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平成25年3月25日 戦略企画雇用経済常任委員会 会議録 

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戦略企画雇用経済常任委員会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日     平成25年3月25日(月) 自 午前11時5分~至 午後0時8分

会  議  室     302委員会室

出 席 委 員     7名

             委 員 長       服部 富男

             副委員長    辻 三千宣

             委    員   中西   勇

             委    員   濱井 初男

             委    員   森野 真治

             委    員   稲垣 昭義

             委    員   青木 謙順

欠 席 委 員     なし

出席説明員

      [雇用経済部]

             部  長                山川   進

             観光・国際局長            加藤 敦央

             副部長(企画総務担当)      世古   定

             次長(商工担当)          田畑 知治

             次長(観光・国際局)        岩田   賢

             人権・危機管理監          濱口 正典

             雇用経済総務課長         平野 正人生

             三重県営業本部担当課長    中嶋   中

             サービス産業振興課長      田中 幹也

             地域資源活用課長         内藤 一治

             観光政策課長            伊藤 久美子

                                     その他関係職員

委員会書記

             議  事  課     主査  藤堂 恵生

             企画法務課    主幹  秋山 誠二

傍 聴 議 員     3名

             奥野 英介

             中嶋 年規

             山本   勝

県政記者クラブ  2名

傍  聴  者     1名

議題及び協議事項

Ⅰ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)首都圏営業拠点について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)首都圏営業拠点について

    ①当局から資料に基づき説明(山川部長)

    ②質問

〇服部委員長 ただいまの当局の説明に対しまして、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇青木委員 委員会がたしか14日で、10日くらいの間に結構詳しく整理されたとは思うんですけども、なぜ10日遅れたのかあまりわからないんです。県の思いとか、今まで議論された結果とかやったら、当然、前の常任委員会の段階でこれぐらいのことは整理されていてよかったのかなと僕は思います。ただ、その運営事業候補者を決められたということで、その調整に時間がいったのかどうかわかりませんが、その辺をまず聞かせてください。

〇山川部長 運営事業者の方を決めさせていただいたのが12日ということでございまして、本来であれば14日の常任委員会のときまでに、きちっと運営事業者の方と詰めさせていただいたらよかったんですが、それ以降ちょっと時間をいただきまして、今回のことについても運営事業者と議論させていただいて、具体的な事業を御報告させていただいたということでございます。

〇青木委員 運営事業者の思いもそれは取り入れるのが当たり前のことやと思いますけど、県としての強い意志を持って、今回の営業拠点は、ずっと知事の思いもあって来たはずなので、その辺は、九分九厘まできちっとその時点でこういうことを考えているということを、前回出すべきではなかったのかなと、こんだけ詳しく出てくると感じさせてもらうのが正直なところです。運営事業者が、たまたま若手・中堅職員養成塾の講師でもいらっしゃいましたんで、それはたまたまかどうかわかりませんし、その辺の信頼がどの程度なのかわかりませんけども、少し任せっきりで、事業者は大事な方ですけども、今後、県としての思いをもっと強くしていかないと、いろんな影響があるのかなと感じさせてもらいます。
 もう一つ、最初に、先ほどの「運営事業者との契約にあたっての基本的な考え方」というところで、「適切な契約を4月中旬を目途」とあって、もうあと半月しかないんですけど、その下に、「運営事業者からは、その収益等に応じ」と書いてあるんです。それで、一定の割合を県へ云々と書いてあるんですが、ちょっとここの文章がわからないんです。ということは、収益が上がらんだら一銭ももらわないということともとれるわけで、やっぱり県がしっかり県民の税金をいただきながらする以上は、また運営事業者が頑張らんでも頑張っても、まぁその影響も大きいわけですけども、そしたら全然頑張らんだ場合は一切入ってこないともとれるんですが、その辺はいかがなんですか。

〇山川部長 ここの表現は、収益を上げられないと、基本的にはここへ来る来館者の方々が少ないということでございますので、当然収益は上がると考えております。そういった意味で、収益等に応じというのは、収益がどのくらい上がるごとにという割合も、これから議論をして考えていかなあかんのかなということで、一定割合で、例えば5%とか10%と考えても、収益が上がってきたらその分については、毎年事業計画を出していただいて評価をしながら、翌年のところについては決めていきたいなと考えています。

