三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成24年度 委員会会議録 > 平成24年6月25日 予算決算常任委員会 会議録
予算決算常任委員会
会 議 録
(開会中)
開催年月日 平成24年6月25日(月) 自 午前10時4分~至 午前10時55分
会 議 室 全員協議会室
出席委員 50名
委 員 長 前田 剛志
副委員長 水谷 隆
委 員 下野 幸助 田中 智也 藤根 正典
小島 智子 彦坂 公之 粟野 仁博
石田 成生 大久保孝栄 東 豊
中西 勇 濱井 初男 吉川 新
長田 隆尚 津村 衛 森野 真治
水谷 正美 杉本 熊野 中村欣一郎
小野 欽市 村林 聡 小林 正人
奥野 英介 中川 康洋 今井 智広
藤田 宜三 後藤 健一 辻 三千宣
笹井 健司 稲垣 昭義 北川 裕之
舘 直人 服部 富男 津田 健児
中嶋 年規 竹上 真人 青木 謙順
中森 博文 前野 和美 日沖 正信
舟橋 裕幸 三谷 哲央 中村 進一
岩田 隆嘉 貝増 吉郎 山本 勝
永田 正巳 西場 信行 中川 正美
欠席委員 なし
出席説明員
【予算議案・予算関連議案の審査】
[総務部]
部 長 稲垣 清文
副部長(行政運営担当) 伊藤 隆
副部長(財政運営担当) 嶋田 宜浩
人事課長 喜多 正幸
財政課長 西川 健士
[健康福祉部]
部 長 北岡 寛之
副 部 長 西城 昭二
健康福祉総務課長 日沖 正人
[環境生活部]
部 長 竹内 望
廃棄物対策局長 岡本 道和
副 部 長 真伏 利典
次長(廃棄物対策局) 渡辺 将隆
環境生活総務課長 松田 克彦
[地域連携部]
部 長 藤本 和弘
南部地域活性化局長 小林 潔
副 部 長 水谷 一秀
地域連携総務課長 村上 亘
[農林水産部]
部 長 梶田 郁郎
副 部 長 岡村 昌和
農林水産財務課長 瀬古 正博
[雇用経済部]
部 長 山川 進
副 部 長 世古 定
雇用経済総務課長 平野 正人生
[教育委員会]
教 育 長 真伏 秀樹
副教育長 小野 芳孝
予算経理課長 三井 清輝
[警察本部]
本 部 長 斉藤 実
警務部長 山城 瑞樹
警務部会計課長 藤原 佳明
【所管事項の調査(三重県財政の現状について)】
[総務部]
部 長 稲垣 清文
副部長(行政運営担当) 伊藤 隆
副部長(財政運営担当) 嶋田 宜浩
参事兼税務・債権管理課長 坂井 清
財政課長 西川 健士
税収確保課長 篠原 誠
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 副課長 中山 恵里子
議 事 課 主 幹 坂井 哲
企画法務課 主 幹 池田 和也
企画法務課 主 幹 秋山 誠二
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 5名
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
1 議案の審査
(1)議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」
(2)議案第103号「職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案」
2 所管事項の調査
(1)三重県財政の現状について
3 閉会中の継続調査申出事件
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 議案の審査
(1)分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
〇前田委員長 最初に、戦略企画雇用経済分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇服部分科会委員長 ご報告申し上げます。
戦略企画雇用経済分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分につきましては、去る6月19日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
〇前田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、戦略企画雇用経済分科会に係る執行部への補足質疑を行いますが、質疑は付託議案に係るものに限定いたしますので、ご了承願います。
それでは、ご質疑のある方、お願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで戦略企画雇用経済分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇村林分科会委員長 ご報告申し上げます。
環境生活農林水産分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分につきましては、去る6月18日及び20日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
はじめに、災害廃棄物適正処理促進事業費についてであります。
東日本大震災により生じた災害廃棄物の受け入れ準備を進めるにあたっては、住民の理解が得られるように、分かりやすい説明や取組がしっかり行われることを要望します。
次に、農林水産部所管の緊急雇用創出事業についてであります。
緊急雇用創出事業で多くの調査事業に取り組まれますので、調査の成果については、次年度以降の新たな取組などに活かされるよう要望します。
以上、ご報告申し上げます。
