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平成24年6月15日 戦略企画雇用経済常任委員会 会議録 

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戦略企画雇用経済常任委員会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日     平成24年6月15日(金) 自 午前10時3分~至 午前11時52分

会 議 室       302委員会室

出席委員            8名

                 委  員  長    服部 富男

                 副委員長   辻 三千宣

                 委       員   中西      勇

                 委       員   濱井 初男

                 委       員   森野 真治

                 委       員   稲垣 昭義

                 委       員   竹上 真人

                 委       員   青木 謙順

欠席委員            なし

出席説明員

             [人事委員会事務局]

                 事務局長                                速水 恒夫

                 次  長                  佐々木 俊之

                                               その他関係職員

             [監査委員事務局]

                 事務局長                                長谷川 智雄

                 次  長                  宮川 一夫

                 総務・評価課長           池田 三貴次

                 監査・審査課長           市川 哲也

                                               その他関係職員

             [出納局]

                 会計管理者兼出納局長      中川 弘巳

                 副局長兼出納総務課長      奥野 元洋

                 会計支援課長           登      重樹

                                               その他関係職員

             [議会事務局]

                 次  長                  神戸 保幸

                 調整監兼副課長          米田 昌司

                                               その他関係職員

             [戦略企画部]

                 部  長                  山口 和夫

                 副部長                  松本 利治

                 戦略企画総務課長         城本      暁

                 企画課長                大橋 範秀

                 政策提言・広域連携課長    近松 茂弘

                 広聴広報課長           湯浅 真子

                 情報公開課長           津谷 章雄

                 統計課長                森島 博之

                 統計利活用監           下里 真志

                                               その他関係職員

委員会書記

                 議   事   課      主査   藤堂 恵生

                 企画法務課     主幹  秋山 誠二

傍聴議員            なし

県政記者クラブ   2名

傍 聴 者           1名

議題及び協議事項

Ⅰ 常任委員会(部外関係)

 1 所管事項の調査

  (1)人事委員会事務局

    ①平成24年度三重県職員採用候補者A試験について

  (2)出納局

    ①「平成24年版成果レポート(案)」について(関係分)

Ⅱ 常任委員会(戦略企画部関係)

 1 請願の審査

  (1)請願第18号「北朝鮮による拉致被害者の救出と安全確保を求めることについて」

 2 所管事項の調査

  (1)「平成24年版成果レポート(案)」について(関係分)

  (2)政策創造員会議について

  (3)新しい豊かさ協創プロジェクト推進会議について

  (4)広域連携について

  (5)統計調査について

  (6)情報公開・個人情報保護制度の運用状況等について

  (7)審議会等の審議状況について(報告)

Ⅲ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 協議事項

  (1)参考人の出席要求について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕


Ⅰ 常任委員会(部外関係)

 1 所管事項の調査

  (1)人事委員会事務局

    ①平成24年度三重県職員採用候補者A試験について

     ア 当局から資料に基づき説明(速水人事委員会事務局長)

     イ 質問

〇服部委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。いかがですか。

〇濱井委員 ちょっと1点だけお尋ねいたします。
 まず、この採用予定数につきましては、減になってるのが農学と建築ということでございますね。それから管理栄養士がゼロということです。これについては、当然ながら、いわゆる採用のこの枠というのは、退職された方の補充等を考えられて、実績に基づいてなされておるんだと思うんですけども、その中で新たに警察建築1名というのが出ておりますけども、これはどういう理由で、どういう内容のものなんでしょうか。

〇速水局長 採用予定者数につきましては、各任命権者の方から、来年度の欠員状況とかを見ながら私どもに採用計画をいただきまして、それに基づきまして採用予定数というのを募集人員と出しております。特に、先ほどお話ししたように、警察建築につきましては、警察のほうでも建設事務とか営繕とかいろいろございますので、専門の建築士の方が欲しいという御要望に基づきまして、今回募集をさせていただくものでございます。

〇濱井委員 欲しいということでということですけども、当然ながらその内容についてもお伺いしていると思うんですけども、これは警察庁舎の新築等、改築等ですか、これも想定に入れた話なんでしょうか。

〇速水局長 先ほども申し上げましたけども、警察も警察庁舎の建築とか営繕とか改修とかいろいろございますので、そういうのも含めて特殊なやっぱり建築内容もあるそうでございまして、そういったことも含めて警察建築の職員の方が欲しいということでございます。

〇濱井委員 はい、結構でございます。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。なければ、平成24年度三重県職員採用候補者A試験についての調査を終わります。

  (2)出納局

    ①「平成24年版成果レポート(案)」について(関係分)

     ア 当局から資料に基づき説明(中川会計管理者)

     イ 質問

〇服部委員長 それでは、ただいまの説明に対し、御意見等がありましたらお願いいたします。

〇稲垣委員 クレジットカード収納についてなんですけれども、平成23年度に検討いただいた結果、導入コスト等の課題があって、費用対効果の観点を含めた検討が必要ですということを踏まえて、平成24年度のこの取組方向で、関係部局と連携をして、他の自治体も参考にしながら取り組んでいきますとあるんですが、具体的に、例えば平成24年度中にそういう詳細を詰めて平成25年度から導入するとか、そういう方向性というのはもう決めていただいているんですか。

