このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

スマートフォンサイトへ移動

三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成23年度 委員会会議録 > 平成24年3月6日 教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

平成24年3月6日 教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

 

資料はこちら

教育警察常任委員会

予算決算常任委員会教育警察分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日         平成24年3月6日(火) 自 午前10時2分~至 午前11時42分

会 議 室            502委員会室

出席委員             8名

                            委  員  長             小林 正人

                            副委員長      後藤 健一

                            委   員      粟野 仁博

                            委   員      濱井 初男

                            委   員      中川 康洋

                            委   員      笹井 健司

                            委   員      稲垣 昭義

                            委   員      水谷     隆

欠席委員             なし

出席説明員

             [警察本部]

                            本 部 長                                              斉藤     実

                  警務部長                          山城 瑞樹

                  生活安全部長                                       久保 博嗣

                  刑事部長                          小山 敏雄

                  交通部長                          森岡     豊

                  警備部長                          福森 清保

                  警務部首席参事官 警務課長       別府 清雄

                  交通部首席参事官 交通企画課長    中根 英二

                  交通部運転免許センター長          赤坂 正行

                  警備部首席参事官 警備第一課長         水井     寛

                  警務部参事官 総務課長            大内 敏敬

                  生活安全部参事官 地域課長                小林 正美

                  刑事部参事官 組織犯罪対策課長         小林 一夫

                  会計課長                                              藤原 佳明

                  交通規制課長                      伊藤 正彦

                                                          その他関係職員

委員会書記   

                            議   事   課     主    査  藤堂 恵生

                  企画法務課  副課長  中西 健司

傍聴議員             なし

県政記者クラブ    2名

傍 聴 者        なし

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第1号「平成24年度三重県一般会計予算」の関係分

  (2)議案第75号「平成23年度三重県一般会計補正予算(第11号)」の関係分

  (3)議案第39号「三重県警察関係手数料条例の一部を改正する条例案」

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第22号「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準を定める条例案」

  (2)議案第54号「三重県警察職員定員条例の一部を改正する条例案」

 2 所管事項の調査

  (1)「『みえ県民力ビジョン・行動計画(仮称)(最終案)』に関する意見」への回答

  (2)みえ県民力ビジョン・行動計画(案)について

      施策131犯罪に強いまちづくり(警察本部主担当)

  (3)犯罪情勢について

  (4)街頭犯罪等及び振り込め詐欺抑止対策の推進状況について

  (5)交通事故の発生状況と交通事故抑止対策について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第1号「平成24年度三重県一般会計予算」の関係分

    ①当局から資料に基づき補充説明(斉藤本部長、山城警務部長)

    ②質疑

〇小林委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇稲垣委員 先程御説明いただいた7ページの最後のところの横断歩道とか通学路において、多分そういった消えかかっているところをもう一回書いてもらったりとかするのかなと思うんですが、この2500万円ぐらいの予算を今計上いただいとって、これで県内の通学路はある程度網羅できるのか、あるいはエリア的に順番にやっていくということなのか、これでどの程度できるのかというのを教えていただけますか。

〇森岡部長 横断歩道等につきましては、今の説明にもございましたように、次世代支援のための安全な道路交通環境整備事業ということで、特に小・中学校を中心とした一定範囲内を中心に重点的に推進しております。したがって、それで十分かといいますと、決してそんなことはないと思うんですけども、そういった必要なところから重点的に整備するということにしておると。

〇稲垣委員 そうすると、一応県内のすべての小・中学校の通学路は点検いただくということでいいんですか。エリアは決まってなくて。

〇森岡部長 点検をしておりまして、それに基づいて計画的に整備を進めております。

〇稲垣委員 そうすると、この予算で県内の小・中学校、一応すべて点検をして、例えば消えかかっている横断歩道があったら、新しく塗ってもらわなあかんわけですけれども、これはそのことまで含まれとるかどうかだけ確認を。点検だけなのか。