〇前田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、環境生活農林水産分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〇中西委員 災害瓦れきの件で確認させていただきたいんですが、予算の面の中身はわかるんですが、今後受け入れをしようという市町の中で、住民説明会等が行われていくと思うんですが、そういった部分でまだ測定器なんかの機器のメーカーが決まっていないとか、試験焼却をする場所が決まっていないというようなことを聞かせていただきましたが、今後決まっていく中で報告をしっかりしていただきたいというところが一点でございます。それともう一点。ガイドラインについてなんですけども、数字的なことで明記はしっかりされているんですが、一般の住民の方がその数字的なことで不安に思ってみえる方がたくさんおりますので、そういった部分で、もう少しわかりやすい補足資料を作っていただきたいと思います。安全が担保できるようにということで、しっかり補足資料をいただければと思いますのでよろしくお願いします。
〇岡本廃棄物対策局長 まず、一つ目の試験焼却なり機器整備、これから補正予算が認めていただいた後機器は購入していくことになりますけども、それを使っての住民説明会という形になります。その段階段階、節目ごとに説明させていただきたいと思っておりますし、その経過は県のホームページにも掲載いたしまして、一般の方にも経過がわかるような形で取り組んでいきたいと思っております。
2点目のガイドライン、かなり細かい話も書いてありまして、一般の方には非常に見にくい所もあると私どもも思っておりますので、住民説明会の時には、わかりやすい資料をパワーポイントのような形で、さらに説明する中で理解いただきやすいような資料として作っていきたいと思っておりますし、また、一般の方にもわかるようなQ&A、具体的に心配に思っていることはどうなんだということがわかるようなQ&Aも作って、これも住民説明会の場で活用するなり、あるいは県のホームページに掲載するなり、皆さんにわかりやすいように進めてまいりたいと思っております。
〇中西委員 本当に心配してみえる方、たくさんみえるので、安全が担保できるということを踏まえてよろしくお願いしたいと思います。
〇前田委員長 他にいかがでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで環境生活農林水産分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇杉本分科会委員長 ご報告申し上げます。
健康福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分につきましては、去る6月15日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
〇前田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇水谷(正)分科会委員長 ご報告申し上げます。
教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分につきましては、去る6月18日及び20日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
〇前田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
最後に、総務地域連携分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇藤田分科会委員長 ご報告申し上げます。
総務地域連携分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第101号「平成24年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分ほか1件につきましては、去る6月18日及び20日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
〇前田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、これで総務地域連携分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
総務地域連携分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いをします。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、以上で分科会委員長報告及びこれに対する質疑を終了いたします。
(2)全体的な質疑 なし
(3)委員間討議 なし
(4)討論
〇前田委員長 これより討論を行います。討論のある方はご発言をお願いします。
〇西場委員 では、討論に参加させてもらいます。今回ですね、この補正予算第2号の中には、7400万円あまりの災害廃棄物広域処理関係の予算が含まれております。私は広域処理そのこと自体には反対ではないし、むしろ三重県の積極的な東北地方への支援は評価していきたいと思っています。あわせてこのたび市長会、町村会の方針決定の重みも理解いたします。そのうえでなお広域処理にかかる問題、懸念する点を3点申し述べたいと思う。
