三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成25年度 委員会会議録 > 平成25年6月18日 防災県土整備企業常任委員会 予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会 会議録
防災県土整備企業常任委員会
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成25年6月18日(火) 自 午前10時1分~至 午前11時52分
会 議 室 202委員会室
出 席 委 員 8名
委 員 長 小林 正人
副委員長 彦坂 公之
委 員 東 豊
委 員 水谷 正美
委 員 中村 欣一郎
委 員 舘 直人
委 員 水谷 隆
委 員 舟橋 裕幸
欠 席 委 員 なし
出席説明員
[県土整備部]
部 長 土井 英尚
副部長(企画総務担当) 福井 敏人
副部長(公共事業総合政策担当) 水谷 優兆
副部長(住まいまちづくり担当) 横山 賢
次長(道路整備担当) 森若 峰存
次長(流域整備担当) 舘 敏彦
工事検査総括監 松田 肇
参事兼道路管理課長 渡辺 高司
県土整備総務課長 小林 修博
県土整備財務課長 山内 悦夫
公共用地課長 田米 千秋
公共事業運営課長 向井 孝弘
入札管理課長 新堂 紳一郎
建設業課長 吉岡 工
道路企画課長 小菅 康正
道路建設課長 梅谷 幸弘
河川・砂防課長 満仲 朗夫
港湾・海岸課長 松枝 信彦
流域管理課長 鵜飼 伸彦
下水道課長 服部 喜幸
施設災害対策課長 池山 隆久
都市政策課長 中嶋 中
景観まちづくり課長 長岡 敏
建築開発課長 藤田 章義
住宅課長 大森 邦彦
営繕課長 古川 万
建設企画監 加藤 芳弥
人権・危機管理監 水谷 寿
建築確認審査監 岡村 佳則
その他関係職員
[企業庁]
企業庁長 小林 潔
副庁長 千代世 正人
次 長 岡 誠
電気事業対策総括監 井上 和彦
企業総務課長 浅井 雅之
財務管理課長 高須 幹郎
水道事業課長 谷口 高司
工業用水道事業課長 森 高広
電気事業課長 加藤 丈雄
危機・事業管理監兼RDF発電監 村林 行一
資産管理監 芳賀 敏孝
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主査 藤堂 恵生
企画法務課 主査 新開 祐史
傍 聴 議 員 なし
県 政 記 者 1名
傍 聴 者 1名
調査事項
Ⅰ 分科会(企業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第118号「平成25年度三重県水道事業会計補正予算(第1号)」
(2)議案第119号「平成25年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第1号)」
(3)議案第120号「平成25年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)」
Ⅱ 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の調査
(1)RDF焼却・発電事業について
(2)水力発電事業について
Ⅲ 分科会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第110号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」
(2)議案第115号「平成25年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
(3)議案第117号「平成25年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」
Ⅳ 常任委員会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第113号「県道の路線廃止について」
(2)議案第114号「訴えの提起(和解を含む。)について」
2 所管事項の調査
(1)「平成25年版成果レポート(案)」について(関係分)
(2)鉄鋼需要の喚起及び鋼材の安定供給につながる政策の実現を求めることに関する請願の処理経過について
(3)北勢沿岸流域下水道(南部処理区)南部浄化センターの放流水による黒のり養殖に対する影響についての迅速な対応及び振興策を求めることに関する請願の処理経過について
(4)平成23年災害及び平成24年災害の復旧状況について
(5)審議会等の審議状況について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 分科会(企業庁関係)
1 議案の審査
(1)議案第118号「平成25年度三重県水道事業会計補正予算(第1号)」
