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三重県議会 > 県議会の活動 > 本会議 > 意見書・決議 > 平成24年第2回定例会で可決した意見書1 > 保護者負担の軽減と就学及び修学支援に関する制度の拡充を求める意見書

保護者負担の軽減と就学及び修学支援に関する制度の拡充を求める意見書

保護者負担の軽減と就学及び修学支援に関する制度の拡充を求める意見書

   近年の厳しい経済・雇用情勢の悪化は、子どもたちの暮らしや学びに大きな影響を与えている。
   平成23年度文部科学白書では、「社会のセーフティネットとしての教育の重要性がますます高まっている」として、誰もが充実した教育を受けられるよう、その経済負担は子どもや保護者だけでなく社会全体で担っていく必要があると指摘している。
   一方、平成20年における、一般政府総支出に占める公財政教育支出の割合は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均が12.9%であるのに対して、我が国は9.4%と最低レベルである。他方、我が国は、教育支出に占める私費負担の割合が大きい。
   このような状況を背景に、公立高等学校の授業料が無償化され、また、私立高校等の生徒を対象とした高等学校等就学支援金制度が創設されるなど、就学及び修学の支援に関する制度が一定程度拡充された。
   しかし、入学料や学用品費等、授業料以外は無償化の対象外となっており、保護者等の経済的負担は依然として重い。
   よって、本県議会は、全ての子ども達に学びの機会を保障するため、国において、保護者負担を軽減するための就学及び修学支援に関する制度を更に拡充されるよう強く要望する。

  以上のとおり、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

     平成24年10月15日

             三重県議会議長 山 本  教 和

(提 出 先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣

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