慎重審議を要するという意見が大半を占めましたが、提出者は先議ということで、このままだと平行線となりまとまらなくなります。議運の進め方についてご意見があればお願いします。
〇水谷隆委員 お昼しか会派総会を開く時間がないので、そこでそれぞれの会派が意見を聞いて、どうするかを決めていかないといけない。意見書案と請願は全会一致が望ましいと思っている。
〇中川委員 先議そのものを完全に否定しているわけではなく、内容をしっかり見た上で、先議すべき案件かどうかを考えさせていただきたい。先議するかどうかについて昼に議運を開いていただけるなら、そこで各会派の意見を聞いて、今日採決するかどうかを決めていただければと思う。もし今日採決するならその場で賛否の意向も聞くことになると思うが、今、この場で今日中に採決ということについては判断を保留させていただきたい。昼に議運を開いてもらえるなら、先議するかどうかの判断を携えて臨みたい。
〇中森委員長 ただいまのご発言は、両者とも先議するかどうかについて昼まで時間がほしいとのことでした。これに対してご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
〇中森委員長 ご異議がないようですので、先議するかどうかは、本日の午後0時30分から議会運営委員会を開催して協議いたします。議長が受理されているので、上程はすることになりますが、審議の進め方は議運で決めることになるので、先議するかどうかは昼の議運で決めます。協議の結果、想定されることとして、賛否の意向や討論の有無などについても準備いただけるとありがたく存じます。
2 次回の議会運営委員会について
特に協議する事項が出てこない限り、意見書案の審議について協議するため、本日の午後0時30分から開催することとされました。
3 その他
特になし。
〔閉会の宣告〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
議会運営委員長 中森 博文