(2)議案第119号「平成25年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第1号)」
(3)議案第120号「平成25年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)」
①当局から資料に基づき補充説明(小林庁長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第118号 挙手(全員) 可決
議案第119号 挙手(全員) 可決
議案第120号 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求めるべき事項 なし
Ⅱ 常任委員会(企業庁関係)
1 所管事項の審査
(1)RDF焼却・発電事業について
①当局から資料に基づき説明(井上総括監)
②質問
〇小林委員長 御質問等がありましたら、お願いいたします。
〇舟橋委員 平成25年度の収支は、結局、RDF処理委託料が25年度、3000万円ぐらい上がるもので入ってきますと。しかし収支をプラスマイナスすると4000万円ぐらい利益が上がりそうですからということを考えると、今年は上げやんで済むぐらいのイメージで考えておいたらいいんですか、処理委託料、3000万、4000万ですけど。
〇井上総括監 RDF処理委託料はもともと平成20年から28年度までのトータルの不足額を、県と市町とで半分ずつ負担しましょうという考えなんです。それをもとに、なおかつ市町のRDF処理委託料が急に高くなることのないように、階段状に少しずつ処理委託料を上げていくと、こういう考えでつくっております。けれども、そもそもこの売電収入の増加につきましては、平成20年の収支計画を検討したときには、このようなことは想定しておりませんでしたもんで、そういう意味では、売電収入増加分につきましては、プラス要因になってきますので、これはできるんだったら早いうちに市町の負担が減る方向になりますから、収支計画を見直すことによって、RDF処理委託料を改定したいなと考えております。
ただ、その一方で、平成28年度には設備の耐用年数が来ますので、それなりの補修なり設備の更新をしていかないけませんもんで、それに伴うための費用を、前倒しでどれぐらいしていくか、そういうところも含めて、今、協議会の中で検討しているところでございます。それによって、RDF処理委託料に反映される、影響してくるかと考えます。
〇水谷隆委員 その平成28年度に改修する費用は、どこが負担するのか。
〇井上総括監 基本的には、回収する費用は、結果としては同じ考えで、平成29年度以降のあり方を検討したとき、県と市町との間で29年度以降はあと4年間延長しましょうと。ただし延長するには、一定の改修費用が要ります。維持管理費も、古くなってくるから少し増額になりますでしょうと。それも含めて、今までと同じような考え方で足らなくなる分については、県と市町とで半々にしましょうという考え方は合意できとるんですけども、具体的な収支計画についてはまだです。
〇水谷隆委員 そうすると、改修費用は県と市町が半分ずつしようと。そうしたら、別に平成28年度までの長期の金額で見て、調整したらいいんじゃないの。年度別に調整して、また徴収する、処理委託料を減らしていって、また設備改造のときに上げるということになるわな。半分出してもらわないかんということになるわな。
〇井上総括監 実は、私どももそういう考えではおるんですけども、まずは原則にのっとって計算して、どんな収支計画になるかを見て、その上で、後ろの費用をどんだけ前倒しできるかとか、いってみればちょっと貯金しとこかとか、そういうことは市町と一緒に考えていきたいと考えております。
〇水谷隆委員 わかりました、了解。
〇小林委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、RDF焼却・発電事業についての調査を終わります。
(2)水力発電事業について
①当局から資料に基づき説明(井上総括監)
②質問
〇小林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。
〇東委員 宮川第一、第二発電所の件で、三浦の場所なんですが、不用施設の撤去とか、その見込み、方針をちょっと教えてほしいと思うんですけども。建物とかあるじゃないですか、あの方針と、その後の維持管理を教えていただければと思うんですけど。
〇小林庁長 特に、宮川第二発電所の建物がありますよね、寮とかですけども。あれをとにかく建物つきの土地ということで、一旦、今年、入札にかけたんですけども、それが応札がなかったということで、紀北町とも話をしとって、更地なら3分の1程度なら買ってもいいという話、それはまだ、議会を通さなあかんので、定かではないわけですけども、そういう話があって、とりあえず売れないんで、更地にとにかくしようということで、更地にしました。それを、今度はもう一回競売にかけていくということで、今詰めとる最中で、いつまでというのはあれなんですけど、譲渡までにということで。
