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平成25年3月15日 教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録 

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教育警察常任委員会

予算決算常任委員会教育警察分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日       平成25年3月15日(金) 自 午前10時0分~至 午前11時26分

会 議 室        502委員会室

出 席 議 員       8名

               委 員 長        水谷 正美

               副委員長        小野 欽市

               委    員       藤根 正典

               委    員       長田 隆尚

               委    員       奥野 英介

               委    員       北川 裕之

               委    員       前野 和美

               委    員       永田 正巳

欠 席 議 員       なし

出席説明員

      〔警察本部〕

               本 部 長                             髙須 一弘

               警務部長                           山城 瑞樹

               生活安全部長                        福島 隆司

               刑事部長                           小山 敏雄

               交通部長                           別府 清雄

               警備部長                           水井   寛

               警務部首席参事官 警務課長             大内 敏敬

               生活安全部首席参事官 生活安全企画課長   永戸 吉朋

               刑事部首席参事官 刑事企画課長          中村 正義

               交通部首席参事官 交通企画課長          中根 英二

               警備部首席参事官 警備第一課長          橋爪   清

               警務部参事官 総務課長                  堀   主邦

                生活安全部参事官 地域課長              山口 光央

               刑事部参事官 組織犯罪対策課長          小林 一夫

               会計課長                          藤原 佳明

               交通規制課長                       小松 雅和

               広聴広報課長                       山脇 栄一

                                                  その他関係職員

委員会書記  

               議  事  課   主 幹   加藤 元

               企画法務課  副課長  川口 徳郎

傍聴議員        なし

県政記者クラブ    3名

傍  聴  者       なし

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第3号「平成25年度三重県一般会計予算」(関係分)

  (2)議案第75号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第9号)」(関係分)

  (3)議案第50号「三重県警察関係手数料条例の一部を改正する条例案」

  (4)議案第62号「警察職員の救慰に関する条例の一部を改正する条例案」

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第61号「三重県警察職員定員条例の一部を改正する条例案」

 2 所管事項の調査

  (1)平成24年度包括外部監査結果及び対応方針について

  (2)「三重県外郭団体等改革方針(案)」(警察本部関係分)について

  (3)犯罪情勢(平成24年中)について

  (4)交通事故情勢(平成24年中)と交通事故抑止対策について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

〇水谷委員長 議案第3号「平成25年度三重県一般会計予算」(関係分)で当局から補充説明をいただくのでございますが、前段に、本部長から発言の申し出がございます。その後に補充説明をしてください。

〇髙須本部長 ただいま委員長からございましたけども、警察本部からの補充説明に先立ちまして、一言、申し上げさせていただきます。
 近時、本県警察職員の盗撮事案をはじめ事案が相次ぎましたことに関し、被害者の方々並びに県民の皆様に御迷惑、御心配等をおかけしましたことは、まことに遺憾でございます。
 今後、さらに職務倫理教養を推進するとともに厳正な業務管理と人事管理に努め、再発防止に取り組んでまいりたいと存じますので、委員長はじめ委員の皆様方には引き続き御指導のほどをよろしくお願い申し上げます。

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第3号「平成25年度三重県一般会計予算」(関係分)

     ①当局から資料に基づき補充説明(髙須本部長、山城部長)

     ②質疑

〇水谷委員長 委員の皆様からご質疑がございましたらお願いします。

〇北川委員 では、最初に何点か確認させてください。
 12月会議や議案聴取会で何度も出ている話なので、重複しているところがあるかもわかりませんが、改めての確認で、済みません。
 8ページの「子ども見守り事業」の、例のスーパー防犯灯の関係ですけれども、既に建てられたのが8地区75基ということなんですよね。以前、四日市市と鈴鹿市で10基入れかえていただいて、今回、鈴鹿、松阪署管内で16基ということで、最終的にはこの75基も全て入れかえていくという考え方でしたか。
 それと、もしそうであれば時間的、年度的なこと等を確認させてください。

