平成25年定例会11月定例月会議 陳6
受付番号・件名 |
陳6 2014年度に向けて30人学級とゆきとどいた教育を求めることについて |
受付年月日 |
平成25年11月22日 |
提出された
定例月会議 |
平成25年定例会11月定例月会議 |
所管委員会 |
教育警察常任委員会 |
項目 |
要旨
小学校1年生、2年生において、30人学級で25人以上という条件、中学校1年生において、35人学級で25人以上という条件をなくすこと。そして、小・中学校、高等学校で30人数学級を計画的に実施する努力をすること。
教育予算を増やし、正規職員を大幅に配置することによってゆきとどいた教育の推進をはかること。
理由
「ひとりひとりの子どもを大切にした教育の保障」「豊かな人格と確かな学力の保障」を実現するためには、少人数学級の実施が最も有効な施策です。
三重県においては、平成15年度から小学校1年生、16年度は小学校2年生までの「30人学級」が、さらに17年度は中学校1年生での「35人学級」が実現しております。しかし、その後は少人数学級対象学年の広がりが全くありません。また、現在実施されている少人数学級編成には1学級の定数を25人以上とする条件が設けられています。つまり、単学級の学校は、初めからこの制度を享受できないという、教育の機会均等の原則に反する大きな不平等を11年間もの長きにわたって被っていることになります。
一昨年度、国が小学校1年生の学級編成基準を35人に改善したことによって18人の学級ができることになり、その一方で35人の学級が残されていることで、ほぼ2倍の差が生じています。このような実態から、三重県の「下限25人の条件」がいかに不合理であるかがはっきりしました。早急にこのような不平等をなくす取り組みを進めてください。一方、下限条件の影響を受けず、低学年で30人以下だった学級では、3年生になると40人学級に戻ってしまうため、子どもが落ち着かない、一人ひとりに目がゆきとどかない等、深刻な問題があります。全学年での30人学級の早期実現を望みます。
また、「みえ少人数教育」の実施が、臨時教員をよりいっそう増大させているという実態も大きな問題です。教育予算を増やし、正規教員を大幅に配置することによって、ゆきとどいた教育を進めてください。
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