〇東委員 それは、今年度中に目途を立てるという方針で。
〇小林庁長 はい。
〇東委員 わかりました。
〇小林委員長 ほかにございませんか。
〇中村委員 ここで聞くことではなかったら、また別のところで説明してほしいんですけども、先日の一般質問の西場議員とのやりとりの題材というのは、この譲渡に向けた課題の中の今後の対応ですか、それとも(3)の技術継承だったのか、それ以外だったのか、ざっくりとそれだけお聞きしたいんですけど。
〇小林庁長 解決しなければならない課題というふうに考えています。譲渡に当たっての。
〇中村委員 それはまた、その他のところで。
〇小林委員長 そうですね、今回は2回目の譲渡のあれなんで、西場議員のやられたのは3回目以降のやつなんで、もし聞かれるんであれば、その他のところで。
〇中村委員 わかりました。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、水力発電事業についての調査を終わります。
(3)その他
〇小林委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で、特にございましたら、御発言をお願いいたします。
〇中村委員 まだ、これまでの経緯が余りわかっていないもので、テレビを見ていた県民から、あれはどういうことなんだと言われて、ちょっと私も説明し切れないものですから、論点だけ3分から5分ぐらいで、ざっくり、私、聞くだけになりますけど、説明していただければと思います。
〇小林庁長 昭和40年の三瀬谷ダムの建設時に、東海農政局とか、宮川用水土地改良区と覚書というか、そういうのを結んでおったんですわ。それは、かんがい用水の関係なんですが、ダムをつくって、かんがい用水のための水を確保してほしいというのが、東海農政局とか、宮川用水土地改良区の話なんですけども、それに対して、どこまで出すかという話が企業庁としては当然あるわけで。企業庁としては、電気事業に全部水は使いたいということで考えておるわけですけど、片っ方は、農業のために使いたいというのが、当然ダムをつくったときにはあるわけです。
そんな中で、そういう覚書があったんですけども、企業庁としては、今回の水力発電譲渡に伴って、電気事業から撤退をしていきますよね。その中で、結んでおった協定、覚書についても、企業庁となっているものについては、中部電力に変えるとか、それからこの際、工業用のそういう企業立地の関係の水道事業の廃止とかもありましたんで、そこら辺もちょっと抜きたいなとか。そういう思いも企業庁側としてはあって、そういうので調整をするのと、あとは異常な渇水のときに、750万トンを超えた分については、東海農政局の負担とするというような協定みたいなのがあるんですけども、それを、今は750万トンを超えた分についても、宮川渇水調整協議会の調整結果によれば、東海農政局の負担としなくても、企業庁側の負担で水を出していくというふうになっていまして、それを今度の新しい協定書の中に盛り込みたいなというふうに、きちっとしたいなという思いが私どもにはあって、調整をいろいろしとるわけですけども、なかなか宮川用水土地改良区のほうが、どうも企業庁はそのままに残しておけとか、何かそういう思いが強うございまして、そこら辺の調整がちょっとまだうまくいっていないという状態なんです。
〇中村委員 それは、ほかのダムも同じような懸念はあるわけなんですか。
〇小林庁長 いや、特にこの宮川の関係だけなんです。
〇中村委員 わかりました。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
2 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求めるべき事項 なし
〔当局 退室〕
Ⅲ 分科会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第110号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」
(2)議案第115号「平成25年度三重県一般会計補正予算(第2号)」(関係分)
(3)議案第117号「平成25年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算(第1号)」
①当局から資料に基づき補充説明(土井部長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第110号 挙手(全員) 可決
議案第115号の関係分 挙手(全員) 可決
議案第117号 挙手(全員) 可決