〇福島部長 今、北川委員から御指摘いただきました鈴鹿市白子地区、平田地区のここへ記載しております各10基の20基というのは、今回の更新整備、それから「子ども見守り事業」とは分離したものでございまして、従来のスーパー防犯灯の数と申しますのは、8地区75基でございます。更新対象はこの8地区75基になるわけですけれども、今回の「子ども見守り事業」で2地区16基、これは松阪地区と鈴鹿市平田地区を予定しております。あとの10基につきましては四日市北地区、桑名地区の更新事業ということで、これを合わせますと26基ということになります。
 したがいまして、75基、過去のスーパー防犯灯がございますが、そこから差し引き、平成24年度の執行分が6基ございますので、43基が以後の更新対象として残るということになります。
 次年度の話でございますが、事務局レベルで考えておりますのは、26、27年度ともう2カ年でこの43カ所について更新させていただければということで、計画し、準備を進めていきたいというように考えておりますけれども、今回の予算をいただきました段階では10基、16基、さらに6基ということで、32基の更新がこれで完了するということになります。まだ半分以上が残るということでございます。

〇北川委員 残念ながら、地元にはないものですから。今、通信機能は使われていないという認識なんですけども、現場でその辺の案内にはきちんと対応されているという理解でよろしいんですか。

〇福島部長 設置更新に関しましては、事前に地域への説明会を実施しております。自治会の関係者、PTAの関係者等にお集まりいただいて、担当者が現地で説明させていただき、使い勝手についての教示もさせていただいておるということでございます。

〇北川委員 それから「通学路緊急安全対策事業」。これも前回お聞きしたかもわからないんですが、ブロック単位で入れていただいてある対策必要箇所数で、例えば伊賀ですと伊賀市、名張市で644ということですけど、これの詳細な部分というのは数字としていただけるんでしたか。

〇別府部長 市町別の数字がございますので、必要であれば、また御説明に上がればよろしいですか。

〇北川委員 では、資料としてお願いしたいと思います。

〇水谷委員長 委員会のメンバーに配付してもらえますか。教育警察の委員に、それでいいでしょう。

〇北川委員 それから、6ページの取調べの録音・録画装置整備事業ということで、平成25年度が8台整備という表現になっているんですけども、8台というと、どの地区にもというわけにはいかないですね。これは実質的に大体どの範囲まで設置されるというふうに予定されているのか、教えていただけませんか。

〇小山部長 この録音・録画装置につきましては、現在、国費で2台が四日市南警察署と津警察署に配備されております。それから、昨年12月の補正で6台を認めていただきましたので、今年度中にこの6台を整備するということで進めておるところでございます。
 そうしますと、今年度中には8台ということで、8警察署に1台ずつ整備されるということになり、新年度で8台ということでございますので、18警察署中で2署だけ未整備のところが残るということでございますけども、この2署につきましてもできるだけ早く整備を進めてまいりたいと考えております。
 こういう事案というのはどこでも発生すると考えておかなきゃならないわけですけども、ほかに比べまして少ないところよりも多いところを優先するということで、2つの警察署については、早急に進めてまいりたいということで、最終的には全署への配備を考えております。

〇北川委員 ちなみに、その2署はどちらになりますか。

〇小山部長 これは小規模警察署を考えております。といいますのは、体制といいますか、非常に事案の発生が少ないところ、紀州方面等々でございます。今、そこのところを検討しております。

〇北川委員 現段階でこれの扱いというか使い方というか、現場ではどういう状況になっているのかを教えていただけませんか。

〇小山部長 現在、2つの警察署に配備されておるんですが、必要な場合には、そこへ被疑者を連れていき、同行して録音や録画をする、それから、それぞれ取り外して必要な警察署に運び、そこで実施する、こういうようなことをやっておりまして、非常に不便を感じながら対応しているという状況でございます。