〇伊藤課長 先程の件でございますけど、一応4カ年で県内の小・中学校すべてを点検する予定で行っております。
 以上です。

〇稲垣委員 気になるのは、言葉じりなんですけど、点検して塗りかえてくれるということですね、4年で。

〇伊藤課長 点検をしまして、要望に応じてすべて塗りかえをする予定でおります。

〇稲垣委員 実際これを1年でできるのかなとは思っとって、4年ぐらいかけてというのは、やっぱりそのぐらいかかるのかなと思います、横断歩道とかでもかなり消えとるんで。それで、我々も正直よくそういう要望は受けます。ただ、もちろん限られた予算なんでしょうし、消えかかっとるところが余りにも多いものですから、言われてもなかなかすぐには書きかえてもらえないというのもあって。全部やるのは確かに難しくても、特に気になったのは、通学路とかはやっぱりちゃんと書いておいてもらえるとなと。最近、保護者の方らも結構立ってくれたりしとると、車で走っとるとわからなくても、立っとると気づいたりして、そういう話を我々もよくいただくので、ぜひこれはやっていただきたいなと思う。4年かかるのをもし前倒しができるなら、ちょっとでも早くやっていただきたいということだけお願いして終わります。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇粟野委員 内容を教えていただきたいのですが、施策番号13101のみんなで進める犯罪に強いまちづくりの推進というところで、既存のボランティア等を含めたさまざまな主体による少年の非行防止活動の拡大、居場所づくりとか書いてあるんですけど、これってどんな事業を予定されているのか、細かいことを教えていただければと思います。

〇久保部長 少年の居場所づくりにつきましても、本年度からずっと進めているわけなんですけど、この居場所づくりといいますのは、少年に対していろんな社会参加機会を与えるというような方向で行っております。今年度におきましても、清掃活動であるとか、料理教室であるとか、そういう形でいろんな方の協力を得まして実施しているんですけども、平成24年度におきましても、そういう形の方、パティシエであったり、工務店の方だったりに、いろんな協力をいただきながら、そういう機会を与えて居場所づくりをしていきたいと。そういうような事業でございまして、今年は6回実施したんですが、平成24年度は8回ぐらいやっていきたいなと考えております。

〇粟野委員 ちなみに参加する少年は自分で推薦というか、応募されるのか、それとも警察の方から、あんた行きいやという感じで声をかけられるのか。どういう形でやられていますか。

〇久保部長 この対象となる少年といいますのは、我々警察で今までに扱った少年に対して、こちらから声をかけさせていただきます。向こうで本人であったり、御両親であったり、了解をいただいた人を選定いたしまして、例えば津市のここでこういうことをやりますということを通知いたします。そうすると、その方が、じゃその日は行かせていただきますというような話で、そこで例えばスポーツ大会であればスポーツをするような格好で、当然、警察本部も出るんですけれども、大学生ボランティアでやったり、今までの少年警察協助員でやったり、いろんな方の協力を得ながらそれを進めていくというようなことでございます。

〇粟野委員 昨年というのか、今年になるんでしょうけれども、平成23年度の実績って、何人ぐらい参加されているんですか。

〇久保部長 今回は6回実施したんですけども、少年については79名でした。

〇粟野委員 それは全県ですよね、もちろん。

〇久保部長 はい。

〇粟野委員 わかりました。こういう機会って、結構地元でも、別に警察に絡みなく、ちょっと言葉は悪いですけれども、ややこしい子を一たん集めて一遍何かやろかっていうような機運がありますので、またそういったときには警察の協力もいただきながら、地域で何とかこういう犯罪に強いというのを進めていかなければならないと。これは大事なことであると思っておりますので、ぜひ今後とも強く推進していただきたいと思いますのと、最後に1点だけ。予算が少ないなと思ったんです。これで結局8回、並びに大学生ボランティア、ボランティアにしたって、例えば細かいことを言ったらお茶であったり弁当であったりと、用意せなあかんと思うんですけど、これで足るんかなと思ったんですけども。

〇久保部長 ボランティアですので、基本的に交通費であったり、あと材料費であったり、ボランティア保険、そういう形でのものでございます。先程委員がおっしゃったような、周り、こちらから声をかけた者の友達なんかも参加をしておりますので、限った者だけではなくて、そういう対象の友達、両親であったりが、スポーツ大会をするといっぱい、今年も津市でやったり、伊勢市でやったりしたんですけれども、一般の方もかなり参加をしていただいていると。一般というか、そういう友達というんですか、そういう方にも出てもらっているというのが現状です。

〇粟野委員 以上で終結します。これは結構大事なことやと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。
 以上です。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇水谷委員 教えてください。交通安全のまちづくりで、先程稲垣委員からも出ましたけども、ライン、横断歩道とか、あるいは私がよく通るところで、特に右折ラインとかあのへんが消えているところが非常に多いもので、ひとつこれはできるだけ早くお願い申し上げたいなと。
 それで、信号機のことですけれども、一応平成24年度は30基新設すると、ここに書かれております。特に新設道路ができますよね。そのとき交差点の改良をし、当然危険なところへは信号機をつけていただけると思うんですけども、この県土整備部の関連と警察本部との連携がうまくいっておればいいんだけど、なかなかうまくいっていないところがあるんですよ。後で地元から上がってきまして。ここは危ないから信号機を必ずつけてくれよと。ところが、実際道路が開通したときに、ついてない場面が多いんですよね。だから、このへんの連携はどのようにやられているのかお聞きしたいんです。