〇中川会計管理者 まず、クレジットカード収納の検討についてでございますが、まず、今現在、三重県においては、クレジットカード収納というのはまだ行っておりません。それで、今年度夏ぐらいに県有財産のインターネットオークションによる公売というのを予定しておりまして、それについては入札保証金のクレジットカード収納が可能になるよう、既に関係規則は改正しておりますので、その実施となれば、まずはそこでクレジットカード収納の導入が、ごく一部ですが、図られると思います。それから、今後、やっぱり費用対効果の問題がございますので、どういうところから始められるかというのを関係部局等と連携して検討していきたいと、そのように考えております。

〇稲垣委員 なるほど。むしろインターネットオークションは、クレジットでやれないほうが不自然というか、普通のオークションでも通常クレジットでやってるのがほとんどですので、これは早急にやっていただくというのはいいんですが、どういう部分からできるかどうか。平成23年度も検討して課題はわかりました、平成24年度また検討します、だけではちょっとどうなのかなと思いまして。どこかのタイミングでは、例えば実際の税の徴収について、クレジットカード収納でできるようにというスケジュールを立ててもらわなあかんと思うんですけれども、そういうのはないんですか。また平成24年度もどれくらいできるか検討するだけなんですか。

〇中川会計管理者 検討だけじゃなくて、一定のものを早い段階で出していきたい。そしてまたさらに検討が必要なものもあるとは思うんですが、導入を図れるよう今検討して、早いところその結論を出していきたいと、そのように考えております。

〇稲垣委員 そうすると、基本的には県税をクレジットカード収納で、自動車税等も含めてできるようにするというのが大前提の方向性としてあるということですね。細かい何かの部分だけというのじゃなくて、基本的には全部いこうということで今調整いただいているという理解でいいですか。

〇中川会計管理者 県税の多様な収納方法というのは、税務部局のほうで行財政改革の中で検討しておりますので、それと出納局が一緒になって検討していこうと思っております。一度に全てのものをというのは、やはり費用対効果の面、1%の手数料がかかるということと、それから一度に大量のものについてはシステム改修が必要になってくる部分もあるということから、やはり業務を切り分けて、コストが少なくて効果が上がるものからと、そういう段階を追って考えていきたいと思っております。

〇稲垣委員 恐らく県民からは、クレジットで収納できるというニーズはかなり高いかなというふうに思いますので、またそういう手法も含めて、できるところから、早い段階に具体的な計画というか、いつから導入できるというのが発表できるようにしていただければと思います。
 以上です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇竹上委員 今ちょっとお話ししていただいた、手数料が1%って言われたけど、普通クレジットって5%じゃないの。

〇中川会計管理者 クレジットカード収納については、通常、その手数料と言われるのは1%ということになっております。

〇竹上委員 わかりました。それで、よその県で、こうやってもうやってるところが多数あるということなのか。

〇中川会計管理者 他県の状況としましては、12都県で自動車税のクレジットカード収納が導入されていると聞いております。

〇竹上委員 収納率は上がったのか。

〇中川会計管理者 詳しくは税務部局のほうでやっておるんですけども、三重県の場合、自動車税の収納率、徴収率というのは、他県に比べても非常に高うございます。ですので、それが納税の促進にどれぐらい効果があるかというのと、コストの面をあわせて税務当局と一緒になって検討していくということになろうと思います。

〇竹上委員 この税の収納方法というのは、前にコンビニ納付のときでも随分、議論があったように私は思っておるんですよ。というのが、税金を払ってもらうでしょう。はなから手数料を取られて、入るのが少なくなるんですよね。税収としてはね。そこのところの兼ね合いって結構大事な話でして、全体の中のクレジットの割合がそんなに大なるもんではないかって、しかも皆さんに便利やったら、それでいいのかもわかんないけども、みんながどんどんいけば、はなから1%ないっていう話になっちゃうと思いますんで、もうちょっとちゃんとした議論が要ると思うんですよ。やるんならやるで費用対効果なり、コスト面の話であるとか、それをもうちょっと議論していかないと。これだけが出ると、何かもうすぐやりますよみたいに読めなくもなくて。もうちょっとちゃんとした検討は要るんだろうなと思いますんで、よろしくお願いします。
 以上です。

〇中川会計管理者 その点も含めまして、費用対効果の面、それと全て一度にというわけじゃなくて、効果が上がるところからというふうに考えております。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇濱井委員 それの関連ですけども、B/Cの関係はやっぱり非常に大事やと思うんですけども、要は納付の方法と、両用を当然していく必要があると思うんですけども、それで納税者にとって便利であるかということも、そういった観点も非常に大事やと思うんですよね。ただ、費用対効果的に考えたときに、先ほど竹上委員から言われましたように、やはり試算というのを、三重県に当てはまる場合はどうだということをしっかりと計算した上で、導入というようなことも考えていく必要があると思います。
 もう一点、機器の改修経費も言われましたけども、宮崎県でやっておりましたか、ヤフーの公金システム、そういった活用方法、そんなことも考えられるんじゃないかと思うんですけども、そのへんはいかがなんでしょうか。

〇中川会計管理者 ヤフーの公金システムについては、例えば他の県では、クレジットカード収納で、ふるさと納税なんかについてもこれを利用されてるというのを聞いておりますので、関係部局とともにこの件についても検討してまいりたいと思っております。

〇濱井委員 はい、結構です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 はい。それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめました意見の回答を、後日御報告を願います。