〇北川委員 勉強不足で恐縮なんですけど、今、この扱いをするのは限られたケースだけでしたか。それとも、被疑者が希望すればという形でしたか。運用の仕方はどんな形になっているんですか。

〇小山部長 この録音・録画装置の運用につきましては、現在、全国一律で、裁判員裁判対象事件、昨年5月からはそれ以外にも、知的障害を有する被疑者に対する試行を行っているというところでございます。この範囲で進めております。

〇北川委員 そういう基準があるということであれば、2署、小規模のところは未設置ということになりますけれども、先ほど御説明のあったように、そういう場合は設置されている署に移動して録音や録画の形でやるということで、地域、場所等によって差別というか区別というか、そういうことが生じるということにはならないという理解でよろしいですか。

〇小山部長 そういうことはないと認識しております。必要なときには事前に装置を持っていって、必要とする警察署に設置するというようなことをやっております。
 ただ、緊急逮捕したとか、現行犯逮捕したとか、そういった場合はすぐにできない場面もありますけれども、取り調べをしていく間にはできる機会もあるわけですから、装置を取り外して運んできて、そこでやるということも可能ですので、今はそのような対応をしております。

〇北川委員 小規模の2カ所は未設置ということになるわけですけども、そこにも設置いただいて、緊急時の対応も現場の署でしていただけるという形にできるだけ早く持っていっていただくよう要望だけさせていただいて、終わらせてもらいます。

〇小山部長 先ほど委員から御指摘いただきましたとおり、2署につきましても早急に整備をと考えております。

〇水谷委員長 お願いします。
ほかにはございますか。

〇藤根委員 5ページの施策111防災・減災対策の推進の2番、地域を支える警察活動強化事業なんですが、防災拠点という意味から交番・駐在所の機能を高めていくという内容で、「交番・駐在所50か所」というふうになっていますけど、これは新規じゃないので、今までにどれだけ整備されて、来年度50カ所、それで終わりなのか、その次の計画があるのかというあたりのところを、これも聞かせていただいたかもわかりませんが、確認させてください。

〇水井部長 交番への消耗品等の配付でございますが、4カ年計画で計画しております。

                    〔「2年目」の声あり〕

〇水井部長 済みません、ちょっと勘違いしてまして。2年目でございまして、4カ年で全ての交番、駐在所に行き渡るような形で整備してまいりたいと考えております。

〇藤根委員 2年目ということですね。だから、あと平成26年度、27年度でという整備ですね。
 続いて、6ページの施策131犯罪に強いまちづくりの5番、暴力団排除条例広報啓発事業費なんですが、本年度、平成24年度は139万1000円というふうに資料のほうにありまして、来年度は39万5000円ということから、かなりの減額幅だというふうに思うんですが、この部分は、もうある程度、条例が浸透してきたというような意味での減額なのか、その意味合いについて御説明いただけないでしょうか。

〇小山部長 現在も、暴力団排除条例の効果を発揮させるということで、県民、事業者の方に暴力団排除の意識を高めていただくという取組は必要でございますので、これまでと変わりはないというふうに認識しております。したがいまして、県と市町が連携しての暴力団対策への取組、それから学校教育、地域、職域、こういったところにも取組を進めているところでございます。
 今回、削減いたしておりますのは広報啓発用のリーフレットあたりでございますが、こういったものにつきましては、県の環境生活部とか教育委員会、こういったところでもそういうものが作成されておりますので、こういったところの連携をしながら活用していくということで縮減したわけでございます。
 それと、暴力団の「不当要求拒否宣言の街」を進めていっておりますので、これに賛同された、いわゆる加盟店あたりにさらに普及といいますか、意識を高めてもらうということで、掲示用のプレートを引き続き配布していくということから、こちらにかなり今回の予算を計上しておるという状況でございます。
広報啓発につきましては、これまで以上に関係機関・団体、県も含めて連携しながらさらに定着を図ってまいりたいと思っています。