2 委員間討議
(1)執行部に処理経過の報告を求めるべき事項 なし
Ⅳ 常任委員会(県土整備部関係)
1 議案の審査
(1)議案第113号「県道の路線廃止について」
①当局から資料に基づき補充説明(なし)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第113号 挙手(全員) 可決
(2)議案第114号「訴えの提起(和解を含む。)について」
①当局から資料に基づき補充説明(森若次長)
②質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第114号 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「平成25年度版成果レポート(案)」について(関係分)
①当局から資料に基づき説明(土井部長、舘次長、森若次長、横山副部長、水谷副部長)
②質問
〇小林委員長 それでは、御意見等ございましたら、お願いいたします。
〇水谷正美委員 ちょっと、そもそも論の話になるかもわからないので、初めにお話をさせていただこうと思うんですが、目標達成状況の算式の話なんですけど、例えば4ページの県民指標の説明をいただきました。現状値が23万3200戸あって、目標値が23万4300戸で、実績値が23万4200戸だったと。つまりこれは、現状値と目標値の差が1100戸ですよね。それに対して、実績値が1000戸のアップだったから、0.9なんですよね。そういうことですよね、1000割る1100だから、0.9だと。
この考え方で、目標達成状況というのは統一されているべきだけれども、例えば、9ページ、上から3つ目の35104、県管理港湾の機能充実のところで、現状値が1503万トン、それを維持しましょうという目標値ですよね。しかし、維持できずに減りました。そうすると、目標達成状況が0.98になると。これは、なぜこの数字になるかというと、現状値1475万トンを1503万トンで割っているんですよ。本来は、これは一番初めの数式で行けば、マイナスパーセントにならなきゃいけないですよね、わかりますか、言っている意味。例えば、その上の四日市港の話もそうなんですけども、現状値が17万TEUで、3万上げましょうと、目標として、20万TEUで目標値を設定しました。しかし、18.3万TEUの実績でしたと。ということは、1.3万TEUしか上がらなかったんだから、1.3割る3というのが、一番初めの考え方ですよね。そうすると、0.43のはずなんです。だけど、ここでも、実績値を目標値で割っているために、0.91になると。わかりますよね。
これは、恐らく、総務部からこういう数式をここで当てはめましょうというような話が来ているんだと思うんですけども、四日市港の場合は、雇用経済部が基本事業として所管しているようですが、だけど、県土整備部の中でも数式のブレがあります。ここをどうやって直していくかって、これはほかの部でも全部、見渡すと出てくるんですが、恐らく、どの常任委員会でも、議員側から指摘を受けると思いますけれども、今、答えられたら答えてもらえますか。
〇福井副部長 正直申し上げて、今、答えを持ち合わせていないんですけども、委員が言われることの意味はわかりますので、所管の総務部とか、戦略企画部とも、今の話を伝えた上で話をしていきたいと思っています。けれども、そもそも、これは今年度からというか、昨年度始まったとき、こういう設定でいこうということになっておるものですから、委員の御指摘を踏まえてどうなるかというのは、今ちょっと申し上げられないですけれども、おっしゃるように、0.91なり0.98なり、そこの部分は現状値が下がった部分で、マイナスになるんじゃないかというような御指摘だと思いますので、御指摘は承りましたので、少し話を聞かせていただいた上で、また改めてこの結果をお話をさせていただきたいと思います。
〇水谷正美委員 そのお話をするときに、部内、部局横断で進めてもらう必要があるんですけども、結構、例えば5ページにしても、一番上なんかは、県土整備部は1.00あるんですよ。つまり、1.00は頭打ちにしなさいというふうな統一がされていますよね。これなんか、一番上の海岸保全対策の推進なんかは、100%を超えた実績をあらわしていますよね、百二、三十いってると思いますけど。そういう数字にしたほうが、職員の努力結果がわかるんじゃないですか。それを、どうして1で頭打ちにするのかという議論もあわせてやっておいてほしいというふうに思っているんですが。わかりますか、言っている意味。
〇福井副部長 承らさせていただきます。
