三重県議会 > 県議会の活動 > 本会議 > 請願・陳情 > 平成22年第2回定例会陳情一覧 > 平成22年第2回定例会 陳5
受付番号・件名 | 陳5 高見ハイツ汚水処理施設に関することについて |
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受付年月日 | 平成22年10月18日 |
提出された 定例会 |
平成22年第2回定例会 |
所管委員会 | 県土整備企業常任委員会 |
項目 | 要旨 1 高見ハイツ汚水処理施設に関わる問題点 ・ 汚水処理施設利用者の全員がこの問題に関わっていないこと。 ・ 高見台自治会会員が汚水に関わることに振り回されていること。 ・ 高見台自治会役員及び汚水委員が、公社と住民の板挟みになっていること。 ・ 高見台自治会の活動が正常に行えない状態であること。 ・ 汚水処理施設に関わる諸問題で住民が非常に困っていること。 ・ 老朽化の修繕費が現在ある金額で補えない可能性があること。 ・ 災害時の復旧にかかる費用が、現在ある金額で補えないこと。 ・ 契約時において、汚水処理施設が汚水管・放流間等も全て含めて私物であるという詳細な説明がなされないまま購入したこと。 ・ 公社と協議を重ねているにもかかわらず、資料の提供等をスムーズにしてくれないこと、等 2 陳情したいこと ・ 一刻も早い段階で、高見ハイツ汚水処理施設が公共の施設として維持管理業務されること。 ※ 「公共の施設として」とは、一つには、施設そのものを公共性のあるものとして地方公共団体が維持管理業務を行う場合であり、もう一つは、公共下水道に接続して地方公共団体が維持管理業務を行う場合を指す。 上述のことは、ある程度期間を要することであると認識している。その期間内について、次の二点も要望していきたいと考えている。 ・ 高見ハイツ汚水処理施設が公共の施設として維持管理業務されるまでの期間の施設及び排水管等の維持管理業務は、公社で行っていただきたい。また、その期間内に、災害等で施設や排水管等が破損した場合や老朽化が原因で修繕の必要性が出てきた場合においても、公社の責任で現状復帰をしていただきたい。 ・ 公社が規模を縮小している(委員会で解散と議決した)現在、仮に公社がなくなってしまった場合には、高見ハイツ汚水処理施設を公社の母体である三重県の業務として継続して行っていただきたい。 理由 1 これまでの経緯から 当地区が「高見ハイツ汚水処理施設」の移管問題について取り組んできて、ずいぶん長い年月がたつ。しかし、「移管」または「法人設立」という話にまでは至っていない。その中で、平成20年度と21年度に「高見ハイツ汚水処理施設」の移管問題や法人設立総会開催に向けての活動が急激に活発になったが、設立総会開催までには至らなかった経緯がある。 本年度は、これまでの流れを踏まえて活動を進めてきたが、汚水委員会の調査や住民への意識調査の結果、「約定書の説明を受けていない」「約定書を受け取っていない」「災害時に住民では対応ができない」などの理由から、『移管を受けることはできない。また、法人設立もできない。公共下水道への接続を切望する。公共の施設となってほしい』という結論になった。 2 実情面から 公社は、「高見ハイツ汚水処理施設は皆様のもの。私物です。それをお返しします」と言われる。私物とは私個人のものであるので、私物の集まったものは私物ではなく、皆様のものということであるなら、非常に公共性が高いものになるのではないか。そもそもこのように開発したのは公社であるはずである。他地域とのかねあいもあろうかと思うが、この地域はデンソー・高見ヒルズ・商店街・高見台の住民で構成されているという特殊性もある。公社の責任において、公共の施設となるよう尽力を尽くしてほしいと考える。 3 将来性の面から この高見ハイツ汚水処理施設に関わる事案については、県営住宅やデンソー等の問題も含めて、当自治会内で大きな混乱を招いているのが現状である。混乱したままでは、正常な自治会活動ができなくなる危険性もはらんでいる。これを打開していくことができるのは、三重県としての取り組みにかかっていると言っても過言ではない。高見台の住民が強く要望していることを理解していただき、寛大なる判断をお願いしたい。 よろしくお願いする。 |