〇藤根委員 じゃあ、啓発グッズといいますか、物が今年度までとは違うところの部分も考えているという意味ですね。

〇小山部長 広報啓発用のリーフレットは、中身をしっかり書いたものをと。理解していただくということが大事でございますので。これは県も各市町におきましても同じ考え方でございますので、そういったところで意見を集約しながら、連携して作成していくということで、県にもそういう話をさせていただいておるということでございます。

〇藤根委員 では、教育委員会とかほかの部署あるいは市町との関係、連携を、予算的なものも含めて、減額しても取組は継続してやっていけるということでよろしいんですね。

〇小山部長 そのとおりでございます。

〇藤根委員 最後に、7ページの施策132交通安全のまちづくりの4番、くらしと環境を守る交通安全施設整備事業なんですが。ここも今年度よりは減額されておりますけど、この約1億2700万円については交差点の信号機の整備ということなんですが、信号機の台数あたりを教えていただけないでしょうか。

〇別府部長 この事業につきましては、事業として国庫補助事業と県単独事業の2つに分かれておるんですけれども、合計28基を予定しております。それともう一つ、ここにはない事業で2基を予定しておりますので、来年度、平成25年度中には30基をつける予定にしております。

〇水谷委員長 ほかにはございますか。

〇長田委員 通学路緊急安全対策事業でお聞きしたいんですけれども。これはたしか2カ年でやるということやったんですが、今回の予算の中で一応全部できるという観点でしたか。来年度と再来年度でしたか。

〇別府部長 そもそも、去年の緊急合同点検で点検した箇所で、まだ対策を講じていない箇所が六百数十件ございます。それと、これまでに警察、PTA、学校等々と協働して通学路の点検をした結果、標示を塗りかえやなあかんとか、そういういろいろな場所が6000カ所強出てきております。これを今回、この通学路緊急安全対策事業で整備していこうということです。
 それで、平成25年度以降も引き続き通学路の安全点検はやっていきますので、そのときに出てきた対策が必要な箇所は順次していくということになり、何年度計画という意味でいうと、26年度までの計画はしていきたいと思います。

〇長田委員 ということは、ここに書いてある対策必要箇所というのは今、把握している全箇所ではないのか。

〇別府部長 今、把握している中の7割弱をここで全部やっていこうということです。予算の上限というのか制限もございますので、それは順次、翌年度でやっていきたいと思います。

〇長田委員 ということは、平成26年度までかかって去年の緊急合同点検のやつを消化していこうという方向だということでよろしいわけですね。

〇別府部長 去年行いました緊急合同点検の結果、しなければいけないという箇所は、平成25年度中に全て行う予定にしております。

〇長田委員 じゃ、緊急合同点検のは平成24年度と25年度で終わるということですね。

〇別府部長 そのとおりです。

〇長田委員 その中で、例えば信号機をつけてほしいという要望がある中で道路構造上つけられないところがあったりするんですけれども、そういう箇所についてはどういう扱いになっているんでしょうか。

〇別府部長 説明が中途半端で申しわけございません。
 緊急合同点検で対策が必要となったところのうち道路標識、道路標示については全て新設なり塗りかえなりをしていきたいと思いますが、新設の要望が34カ所ございました信号機については、現地の詳細な調査、検討と協議が必要になってきます。その辺については詳細な現地調査をして、必要性、緊急性、もしくは信号機にかわる何らかの交通安全対策で安全性が確保できるというところもあるかもわかりませんので、そういうふうなところを総合的に判断して、今後の年度でしていく予定にしております。
 ですから、今の、緊急合同点検で出てきた箇所は全てできますというのは間違いでございますので。信号機を除いては全てできますというところです。で、34カ所あったんですけれども、この平成24年度中に9カ所をする予定で順次進めており、残りの25カ所を25年度以降、順次していく予定にしております。

