三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成24年度 委員会会議録 > 平成24年11月26日 環境生活農林水産常任委員会 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録
環境生活農林水産常任委員会
予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成24年11月26日(月) 自 午前10時47分~ 至 午前11時9分
会 議 室 501委員会室
出席委員 9名
委 員 長 村林 聡
副委員長 吉川 新
委 員 小島 智子
委 員 石田 成生
委 員 今井 智広
委 員 後藤 健一
委 員 中森 博文
委 員 前田 剛志
委 員 貝増 吉郎
欠席委員 なし
出席説明員
[農林水産部]
部 長 梶田 郁郎
副 部 長 岡村 昌和
次長(農業基盤整備・獣害担当) 福岡 重栄
次長(森林・林業担当) 西村 文男
次長(水産振興担当) 藤吉 利彦
農林水産総務課長 前田 茂樹
農林水産財務課長 瀬古 正博
農業基盤整備課長 西村 和人
水産基盤整備課長 平野 繁
森林・林業経営課長 市川 道徳
治山林道課長 尾崎 重徳
その他関係職員
委員会書記 議 事 課 主幹 坂井 哲
企画法務課 主査 中西 宣之
傍聴議員 なし
県政記者クラブ なし
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
Ⅰ 分科会(農林水産部関係)
1 議案の審査
(1)議案第17号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
Ⅱ 常任委員会(農林水産部関係)
1 連合審査会の申し入れ
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 分科会(農林水産部関係)
1 議案の審査
(1)議案第17号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第4号)」(関係分)
①当局から資料に基づき補充説明(梶田部長)
②質疑
〇村林委員長 御質疑があればお願いします。
〇今井委員 まず、早期復旧の方でお話聞かせていただきたいんですが、台風17号で復旧しなければならない所は、これで全部と考えてよろしいんでしょうか。
〇福岡次長 まず耕地災害復旧事業についてお答えさせていただきたいと思います。これで全て終了させていただいております。
〇西村次長 続きまして、林道施設災害復旧事業につきましても、全て対応させていただいております。
〇藤吉次長 水産関係の県営漁港施設災害復旧事業についてですけれども、台風17号の被害はこれだけでございます。奈屋浦つきましては、台風17号等というのは、6月19日の台風4号による被害も合せた形で災害復旧を行いますので、17号等という表現をさせていただいております。
〇今井委員 これで台風17号でいろいろ被害を受けた所は復旧の予算が付いたということで理解をさせてもらいました。
1ページにある林業費の補正予算の所なんですけども、造林事業と治山事業があります。それで、両方とも、それ以外の事業もですけれども、「大規模災害に備えた防災・減災対策の観点から」と頭に冠でついていて、下の方に間伐等と「等」とついているんですけど、今後の税の議論でもあるのかもしれないけど、この事業の中には搬出まで入るということでいいんでしょうか。防災・減災の観点からということであれば、搬出まで入ってくるのかなと読めるんですけども、そこまでやってくれるということでいいんでしょうか。
〇市川課長 この造林事業に関しましては、治山事業で災害報告をされた所が採択基準となっておりまして、事業の中身には搬出も含まれることになっております。
〇今井委員 わかりました。災害を受けた所もあれば、今後に備えた所もということなので、危険性のある所もやるということか、もう一回確認を。
〇市川課長 そのとおりであります。
〇石田委員 販路拡大モデル担い手育成基盤整備事業の概要の説明をいただきました。「6次産業化を促進するため、農業用水のパイプライン化及び大区画水田の整備」とあるが、農業用水のパイプライン化と大区画水田の整備が6次産業化にどうつながるのかっていうのは、どう理解すればいいのか。
〇梶田部長 6次産業化はその地域の農産物を商工業と製品を作って売り出していくということで、単に生産じゃなくて、販売までという取組なんですが、生産をすることが一番基盤になりますので、その生産基盤をきちんと整えること、農地集積とか担い手の確保をしていくということが、6次産業化にもつながっていくだろうという考え方で、基盤整備の一つとして、パイプライン化をすることによって、省力化とか農地集積の推進を図っていくという考え方でございます。