  (3)その他

 最後に、これまで議論された調査項目以外で、特にございましたら御発言をお願いいたします。

〇竹上委員 監査、一般質問で私学の運営補助の話が出ておりまして、それで特別監査なりをやってほしいというふうな話があったように思うんですけども、そういうのはどういう形でやるとか、そういうルールみたいなのあるんですか。

〇長谷川局長 一般質問の趣旨は、多分監督権ということで、環境生活部に対して、いわゆる私学の監督についての意味合いと私は受け止めましたので。監査委員事務局としましては、財政的援助団体ということで私立学校も含めて毎年やっております。ところが、その特別監査というよりはローテーションを組みましてやっておるんですけども、何か問題があれば監査へ入るということはあり得ると思いますけども。

〇竹上委員 私は、あの質問で何か問題があるというふうな指摘があって、県当局もそういった形で答弁をされてたように思うんだけども。

〇長谷川局長 監査委員に対するその特別監査というのは、知事なり議会からの要請があってやるというのが地方自治法に定められておりますもんですから、竹上委員がおっしゃるその趣旨から言えば、まずは一義的には執行部からそういうお話があってしかるべきだと思っております。

〇竹上委員 要するに、議会からか、もしくは執行部から、監査委員に対してそういう要請があった場合に特別監査というのは可能なんやという。制度的には、議会からでもそういうのはあるということですか。

〇長谷川局長 そのとおりでございます。

〇竹上委員 後からで構いませんので、ちょっと制度の話を教えていただきたいと思いますんで、お願いします。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、これで終了いたします。
 当局には御苦労さまでございました。

  (4)委員間討議   なし

          〔当局 退室〕

          (休  憩)

          〔当局 入室〕

Ⅱ 常任委員会(戦略企画部関係)

 1 請願の審査

  (1)請願第18号「北朝鮮による拉致被害者の救出と安全確保を求めることについて」

    ①当局意見陳述(山口部長)

〇服部委員長 当局の意見があればお願いいたします。

〇山口部長 それでは、北朝鮮当局によります日本国民の拉致問題につきましては、政府は平成22年までに17名を拉致被害者として認定するとともに、このほかにも拉致された可能性を排除できない事案があるとしております。
 三重県の状況といたしましては、拉致被害者として政府に認定された17名の中に本県出身の方は含まれておりません。一方、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者の調査、救出を目的とする民間団体、特定失踪者問題調査会によりますと、北朝鮮に拉致された可能性のある方々は全国で約470名に上り、その中には本県出身者4名が含まれております。また、その4名のうち3名につきましては、拉致の確率が高いとされております。
 北朝鮮当局による拉致は、国民に対する人権侵害であり、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題です。平成18年には、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律が制定されまして、地方公共団体の責務として、拉致問題等に関する国民世論の啓発を図るよう努めること、及び北朝鮮人権侵害問題啓発週間の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めることが定められました。このため、県では国と連携しながら、当該啓発週間ポスターの県庁舎等への掲示や、拉致問題啓発用DVDの市町等への配布を行うとともに、県が主催いたします、みえ人権フォーラム等で啓発用小冊子を配布するなど取り組んできたところでございます。今後とも国や市町、関係団体とも連携しながら、拉致問題の啓発などに取り組んでいきたいと考えております。
 以上でございます。

    ②質問

〇服部委員長 それでは、御質問があればお願いいたします。

〇竹上委員 簡単な初めの話を教えてほしいんですけども、何でこの請願は戦略企画部なんですか。

〇山口部長 庁内の所管の中で、平和に関することとか、そういった部分について、従来から政策部の中でやっていましたし、それが戦略企画部の中でも引き継がれてきてるというふうに認識をしております。ですから、庁内的にはこの問題は私どもが所管をさせていただく窓口になってるということでございます。

〇竹上委員 所管事項以外は、基本は総務部やと私は理解してるんやけども、これは所管事項なんですか。

〇山口部長 過去にはそういう、総務部との所管の議論もあったようですけども、現時点では継続的に企画サイドといいますか、戦略企画部で今整理をしております。

〇竹上委員 了解しました。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       請願第18号    挙手(全員)    採択

    ⑥請願第18号「北朝鮮による拉致被害者の救出と安全確保を求めることについて」にかかる意見書案について

     ア 意見書案の取扱い及び審査について

〇服部委員長 ただいま採択すべきものと決しました請願第18号に係る意見書案についての取り扱いはいかがいたしましょうか。

          〔「正副一任」の声あり〕

〇服部委員長 はい、一任の声をいただきましたので、それでは、私のほうから意見書案の素案をお示ししたいと存じますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

          〔書記配付・朗読〕

〇服部委員長 ただいまお示しをさせていただきましたこの案で、御検討をお願いいたします。
 なお、この意見書案につきましては、委員会提出の議案として委員長名をもって提出いたしたいと存じますので、あわせて御検討をお願いいたします。
 いかがでしょうか。御意見をいただけますでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇服部委員長 よろしいですか。それでは、異議なしというお声をいただきましたので、採決に入りたいと思います。

     イ 採決

      「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書案」を会議規則第11条第2項により委員長名をもって提出することについて

          挙手(全員)     可決

 2 所管事項の調査

  (1)「平成24年版成果レポート(案)」について(関係分)

    ①当局から資料に基づき説明(山口部長、松本副部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、ただいまの説明に対し、御意見等がありましたらお願いいたします。