〇青木委員 そのことを決めてから契約するということでいいんですか。この文章は上下が逆で考えていいんですか。

〇山川部長 当然そこは決めて、決めてというか、そこはまだ10日間で詰められていませんでしたので、ちゃんと決めて契約を、そこについては、私ども弁護士とか公認会計士にもいろいろアドバイスもいただいておりますので、そういった方の御意見も入れながら、しっかり契約の中にはうたっていきたいと考えています。

〇青木委員 じゃ、後しっかりまた委員の意見も充分聞いていただきまして、議論を続けさせていただきます。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇中西委員 ちょっと、まあこの中身を見させていただいて、基本的に運営事業者のことばっかが書いてあるというのはわかりましたけども、10月の下旬に決められたワイス・ワイスの内容がまったくわからない状態なんです。それをまず聞かせてください。

〇世古副部長 ワイス・ワイスと契約させていただいて、その中でコンセプト、特にこの3ページの基本コンセプト、ここが主なところですけども、ここに4点書かさせていただいておりますけども、こういったところを目指すということで、ワイス・ワイスのほうはここを基本にしながら提案をいただいていると。その中で県なり運営事業者なりの要素を盛り込んで今回のこの資料にさせていただいたというようなことです。

〇中西委員 私、こういう仕事をしていたので、ちょっと気になるのが、普通は運営業者がこうやって中身の内容、どこまで運営業者と打ち合わせて決められたのかわからないですけど、細かく中身が出ている状態で、8ページのこの図面、言葉は悪いですけどとんでもないですわ。こんな状態で中身が、どう判断するかも何にもわからないんです。席数がどんだけって、適当に書いてあるというふうにしか思えないんで。これ中身があるんなら出してください。あると思うんです。席数やあんなことまで書いてあるんで。なぜ出さないんですか。

〇世古副部長 営業拠点効果的運営検討業務の受託事業者のワイス・ワイスのほうからも、イメージなり席数の図面といったものはいただいています。ただ、県の考え方と、運営事業者の考え方との3者のすり合わせの中で、当初のワイス・ワイスの考えから変わってきておりますから、3者の中で調整したイメージが8ページの図であるというふうなことでございます。

〇中西委員 こんなのはイメージと違うじゃないですか。これがイメージっていわれたら、僕は仕事上、できないです、こういうことは。できてなかったですわ。ただ単にスペースがここでここでと決めているだけなんです。これはイメージじゃないです。イメージというのはイメージ図なんです。これはイメージ図じゃないです。こういう言い方をするといかんかわからんですけど、基本的にどういう形のものでというのは、あくまでも絵ぐらいの程度のものは描いていただかないといかんわけです。いわゆるパースですけども。それくらいのレベルは出していただいて、こういう場所に、例えば飲食の部分が1階にこうですよ、2階はこうですよ、物販はこうしますよ、それが普通やと思うんです。仮にまだできていないということなら、契約には当然入れていただくんですね。

〇世古副部長 イメージパースは300万円の契約の中には当然入っておりまして、それはいただいております。

〇中西委員 なぜ出してくれないんですか。

〇世古副部長 繰り返しになるかわかりませんけども、当初のワイス・ワイスの提案と、県の考え方と、運営事業者との3者の調整の中で、こういった8ページのような形になってまいりました。当初のワイス・ワイスのイメージですと、3者が調整したのと少し変わってくるイメージになってしまいますので、誤解を与えてはというふうな思いの中で、3者が調整した結果ということで8ページの図面を出させていただきました。

〇中西委員 僕今年の年明けてから言ったと思うんですね、きちんとある程度ワイス・ワイスが出したものを見せていただいて、どういうスケジュールでいくんかもわからないし、何でそれを示してくれやんのやと言っていたと思うんです。イメージがずれてくるって、これはイメージなのでずれてもいいんです。なぜ出せないのかとすごく思うんです。常任委員で、やっぱり見た上で意見は言わないといかんのやと思うんで。何で出さないんかと不思議でかなわんのです。