〇長田委員 していっていただくのは非常にありがたいことなんですが、今の歩行者用信号機にしましても、子どもたちが滞留するところがないというところでしにくいところがあると思うんです。そういうところについては、県土整備部や市町の行政と連携をとりながらやっていく方向で進めておるということでいいわけですか。

〇別府部長 そのとおりで、信号機をつけるためには、いろいろな道路構造上の制約がございますので、その辺については、それが国道であれば国、県道であれば県、市町の道であれば市町の道路管理者と協議して、できるだけそのように改造していただいてしていくということになります。
〇長田委員 最後にもう1点。道路標識の中で、例えば停止線、横断歩道、これは警察やと思うんですが、路側帯は県土整備部とか市町でしたか。路側帯といいますか、横の線ですが。

〇小松課長 車道外側線という位置づけだと考えますが、それは道路管理者の方に整備していただいております。

〇長田委員 車道外側線は今のように管理者が違うので、ちょうどここに対策、効果と書いてもらってあるんですが、例えば警察が停止線やら横断歩道をやって、その横の車道外側線を長いことほってあるというところがよくあると、結構クレームが出てきますから、その辺を県土整備部とか市町と連携しながら、ある交差点は、同時には無理かもわかりませんが、近いところでやっていくような形で連携をしていっていただきたいと思います。

〇水谷委員長 ほかにはございますか。

〇永田委員 関連になって申しわけないんですが、交番、駐在所の問題で。日本の警察体制の中で、世界に誇れるのはやっぱりこの交番・駐在所体制だと思うんです。三重県の警察業務の中で、「交番・駐在所50カ所」でありますけども、今後、警察はもっと充実していくのか。どうなんですか、ここら辺は。

〇福島部長 今御指摘いただきました駐在所・交番の数の関係で申し上げますと、現在、交番を59カ所、駐在所を141カ所、設置しております。業務負担の状況とか事件の発生状況、それから周辺の環境の変化等々を勘案いたしまして、数を増やす、あるいは減らすという視点ではなく、必要性に応じて統廃合しながら、駐在所を交番化していくことも一つの選択肢でございますし、あるいは新たに交番を設置するような環境があれば、そのような形で臨機応変に対応していくというのが現状の考え方でございます。

〇永田委員 これの充実、強化というのは、地域社会にとって非常に安全、安心というか、警察行政に与える役割というか、かなり効果があると思うんです。そんな中で、この問題をきちっと充実してもらうことが、ある意味では三重県の警察体制に非常に効果があると思っております。
 我がほうでも駐在所を交番にしてみたら、実際に交番があるというだけで、しかも24時間体制でやっていただいているということだけで、地域社会に非常に安全、安心な空気をもたらすわけです。そういうことを考えたときに、人員の問題をどう考えていらっしゃるのか。24時間体制で人員が確保されるには、今の人員でいいのかどうか。ここら辺はどうですか。

〇福島部長 交番・駐在所の運用面の問題で申し上げますと。

〇永田委員 交番でいいです。

〇福島部長 運用面で申し上げますと、当県については、59交番全てに交番相談員を配置させていただいております。交番へ行っても不在が多い、それから相反する要望の中で、積極的に回ってほしい、この2つのおってほしい、回ってほしいという要望に応えるために、交番相談員という制度を設置しております。59交番全てに設置させていただいておりますので、不在者対策的なところについてはそれでカバーできておるというふうに思っております。
 人員の問題といたしましては、3交代できっちり体制をとれる交番と、そうでない交番がございます。したがいまして、そこら辺のところについて充足できればいいんですけれども、これを完全に充足するということには極めて難しい問題もございまして、必要性の高い交番に体制を集中する必要がございますので、それは犯罪情勢、あるいは地域の要望等を勘案しながら機能的に配置していくということで進めさせていただきたいと考えております。