〇森岡部長 これはそういった道路の構想があった時点から、警察署、それからそういう道路管理者側、つくる側と協議をずっと重ねてまいりまして、どういう形になってどういうところに信号機が必要かというのは、最初の段階からずっと協議を進めております。そういった協議に基づいて必要性を判断してつけておりますので、連携がとれてないことはないと思っております。ずっと協議しております。

〇水谷委員 そういうことですけども、そのへんの協議をどのレベルでしとるかということなんですよ。地元の人はほとんどどこへでも信号機が欲しいというのは一般的な話ですよね。それは100%オーケーにならない話でしょうけども、そういったところで、例えば地域の人の声を聞きながら、それを上げていくということが僕は大事だと思うんで。特に地元のことを言うと申し訳ないんだけど、今度、いなべの方に1本道路ができるんですよ、7月完成の。ところが、それに信号機がないんで、頼む、頼むと言われておるんです。それは別の話として、そういうことが非常に大事だと僕は思いますんで、地元の声を十分に反映していただきたい。

〇森岡部長 今の件につきましては、まず住民から警察署の方へ相談に行きますので、そこで警察署の担当と詳しい話をしてから、警察本部なり管理者をまぜてやりますが、最初は警察署の方に相談に行くと思います。そこらへんで住民との対話はかなりできていると思っております。

〇水谷委員 十分やっていると、こういうことですね。そのへんも含めて、ぜひ声を聞きながらやっていただけたらと思います。
 以上です。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇稲垣委員 これはできるかどうか、やっているかどうかわからないので、一回確認だけしたいんですが。信号機っていっぱい要望が出てきていますけれども、数が限られてつけれないと。その中で精査してつけていただいとるんですが、例えば既にある信号機で、私が今浮かぶ具体的な例を言いますと、T字路になっとって、ここに建物があったもので、見通しが悪くて信号機がつきましたと。だけど、たまたまこの建物が取り壊しになって、非常に見通しがよくなって、ふだんは車もそんなに走らないものですから、この信号機って本当に要るのっていう状況が、周りの変化で生まれる場合ってあると思うんですよ。あるいは、昔は車が多かったけれども、バイパスが走って、車がもうほとんど通らなくなったけれども、信号機は何カ所かあるとか。ああいうのをつけかえたりとかっていうのは可能なんですか。やっているんですか、そういうことって。

〇森岡部長 今の御質問ですが、まさにそういうことをやっております。ついこの間も、新しい道路ができて、古い信号機が余り必要がなくなったということで、隣の新しい交差点に移すということも実際頻繁にやっております。

〇稲垣委員 なるほど、頻繁にやっていただけるということで。多分そういうやり方をしていくと、新設は30基でも、移動させることによって効果的にやれるんかなと思う。既にやっていただいとるんならいいんですけど、意外と私が見渡しても、四日市市の中でも、ここは多分もう要らなくなったんじゃないかなっていうのがありますので。そこを要らんと言うとまた文句を言う人がおるかもわからんので言いませんけど、そのへんの判断を警察の方で、要るか要らんかと言ったら、誰しも欲しいって言うに決まっとると思うんですけど、やっぱり効果的に使うかどうかという判断があってもいいのかなと思いまして。やっていただいとるというんやったら、ぜひそうやって進めていただければと思います。よろしくお願いします。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇濱井委員 1点だけ。基本的なことで恐縮なんですけども、ヘリコプターテレビシステム整備事業でございます。このことにつきましては、山岳の事故が起きたときとか、来るべき大地震のために、やはりきちっとしたものにしていかなあかんとは思いますけども、今回更新整備される3カ所、まずこの場所を確認させてください。

〇小林参事官 今回は、県の南勢から紀州にかけての中継所3カ所を整備させていただきます。具体的には、度会郡大紀町の中継所、それから尾鷲市九鬼町の中継所、そしてもう1カ所は熊野市金山町、ここの中継所、この3カ所をアナログからデジタル併用の中継所へ整備するという予定になっております。

〇濱井委員 大体どのぐらい経年しておるんでしょうか、設置されてから。まあ、それは後でお聞かせいただくとしまして、今回、更新をするものですけども、従来のものと性能的にはほとんど変わらないということでよろしいんでしょうか。

〇小林参事官 まず、経年の関係でございます。尾鷲市九鬼町と大紀町につきましては、平成8年の整備ですので、もう14年経過いたしております。それから、熊野市金山町、こちらにつきましては、平成9年度の整備ですので、13年経過いたしております。
 それから、性能のお話がございました。いわゆるアナログからデジタルに切りかえるわけなんですけれど、具体のお話で、例えば画質が30万画素から230万画素と飛躍的にアップする、あるいはズーム機能、倍率、これが48倍から84倍になるというような状況でございますので、いわゆる上空から、例えば山岳遭難であれば、山の斜面等をヘリコプターテレビシステムで見た際に、従来より相当程度機能のアップしたもので活動ができると考えております。