〇世古副部長 決してワイス・ワイスから提案いただいているイメージパースを出しませんということではなくて、先ほど申し上げましたように3者の調整の中で、委員のほうは変わってもいいじゃないかという御指摘をいただいきましたけど、我々としては3者の調整と当初のワイス・ワイスでいただいたイメージパースと少し離れていくとどうかなという思いがあったもんですから、3者の調整の結果のこの8ページの図を出させていただいたほうがいいのかなということで、今回の資料とさせていただきました。

〇中西委員 あるんなら今から出してください。皆さんに見せてください。

〇山川部長 では、コピーをしてお出しさせていただきます。ただ、若干変わってきているというのは御理解をぜひお願いしたいと思いますが、案としては1案、2案という形も御提案いただいております。委員がおっしゃるイメージ図とは、絵に描いたパース図みたいなものだと思うんですが、そういうものでよろしいでしょうか。

〇中西委員 僕の言いたいのはどういうことかというと、内々で全部進めていって、決定したものしか出さんのかという感覚がすごくあるんです。10月に公募され、プレゼンをされて、基本コンセプトとかいろんな、今のパースも出されてるんやと思うけど、出されてる中身って、言葉上のコンセプトはわかります。だけど、それ以上のものが全然出てこないわけですね。どう考えてもおかしいと思うんです。まして、県の中で決められると言ってて、外部の方を入れてくださいよということで、入れられたのもわかります。そういうことも踏まえて考えていく上で、こんな際まで、さきほど青木委員からもありましたけど、こんなぎりぎりの時点で出てくるのが不思議でかなわんのですね。今までのを変更することはあってもいいと思うんです。でもある程度、皆さんに見せていただかんと、この内容を見ているだけでは皆さんイメージがわからないはずなんですね。中身の食材をどうするとか、それはある程度、運営事業者が考えていく部分だと思うんです。こういうことをやりますよと。それはそれでいいと思うんですけど、全体の営業拠点としてこれで大丈夫なんかって、やっぱり皆さん心配なわけですやんか。そこが見えてこないんです。契約の部分もまだ4月やということなんで、これ今からスケジュールを見て、図面もしっかり書いていただかないかんわけですわな。そういった部分を踏まえて考えれば、進みながらその都度その都度やっておるとしか思えないんですね。それはどうでしょうかね。

〇山川部長 我々はイメージ図、先ほど委員が言われたようなものではなくて、具体的な中身を皆さんに御説明したほうがよりわかりやすいかなと。私はデザインというのはイメージがよくわからないんで、反対にそれを見てもイメージが私どもとしては出にくいので、それを運営事業者の方と議論させていただいて、どういったものをお示ししたら一番わかりやすいかということで、こういう1階2階の配置図で、壁面が何色になるかとか、そういったものよりも、今の状況は、まさに運営事業者が具体的に何をやっていただけるのか、我々が何をやっていくのかをお示しするのが大事だと思って、今回こういう説明をさせていただきました。

〇中西委員 言われることはよくわかるんですけども、両方とあってなんです。今CGの時代ですし、パースは動かすこともできるんです。そういったことも考えてすれば、そういうもの、動いている状態、立体的に見た状態、こういうところでこういう食材を売るんだと、そういうところまでプラスしてやって初めてわかるんですね。そやないとわからないと思うんです。この最後の絵、丸で囲んだのがイメージやとは、それはとんでもないですわ、僕に言わせれば。

〇山川部長 私どもとしては、設計、施工するときの事業者の方が、そこは具体的に落としていただくもんだと考えておりますので、ワイス・ワイスの仕様書の中にはそこまでは入っておりません。具体的にここにものをどんだけ置いてとか、それは今後、運営事業者が決まってから、先ほどもお話ししましたように、そういった契約もやりつつ、事業者の運営形態をきちっとして、どういうものか、何のものかというところで商品数はどうするのということが決まって、それから設計、施工というところに落とし込むもんだと我々は考えております。

〇中西委員 そうするとちょっと確認なんですけど、まずワイス・ワイスの約300万円という仕事の範囲、それから今後の設計と、それはどういうふうにされるんか教えてください。