一つは被災東北地域の雇用経済と復興再生に繋げるための地元処理の促進で努力すべきだということです。宮城県では発生した災害廃棄物を活用して、海岸沿いに盛り土をして防潮堤を整備する構想が、いのちを守る森の防潮堤として注目されております。宮城県議会では、超党派で全議員59人が加入したいのちを守る森の防潮堤推進議員連盟が設立されたと聞いております。震災瓦れきを地元の森づくりの資源として有効に活用したいとする県議会側と広域処理を進める環境省との間に立って宮城県は慎重な姿勢にあると聞いております。この6月会議での重要な論戦テーマだとこのように伺っております。我々も同じ議会人として、むしろ三重県議会サイドでこの問題に対処すべきだとこのように考えるんです。
二つめは、現在県民世論はその賛否が2分しているように思います。また県民世論の形成自体が混迷状態にあると思います。このような状況下においては県として一方的に受入の方向でスピード感で走るのではなく、中立的な立場で県民の声を丁寧に聞き、県民動向を十分把握しながら慎重に着実に対応すべき。急ぐあまり拙速にならないように丁寧にじっくりやるべきだと思います。今後行われるであろう住民説明会においても受入推進の方向で住民を説得するのではなく、客観的状況の説明に徹して、中立的な立場で市町や住民の意向に沿って対応すべきだと思います。
最後三点目ですが、県と市長会との合意文書によって、安全性と最終処分先の責任について県が負わねばならないとされておりますが、その必然性はない。広域処理を推進する国に対して責任を持っていただくよう今後強力に働きかけるべきだと思います。今後受入の市町が決まってくれば、焼却灰の最終処分の方法が最大のテーマとなります。管理型最終処分場では、シート内に溜まった対流水に含まれる、水溶性セシウムの水処理と排水の安全性の問題の対応が不十分だと思います。県内で焼却灰を埋設する場合は、雨水等が流入又は流出しない遮断型、閉鎖型の処分場が必要と思います。
以上のことについて、発言の機会がある度に申し述べてきたのですが、未だに県の前向きな対応が確認できておりません。そういう現時点において、関係する予算議案には賛成できないこのことを表明して、討論を終わります。
(5)採決 議案第103号 起立(全員) 可決
議案第101号 起立(多数) 可決
2 所管事項の調査
(1)三重県財政の現状について
①当局から資料に基づき説明(稲垣総務部長、嶋田副部長)
②質問
〇前田委員長 それでは、質疑に入ります。
ご質疑のある方は順次発言を願います。
〇奥野委員 公債費と交付税と税収を考えていくと、今の1兆数千億円の起債残高というのは棚上げにしていくのか、減らしていくのか、増やしていくのか、その辺ちょっとバランス考えて教えていただきたいなと思います。
〇稲垣部長 既にご案内のとおり、知事の方針もありまして、私達が実質的に目標管理できる部分につきましては、主に建設地方債の分でございますけど、この部分については、ストックを減らしていくと考えております。臨時財政対策債につきましては、国の地方財政対策の動向によるというふうに考えております。
〇奥野委員 国の財政を考えて行くと、地方交付税が増えていくということは非常に難しい。だけど、県の税収が増えていくかといえば、それも厳しい。だけど、公債費は県税収入の半分は払っていかないかん、だから地方交付税がくるのと公債費を払うのといいバランス。チャラみたいな感じになってくるかな。そうなってくると1兆何千億の公債費残高というのは、減っていく可能性というのは非常に少ない。たぶん知事は財政知らんのかなというような気がしないでもない。減らす減らすと言うけど、減らす具体策というのが、知事から全然発信していない。いろんな所でいろんな発信はしているけど、財政の発信はほとんどしていない。だけど今の1兆何千億円の借金残高を増やさなければいいのか、減らすことは非常に難しいと思うので、増やさなければいいのか、現状維持のままであったら健全財政なのか、その辺は部長どうなんですか。
〇稲垣部長 これも既にご案内のとおり、将来負担比率というのが国の方から基準が示されております。現在その債務関係で示されている基準はそれのみでございまして、所謂400パーセントというのが注意ラインということであります。先ほどの説明にもありましたように、私どもはかなり低いラインでおります。そういう意味からすれば、債務残高については、まだまだ少しいい方かなというような感じでおります。
ただ、将来を考えた時に、少子高齢化とかそういった時代の流れを考えますと、なるべく将来の世代に債務を残さない、と言いますのは、当然少子高齢化であれば将来の労働人口が減って行くわけですので、税負担していただく方が減って行くということを考えたときに、そういったことを念頭におきながら、なるべく起債のストックベースですけど、押さえていくところに意欲を持っているということだと思います。
〇奥野委員 もうこれでいいんですけど、国はあんまりあてにせんと、県がどうあるべきか。国がこうなんですよ、ああなんですよっていうのは、国なんて、国なんてと言うてはいかんのですけど、あんまり国の言うことを信用していると、はしごを外される可能性もあるので、県は県の考え方で進めていったほうがいいんかなと思いますので、そこら辺も留意されてやっていただきたい。以上です。
〇前田委員長 ほかにありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 なければ、以上で三重県財政の現状についての調査を終わります。
3 閉会中の継続調査申出事件
〇前田委員長 次に、常任委員会に係る閉会中の継続調査申出事件につきましては、お手元に配付の文書のとおりといたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇前田委員長 ご異議なしと認め、そのようにいたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長 前田 剛志