〇青木委員 中身にかかるまでに、ちょっとこの表現方法というか、ここに幾つか、県民にわかりやすくと書いてあるので、最初僕がぱっと読んだときの感覚で、このまとめていただいていることへの感想を言いたいんですけども、1つは、これはどの項目も、成果レポートも、どの部局に関する部分も、全て同じようなパターンになっております。それで、戦略企画部に聞くのがいいのかなというようなことで聞かせてもらってるんです。その最初の県民指標と、それから県の活動指標というのを整理して、両方とも上げられておるんで非常にわかりやすいんですけども、この県民指標、例えば2ページの県民指標に対して下に目標項目があって、その右側に目標項目の説明があると。これは県民指標の話なんですけども、その後、県の活動指標のほうになると、活動指標という言葉を中へはめられて、その一番右は目標項目の説明と書いてあるもんで、活動指標のいわゆる目標項目の説明かなと思って読むんですけども、一般から見たら、何か、あれ、目標項目というのは、もとへ戻って県民指標のところの目標項目に対して全部説明しているのかなみたいな錯覚がこないかなと、こういう感覚的なことですけども思いました。いろいろ昨年から議論された上でこういう形式にされたんですから、その意見の集約だったら申し訳ないと思うんですけども、ただ、みえ県民力ビジョンの行動計画を見ると、県民指標と県の活動指標が分けてあって、それぞれに目標項目という項目が設定されて、その目標項目の説明という感じでわかりやすく書いてあったので、なぜこういうふうになったのか。ちょっと理由がわからないので、何か、それこそ改善の理由というのがあってこうなったんだったらいいと思いますけども、いかがでしょうか。

〇松本副部長 必ずしも、委員の御質問の的確な答えになってるかどうかはわかりませんけれども、1つは、県民指標と活動指標という言葉遣いですけれども、しあわせプランのときには主指標と副指標という、ちょっと舌をかみそうな表現をしておりました。それで今回は、県民指標というのは、あくまでも県民の皆さんからの立場で、どういうふうな成果とか、そういうのがあらわせないかということで、ひとつ県民指標というのを掲げています。それに対して実際県がどういう取組をするのかという、基本事業とか事務事業の件もありますけども、県が取り組むことについて、いわゆる県の活動がどれだけ高まったか、横並びなのかということで、活動指標という言葉遣いをさせていただいてるというのが1つです。
 それともう一つ、戦略企画部のところは、行政運営というところで今回説明をさせていただいてます。それぞれ、例えば防災なら防災とか、県では16の政策のもとに施策として56を設けてます。防災とか観光とかいろんな施策を立てております。それで、その施策のほうを逆に見ていただくと、県民指標は県民にとってどんな成果をとっていくのかというのがある程度イメージされて、それに対して県が実際に活動してくのかということが、少しは概念的にわかりやすくなってるのかなと思うんです。ただ、行政運営になると、ちょっと間接的な部分がございますので、そういう意味では、ここでは県民指標、活動指標というのが間接的な表現になっているという部分で御理解をいただきたいと思います。

〇山口部長 内容的には副部長の説明のとおりなんですが、御指摘いただいた点は、2ページと3ページの表の指摘でございました。御指摘の2ページは、県民指標というタイトルを入れながら目標項目という整理をしておると。今の御指摘は、活動指標は活動指標とくくらずに、ここに最初に活動指標と出てきてるんですが、これは活動指標目標という形でないもので、3ページの右側の目標項目の説明がどれかわからないという、そういう御指摘ということですか。

〇青木委員 この部分をとったんでわかりにくくなったと思いますけど、これ全ての表現において、どこを見ても、目標項目の説明って見ると、やっぱり県民指標の方にぴっと目が行くもんで。
 もう一つ、成果レポートの50ページに説明が書いてあるんですけども、それを読んでもなかなかわかりにくいような感じやし、それから、大体、一度説明を見やなわからんようではあかんわけで、ぱっと見て、これがすっとこないとあかんわけですわね、県民の感覚、視点からいくと。それについてはちょっと誤解を招かへんかなという気持ちです。

〇山口部長 御指摘の点は、私どもの資料では3ページのところでございますけれども、2ページのほうは、まず県民指標という小さなタイトルを入れながら、下に目標項目という欄が出てきております。右側の3ページのほうは、活動指標というのは、個々に活動指標というのが左の端にあって、その右側に目標項目という説明ですので、そこの点が、活動指標でまずくくって、下にその目標項目と置いて目標項目の説明であれば、活動指標の目標項目の説明がわかりやすいということの御指摘だという理解ですが、その点は、当初はそういう活動指標という形で整理しながら、ごらんいただいたときに、そんなに誤解がないという前提で作っておりますけども、そういう御指摘があれば一度検討させていただきます。

〇青木委員 御検討いただければありがたいなと思うのと、例えば、もとのみえ県民力ビジョンと合わせてもらったらどうなんかなと思ったのと、もう一つは、どうしても県民指標を大事にしながら、その流れで変更されたのかと勝手に思うと、例えば活動指標のそれぞれのところに括弧書きで目標項目と入れるとかですね。そうすると右に連携して、あ、なるほど、活動指標の目標項目がこの説明なんだなとわかるんではないかなと勝手に思ってます。