〇石田委員 そうなんですけど、6次産業化だから、6次の内訳の1次も2次も3次もちゃんとなっとらんとあかんうちの、1次をやるという説明なんですけど、それが6次産業化を促進するためというのは、ちょっと意味が違うんかなと思うんですけどね。もうちょっとわかりやすい説明ないですかね。
〇梶田部長 今回の経済対策は国の基本的な考え方に沿って予算化させていただいております。考え方として先ほどの基盤整備することによって、パイプライン化によって基盤整備をすることによって、6次産業化に直接でなく間接的になるけれども、つなげていこうという考え方でございまして、基本的には国の考え方に沿ってさせていただいている状況でございます。
〇福岡次長 少し補足だけさせていただきます。整備をする地区がどこでもこの事業にあたるかというと、そうではございません。当然、その地域でこれから取り組んでいこうという意欲を持って、地域で計画を立てられている所を充ててございます。今回の鈴鹿市の稲生地区という所は、この地域で整備をすることによって担い手に集約もしていく、そして、環境に優しいお米をつくっていきましょうという取組をされておりまして、これとともに、独自のブランドのお酒造りなんかも進めていきたい、稲生音頭というお酒があるようなんですが、そんなものも考えてみえます。また、直販所で環境に優しいお米なども販売していくということで、そういう取組をこの整備とともに進めていくという、取り組まれている地域を支援していくことでございます。
〇石田委員 この事業で6次産業化の考え方がない所へ、これを助けることによって6次産業化していこうということを促進するんじゃなくて、6次産業として既にやっている1次産業の所を助けるという、そういう理解でいいんですか。
〇福岡次長 そのとおりでございます。当然、やっていない所でも、これからやっていきたいということで、計画づくりをしてやっていこうとする所であれば支援をしていこうと思っています。
〇石田委員 最後のそれ言わんほうがええんちゃうかな。このパイプライン化と大区画水田の整備は1次産業への支援で、2次3次産業への支援ではないんですもんね。1次産業へ支援することによって、6次産業化が進むとは思えなくって、6次産業をやっている所で、ここの1次産業を支えましょうという事業でいいですね。
〇福岡次長 そのとおりでございます。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第17号の関係分 挙手(全員) 可決
2 所管事項の調査
(1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告
①当局から資料に基づき説明(岡村副部長)
②質問
〇村林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いします
〇今井委員 この2-3と2-4が水産物供給基盤機能保全事業費補助金で先ほどの補正予算の水産業の事業名の所には、水産物供給基盤整備事業費補助金という言葉があるんですけど、違うものなんでしょうか。内容は国の経済対策により老朽化対策の実施ということで、補正前で1億5750万円のうち、1000万円以上はこの2つかなと思って見ていたんですが、補助金の名前が違うのはまた別の事業と考えていいんでしょうか。確認のために。
〇藤吉次長 今回補正をするものでありまして、先ほどの補正予算の説明資料の1ページの水産業費の真ん中の市町営水産物供給基盤機能保全事業費の関係です。この内訳の資料の中に、伊勢市の豊北で1500万円、明和町の下御糸6250万円という形になってますので、これの関係です。2-4の伊勢市の豊北の関係は、6月に当初予算の関係で250万円既に交付決定しておりますので、今回の1500万円を足した形で変更になり、今回の報告では、1750万円という形になっております。
Ⅱ 常任委員会(農林水産部関係)
1 連合審査会の申し入れ
〇村林委員長 11月2日に開催された、総務地域連携常任委員会でみえ緑と森のきずな税(仮称)の調査を行った際、委員からパブリックコメントの結果や想定される事業等について報告するようにとの要求があり、再度、委員会を開催し、それらについての調査が行われるとのことです。
この件に関しては、本常任委員会の所管と関連があることから、総務地域連携常任委員長に連合審査会の開催を申し入れたいと存じますが、御異議ございませんか。