〇濱井委員 そうしますと、従来の整備員等で操作等は十分やっていけるということでよろしいですね。性能が上がっているというだけで、特段そのものが変わっていくというようなものではないということで理解させていただいてよろしいですね。
 航空保安の運営に関する要綱といいますか、訓令があったと思います。ヘリコプターテレビシステムの要綱の中に、いわゆる実施責任者なり、地域課長が運用責任者だったと思うんですけども、非常時には実際その方たちが動けない場合があると思うんです。そのへんの非常時の対応、出勤されないとか、指揮命令系統がうまいこといかないというようなときのために、やっぱり補佐が当たるということになるんやろうと思うんですけども、そういった複数の方たちを指定しておく必要があるんではないかと私は思っているんです。今後御検討いただければという要望にとどめさせていただきたいと思いますけども、そういうようなことは今お考えでしょうか。

〇小林参事官 お答えそのものかどうかなんですが、今、航空隊の体制というのは、三重県警で、ヘリコプターの操縦士が5名、それから整備士が4名、合計9名おります。彼らの多くは、休みの日も当番というんですか、非常の呼び出しの際に対応できるようにローテーションを組んでおります。実際の災害が起きた際に、委員が御懸念のように、例えば航空隊まで出勤できるのかどうかということにつきましては、まさに今後の課題として、さらにそのあたりのシミュレーションも考えていきたいと思っておりますが、現時点では、いわゆる間隙のない運用というものに努めておるというふうに御理解をいただきたいと思います。

〇濱井委員 私の質問させていただいた内容は、もちろん操縦士なり整備士なりの確保は必要ですけども、たしかヘリコプターテレビシステムの要綱があったと思うんです。その中に実施責任者なり、地域課長が運用責任者になっとったと思うんですけども、そういうところも踏み込んで、もうちょっと御検討いただいきたいなって思うんです。それで問題なければ結構だと思いますけども、やっぱり非常時というのはどんなことになるかわかりませんので、そのへんもしっかり御検討いただきたいと思います。これは要望にさせていただきます。結構です。

〇小林委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小林委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第1号の関係分   挙手(全員)   可決

  (2)議案第75号「平成23年度三重県一般会計補正予算(第11号)」の関係分

    ①当局から資料に基づき補充説明(斉藤本部長)

    ②質疑

〇小林委員長 それでは、御質疑があればお願いをいたします。

〇中川委員 給与費で、定年、希望退職者数の減による退職手当の減額等で6億円強あるんです。定年はいいとして、希望退職者数が見込みよりも少なかったのかなと思うんですけども、その主な理由がどんなところにあるのかを教えてください。

〇藤原課長 当初予算を編成するのが、平成22年では10月ぐらいに出させていただいて、実際に希望や普通退職者が募られるのはその後になってきます。そんなことで、今年の希望退職者についても年度が終わる前、12月を過ぎてからということで、見込み数は3年の平均をとって一応数字を上げておるんですが、それよりかなり少なく、定年、希望、普通退職者ということで、今回は全部で21名の減ということでございまして、補正させていただきました。

〇中川委員 働きたい意欲の方が多いということで。確認ですけども、この減によって例えば来年度の新規の採用数に影響してくるとかということはないですね。その点はどうでしょうか。

〇別府首席参事官 この退職者で、定年退職者は初めからわかっておる数字ですので、その補充分は採用いたしますし、それプラス定員に満たない部分も採用いたしますので、この勧奨対象の人数によって影響を受けるということはないと思います。

〇中川委員 はい、結構です。

〇小林委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小林委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第75号の関係分   挙手(全員)   可決

  (3)議案第39号「三重県警察関係手数料条例の一部を改正する条例案」

    ①当局から資料に基づき補充説明(斉藤本部長)

    ②質疑       なし

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第39号   挙手(全員)   可決

 