〇永田委員 非常に不在が多いんですよね。交番相談員でということなんですが、この交番相談員の方々ですら非常に不在がちなときもありますし、交番があって誰もいないと。例えばお年寄りや子どもたちが、何かあって行ったとしましょうか。せっかく交番があるにもかかわらず、誰もいない、何の対応もできないというようなことでは、何だというふうなことにもなりますし、そこら辺で人員の問題が。OBの活用もしかりだと思うんですが、これはもう少し将来的に考えていかないと。せっかくつくったのに誰もいないんだというようなことを思われてもいかんと思うんですね。そういうことに十分配慮していただくことで、本来の交番の機能面が発揮できるかというように思いますので、これだけは将来的な要望として、考えていただきたいと申し上げておきたい。よろしく頼みます。

〇水谷委員長 ほかに御質疑はございませんか。

                    〔発言の声なし〕

〇水谷委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

     ③委員間討議      なし

     ④討論          なし

     ⑤採決          議案第3号の関係分   挙手(全員)   可決

  (2)議案第75号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第9号)」(関係分)

     ①当局から資料に基づき補充説明(髙須本部長)

     ②質疑

〇水谷委員長 委員の皆さんから御質疑があればお願いします。

〇奥野委員 たしか説明があったかと思うんですが、この「給与費」の3億7000万円余なんですけれども、計算でいくと、9人以上なのかな。退職手当の増額等ですから。10人減るわけですから、10人以上というと、人員が減っていくということで、それは急遽補充していかないかんということになりかねんのと違うかと思うんですけれども、多いことのない警察がまた10人も減っていくので、住民サービスというのか安全、安心を守るためにも、その辺の対応というのがきちっとなされているのかどうかだけお尋ねしておきます。

〇山城部長 予算の計上の時期がございますので、退職者は見込みで、過去3年間の平均をとって、今回は8人ほど増えていると。その関係で、こういった退職手当の増額になっていると。体制の関係でございますが、見込みでやっておりますので、その分をすぐに補充というのはなかなか難しいということもございまして、新規採用等で補充していくということになると思います。

〇奥野委員 毎年、希望退職者は予定されていないわけですよね。希望する予定をある程度勘定しているのかどうかなんですけど、その辺はどうなんですか。

〇山城部長 これは個人の都合の問題もございますので、当然ぴったり当てるというのもなかなか難しい状況にあると思いますが、可能な限り予測が当たるよう、努力しているところでございます。

〇奥野委員 傾向としては多いんですか。今年度はどうなんですか。

〇山城部長 退職者の数でいうと、さほど多いというものではございません。

〇前野委員 冒頭に本部長から断りがあった警察職員の不祥事ということで、その不祥事にかかわって、いられなくなって依願退職という人も何人かおると思うんですが、この中に入っているのは何人で、幾らになりますか。

〇山城部長 ちょっと確認に時間をいただきたいと思いますけども、何名かに依願退職ということでやめていただいております。

〇前野委員 資料で結構ですので、そういう関連で依願退職した人が何名で、幾らになったかというのだけ、また報告してください。

〇水谷委員長 一応、正副委員長にも出してもらえますか。皆さんに配付するか、正副委員長で検討します。
 ほかにはございますか。 

                    〔発言の声なし〕

〇水谷委員長 ないようでございますので、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

     ③委員間討議      なし

     ④討論          なし

     ⑤採決          議案第75号の関係分   挙手(全員)   可決

  (2)議案第50号「三重県警察関係手数料条例の一部を改正する条例案」

  (3)議案第62号「警察職員の救慰に関する条例の一部を改正する条例案」

     ①当局から資料に基づき補充説明(髙須本部長)

     ②質疑          なし

     ③委員間討議      なし

     ④討論          なし

     ⑤採決          議案第50号   挙手(全員)   可決

                      議案第62号   挙手(全員)   可決

     委員間討議     なし

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第61号「三重県警察職員定員条例の一部を改正する条例案」

