三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成23年度 委員会会議録 > 平成23年11月7日 予算決算常任委員会 会議録
予算決算常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成23年11月7日(月) 自 午前10時1分 ~ 至 午前10時23分
会 議 室 全員協議会室
出席委員 50名
委 員 長 岩田 隆嘉
副委員長 辻 三千宣
委 員 下野 幸助 田中 智也 藤根 正典
小島 智子 彦坂 公之 粟野 仁博
石田 成生 大久保孝栄 東 豊
中西 勇 濱井 初男 吉川 新
長田 隆尚 津村 衛 森野 真治
水谷 正美 杉本 熊野 中村欣一郎
小野 欽市 村林 聡 小林 正人
奥野 英介 中川 康洋 今井 智広
藤田 宜三 後藤 健一 笹井 健司
稲垣 昭義 北川 裕之 舘 直人
服部 富男 津田 健児 中嶋 年規
竹上 真人 青木 謙順 中森 博文
前野 和美 水谷 隆 日沖 正信
前田 剛志 舟橋 裕幸 三谷 哲央
中村 進一 貝増 吉郎 山本 勝
永田 正巳 西場 信行 中川 正美
欠席委員 なし
出席説明員
副知事 安田 敏春
[政策部]
部長 小林 清人
理事 梶田 郁郎
東紀州対策局長 小林 潔
理事 藤本 和弘
副部長兼経営企画分野総括室長 松本 利治
政策総務室長 城本 曉
[総務部]
部長 植田 隆
副部長兼組織・職員分野総括室長 伊藤 隆
財政・施設分野総括室長 中川 弘巳
滞納整理特命監 横山 円吉
予算調整室長 西川 健士
[防災危機管理部]
部長 大林 清
副部長兼防災危機管理分野総括室長 稲垣 司
危機管理総務室長 片山 達也
[生活・文化部]
部長 北岡 寛之
副部長兼経営企画分野総括室長 真伏 利典
生活・文化総務室長 別所 喜克
[健康福祉部]
部長 山口 和夫
理事 稲垣 清文
こども局長 太田 栄子
副部長兼経営企画分野総括室長 亀井 秀樹
健康福祉総務室長 日沖 正人
[環境森林部]
部長 辰己 清和
理事 岡本 道和
副部長兼経営企画分野総括室長 水谷 一秀
環境森林総務室長 岡村 昌和
[農水商工部]
部長 渡邉 信一郎
理事 山川 進
観光局長 長野 守
副部長兼経営企画分野総括室長 加藤 敦央
財務経理室長 匹田 実也
企画・経営品質特命監 冨田 康成
[県土整備部]
部長 北川 貴志
理事 廣田 実
副部長兼経営企画分野総括室長 千代世正人
県土整備総務室長 福井 敏人
[出納局]
会計管理者兼局長 山本 浩和
出納分野総括室長兼出納総務室長 岡本 和子
[教育委員会]
教育長 真伏 秀樹
副教育長兼経営企画分野総括室長 山口 千代己
予算経理室長 加藤 正二
[警察本部]
本部長 斉藤 実
警務部長 高橋 靖
警務部主席参事官 別府 清雄
[人事委員会事務局]
事務局長 堀木 稔生
[監査委員]
代表監査委員 植田 十志夫
事務局長 長谷川 智雄
総括監査監 中山 みどり
監査監 市川 哲也
委員会書記 議事課副課長 藤野 久美子
議事課主査 平井 靖士
企画法務課主査 秋山 誠二
企画法務課主査 中西 宣之
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 4名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)認定第5号 「平成22年度三重県歳入歳出決算」
(2)認定第6号 「平成22年度三重県県債管理歳入歳出決算」
(3)認定第7号 「平成22年度三重県交通災害共済事業歳入歳出決算」
(4)認定第8号 「平成22年度三重県母子及び寡婦福祉資金貸付事業歳入歳出決算」
(5)認定第9号 「平成22年度三重県立小児心療センターあすなろ学園事業歳入歳出決算」
(6)認定第10号 「平成22年度三重県就農施設等資金貸付事業等歳入歳出決算」
(7)認定第11号 「平成22年度三重県地方卸売市場事業歳入歳出決算」
(8)認定第12号 「平成22年度三重県林業改善資金貸付事業歳入歳出決算」
(9)認定第13号 「平成22年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業歳入歳出決算」
(10)認定第14号 「平成22年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等歳入歳出決算」
(11)認定第15号 「平成22年度三重県港湾整備事業歳入歳出決算」
(12)認定第16号 「平成22年度三重県流域下水道事業歳入歳出決算」
(13)認定第17号 「平成22年度三重県公共用地先行取得事業歳入歳出決算」
(14)平成24年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 決算認定議案の審査、所管事項の調査
(1)一般会計及び各特別会計決算認定議案(12件)、平成24年度当初予算編成に向けての基本的な考え方
①分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
〇岩田委員長 最初に、防災農水商工分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇長田分科会委員長 ご報告申し上げます。防災農水商工分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成22年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか4件につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、本分科会において、特に議論のあったことを申し述べます。東日本大震災により、県自らの災害対応力を強化していくことが求められています。県民の生命を守ることを最優先に、緊急かつ集中的に取り組むべき地震対策・津波対策を掲げた「三重県緊急地震対策行動計画」等を実施するにあたっては、他部局、市町と緊密に連携し、早急かつ確実に進めていくよう要望します。
以上、ご報告申し上げます。
