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平成23年第3回定例会 陳7

受付番号・件名 陳7 宮川ダム直下の流域河川の水質及び水量の回復を求めることについて
受付年月日 平成23年9月14日
提出された
定例会
平成23年第3回定例会
所管委員会 政策総務常任委員会
項目  大台町政の推進について、平素から格別の御高配、ご協力をいただき、深く感謝申し上げる。
 本町は、清流日本一の宮川とその水を育む豊かな山林に恵まれた、自然豊かな町であり、この自然環境を保全し、地域の伝統文化を未来へ継承していくことが私たちに課せられた使命であると認識し、自然と人々が幸せに暮らすまちづくりを進めている。
 そうしたなか、宮川の流量回復については、平成12年6月に宮川流域ルネッサンス協議会からダム直下で毎秒2トンの再現渇水流量の確保について要望させていただいたところであり、これを受け、県におかれては、宮川ダムに選択取水塔を設置し、平成18年4月からダム直下で毎秒0.5トンの流量を確保していただいたところである。
 また、水不足の折には、下流域の農業用水として選択取水施設を活用してかんがい放流を実施していただいている。
 しかしながら、流域の町民や漁業協同組合からは「ダム直下の流域河川(特に檜原谷出合から宮川ダムの間)では、岩に生えた藻に泥がついていて、子供たちが川遊びをするたびに濁ったり、アユ釣りを楽しむ人々からも、この地域のアユは泥を噛んでいるので、食べると泥臭いと敬遠され、最も清澄なはずの清流宮川の源流域の面影を完全に失っている。」と悲惨な状況を訴えられている。
 また、かんがい放流時には、放流水が黒く濁り、悪臭を伴うほか、アユをはじめとした川の生物が多量に死んでいることが漁業協同組合や多くの町民により確認され、町として憂慮している。
 その原因は、近年の水不足や森林環境の悪化からダムの水位が上がらず、選択取水塔の機能が十分発揮できていないことによるものではないかと危惧しているところである。
 町としては、清流日本一の宮川を守り、観光・集客につなげていくことが極めて重要であると考えているなかで、最も清澄な水であるはずの源流域がこのような状況であることは容認できることではない。
 宮川ダム直下の流域河川の水質・水量回復のため、下記事項の早期実施について格段の御配慮をいただくよう陳情する。

                           記

 1 流域7市町では、宮川ダム直下における毎秒2トンの流量回復を求めるものであるが、当面流量回復のための宮川ダム直下毎秒0.5トンの放流と粟生頭首工直下毎秒3トンを下回る場合に、宮川ダムから放流される年間1,000万トンとかんがい放流については、大和谷川などの渓流から直接ダム直下に放流すること。
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