〇世古副部長 まずワイス・ワイスに委託をしたのは、言葉で言いましたら基本構想みたいなものです。三重県が今後展開しようとしている営業拠点のコンセプト、店づくりの中身、イメージパースでありますとか、1階2階をどういうふうに使ったらいいかとか、そういった基本構想的なものをワイス・ワイスのほうに委託をしております。その上で、ワイス・ワイスの提案と、県の考え方と、運営事業者が決まりましたけども、その3者によりまして、今日お示ししたような店づくりの方向性を出していくというふうなことでございます。それによりまして、3者で調整したことによりまして、それを仕様書にいたしまして、今後設計、施工のほうに移っていきたいというふうに考えています。

〇中西委員 それじゃ、今後その設計云々のところ全部、それから金額的なところはこれから出てくると。この平成25年度に改めて出てくるということですね。それじゃそこはわかりましたんで、今の基本コンセプトを含めた、最初に出たもの、ワイス・ワイスの中身が出てきた時点の、変更もあるだろうという上で、それはお示しいただけますか。

〇世古副部長 今日は先ほど御説明させていいただいたようなことで、お示しさせてもらってませんけども、当然、300万円をかけて発注しているものですので、それはお示しさせてもらいたいと思っております。

〇中西委員 それじゃ、とりあえず結構です。

〇濱井委員 細かいことをちょっと教えてください。まず大きな3番で基本的な考え方ですけども、青木委員からも話がありました、プラスの場合はいいですが、マイナスの場合も考えられるという心配があるわけです。他のアンテナショップなんかを見てきますと、北海道、沖縄県は別として、山梨県なんかはワインも売っているのでプラスになっているというようなこともあったんです。本当にプラスにしていこうと思えば、よっぽどしっかりしたものを売っていかないととの心配もあるわけなんです。必ずしもプラスにするばっかりが今回のこの営業拠点の本旨ではないと私は思っているんですけども、当然プラス思考で頑張っていただくのも大事なことでありますので、部長が言われました、プラスになるような努力、これからしっかりと詰めていただくということが大事かなと思っております。他県のものも参考にしながら、独自のものをしっかりとつくっていただいて、そういったことでお考えいただきたいというふうに、これは要望しておきます。マイナスの場合はどうなるんやという話ですけども、これはもらえないことになってくるのかという話も出てくるわけで、そこら辺はしっかりと詰めておいていただきたいなと思います。
 それから、当然ながら三重県の基本コンセプトが4つありますけど、これに沿った今回提案ということで、相手方に周知していただいて、今後詰めていくというお話でございます。それはそれでいいかなと私は思いますけど、時間的にあまりないので、進めていく速さを少し上げていただきたいなと思います。そんな意味で、その他の6番の丸の下のほうに、拠点の開設は7月を予定されていますけども、それまでに営業拠点の経済的効果指標検討会なるものをやっていくということですけども、これについてもう少し具体的に、もう一度、構成員なり人数的なものとか、検討内容とか回数等、どんなふうに考えておられるのかということをひとつお聞きしたいということと、それから戻って2ページの運営事業体の体制概略図の中に、業務責任者が運営事業者であり、その下に副責任者と置いてありますけど、下の副責任者の「兼務」という兼務は、もう具体的にわかっておるのか。ちょっと細かい話ですけど、ここに上がっておりますので、どういうことなのか教えていただきたいと思います。
 それから一番関心があったことなんですけども、6番に入ってくるんですかね。展示会・商談会等BtoB企画ということで6ページに上がっておりますけども、まず、いろんなイベント、観光等PRイベントとか、コアなファンによるPRイベントなんかをやりますけど、これの実施場所はこれから詰めていくんでしょうかね。場合によっては営業拠点の中でやられることもあるんでしょうけども。それと海外の進出のための外資系企業とのいわゆる懇談会なりそこら辺のこと、三重県企業とのマッチングなどがちょっと書いてないように思うんですけども、これはここら辺に入ってくるんでしょうかね。これは例示的に書いてあるということなんでしょうか。そこら辺をちょっとお伺いしたいと思います。

