平成25年定例会6月定例月会議 請31
受理番号・件名 |
請31 風疹の予防接種費用に公費助成を求めることについて |
受理年月日 |
平成25年6月4日 |
提出された
定例会 |
平成25年定例会6月定例月会議 |
紹介議員 |
大久保孝栄、中西 勇、小野 欽市、小林 正人、今井 智広、藤田 宜三、稲垣 昭義、服部 富男 |
付託委員会 |
健康福祉病院常任委員会 |
請願要旨 |
(要 旨)
三重県におかれても、県民の命と健康を守るためにも緊急に下記事項の実施をすることを要望する。
記
- 現在の定期接種が開始された平成7年4月1日より前に生まれた方(今年度19歳以上の年齢となる方)に対し風疹予防接種費用の公費助成を行うこと。少なくとも風疹に罹ったことがなく、予防接種を受けていない方で今後妊娠を予定、希望する女性および妊婦と同居する家族に対して風疹予防接種費用の公費助成を行うこと。
- 予防接種未接種者に対して、積極的に接種するよう勧奨、周知を徹底すること。
- 国に対し「予防接種未接種者が予防接種を受けるために必要な措置を講じること、県や各自治体が行う公費助成等に対し財政措置を講じることを求める意見書」を提出すること。
(理 由)
国立感染症研究所感染症情報センターは今年の風疹の患者報告数が2013年5月22日時点で7,540人(うち三重県は43人)と発表した。この数は昨年1年間の患者数に比べ既に約3.15倍に上り、今後も増え続けると懸念されている。今後の流行・拡大を防ぐためにも予防接種を受けることがこれまで以上に重要となってくる。
現在、定期接種の対象は1歳児(第一期)と小学校入学前1年間(第二期)である。しかし現在流行の中心となっているのは、患者数の約8割近くを占めている男性、特に20代~40代の人たちである。この世代は未接種者が多い世代と言われている。また男性患者から妊娠初期の女性に風疹が罹ると、胎児に先天性風疹症候群の障害が出る恐れがあるが、2012年以降先天性風疹症候群は全国で10人に発生している。こういった現状の中、妊娠前に予防接種を受けることが重要視されている。
流行を重く見た東京都では、妊娠を予定または希望している女性および妊婦の夫を対象に風疹ワクチンの助成を行う市町村に対し半額を補助する緊急対策を実施すると発表した。また神奈川県、千葉県、大阪府、新潟県、愛知県、和歌山県、京都府、岐阜県でも助成を発表している。
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