     ①当局から資料に基づき補充説明(髙須本部長)

     ②質疑          なし

     ③委員間討議      なし

     ④討論             なし

     ⑤採決          議案第61号    挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査

  (1)平成24年度包括外部監査結果及び対応方針について

  (2)「三重県外郭団体等改革方針(案)」(警察本部関係分)について

  (3)犯罪情勢(平成24年中)について

  (4)交通事故情勢(平成24年中)と交通事故抑止対策について

     ①当局から資料に基づき説明(山城部長、小山部長、別府部長)

     ②質問 

〇水谷委員長 委員の皆さんから、この4項目につきまして御意見、御質問等をお願いします。

〇北川委員 1点だけ。県議会では今、飲酒運転防止関係の条例を検討させていただいているわけですが、それに関連して。
11ページの2の(2)のウ飲酒運転根絶対策の中に、「自動車運転代行業の健全育成・利用促進」という項目が挙げられているんですが、「利用促進」はわかるんですけど、「健全育成」の部分というのはどういう意味合いで書いてあるんでしょうか。

〇別府部長 自動車運転代行業につきましては、自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律で運用されておりますが、この法律によりますと、代行業の認定業務等々につきましては公安委員会が持っておりますので、公安委員会のほうで代行業の適正な運営、管理をしておるということでございます。

〇北川委員 わかりました。あわせて「利用促進」という部分について、ハンドルキーパー運動等はPRをしていただいていると思うんですけども、県警として、PRの仕方というのは特にあるんですか。

〇別府部長 特にPRの仕方というとなかなか難しいところがございますが、交通安全教室というか教育というか、安全運転管理者の講習等々、いろいろございますので、そういう講習等の飲酒運転の防止に関する話、教育、講話の中で、こういう方法もあるということを知らせておるというところでございます。

〇北川委員 わかりました。

〇水谷委員長 ほかにはございますか。

〇永田委員 在日外国人犯罪の問題なんですが、これは地域的にわかりますか。

〇小山部長 地域的なところについて、何が、どこが多いかというふうに、具体的に細かい数字まではわかりませんが。

〇永田委員 概略でいいです。

〇小山部長 やはり北勢方面が多いという状況です。外国人の居住地域ですね。中勢方面もございますけども、そういうところはやはり。

〇永田委員 そんな中で、例えば、四日市市の笹川とかがあるでしょう。大体の件数がわかりますか。

〇小山部長 そこのピンポイント的なところまでは把握しておりません。発生そのものがいろいろな地域に及んでおりますので、特定の地域にだけ集中して発生しとるという状況は把握しておりません。

〇永田委員 特に私どもは四日市市ですから、笹川のほうが以前よりかなり減ってきておるということはわかるんですが、若い外国人が高等学校へ行かずに浮浪者となって、これがかなり悪影響を及ぼしているということを聞いているものですから、そこら辺が知りたかったわけです。また後ででも結構ですから教えてください。

〇小山部長 それはまた後ほど御説明に上がります。

〇永田委員 わかる範囲で結構です。

〇水谷委員長 ほかにはございますか。

                    〔「なし」の声あり〕

〇水谷委員長 ないようでございますので、最後になりますけれども、この4項目以外に所管事項の調査で委員の方々から何かございましたら、ここで御発言をいただけますか。

                    〔発言の声なし〕

〇水谷委員長 よろしいですね。これで所管事項の調査を終了いたします。

 3 委員間討議

〇水谷委員長 次に、本会議への常任委員長報告として、本日の常任委員会での議案審査及び所管事項調査に関して、執行部に処理経過の報告を求めるべき事項は何かございますか。

                    〔「なし」の声あり〕

〇水谷委員長 それでは、なしといたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

教育警察常任委員長

予算決算常任委員会教育警察分科会委員長

水谷 正美 

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