〇山川部長 首都圏営業拠点経済効果指標検討会でございますが、検討会のメンバーは6名の方々でやらせていただきました。観光審議会の委員でもございます首都大学の本保先生とか、宣伝会議の田中里沙さんとか、ブランド総合研究所の田中社長とか、近鉄とか、そういった方々に入っていただいて検討会を開催させていただきました。そのときの委員からのお話は、地域ブランド力とか好感度、観光物産などそれぞれの指標が必要ではないですかと。他県が採用している売上額とか来館者数などの指標のほかに、例えば商品のブラッシュアップをしていく、地元にフィードバックしていくというような考え方も指標として当然検討すべきだと。定点的な観測のアンケート調査も必要ではないかとか、その他直接的な効果以外に、例えばマスコミへの記事掲載の金額換算とか、拠点にかかわった人材の意識の向上がどういうふうに将来価値を考えられるかとか、商談に結びついた、いわゆるマッチングしたときの金額の間接的な価値であるとか、そういったものを第1回はいただきましたので、それ以降、今後詳細な議論をしていくと。そういうことで、第1回はそのような成果指標について御指示もいただきまして、先生方も次のときまでに具体的なお話を案として考えてということに今、なっております。それから、順次、私が忘れたらあれなんですが、先ほどのコアなファンによるPRイベントで朝大学の修了生とかそういった方々がやっていただく場所としては、当然主に営業拠点の場所を使いたいというふうに考えております。それと外資系企業のやつは、県主催セミナー・講座というところに、これはあくまでも例示でございまして、知事主催トークライブと書いてありますが、知事がいわゆる東京の企業誘致の部分でそういった大手の企業の方々と、こういったところでそういう商談会というか懇談会をやらせていただくということですので、この中で当然首都圏営業拠点のところを使ってやっていきたいと考えています。

〇濱口人権・危機管理監 2ページの運営体制の2階多目的スペース等、ここの運営事業者の「副責任者(兼務)」というところの内訳ということだったかと思うんですけど、運営事業者の責任体制については、業務責任者、これが筆頭で1名おります。その下に主に物販を担当する副責任者、それから飲食を責任する料理長以下、というのが基本の体制でございまして、2階の多目的スペース等で運営事業者主催のイベントをやりましたりとか、県と共同で事業をやったりとか、2階でもラウンジを設置して運営していただきますけども、そこの部分について1階、2階、物販、観光、飲食これらの方が兼務をして運営をしていただくという方向で、今は運営事業者と協議をしております。

〇濱井委員 そういうことですね。そうしますと、部長からお答えいただいた6番の「その他」の検討会は、引き続きやって4月まで行うということです。次回はいつ頃どういう内容で考えておられるんですか。

〇山川部長 今、日程調整をしておりますが、4月の早い時期に先生方にちょっと寄っていただくということです。先ほども言いましたように、成果指標でいろいろ御意見をいただきましたので、具体的にどうやっていくんだというような御提案も含め、次回にはそれを持ちよろうということになっております。今言った項目がどういった指標でできるのか、できないのかというところも、専門家の方がおみえになりますので、そこら辺についてはアドバイスすると言っていただいております。なので、好感度ってどうはかるんやとか、そういったことについて、次回のときに具体的な御提案をいただきながら、我々として総合的にどう考えるかと。まあ、そこで決まるか、もう1回やるか、そこはちょっとあれなんですけど、具体的にそういったところをやっていきたいと考えています。

〇濱井委員 折々そういった報告もいただきたいと思います。それからもう一点お聞きしたのは、海外進出の話なんです。これは商談会というようなところで考えておられるのかなと思うんですけども、6の「展示会・商談会等BtoB企画」のところに出ております、経営者懇談会とかビジネスマッチングとかがございますけども、それ以外にいわゆる外資系の企業と三重県の企業とのマッチングとか、そんなこともここに含まれているという解釈でよろしいんでしょうか。