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

〇小林委員長 審査に先立ち、斉藤警察本部長から発言の申し出がありますので、これを許します。

〇斉藤本部長 では、お許しをいただきまして、長崎県西海市における女性2名の殺害事件につきまして御報告をさせていただきます。
 この事案でございますが、千葉県警察におきまして、男女間における暴力を伴うトラブルに関して傷害事件として捜査中であったところ、昨年12月16日、同トラブルの加害者である三重県に実家のある被疑者が、長崎県に所在する被害女性の実家に押しかけ、被害女性の母親とおばあ様を殺害したという事案であります。
 この事案に関しまして、三重県警察としては、昨年11月21日に、桑名警察署生活安全課員が被害女性の父親からの電話相談に対応した。また、同年12月14日、桑名警察署員が、桑名市内の実家に戻っていた被疑者が父親に暴行を加えた暴行事案にそれぞれ対応しているところであります。この間の本県警察の対応につきまして、本県警察としても検証を行ったところであり、昨日、千葉県警察、長崎県警察とともに合同で御遺族に対する御説明を行ったところであります。
 本件事案におきましては、3県の警察が御相談を受けていながら、結果として関係者であるお二人の命をお守りすることができなかったということでありまして、本県警察としてもこの事実を重く受け止めているところであります。こうした事案が二度と起きないように、検証の結果も踏まえまして、複数の県にまたがる事案における県警間の連携の強化、警察の内部における情報共有の徹底、そして警察本部の積極的な指揮、指導といった対策を今後講じてまいりたいと考えております。早速、来週火曜日には緊急の刑事課長、生活安全課長等の会議を開催いたしまして、この再発防止策を徹底して、こうした事案の再発防止に全力を尽くしてまいりたいと考えております。どうか御理解のほどをよろしくお願いいたします。

〇小林委員長 この際、私も教育警察常任委員長として一言お願いをいたします。
 今回の問題に限らず、被害者側の立場にあれば、本来県民の生命、安全・安心を守るという警察に対して大変不安になる気持ちも理解できるかと思います。今後、再発防止に向けて、いろいろな取組、連携に十分尽力していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 1 議案の審査

  (1)議案第22号「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準を定める条例案」

  (2)議案第54号「三重県警察職員定員条例の一部を改正する条例案」

    ①当局から資料に基づき補充説明(斉藤本部長)

    ②質疑

〇小林委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇笹井委員 定員条例の改正の中で、改正後、3024人ですけれども、この中での女性の比率というのはどのぐらいなんですか。

〇別府首席参事官 条例で定めておりますのは警察官の定員ですので、中身として男性警察官であるか女性警察官であるかという区分はございません。ですから、定員のうち女性がどれだけかというのは決まっておりません。
 ただ、今の三重県警察の警察官のうちの女性警察官の割合は、6.7%であります。

〇小林委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小林委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第22号   挙手(全員)   可決

                                   議案第54号   挙手(全員)   可決

 2 所管事項の調査

  (1)「『みえ県民力ビジョン・行動計画(仮称)(最終案)』に関する意見」への回答

  (2)みえ県民力ビジョン・行動計画(案)について

      施策131犯罪に強いまちづくり(警察本部主担当)

  (3)犯罪情勢について

  (4)街頭犯罪等及び振り込め詐欺抑止対策の推進状況について

  (5)交通事故の発生状況と交通事故抑止対策について

    ①当局から資料に基づき説明(山城警務部長、小山刑事部長、久保生活安全部長、森岡交通部長)

    ②質問

〇小林委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇粟野委員 教えてください。振り込め詐欺で、去年ちょっと増えとるんですけれども、先程お話の中で、若い人たちも被害に遭っているというような話があったんですけれども、去年行われました70件のうち、詐欺に遭った方の年齢と男女別、もっと言うと、地域がわかれば非常にありがたいんですけども。もしデータがなければ、またください。それで結構です。お願いいたします。

〇久保部長 今の関係では、細かいデータを持っておりませんけども、架空請求詐欺というのはインターネットを使っているところにどんどん送ってきて、あなたの使ったものは有料でしたよという話で来るんで、若い方が非常に多いです。還付金等詐欺では高齢の方が非常に多いです。あなたの医療費がいくら返されますよという形で、ATMを操作させて、そこで本当はもらう方向なのに、振り込んでしまうようなやり方を教えて振り込ませてしまうと。オレオレ詐欺については、おばあちゃん、えらいことやったという話で高齢の方にすると。融資保証金詐欺については、企業の、比較的我々の年代に近い方に対して、事業をするのであれば安く貸しますから保証金を出してくださいねっていう詐欺なんで、年齢がそれぞれの手口によって違ってきます。

〇小山部長 地域の関係でございますけれども、昨年中ですが、振り込め詐欺を地域別に見ますと、細かいことはわかりませんが、桑名、いなべ、四日市、亀山、鈴鹿と津、この付近から北側、北勢が全体の約6割を占めておるという実態でございます。