〇松本副部長 若干補足をさせていただきますと、実際はみえ県民力ビジョンのほうに、県民指標というのは、こういう目標項目に対して現状値、目標値、目標項目の説明という欄がございます。それで、それぞれの施策を進めるについて、一応基本事業というのをそれぞれの施策ごとに何本か立ててますと。それで、活動指標は、その基本事業ごとに1つ立ててるということで、それぞれ、例えば防災・減災対策の推進であれば基本事業として3つあって、新たな防災・減災対策の計画的な推進とか、防災対応力の充実強化とか、「協創」による地域防災力の向上という3つの基本事業が立っておるんですが、それぞれに目標項目を立ててまして、県の取組に対しての目標項目を立てておって、それを県の活動指標というふうにやってますので、ここで活動指標が何本あるかというのは、基本的にこちらのみえ県民力ビジョン・行動計画の基本事業の構成のジャンルになってるということです。

〇青木委員 何度も議論されてるんで、当然もう議論は熟してみえるんで、今の説明は非常にわかるんですけども、ぱっと見たときの県民感覚ではどうですかということで言わせていただいてるんで、それはもう印刷にかかっとるかどうかわかりませんし、もうこれ以上変更できないんならそれで結構ですけども、そういう感想を申し上げたわけです。それが1点です。
 もう一つ、学生を巻き込んでというのがあって、目標に1つ上がっているわけです。具体的に、例えば昨年、みえの現場・すごいやんかトークで学校へ行きましたねと。そういう学校で知事が登場されていろいろ言う。それはそれで値打ちがあったと。今後、いつも知事が行ってばっかというわけにいかんと思うんですよね。これを上げられたということは、この4ページの真ん中に、学生と地域の様々な、まあ学生も混じった中でのフォーラムをするみたいなことが書いてあるんですけど、学生と県が、継続的にこれからそんな会議を持つというのも具体的に計画されているのかどうかということで。これは学生にとっても、今後、将来を担う学生ですから非常に意味もあると思うし、また、若い感覚を県が取り入れるという部分では非常に意味があると私は思うんですけども、そういうようなこれからの計画はあるんでしょうか。
 以上です。

〇大橋課長 おっしゃるとおりでございまして、今後、新しい豊かさ協創プロジェクトの中で、県民力を高める絆づくり協創プロジェクトというのをやっていく中で、まず、計画の初年度でございますので、学生と大学当局、それと地域、市町やNPO団体とか、当然県も入りますけど、そういうところの多様な主体が一堂に会して、現状であるとか、課題であるとか、そういうものを共有する場をまず作っていきましょうというのがスタートでございます。将来的な目標としては、それが継続されるような仕組み等に、そこまでその議論を高めていきたいなと思いますが、まずはここに掲げた目標は、フォーラム等でそういう場を設けるということでございます。

〇青木委員 今後もいろんな段階的な目標があると思いますんで、それに向かってよろしくお願いします。
 以上です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇濱井委員 ただいまの質問に対しての関連ですけども。5つの地域でフォーラムを進めていくということですけども、これは具体的にもう大体決めていられるんですか。

〇大橋課長 必ずしも地域で絞るということではございませんが、せっかく、もう既に学生の方が地域に入られている場所もございますので、そういうのを無視して、県が上からもう一回、フォーラムがあるから集まれということでなく、各大学及び各部局を通じて、もう既にそういう芽があるところについて、もう少し多様な主体が入れるようなフォーラムをということで、具体的に何カ所か候補はございますが、今、どこでやりますというのは、ちょっとお答えできる段階にはございません。

〇濱井委員 よくわかりました。各29市町の中には、もう既に、例えばどこかの大学といろんな協定を結びながら動いてるところもありますし、そうでない市町につきましても、研究室の先生方、学生さんと交流を図りながら既に動いてるところもあります。それぞれの市町の具体的な政策の中にも盛り込まれる場合もございますし、進んでいるところも結構あると思いますので、そこらへんも十分勘案をしていただきながら、この5つの交流フォーラム、5地域ということになってますけども、そこらへんは具体的に絞るときに考えていただきたいなと、こういうふうに思います。

〇服部委員長 ほかにございませんか。

〇竹上委員 私も答えが全然あるわけでも何でもないんですけども、幸福実感調査、一万人アンケートにかわるやつをやったでしょう。成果レポートと、例えば今の初めに説明いただいているみえ県民力ビジョンの推進のところで、初めに平成23年度の取組なりで書いていただいてるんやけど、じゃあそれが成果レポートとして、要するに前で言う一万人アンケート、県民意識調査と、あとその成果としてのかかわりというのは、何にも出てこないじゃない、やりましたというだけで。これをやるときに、いわゆる経済でいえば、景況感のDI調査みたいなもんですわと。その一つの指標としてこっちにあるんで調査していきます、それは行政は行政で成果レポート、おのおのの目標を持ってやっていきますっていうことをやっていこうとしたわけやね。どこでどういうふうな形でそれをかぶらせるのかというのが簡単なようで難しい話なんですけども、何かせんと前と一緒の話やでね。一万人アンケートをやりましたと、こっちはこっちで県政報告作りますと、あんまり変わってないんだよなと。どっかでそうやって意味合いを持たすのであれば、どっかで重なり合う部分がないとあかんのだろうなとはずっと思ってるんですよ。じゃあどうやってやるのかというのは私もわかりません。何かそういうのを今後考えてほしいなと思いますけども、いかがですか。