〇山川部長 私は先ほどの企業誘致の観点で外資系企業の方々を集めたセミナーとか、そういったものは拠点で開催したいと考えておりますが、県内で今、出前商談会をやっていますが、今後外資系企業においてもそういったことが可能かどうかということは検討しておりますので、ここに入っているかどうかは今、一遍に拠点でそこまですぐできるかどうかは、来年度というわけにはいきませんので。そこについては、当然企業誘致の観点から、個々の場をどう使うかというところは、別途私どもとしては、今は東京の首都圏に進出している大手企業ですから、当然外資系企業も入っておりますので、そういったところは、マッチングと商談会までいくかどうかは今のところ確定できませんが、そういったことを視野に入れながらやっていきたいとは考えております。

〇濱井委員 わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇稲垣委員 先ほどその他の、濱井委員も言っていただいた、この評価、経済効果指標等がしっかりできた上で、1年毎の報告というか、その仕様に基づいた報告を議会にしていただけるのかなと思うんですが、その確認と、運営事業者が毎年事業計画をつくってやっていくという話でしたけども、その事業計画等々も議会のほうへ報告というか、こんなことでこの1年間やっていく提案をもらっていますというようなことも示していただけるのかということをちょっと確認させてください。

〇山川部長 当然それは議会のほうにも御報告を申し上げると。指定管理者のやり方みたいな感じで考えておりますが、指定管理者ではないんですが、それに準じたようなやり方を考えていきたいというふうに思っています。

〇稲垣委員 わかりました。指定管理者ではないんだろうけど、ああいう形のイメージで報告いただけるということであれば、了解をさせていただきました。それと、契約いただくときに運営事業者が、例えばどこかへ再委託をして何かを運営していくとか、そういうことは当然禁止だろうなと思うんですが、ちょっと確認をさせてください。

〇濱口管理監 今運営事業者と協議をしておる中では、ここに上げさせていただきました業務提携事業者のJTBコミュニケーションズ、こちらと2者でやるということで全て賄っていく方向で聞いておりますので、他に委託をするというふうな話は想定しておりません。

〇稲垣委員 想定していないというか、今後も契約の中でしっかり明文化して、当然責任をもってやっていただいて、丸投げでどこかへ運営を任せているとか、何かよくわからない人たちが実際ここの部署をやってたとか、そういうことは困るなと思うので、それはしっかり規定をしていただけるということの確認だけもう一回させてもらってもいいですか。想定してないだけじゃなくて、そういうことはしませんということで。

〇山川部長 それは委員がおっしゃるような形でしっかり契約書の中には書いていきたいと考えております。

〇稲垣委員 了解しました。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇濱井委員 一つちょっと気になっていたので、確認だけ。5ページの一番上段に、「1階で商品を販売するだけでなく、生産(製造)事業者が対面販売するテストマーケティングなど」なんて書いてあるんですけども、この場合の許可する方法は、いわゆる運営事業者と三重県と生産事業者の3者の了解といいますか、3者契約といいますか、何かが必要だと思うんですけども、そういうことでよろしいんですね。その確認だけ。

〇山川部長 私どもは市町の方とかそれ以外の事業者の方にも門戸を開けていきたいと考えておりますので、当然そういった方々が出てきてテストマーケティングできる場ということで、何でもかんでもというわけにはまいりませんが、県だけではなくて当然運営事業者と、市町の方々と議論する、そういう、テストマーケティングするけども、勝手にできないからその仕組みをつくりたいというふうに考えております。

〇濱井委員 わかりました。

〇服部委員長 よろしいですか。

〇森野委員 ちょっとよくわからない部分があるんで。この体制概略図のところには県の担当職員のことが全然載っていないんですけども、ここの営業拠点には全く人を置かないということでよかったんですか。

〇山川部長 先ほどの8ページのイメージのところの2階の部分には、事務室兼催事用控室兼備品類等格納スペースということで、そういった意味でここには首都圏営業拠点運営総括監という職員がいるんですが、この方と連携して、この下には職員が今のところ首都圏営業拠点で6名体制になりますので、当然ここの事務所に詰めてやっていくと。全て運営に携わるんじゃなくて、ここを一つの拠点という形の利用の中で考えておりますので、当然この下には職員がおります。

〇森野委員 それじゃこの事務室というところには県の職員もいるし、運営事業者の職員というか、担当の方も両方いるような事務室ということか。

〇山川部長 今のところは県の職員のスペースだと考えておりますので、講師さんが来ていただいたときのスペースにはなりますけども、運営事業者の方は飲食とか物販というのは交代制をとったりされるので、休憩室というのはここの中には基本的には今のところ想定はしていません。運営事業者の方の休憩スペースというのは今のところ考えておりません。