〇粟野委員 理解いたしました。若い人がひっかかるっていうのはちょっと意外な話だったもんですから、えっと思ったんですけども、確かに架空請求詐欺とかは、昨今、若い子たちも相談する人がおらんってよく言われるので、そういった意味では、こういうのをぱっと見てしまうと振り込んでしまうのかなと。そういったパーソナル化ということに伴っての犯罪抑止対策って結構難しいと思うんですが、先程若年層に対して広報活動をしていくっていう話をされてましたけれども、例えば署で案内をしたところで、そういう子らってカチャカチャとパソコンをたたいたりして、箱から出てこないと思うんですよね。何ぼ言うたところでなかなか難しいっていうので、ネットを通じてとか、そういう広報活動の予定はされていらっしゃらないんでしょうか。

〇久保部長 これまでうちのホームページの中で、こういう手口がありましたっていうのは載せていただいたことがあります。去年ぐらいですか、直接、言葉の声を流したりもさせていただいております。
 先程の年齢の関係なんですけれども、オレオレ詐欺というのは60歳以上の方が96.4%、還付金等詐欺についても43.7%という中で、架空請求詐欺については、若いというんですか、60歳未満が78.6%、融資保証金詐欺については、働き盛りの20代から60代が56%、大体こういう被害者の構成となっております。

〇粟野委員 これからも新しい振り込め詐欺が出てくると思いますんで、その都度いろいろ頭を悩ませていただかなあかんと思うんですけども、本当にこれこそ水際で防げるところは絶対防がなあかんと思いますので、今後とも引き続き徹底をお願いいたします。
 以上です。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇中川委員 まず、交通事故の死者数に関しては平成22年が多かっただけに、平成23年、100人を切られたということに関しては、さまざまな御努力をいただいたんだなと思います。平成24年に関しても、ぜひこの数で推移をしていっていただきたいなと思います。これは感想です。
 それと、今回、運転免許の試験でポルトガル語による実施をしていただくということで、ちょうど2年前に私もこの委員会におりまして、当時英語でというところで、なぜポルトガル語でできないんだというようなやりとりをしてたのを今、これを見ながら思い出してたんです。この4月からやっていただくということで、ぜひともよろしくお願いしたいなと思うんですが、1点だけ確認です。学科試験の説明並びに技能試験は日本語で行うということで、日本語を理解できない方は通訳を同行してくださいよということですけども、学科試験の会場で、説明時においては通訳が横にいていいのかどうかということと、また技能試験なんかで、例えば通訳の方が後ろに座ってやっていただけるのかどうかとか、このへんのところを。細かい話にはなりますが、いい内容で、今回ポルトガル語でやっていただくだけに、確認させてください。

〇森岡部長 今の御質問ですが、通訳の関係は、説明するときは同席が認められております。それで、試験におきましても、試験が始まるまで一緒にいて結構です。試験が始まるときに退場していただくというふうになっております。一応今年4月2日から始めるんですが、これは学科試験ということでありますので、今言った実技試験とかそこらへんはまだ考えておらないと。学科試験をこの4月から導入するということにしております。
 以上です。

〇中川委員 よくわかるんです。それで、技能試験をやるときに、そういう方がおられるかどうかなんです。基本的には隣に教官が座って日本語だと思うんですが、そのやりとりですよね、今からスタートとか云々とか。それで後ろに通訳が座っていいのかどうかとかいう、そこらへんのところはどうなんですか。

〇赤坂運転免許センター長 ただいまの御質問ですけども、技能試験の場合も、やはり試験中に同席をされるということは、こちらとしては外国語がわかりませんので、不正防止のためにも同乗させておりません。説明の段階までということにしております。

〇中川委員 わかりました。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇後藤副委員長 1点、聞かせていただきたいと思います。犯罪情勢の5の来日外国人犯罪というところでございます。検挙の数は増えとるということなんですけども、認知件数含めて、県内の犯罪の中で外国人がかかわっている部分がどれぐらいの割合を占めとるのかというのと、県内在住の外国人の中で何%ぐらいの方が犯罪にかかわったのか、それは県内の日本人が犯罪にかかわる割合とどう違うのか。そこを、もし資料がなければ後でも結構でございますけども、教えていただければと思います。

〇福森部長 外国人の登録者数からまずお話をさせていただきます。
 平成23年12月31日現在でございますが、三重県内では4万5547人が登録されております。国別では、ブラジルの方が1万5232人、2番目が中国の方で9553人、3番目が韓国または朝鮮で5584人、そのあとフィリピンが5375人と、こういった国の方がお住まいになっておるということで、これが登録されている方の居住実態でございます。
 それと、犯罪ではございませんが、不法滞在といいましょうか、不法残留といいましょうか、そういった方を、昨年は175人摘発いたしております。それは刑法犯とは別でございます。というのが大枠の話でございます。

〇小山部長 全体の件数は持っているんですが、全体の犯罪に対してどれぐらいを占めるかというようなところは数字を持ち合わせておりませんので、また後程出させていただきます。