〇水谷正美委員 恐らく、これは予算決算常任委員会でまとめますやんか、知事への申し入れのときに。拡大理事会で、委員長会議というような形になって、総務地域連携も含めて、ほとんどの常任委員会から出てくると思うんですけども、その辺のところも、県土整備部で数式でブレがあるところを、委員長は把握をしておいていただいたら。恐らく、解決策は、目標達成状況という文言の使い方と、文言による数式、あと目標達成率という文言による数式、この2つを使い分けるしかないのかなというふうに思い始めていますけども、その辺のところ、また委員長会議等でお願いします。
〇小林委員長 わかりました。
ほかにございますか。
〇水谷隆委員 成果レポート、ほとんどがある程度進んだ、Bと、こういうことでございますけども、1つだけ、16ページがAというふうになっております。その中で、高速道路関係のことでお聞きしたいんやけども、この前、桑名管内の説明会のときに、質問しようと思ったけど時間がなかったんでできなかったんですけども、要するに、新名神高速道路が今、進んでおる中で、東海環状自動車道の東員インターチェンジから新名神高速道路の四日市北ジャンクション、その進捗が、大体当初の予定は平成27年までに東員インターチェンジまでができると。その四日市北ジャンクションから菰野インターチェンジ間、これが平成28年の予定だと聞いていたんです、当初は。去年までの話ですよ。菰野から亀山が平成29年というふうに私は聞いていたんですよ、ずっとその流れできていた。
今回の説明会では、新名神高速道路の四日市から菰野が平成30年度、菰野から亀山、これが平成30年度、東海環状自動車道が、全線開通、供用開始までが大体平成32年度というふうに聞いておったんですけども、今、新名神高速道路が平成30年度に延びたんですよね。これは部長も把握しているやろ。
〇森若次長 公式な話は、平成30年度ということで、四日市から亀山は平成30年度という公式な見解、正式な発表は変わらないでずっと来ています。正直なところ、平成28年とか平成29年というのは、1日でも早くということで、地元ではそういう話をしていることもあるんですけども、公式には平成30年度から変わったことはないです。
〇水谷隆委員 その平成30年度というのは、今回、初めて私は聞いたんですよ、ほかの方はわかりませんけど。どっちにしても、今の状況からいったら、我々としても、新名神高速道路の期成同盟会とかから、いろんなところで早くしろということを言っているんで、当初の目標どおり平成29年というものをやっぱり目指すべきだというふうに思いますので、その辺は県としてもしっかりとした取組をお願いしたい。現状からいったら、大変な状況ですから。東海環状自動車道が岐阜まで行くのが遅れましたら、当然のことながら、企業誘致も遅れますから、その辺を踏まえた中で、我々としても一生懸命推進をお願いしていますけど、それをぜひお願いしたい。
その公式発表は平成30年度なの、本当に。
〇森若次長 本当です。ずっと、平成30年度、旧日本道路公団、今はNEXCOですけど、事業計画、言葉はよくわからないですけど、国から事業認可いただくんですけど、そのときは平成30年度というふうになっておりまして、それからずっと変わってはいないです。
私たち県も含めて、やっぱり1年でも2年でも早くしたいというふうに思っておりまして、その中で、思いとしては、私もこういう場でなかったら、やるぞとかという話をして、やっているところなんですけど、頑張ってやらせていただきます。ただ、苦しいことは、かなり苦しいです。平成27年度供用の東員インターチェンジまでの間につきましても、去年の今ごろの時点だと、用地の難航案件が大分残っていたんですが、今はもうかなり整理ができておりますので、ちょっと見えてきたというのが正直なところなんですけど、平成27年度にできそうだなという確信をもっと持っています。
平成30年度の供用の区間についても、早くなるように、一生懸命調整しているところです。
〇水谷隆委員 公式発表、初めて今聞いたんですけど、平成29年目標ということを当然のことながらやっていかなきゃいかんと思うので、よろしくお願いします。
以上です。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇舟橋委員 済みません、去年決めたことやで、とやかく言うなと言われそうですけど、8ページ、9ページなんですが、進展度がBになっていると、その理由を読むと、ハードもんについてはちゃんとできましたと。しかしながら、港関係で、目標値に届かへんだ。しかしながら、コンテナは最高値を記録したからBにしたんですと。前半の文章はAで、目標値に届かんだでCなんやけれども、最高値やでBというふうな文章の流れに読み取れるんです。
ところが、こうならざるを得ないのは、右の中で、35103と35104だと思うんですけども、もともとが施策の道路網・港湾整備の推進の中に、この2つの目標項目が入っているのが、結局つらいんじゃないですかと思うところなんです。次のページを見ると、じゃ、この2つの目標項目に対して、どうするんやと書いてあるかというと、平成25年度は耐震をしますと書いてあるだけで、注力のところには何も書いていないんですよ。いかにも、この部分が苦しいので避けて通っているように感じられるんですけども、別にここをどうこうせいという意味じゃなくて、この施策に対して、この目標項目はちょっとマッチングしないんじゃないですかという意味合いで言っているんですけども、いかがでしょうか。