〇森野委員 休憩室とかはいいと思うんですけども、いろいろトラブルがあったときとかに事業者として対応したりするのに、それなりの担当の人が、営業している人とは別にですよ、表に出ている人とは別に、普通いるもんだろうと思うんですけども、それがいなくても大丈夫なんですかね。

〇山川部長 当然居室スペースというか、打ち合わせスペースは設けたいと思っているので、その事務室の中に県の事務所と一緒の打ち合わせスペース、当然机とか椅子は置きますので、そこで運営事業者の方と議論する場を。運営事業者の方専用という事務室ではないという説明をさせていただいたつもりなんですが。

〇森野委員 うまくやっていただけるように考えていただいて、お願いします。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

〇中西委員 この契約は4月中旬ということなんですが、最終オープンまでのスケジュールを一回きちんと出していただきたいなと思うんです。契約が済んで、後、設計やそういうのをどこで出されるんかもあると思いますし、工事的なことも踏まえて、最終いつオープンするんだと。どういう準備期間がいるんだというのを最後に出していただきたいなと、そんなふうに思うのと、ちょっと細かい部分ですけども、1ページ目の事業実施計画というのも、平成25年度7月以降行われるわけですから、そういうのは当然出されるんですね。

〇浜口管理監 25年度の年度末までの計画、それから月別の実施計画、それはオープン前に運営事業者から提出をいただいて、というスケジュールでやってまいります。

〇中西委員 議会にも示していただいて。以上でいいです。

〇服部委員長 よろしいですか。ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、私のほうから一言お話をさせていただきたいと思います。
 今回の営業拠点の問題に関しましても、予算計上から始まりまして、その時点で約5年間で約6億円の予算を計上いただきました。実際にこの委員会の中でも、皆さんとこの6億円の予算を採択、可決するにあたりましても、お互いに執行部の皆さんと、そしてまた常任委員の皆さんと、お互いに汗をかいてしっかりと、そしてまた責任も当然共有した形で、我々も責任があるというふうな形で私もお話させていただいたこともございます。実際に今回の常任委員会の、14日に行われるべき常任委員会がまた本日まで延びてしまったというような状況も踏まえて、しっかりと、部長のお気持ちもよくわかっておりますけども、やはり部長がもう少し汗をかいていただいて、各常任委員のメンバーに、そして執行部の皆さん、あのときもお話しました、後ろに座ってみえる方がしっかり仕事ができるような体制づくりをあなたもすべきだというお話もさせていただいたつもりです。今回このような、言葉が悪いですけども、委員会を軽視するような状況のところもございます。実際にもう少し丁寧に説明すべき問題がもっと早く解決しなきゃいけない。そして、デザイナーと企画と、そしてまた運営事業者、そしてまた県が3者ですり合わせをしなきゃいけない状況の中で、日程が非常にタイトになることはよく予測できたと私は思っております。実際にこのような状況になったこと、責任をしっかりと痛感していただいて、次年度またこれ、いろいろと予算も25年度の予算、いろんなイベントが開催される予定もございます。この5年間で非常に多くの予算がつぎ込まれるような予測もされているところでございまして、実際に慎重に対応していただきたい、このように私のほうからも申し添えさせていただきたいと思います。
 よろしいでしょうか。申しわけございません。ほかになければ、これで首都圏営業拠点についての調査を終わります。

    ③委員間討議

〇服部委員長 次に、委員間討議として、御意見のある方はお願いします。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、次に執行部に処理経過の報告を求めるべきかどうかについて、御協議願います。いかがでしょうか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。本日調査を行った件については、特に期限を付してここで経過報告を求めることを決定する必要はないと私も考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、今回、経過報告を求める事項はなしといたします。御異議ございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 ほかに何か御意見はございませんか。

          〔発言の声なし〕

〇服部委員長 なければ委員間討議を終了いたします。この1年間本当に御苦労さまでした。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

戦略企画雇用経済常任委員長 服部 富男

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