〇城本課長 今、竹上委員がおっしゃられましたように、この行動計画の進行管理に当たりまして、客観的な指標である県民指標と、それから幸福実感指標、これは県民の皆さんの主観的な指標ということで、これを合わせて進行管理に役立てていくという、これを根本的な考えとして持っているわけでございますが、ただ、この幸福実感指標を把握して、それをどうするのかというところがまさに課題のところでございます。先日発表はさせていただきましたが、その後さらにクロス集計とか、幸福実感と幸福実感指標との関係とか、あるいは属性との関係とか、そういうところももっと詳しく分析して、それを政策に反映できるかどうかわからないところもございますが、研究させていただいて、いいものが出てくれば反映できるような形で取り組んでいきたいというふうに考えております。

〇竹上委員 今おっしゃられるとおり、だけど何かせんと、今までと一緒じゃやっぱりいかんところがあって。ところが私もここはよくわからんのです、正直。じゃ、どうやって反映できるのって言われても私も提案のしようがないんで、一遍そこは研究していただいて、何らかの形の、この成果レポートで毎年研究しながらやっていっていただければなと思いますので、よろしくお願いします。

〇服部委員長 ほかにございませんか。
 ちょっと1点だけ、私のほうから。5ページの広聴広報の充実についてでございますけども、みえの現場・すごいやんかトークについて、17回開催をされてるわけでございますけど、県民の方々、216名ということで、大体1回につき12名から13名の出席ということなんですが、どのようにこの選定をされてるのか、その場所等について、そしてまたグループ等についての選定がどうなのかをちょっとお聞かせ願いたいんですが。

〇大橋課長 まずは、全ての市町をめぐるということですので、この窓口としては、例えば今年度のやり方ですと、県民センターを通じて、県の施策、16の指標に合致するような事業を行っているような団体であるとかを選んでいただいて、知事が現場に出向くというような形で今は選定しております。

〇服部委員長 私もちょっと出席させていただいたことがあるんですが、美(うま)し国おこしのパートナーグループ等についてのトークが非常に多かったみたいな感じがすると思うんですが、やはりもう少し市町の行政とともにしっかりと連絡をとっていただいて、何月何日、このような形でやるというような報告も、もちろん市町にはしていただかなきゃいけないと思いますし、議会の関係者の方も全然知らないでは困りますのでね。せっかく知事がこうして出られるわけですし、そしてまた、発表されるグループの方にとっても、幅広く皆さんに聞いていただけるわけですので、もっと県民の声を、それこそ幅広く受信をするということに、今、取り組んでいくという必要があろうと書いてありますので、それをもっと大きく、広報広聴をしっかりと幅をとっていただきたいと、こんなように思います。

〇山口部長 御指摘の点、十分踏まえながらやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

〇服部委員長 よろしくお願いいたします。
 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、ただいま頂戴いたしました御意見の取りまとめにつきましては、後ほどの委員協議で御議論いただきたいと存じます。
 また、執行部におかれましては、本委員会で取りまとめた意見の回答を、後刻御報告願います。

  (2)政策創造員会議について

  (3)新しい豊かさ協創プロジェクト推進会議について

  (4)広域連携について

  (5)統計調査について

  (6)情報公開・個人情報保護制度の運用状況等について

  (7)審議会等の審議状況について(報告)

    ①当局から資料に基づき説明(松本副部長)

    ②質問

〇服部委員長 それでは、ただいまの説明に対し、御質問等がありましたらお願いをいたします。

〇稲垣委員 まず1点目、この政策創造員とか、この若手・中堅職員養成塾ということで今御報告いただきまして、こういう取組は本当にいい取組というか、今後もずっと続けてほしいなと思うんです。その点でちょっと確認したいのが、鈴木県政が続く限り、今年で終わりじゃなくてずっと続けていっていただきたいなと思いますが、そのあたりの考え方はどうなってるのか。あと、この調査研究活動のところで、9月に中間報告、そして1月に最終報告と、通常でいくとこういうふうな何らかの成果をということで求められるのかなと思いますが、これはこれでやってもらってもいいんですけど、できれば、ずっと続くという前提で言うなら、もっと腰を据えて、やっぱり若手の職員とか中堅の職員が議論してやっていく取組というのもあってもいいのかなというふうに思ってます。こういうのを作っていただくんであれば、例えば残り鈴木県政の3年間で何らかの成果を求めるとか、そんな取組もあってもいいんじゃないかなというふうに思ったりするんですが、そういうことも含めた考え方を教えてほしいのが1点と、それからもう1点は、この15ページの統計のところで、経済の国勢調査っていうの、私もちょっとこれは、あんまり詳しく知らないんですが、例えばこの調査が県にとって、産業政策とかに生かせれるものなのかなという前提なのであれば、これは戦略企画部でというよりも、むしろ雇用経済部のほうで取り組んだほうがいいのではないかなと思うんです。統計だからこちらというふうになるのかもわかりませんけど、雇用経済部のほうで、たしか今、各企業をずっと回ったりして、産業振興戦略を作るのに何社か訪問してるなんていう話をよく聞いているんですけど、そういうのと一緒にやったらどうかと思うんですが、そのあたりは何らか違いがあるんですか。