〇土井部長 この施策において、道路と港湾をくっつけるというのが、どういう意味かといいますと、運輸、輸送関係という意味でくっつけたと。正直言いますと、港湾の所管が施策的に難しかったということで、くっつけたということが本音でございます。そういう意味も兼ねて、この施策の項目も手法も、活動指標のほうに置いたんですけども、なかなか、実際努力して上がるというものではないと、委員の御指摘のように、非常に苦慮はしておるんですけども、道路として、やはりきちっと県土整備部としてはやっていって、こういうようなトータル的には判断をさせていただこうということでまとめている次第でございます。
〇舟橋委員 それは、苦しいピッチングってわかるし、これは去年の常任委員会で決められたことですから、今からひっくり返せとは言いませんけども、それならば、もう少し、とりわけこの2つの指標は結局、経済情勢で大きく変わりますよね。だから、ハードは一生懸命してきたけども、経済情勢でがたっと悪くなったときに、Cをここへつけるというのは、ちょっと執行部としては苦しいんじゃないかなというふうに思いますので、そのつけ方のいわゆる配分なりニュアンスは、とりわけこの評価の理由、判断理由の文言の書き方は、やっぱり基本的にはハードを中心とした書き方で判断いただけたらなというふうに要望します。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〇中村委員 19、20ページあたりの総合評価方式の件なんですけども、国の緊急経済対策の事業で、3000万円以下については、総合評価方式を外すというようなことを聞いたことがあるんですけども、これに書いてある、評価基準の見直しとか試行とかというのは、そういったことを言うんですか。
〇水谷副部長 今回、この中に書かせていただいてありますのは、現在使っている総合評価方式の仕組みの見直しでありまして、緊急経済対策に伴う発注方法の工夫ということではございません。ただ、2月定例月会議等でも御説明させていただきましたように、県も平成24年度の補正予算、緊急経済対策を踏まえた補正につきまして、早く発注し、早く経済効果をあらわすということも踏まえまして、ある部分については総合評価方式ではなく、価格競争でのやり方ということも入れまして、少し前倒しで発注できるような取組は行っております。
〇中村委員 私、そのときの議論は余り詳しく覚えていないんですけども、それはそういうふうにやっていく工事があるということですか。根本から見直すことなしに、どれだけ早く前倒しできるかということの効果の受け止め方の違いだと思うんですけれども、例えばわずか1カ月だけのために、総合評価方式をとってしまってでも発注するということなんですよね。
〇土井部長 経済対策の補正予算をいただくときに考えたのは、極力補正予算を活用して公共事業を進めようよという中で、工期も相当難しく、2月ですから、即繰り越し、次に事故繰越になりますもので、それは避けたいという中で、たとえ1カ月、されど1カ月ということで、どうしても発注を急ぐということの判断の中でやらせていただいたということでございます。記載して
ですから、総合評価を外すという議論ではなくて、やむを得ず緊急避難的にやらせていただいたということで、今回のここに記載しておるのは、根本的に総合評価について、3点ほどの今説明した議論がありますので、それをきちっと意見交換しながら見直していこうと、そういうことで進めていきたいと。
〇中村委員 わかりました。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 それでは、ただいま頂戴しました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。
また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめた意見の回答を、後刻、御報告願います。
(2)鉄鋼需要の喚起及び鋼材の安定供給につながる政策の実現を求めることに関する請願の処理経過について
(3)北勢沿岸流域下水道(南部処理区)南部浄化センターの放流水による黒のり養殖に対する影響についての迅速な対応及び振興策を求めるこ
とに関する請願の処理経過について
①当局から資料に基づき説明(水谷副部長、舘次長)
②質問
〇小林委員長 それでは、御質問等がありましたら、お願いいたします。