〇福森部長 私、県内の外国人の登録者数をお話しさせていただきましたけれども、刑法犯は別に三重県内にお住まいの外国人の方がされているということでもなくて、愛知県とか、そんなところからも入ってきてやっておりますので、一概に三重県内にお住まいの方で犯罪率がという話ではないと思っております。

〇後藤副委員長 もちろん県外の外国人の方の数も入っていると思うんですけども、県内在住の方の犯罪の割合というのはわかりますか。

〇小山部長 そのへんのところは細かくは見ておりませんので、また後程分析いたしまして。

〇後藤副委員長 また資料として後でいただければと思います。ここにこういうふうに上がってきているということは、その分、数が多い、割合が多いということなんだろうと私も想像するんです。暴力団、組織犯罪に対する取組は、犯罪に強いまちづくり等でも書かれているわけなんです。来日外国人犯罪に対しては、何らかの取組、対策等というのが具体的にされているんだろうと思いますけど、もし、してみえたら教えていただきたいと思います。

〇小山部長 外国人に対する事件の関係でございますけど、やっぱり外国人による組織犯罪というのもあるわけでございまして、特に最近は窃盗事件あたり、特に空き巣事件とか自動車盗とか、そういった事件に結構外国人が組織的に、グループで絡んでおると。そういう事件を中心に検挙していくという取組をしております。
 外国の地域別にはいろいろありまして、例えば万引きあたりにつきましても、集団で組織的に万引きをするというような事件もありますし、そういったところを中心にして検挙を進めておる状況でございます。

〇後藤副委員長 わかりました。

〇小林委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小林委員長 なければ、これで「『みえ県民力ビジョン・行動計画(仮称)(最終案)』に関する意見」への回答から交通事故の発生状況と交通事故抑止対策についてまでを終わります。

  (6)その他

〇小林委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら御発言をお願いいたします。

〇笹井委員 今回の議会招集の折に、鈴木知事の献金問題が報道されたと思うんです。あれは和歌山県の日本土石工業株式会社ということでございますけども、昔、ムクノ産業とか何か、そういう法人名もあったんです。実はムクノ産業というのは、私のまちで昔、平成3年から近鉄伊勢中川駅の周辺から土地区画整理事業が始まって、以来18年かかってあの事業は完了したんですけれども、あのとき、町の時代に1000平方メートルぐらいの立派な屋敷が、駅からおりて西側の1分足らずで着くような便利なところへ立地しておりまして、土地区画整理事業とともにその土地はもう売却されたということなんですけれども、我々、町の時代のムクノ産業の所有者というのは聞いておりまして、別に何にも問題なく住まいをしてみえたということなんですけれども、そのへんの今回の報道関係と、そのへんも含めてどんな状況になっていくんか。それから、これからその献金問題、知事との兼ね合いは、どういう状況になっていくのか。状況をお知らせいただければと思います。

〇小山部長 いろいろ報道はされておりますけども、私どもはその件につきまして、ここでお答えするという立場ではございませんので、御了解いただきたいと思います。

〇笹井委員 和歌山県の方ではいろいろ、組織的だという報道がされたんですけども、三重県警として、これからどういうふうに持っていかれるというのも、今の段階ではできないということですか。

〇斉藤本部長 暴力団、組織犯罪と関係を有する企業を公共事業から排除するということを県なりに、いろんな機会にお願いしております。したがいまして、そういう枠組みの中で、警察としてそういう関連企業に該当するという情報を得たときには、適宜情報を提供したり、あるいは照会を受けた際に回答したりするということをいたしております。今回の件で1つだけ言えることは、日本土木工業株式会社については暴力団等と関係があるということで、公共事業の入札から県が排除するということをやってます。その日本土木工業株式会社が日本土石工業株式会社の関連企業であるということは事実でありますが、日本土石工業株式会社本体について、私どもがどういう情報を得ているか、どういう情報を持っているかについては、この場ではといいますか、私どもとして明らかにすることはできないということでございます。常に暴力団員なりそれの周辺についてどういうものがあるのかという情報はとっておりますし、また、必要があれば情報を提供させていただいているということでありますが、今後どうしていくかといったようなことも含めて、そこはお答えはできないということで御理解をいただければと思います。

〇小林委員長 ほかにございますか。

〇中川委員 私、もうちょっとソフトな質問を2つほどさせてもらいたいと思っとるんですけども。
 1つは、よくわからんものですからお聞かせ願いたいんですが、警察のヘリコプターの駐機場の件で。実は今回、防災危機管理部の方で、防災ヘリコプターの運航基地現況調査で700万円の予算が出てるんです。これは伊勢湾ヘリポートに置いておるということなんですけども、県警ヘリは基本的にどこに置いとるのか教えてください。