〇松本副部長 1点目の政策創造員等の職員の政策創造能力の向上についてでございます。これは戦略企画部も当然ながらですけども、各部、もう全ての部局で、やっぱり職員の皆さんの政策企画能力というのは向上させていただきたいという思いで、今回、政策創造員会議というのをセットしたので、基本的には何らかの形でずっと続けていきたいというのがあるんです。けれども、一方で、行政改革取組の一つの柱として三重県職員人づくり基本方針を作っていくということの中で、本当にそこで、委員がおっしゃられたような腰を据えたような県職員、人づくりというのをどうやってくべきかというのも議論されていくと思いますので、私どもが取り組んでる政策創造員会議等の趣旨とか目的なんかも、そのへんの人づくり方針案のほうにも十分私どもの意見等が反映されるように、総務部と十分協議をしていきたいというふうに思っております。

〇森島課長 御質問の経済センサス-活動調査でございますが、これは国の法定受託事務で受けておる全数調査でございまして、私ども統計部門が受けているということで、事業所を、同時に活動をとらえる調査というのは今回初めてでございます。これは例えば事業所の事業費であるとか、売り上げであるとか、販売額であるとか、そういう基礎的な調査を網羅的に全てやるということで、私ども統計部門が受けているということでございまして、我々が出したそのデータを雇用経済部のほうへ提供させていただいて、そこの中で施策は雇用経済部のほうで打っていただくという形になろうかと思います。

〇稲垣委員 データの活用ということでよくわかりました。ただ、これ、1回目調査をして、未提出のところへの督促云々というのは、統計の職員がわざわざ訪ねてとか、そういうことじゃないんですね。

〇森島課長 基本的には、最初、電話で督促をさせていただいて、あるいは市町等から働きかけていただくということもありますが、なかなか調査拒否されるところへ出向いてまで督促するというのは、トラブルの関係もございますので、よっぽどのことがない限りは差し控えたいとは思っております。

〇稲垣委員 県として各中小企業等々も全部回って産業政策に生かしていこうという取組をしている中で、いろんな部署から人がいっぱい訪ねてきたりするのも企業にとってもどうかなというのを思ったこともあって。ただ、必要なデータは当然収集していただかなければいけないと思いますので、せっかく国の法定受託事務でやるのであれば、県の産業政策に生かせられるようにしていただきたいなというふうに思います。
 それから、先ほど言っていただいたこの政策創造員会議、若手の中堅の養成のところも、人づくり基本方針の考え方の中に伝えていくということですが、この立ち上げたときの考え方が大事だと思って。もう実際これ動き出しておって、その人らも1年で終わるのか、来年もあるのか、来年はまた人をかえてやるのか、そういう考え方って結構大事かなと思ってますので、私が先ほど申し上げたのは、できればこのメンバーの人たちはこのメンバーの人たちで、1年で終わるというんじゃなくて3年ぐらい腰を据えてやってはどうかなと思うんですが、部長、そのへんはどうなんですか。

〇山口部長 立ち上げから、まずこの1年の取組を見ながらということも考えておりましたので、そういう長期的な視点で取り組むという御指摘も我々はよく理解しておりますので、そういう点も踏まえながら今後何かと、そして総務部との議論も含めて考えていきたいと思います。

〇稲垣委員 若手・中堅ということなんで、そういうどっしり腰を据えて取り組むことってなかなかないかなと思いますし、その時期にそういう取組を県庁の中でやるというのは、今後必ず生きてくるのかなと思いますので期待したいと思います。もう一つ、もしお願いできるようなら、大体、議会というのは若手や中堅の職員らから煙たがられとることが多いのかなという気もしますので、例えば議会との意見交換とか、何か勉強会の場も入れてもらうとか、これはできたらで結構ですけれども、そういう議会も少し意識をしていただけるようなプログラムを中に入れてもらえるといいかなと思いますので、これはもし可能ならということでお願いしておきます。
 以上です。

〇服部委員長 はい。ほかにございませんか。

〇竹上委員 簡単に2つ。11ページの新しい豊かさ協創プロジェクト推進会議をやっていただくということなんやけども、例えば1番の学力やと、これは教育委員会、2番目のスポーツやと、これは地域連携部なのか、教育委員会なのかな。あと、スマートライフ推進協創プロジェクトは戦略企画部になるんですかね。4番は多分観光・国際局とかになっていくと思うけども、こういうやつをやってもらって、要するにどうやって反映させるんかと。そこのところがきちんとしてないと、やるだけの話でありましてね。そこはどういう話になってますか。

〇大橋課長 新しい豊かさ協創プロジェクトの中には、主担当部はありますけども、それぞれ実践取組としていろんな事業が入っております。もちろん各事業は、各課であるとか所管部局が進捗をきちんとやっていくというのはそのとおりでございますけども、この会議を設けました趣旨というのは、個々の事業の進捗はその所管部がやるんですけども、それらを協創プロジェクトとして集めて、そこに実際に参画している人たちの代表を少人数集めて、共通する課題みたいなものを話し合うと。今、このプロジェクトはこういうふうに動いてるけど、例えば県民の参画であるとか、行政のあり方って果たしてこんなんでいいのとか、そういう共通の課題について、進捗管理とともに意見交換を行って、それでそれをまた各実践取組の中にフィードバックしていくということを目的としております。ですからそれが、回数等もこんな回数でいいのかという御議論もあるかと思いますが、今のところそういう目的、所管部はきちんと進捗管理するという大前提で、横串的な共通課題についてもこういう会議の場で話し合うということでございます。