〇中村委員 23ページの黒のりのほうですが、処理の経過及び結果で、鉄鋼需要のほうと比べると、本来の調査結果がここに載っていないというふうに思うんですけど、報告しましたという結果であって、調査結果がどうかというのがうたっていないように思うんです。これはざっくり言うと、どういう調査結果が出ているんですか。
〇土井部長 この調査結果を載せていないのは、過去の、調査自体が平成19年から21年でしたもので。基本的にはどういう結果かというのは、因果関係も含めて専門家からは、正確に判断することは困難だったというのが大筋の概要です。ただ、下水処理水を含んだ河川水が、海の水と十分に混合せずに行くと、そういうケースもあり得るというような結果はいただいておるんですが、最終的には正確には判断できないということで、今、2つ目の項目にあるように協議会をつくって、一緒にこういう漁業振興策をやっていこうよという結論に至って、今回、平成23年度、24年度に実施していただいたということでございます。
〇中村委員 また、結果のほうをいただけますか。この黒のりのほうの、1番。
〇土井部長 調査結果については、資料を提供させていただきます。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、鉄鋼需要の喚起及び鋼材の安定供給につながる政策の実現を求めることに関する請願の処理経過について、及び北勢沿岸流域下水道(南部処理区)南部浄化センターの放流水による黒のり養殖に対する影響についての迅速な対応及び振興策を求めることに関する請願の処理経過についての調査を終わります。
(4)平成23年災害及び平成24年災害の復旧状況について
①当局から資料に基づき説明(舘次長)
②質問 なし
(5)審議会等の審議状況について
①当局から資料に基づき説明(福井副部長)
②質問 なし
(6)その他
〇小林委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で、特にございましたら、御発言をお願いいたします。
〇東委員 紀勢自動車道の紀伊長島インターチェンジ―海山インターチェンジ間の赤羽川の右岸、橋台の傾きです、20センチの。国土交通省から先週ですか、その経過が発表されたんですが、それによりますと、調査の段階ではわからなかったけれども、新たに調査をしたら、支持層には達していなかったという公表だったんです。そこまでは公表されているわけで、今後、対策をどうするかという話になるんですが、橋台、橋脚を外して、橋台をどうするのかというようなこともあると思うんですけど、国土交通省のやっておられることなんで、あんなことが現実的に起こり得るものなのかどうか、今までの時点で県の感想を。まず一つは支持層がないのに、支持力があったような状態で工事が進められたというのがどうなのかというのと、ああいう工法も現実的にあったのかどうか、素人なんでよくわからないんですけども、あってはならんことのように思うんですが、感想があれば、お聞かせいただきたいと思うんですけど。
〇土井部長 感想というか、あくまでもやはり地盤の下ということで、極力ボーリング調査をやるということで、横断的、縦断的にもやるんですけど、あれだけ橋梁が長いと、横断的にはどうしてもボーリングが当たらない箇所が出てくるということになると思います。そういう意味で、県においても、基礎のくいを打つときについては十分注意をしているんですが、そういうのが時々見えるときもあるもんで、これがいい、悪いというのは、ちょっと言いづらいんですけども、やはりこういうことがあった場合、対処をきちっとして、供用開始をした後、更に変異が広がるとか、そういう不安がないような対応がきちっとされている、これが一番必要なのかなと。
ただ、供用の予定に間に合わせて、そういう対応をきちっとしてほしいということを知事も申し入れておりますし、私も申し入れて、国土交通省のほうにお願いしているところでございます。
〇東委員 これは、今の時点では、前向きな話でもないので、これでやめますけども、つまり支持力がないのに、あの工法でできるというふうに前に進んだと理解していいわけですか。
〇土井部長 基本的な工事のときには、支持力を確認するということで通常やっていると思うんですが、その辺、詳しくはまだ報告も受けておりませんもので、申しわけありません。
〇東委員 もう結構です。
〇小林委員長 ほかにございますか。
〔「なし」の声あり〕
〇小林委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。
3 委員間討議
(1)所管事項調査に関する事項 なし
(2)執行部に処理経過の報告を求める事項 なし
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
防災県土整備企業常任委員会委員長
予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会委員長
小林 正人