〇岩田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで防災農水商工分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、防災農水商工分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いします。
なお、執行部への補足質疑は、付託議案及び当初予算編成に向けての基本的な考え方に係るものに限定いたしますので、ご了承願います。
ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで防災農水商工分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、生活文化環境森林分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇津村分科会委員長 ご報告申し上げます。生活文化環境森林分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成22年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会での平成24年度当初予算編成に向けての基本的な考え方に関しての調査も含め、特に議論のありました事項について申し述べます。
まず、斎宮歴史博物館の入館者数についてであります。斎宮歴史博物館においては、入館者数がここ数年5万人前後と聞いております。現在、史跡東部において新たな整備計画が進められていることから、県当局におかれては、いつきのみや歴史体験館も含めた拠点の連携や観光客の誘致など、斎宮歴史博物館の入館者数増加に向けた今後の取組について具体的なプランを早期に示されることを要望します。
次に、竹林の整備についてであります。近年、成長力の旺盛な竹が、森林や田畑、道路などに侵食する事例が報告され、竹林の問題が顕在化しております。このような中、県や市町においては、森林への進入竹や放置竹林の不要竹の伐採等を行う、バンブーバスターズ事業を実施していますが、放置竹林による被害をなくしていくためにも、県当局におかれては、竹の有効利用も含めた、総合的な施策の展開について検討することを要望します。
以上、ご報告申し上げます。
〇岩田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで生活文化環境森林分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、生活文化環境森林分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで生活文化環境森林分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇今井分科会委員長 ご報告申し上げます。健康福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成22年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る11月2日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会での平成24年度当初予算編成に向けての基本的な考え方の調査において、特に議論のありました事項について申し述べます。
まず、高齢者福祉の充実についてであります。近年、高齢化の進展に伴い、75歳以上の高齢者が増加し、一人暮らしや認知症の高齢者の増加が見込まれています。このような中、県当局におかれては、真に施設サービスを必要とする高齢者のための介護基盤の整備を進めるとともに、在宅福祉サービスや見守り支援を充実させるなど、在宅生活のサポート体制についても強化されることを要望します。
次に、健康福祉部所管の基金事業についてであります。健康福祉部が所管し、今年度が設置期限となっている基金として、三重県安心こども基金や三重県介護職員処遇改善等臨時特例基金など8つの基金があります。これらの基金事業が今年度で終了した場合、来年度の予算編成に多大な影響を与えることから、県当局におかれては、来年度以降もこれらの基金事業に継続して取り組むことができるよう、国に対し、しっかり働きかけることを要望します。
以上、ご報告申し上げます。
〇岩田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇森野分科会委員長 ご報告申し上げます。
県土整備企業分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成22年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る11月2日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、平成24年度当初予算編成に向けての基本的な考え方について、当分科会で特に議論のありました事項について、申し述べます。
はじめに、公共土木施設の整備についてであります。災害が多発し、安全・安心の確保が以前にも増して強く求められている中、必要不可欠な事業にしっかりと取り組み、県民のニーズに応えていく必要があります。県当局におかれては、事業の選択と集中にあたって、県民の生命や財産を守るという観点から予算編成を検討されることを要望します。
次に、河川の整備についてであります。河川における土砂の堆積は大きな課題となっており、先般の平成23年台風12号においても、特に県南部の河川において、大量に土砂が堆積しました。県民の生命や財産を守るためには、早期の河床掘削が必要ですが、その一方で、掘削した大量の土砂の捨て場の確保等が必要です。県当局におかれては、引き続き、公共工事への流用など、有効活用を図るとともに、地元市町と連携して土砂の処分場所の確保に努められるよう要望します。