〇竹上委員 今の説明を聞くと、このプロジェクトというのはあんまり意味を持たない。そこの現場にいる人らが集まって、それで課題なりの話をしてもらって。ということは行政にフィードバックしていかなかったら、やる意味がない。例えば学力できちんと話をするんなら、来年度か再来年度の行政の事業に反映していかなかったら何の意味もないですね。そういうことを、今の話は課題のうんたらかんたらだけで、フィードバックするって話は一言も言われてないよ。そこはどうですか。

〇大橋課長 説明不足でした。最終的には成果レポートにもきちんと記載しますし、それぞれの実践取組のところへフィードバックしていくという話でございます。

〇竹上委員 やるのは別にね、こんなんいいやら悪いやら言うつもりはないんやけども、やるんならきちんとしたものをやらないと余り意味がない。特に、変なことを言いますけども、学力向上に今の教育関係者入れたって向上しないですよ。だって、ずっとそのままで低いままなんだから。違う話を入れなかったら向上していかないんですから。そういう視点というのはやっぱり考えてほしいなと、要望だけしておきます。
 もう一つ、13ページの広域連携。別に文句言うわけじゃないんやけども、この手の話を所管事項で説明するときは、全体があって、そのうちのここの話ですよみたいな話がなかったら、関西の話ばっかりじゃない。本来は中部もあって、三県一市もあって、そんな中でこういう話を今やってますよっていう話じゃないと、何かこれを見ていると広域連携は三重県は関西しかやってないのかと見えちゃいますよね。それじゃ、内容はどうなのというと、とってつけたみたいな報告だけで、わざわざ本当に報告してもらうような内容なのかというような気がせんでもないけども、この復旧のやつが終わるんだから、きちんと報告をいただいておると思うけども、そこらをもうちょっと考えて報告はしてほしいと思う。

〇山口部長 御指摘ありがとうございました。今回の広域連携の説明については、冒頭に副部長が言いました、前回5月に全体を説明させていただいた後の動きだけをとらえて今回は説明させていただくと、そういう視点で作らせていただきましたので、大変申し訳ありません。もう個々にそういう広域連携全体をとらえて、それぞれのブロックごとといいますか、そこの動きにつきまして、こういう御報告に値する内容を、定期的なものとかも含めて、そういう節目節目でしっかり御報告したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

〇竹上委員 以上です。

〇服部委員長 ほかにございませんか。よろしいですか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 なければ、政策創造員会議についてから審議会等の審議状況について(報告)までの調査を終わります。

  (8)その他

〇服部委員長 最後に、これまで議論されました調査項目以外で特にございましたら、御発言をお願いいたします。

〇中西委員 ちょっと確認というか、どういうふうだったのかというのも含めて教えていただきたいんですけれども、みえ県民力ビジョンのところで、平成23年度の取組で経営戦略会議というのが4回されてますよね。この全体の中で、どういうことを出されて、どういうふうになったかというのが私は全然わからないんです。資料があるというんならまたいただきたいですし、それはどうでしょうか。

〇山口部長 1ページに記載しております昨年度の取組で経営戦略会議を4回開催させていただいております。今の委員の御指摘、その個々の回の内容ということでございましたら、当然こちらも発表はしているんですけども、委員のほうにまた資料として提出させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

〇中西委員 去年、平成23年度で一応終わってるわけですね。

〇山口部長 今年度も既にこの経営戦略会議は1回開催をしておりまして、本年度中もまた引き続いて開催していく予定でございます。

〇中西委員 有識者のすばらしい方がいっぱい寄ってきてると思うんですけど、例えばこういう部分がここへ反映されてるとか、そういったはっきりした部分があるんなら教えていただきたいなと思うんですが。

〇山口部長 個々にはいろいろな御意見を頂戴しておりまして、それを全体としていろいろな取組に反映してますけど、具体的にそういうのを整理したものというのは特にあれなんですけど、それはちょっと確認させていただきます。今まで発言内容とか、そういうものはその会議ごとにオープンにさせていただいているんですけれども。

〇中西委員 できればこういう提言をしたとか、こういうところを変えたとかって、何か今までと違った部分がぱっと見えるようなところがあるんなら、ちょっと見せていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。

〇山口部長 確認させていただきます。

〇服部委員長 よろしくお願いいたします。
 ほかにございませんか。

          〔「なし」の声あり〕

〇服部委員長 はい。なければ、これで終了いたします。
 当局には御苦労さまでございました。

          〔当局 退室〕

    (9)委員間討議   なし

Ⅲ 常任委員会(雇用経済部関係)

 1 協議事項

  (1)参考人の出席要求について

〇服部委員長 参考人の出席要求についてを議題といたします。
 19日の雇用経済部関係の常任委員会における所管事項調査の際の、参考人の出席要求についてお諮りします。
 5月の常任委員会において、みえ産業振興戦略に係る調査については、「みえ産業振興戦略」検討会議の座長などを参考人として招致するなど詳細調査を行いたいとの御意見がありましたので、それを踏まえ、お手元に配付の資料のとおり、「みえ産業振興戦略」検討会議の座長であられる、株式会社スエヒロEPM代表取締役会長、佐久間裕之様を参考人として招致したいと存じますが、御異議ありませんか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇服部委員長 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。
 次に、参考人招致当日の委員会の運営方法でございますが、正副委員長に御一任を願えますでしょうか。

          〔「異議なし」の声あり〕

〇服部委員長 それでは、そのようにいたします。

 

〔閉会の宣言〕

 

三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

戦略企画雇用経済常任委員長  服部 富男

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