〇福森部長 同様のところでございます。先程のことでは、防災危機管理部の方から警察の方へもどうだというお話を伺っておりますので、それは検討していきたいと考えております。

〇中川委員 そうすると、同じく伊勢湾ヘリポートに警察ヘリも日ごろは置いているということで、防災危機管理部のこの700万円の予算をもって、その場所が大災害時において場所的にどうなのかというところの調査をお願いするというか、その内容の結果を待つというような理解ですかね。
 この前の3・11の東日本大震災で、一つ象徴的な映像が、仙台空港に津波が来たときに、本来人命救助等で威力を発揮するであろうヘリコプター等が流されてるのが映像で流れたんです。ゆえに、活用できるものが活用できなかったと。それで全国からさまざまな機材の支援が入ったと思うんですけども。そういった意味も含めて今回、現況調査を行うと思うんですが、そうすると、これは防災危機管理部が主体的に考えることかもしれないんだけども、この結果次第においては、新たに運航基地を検討することもあり得るということですか。ないしは、そういったことの情報が入ったときに、深夜等はなかなか難しいかもしれないけども、すぐヘリコプターを庁舎の上に持ってくるとか、そういったことも含めて迅速な対応を検討したいということなのか。そのへんを確認させてください。

〇福森部長 まさにおっしゃられたとおりでございます。今、マグニチュード7.8の想定では、液状化も起きないし、津波の被害には遭わないという想定であそこに設定しておるわけです。ところが、マグニチュード9ということで想定すると今後どうなるかということで、液状化になったり、津波の被害に遭ったりする可能性があるということで、調査費がついて、それを一回調査してみようということで、それであそこが使えないというふうな答えが出てまいりますと、県の防災ヘリコプターも一緒でございますので、当然、防災危機管理部と連携しながら、どちらに移転していこうかという議論になってこようかと思います。
 ただ、いざというときには、臨時着陸場とか、県警のヘリポートもそうですし、明野の航空隊の基地を利用させていただくとか、いろいろ対策はとれると思いますので、検討してまいりたいと考えております。

〇中川委員 これは私、結構重要な検討なのかなと。そこに気づいたことも大事なのかなと思うんですけども、今、県警ヘリもここにあるということになると、防災ヘリ、それから2月から運航したドクターヘリも多分ここだと思うんですよね。だから、やっぱりここは大災害が発生したときに、そのヘリコプターの機能が発揮できるのかどうかというところで、ぜひ鋭意、この3者が連携して検討していただきたいと思いますし、今、明野のという話がありましたけども、燃料補給はここだと思うんですよね。そうすると、いざ、機は守ったけども、例えば燃料補給ができなくなれば、飛べなくなることもあり得るので、そういったことも含めてこれは警察、防災危機管理部、ドクターヘリとなってくると健康福祉部にもぜひ御検討を願って、災害が発生したとしても、そのヘリの機能が発揮できるような対策をとっていただきたいなと思います。これは要望です。
 もう1点いいですか。庁舎整備について、一般的に確認をさせていただきたいんですが。今、順次庁舎整備等を行っていただいとると思うんですけども、この一つの基準として、経年であるとか耐震であるとか、さらには利便性、また機能性、手狭さ等、こういったことが一つのファクターになりながら、順次整備を進めていくんだと思います。そこに、今の話と関連するんだけども、やはり津波対策、ここに対して耐えるのかどうかというところも、これから一つのファクターに入れていく必要があるのかなと思うわけですが、その点についてお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。

〇斉藤本部長 まさに御指摘のとおりでありまして、経年劣化の状況、あるいは犯罪の発生状況、あるいは手狭さ、今まではそういったものを勘案して順次整備してまいりました。昨年の東日本大震災の発生を受けて、これから整備するものについては当然、津波による浸水被害、こういった大規模災害があった際に、警察署の機能として維持できるのかといった点をかなり重要なファクターとして加味しながら、今後、警察施設の整備を進めてまいりたいと考えております。

〇中川委員 そういった災害が起きたときに、機能を維持させなければいけない使命を担う場所というのがあると思うんですね。その一つが警察というのは、当然ある。あるというよりもより需要な使命を担うと思うので、このへんのところを御検討いただきながら、遅滞のない整備をしていただければと思います。これも要望で。
 以上です。

〇小林委員長 ほかにございますか。

          〔「なし」の声あり〕

〇小林委員長 なければ、これで終わります。
 それでは、当局には御苦労さまでございました。

          〔当局 退室〕

  (7)委員間討議   なし

 

〔閉会の宣言〕


三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。

教育警察常任委員長

予算決算常任委員会教育警察分科会委員長

小林 正人

ページID:000020335
ページの先頭へ