〇今井委員 条例は総務地域連携常任委員会で審査されると思うんだけど、使い道がはっきりわからないのでもう一度やるということになって、先ほど委員長が言われたように、この税を導入してどのように活用するのかという報告を受けるということでいいんですか。
〇村林委員長 向こうで、パブリックコメントの結果等の報告をしてくださいという議論になったんです。まだこちらの委員会でパブリックコメントの結果について報告を受けていないので、同日別の時間帯に開くとか、明日とか日を改めて我々の委員会も報告を受けるというようなことも考えられるんですけれども、それをするくらいなら、同時に開いて報告を受けてはいかがということです。要するに、この委員会でまだ報告を受けていない新しいことが出てくるので申し入れてはどうかと思うのですが、どうでしょうか。
〇今井委員 それは理解できているんですけど、中身として使い道の議論まで入っていくと考えていいのか、この事業にはいくらとか、それがいい悪いというのまで連合審査会でやるんでしょうか。
〇村林委員長 おそらく向こうの委員はそこに不満があるようで、そこをずっと言いたいということだったんです。何度か向こうの委員長からも一緒に開きたいという御相談を受けておりました。しかし、あくまで総務地域連携常任委員会の話ではないかということで、一緒に開くことを遠慮しておったんですけれども、向こうもだいぶそこにいろんな思いがあるようでして、今まで我々の委員会と一緒にやっていなかったので、農林水産部長が出席していない状態で使い道の議論をしていたそうです。
今回は、我々の委員会がパブリックコメントの結果を聞くということもあるので、農林水産部長が出席することになると思います。
向こうとしても、今まで疑問に思っていた点を聞くいいチャンスになると思いますので、そういった部分でいろんな質問や意見が出てくると思います。しかし、今井委員がおっしゃられたとおり、この委員会でしっかり議論すべき部分まで本日やるのかということは、ある程度の仕切りが必要かと思いますので、あんまり細かい部分まで議論が踏み込んだ場合には、私から藤田委員長に、今日そこまで本当にやるのですかというふうに申し上げたいと思っております。
また、総務部長もみえるので、我々の委員会としても、もし何か総務部に対して意見がありましたら、あまり踏み込んでしまうのはどうかと思いますけど、申し上げることは可能だと考えております。
〇今井委員 これはこうすべきああすべきというのは我々の委員会で今後やっていくことになると思います。総務地域連携常任委員会の方も当然使い道をご心配されるのは十分わかるんですけど、常任委員会どうしの仕切りもあるので、委員長、副委員長で整理してもらえればと思いますのでよろしくお願いいします。
〇村林委員長 わかりました。
〇石田委員 そうすると、連合審査会では、農林水産部の関係の所は総務地域連携常任委員はあまり突っ込んではいけないんでしょうか。
〇村林委員長 いえ。入口と出口の部分は一体なので、そこが向こうは引っかかって、議案の提出も遅れているようなので、そこを打開するためにも使い道の質問はあると思います。しかし、大枠の話を超えて、具体的な金額の話や、そこまでなくても議論できるような話になったとき、私から申し上げようかなと思った次第です。
〇石田委員 ここの委員も今日はそこまではやらないということですか。
〇村林委員長 私の理解としてはそういうことだと思っています。今回は新しいことが出てきたので、新しい説明を受ける場であると。それは同時に説明を受ける方がスムーズにいくし、共通理解が深まるという理解でいます。
〇今井委員 細かい話については、次の委員会で時間を取ってもらえるということでいいんでしょうか。
〇村林委員長 自分としては、この会議に出てくる予定だった議案が持ち越されたので、議案を審査するにあたってはしっかり審査しなくてはそれぞれの委員会の責任が果たせないと思っておりますので、ちゃんと時間が取られるものと思っています。その前段階でお互い新しい情報が出てきて説明を受けて議論するという、まだ議案が出ていない状態であると思っています。
〇今井委員 仕切りだけうまくお願いします。
〇村林委員長 それでは、申し入れるということでよろしいでしょうか。
〔異議なしの声あり〕
〇村林委員長 それでは、そのように決定いたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
環境生活農林水産常任委員会委員長
予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会委員長
村林 聡