最後に、廃屋対策についてであります。廃屋は、基本的に、個人の財産であることから、一義的には、廃屋の所有者が解決すべき問題です。しかし、現に廃屋は、中心市街地、過疎地を問わず、県内各所において存在し、景観、あるいは防災上の問題となってきています。県当局におかれては、市町および地元住民と協働して解決に向け取り組まれることを要望します。
以上、ご報告申し上げます。
〇岩田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇小林分科会委員長 ご報告申し上げます。教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました、
認定第5号「平成22年度三重県歳入歳出決算」の関係分につきましては、去る11月1日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、平成24年度当初予算編成に向けての基本的な考え方について、本分科会で特に議論のあったことについて申し述べます。
はじめに、組織犯罪対策の推進です。暴力団対策については、平成23年4月に施行された三重県暴力団排除条例を活用し、犯罪の検挙と抑止に一層取り組んで行くことを要望します。
2点目は、スポーツの推進です。幅広く運動に親しむスポーツ施設の充実に努めるとともに、的確に子どもたちを導くことのできる指導者の養成や確保に取り組んで行くことを要望します。
3点目は、学校における防災教育です。学校施設の耐震化を進めるとともに、子どもたちが災害時に自ら考え行動できるよう、防災ノート等を活用して防災教育に取り組んでいくことを要望します。
最後に、特別支援学校高等部での就労支援です。就労希望に対応した実践的な実習に取り組むなど、卒業後の自立と社会参加が実現できるよう、努められることを要望します。
以上、ご報告申し上げます。
〇岩田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
最後に、政策総務分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
〇中森分科会委員長 ご報告申し上げます。政策総務分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成22年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る11月2日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会での平成24年度当初予算編成に向けての基本的な考え方の調査において、特に議論のありました事項について申し述べます。
まず、「美し国おこし・三重」についてであります。「美し国おこし・三重」の取組については、平成26年に行う、6年間の取組の成果を県民の皆さんに示す、集大成イベントにつなげていくこととしています。しかしながら、「美し国おこし・三重」の取組自体に対する県民の理解が不足していたり、集大成イベント後の地域づくりの方向性が見えないなどの点が見受けられます。そのため、より多くの県民の理解が得られるよう、県民に分かりやすい取組とされるとともに、この集大成イベントを一過性に終わらせず、持続可能な地域づくりにつながる取組となるよう検討されることを要望します。
次に、東紀州地域の振興についてであります。東紀州地域では、平成23年台風12号による甚大な被害が発生し、風評被害などにより観光客が減少するなど深刻な状況が続いており、一刻も早い復旧・復興が望まれるところです。そのため、県として、東紀州地域に対し希望の持てる政策を構築されることを要望します。
最後に、三重県版事業仕分けについてであります。三重県版事業仕分けは、新たな行財政改革の取組の一環として実施され、公開仕分け対象事業については、議会に提示されたところですが、平成24年度の当初予算編成に当たっては、公開仕分け対象とならなかった事業についても、議会に提示し、議会における政策議論を十分に勘案したうえで、慎重に判断されることを要望します。
以上、ご報告申し上げます。
〇岩田委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで政策総務分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、政策総務分科会に係る執行部への補足質疑があれば、お願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、以上で分科会委員長報告及びこれに対する質疑を終了します。
②全体的な質疑 なし
③委員間討議 なし
④討論
〇岩田委員長 これより討論を行います。討論のある方はご発言をお願いします。
〇中西委員 先日質疑の時に時間配分を間違えまして本当に申し訳なかったと思います。少し質問したいのがその時にお話しさせていただいた件なんですが、伊勢庁舎の件で説明していただきたいなと思うのが、平成20年12月に。
〇岩田委員長 討論でありますので、賛否の意向をお願いします。
〇中西委員 そうですか。この部分で説明が少ないと思いますので反対をしたいと思います。
〇岩田委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇岩田委員長 なければ、これで討論を集結いたします。
⑤採決 認定第6号から認定第17号まで 起立(全員) 認定
認定第5号 起立(多数) 認定
〇安田副知事 一言お礼を申し上げます。
岩田委員長はじめ委員の皆様方には、平成22年度の歳入歳出決算につきまして、去る10月18日に委員会が開催されて以来、総括質疑及び各分科会におきまして、精力的にご審議を賜り厚く御礼を申し上げます。審査過程でちょうだいしました貴重なご意見や本日いただきました委員長報告の内容につきましては、今後の県政運営に十分反映できるよう努めてまいりたいと存じます。今後ともよろしくご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。誠にありがとうございました。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長 岩 田 隆 嘉