三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成22年度 委員会会議録 > 平成22年9月22日 予算決算常任委員会 会議録
予算決算常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成22年9月22日(水) 自 午後3時27分 ~ 至 午後3時44分
会 議 室 全員協議会室
出席委員 48名
委 員 長 西塚 宗郎
副委員長 吉川 実
委 員 長田 隆尚 津村 衛 森野 真治
水谷 正美 杉本 熊野 村林 聡
小林 正人 奥野 英介 中川 康洋
今井 智広 藤田 宜三 後藤 健一
辻 三千宣 笹井 健司 中村 勝
稲垣 昭義 北川 裕之 服部 富男
末松 則子 中嶋 年規 竹上 真人
青木 謙順 中森 博文 真弓 俊郎
舘 直人 日沖 正信 前田 剛志
藤田 泰樹 田中 博 大野 秀郎
前野 和美 水谷 隆 野田勇喜雄
岩田 隆嘉 貝増 吉郎 山本 勝
森本 繁史 舟橋 裕幸 中村 進一
萩野 虔一 永田 正巳 山本 教和
西場 信行 中川 正美 萩原 量吉
藤田 正美
欠席委員 なし
出席説明員
[政策部]
部 長 小林 清人
副部長兼経営企画分野総括室長 竹内 望
交通・資源政策監 辻 英典
交通政策室長 中西 清司
その他関係職員
[総務部]
部 長 植田 隆
財政・施設分野総括室長 中川 弘巳
予算調整室長 西川 健士
その他関係職員
委員会書記 議事課副課長 藤野 久美子
議事課主幹 山本 秀典
企画法務課主幹 脇 光弘
企画法務課主査 中西 宣之
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 6名
傍 聴 者 2名
議題及び協議事項
1 議案の審査
(1)議案第1号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第4号)」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 議案の審査
(1)議案第1号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第4号)」
①当局から資料に基づき補充説明(小林部長)
②分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
○西塚委員長 次に、政策総務分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
○水谷(正)分科会委員長 ご報告申し上げます。
政策総務分科会で詳細審査を分担いたしました議案第1号「平成22年度三重県一般会計補正予算(第4号)」につきましては、本日、分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○西塚委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○西塚委員長 なければ、これで政策総務分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、政策総務分科会に係る執行部への補足質疑を行いますが、質疑は付託議案に係るものに限定いたしますので、ご了承願います。
それでは、ご質疑のある方はお願いします。
○竹上委員 付託議案に係るかどうか非常にあやふやですが、6万1000円を出すかどうかの議案ですから。前のときに、定量的に出しますよと言うとって、今の説明を聞くと、結局、定量というのは交通基盤が県域を越えるか越えないかという指標なんですな。それが一つの指標で、その後は付け足しみたいに読める。県がこういった場合に、これからお金を出すのは、県域を越えないものは出しませんよと、こういうふうに理解しておいてええわけですな。
○小林部長 今二つご質問があったと思うんですが、定量的という部分につきましては、まず交通基盤を県土づくりと地域づくりに分けた後で、交通面というのは、利用する旅客者数、それからほかの施策、例えば観光施策に対するどういう影響があるかという部分についても、ある程度数字的にとらえることができるんではないか。そういう部分も考慮しながら、支援をやっていくかやっていかないかということの判断材料としていくべきだと我々はとらえています。
もう1点の地域づくりの交通基盤については、県としては支援を行わないのかということですが、県が主体的にかかわるのか、かかわらないのかということでございまして、支援としては、やっていくべきものがあると思います。関係者と協議しながら、どれだけ地域への影響力があるのか、県土づくりの施策に影響があるのかというのを加味しながら、協議して支援を行っていくものも当然出てくるわけでございます。現在も、国との協調補助、県の補助を利用しながらやっているものもございます。
○竹上委員 確かにこの手の話で、物差しがあって線を引けというのは難しいというのは私も理解しています。我々としては、地元の住民を背負って、この場で、地域の代表でもあり、県民の代表として来ているわけです。なんであそこは出るのか、なんでうちは何もしてもらえへんのか、というところを県民の皆さんにも理解をいただかないといけない。私はこの議案に反対ではないです。鳥羽伊良湖航路を支援していくのに賛成ですが、その場合でも、ここはこういうことでしていかなきゃいかん、こちらの地区については、県がここまで関与することはなかなか難しいというのが、ある程度は要ると思う。今これをざっと読んだ限りでは、県域全体あるいは県域を越えて影響を及ぼす交通基盤であるか否かということしかなかなか読めない。もっとじっくり読めば違うのかもしれないけど。今の説明も、県土づくりと地域づくりですから、県土づくりというのは、県域全体又は県域を越えるようなものが県土づくりで、そうでないものは地域づくりなんだと、そういう交通だと。そうお聞かせいただいたように思います。その場合でも、地域づくりでもいろんな面で影響があって、協調的にやる場合もありますよという説明だったと思います。それだと、どこからどこまで、どうなんだというのが、余りにもわかりづらい。どこまでどうせえと言うつもりはないけれど、もうちょっと明確なものを考えてもらえればありがたい。そういう意気込みがあるかだけ教えてください。
○小林部長 おっしゃるとおり、今までかかわってきたものを含め、それから、今後かかわっていくようなときに、もう少し明確に、皆様方にちゃんとした説明責任が果たせるように、今日のペーパーをもとにしまして、常に改善をしていくようにしたいと思います。
○西場委員 先程の説明は、鳥羽伊良湖航路についてこうだということであれば、それなりに理解できました。しかし、公共交通に対する県の関与という一般論であれば、こういう考え方でいいのかどうか。これは、すぐには理解しにくいです。道路はつながってなんぼというネットワークでありますから、ここでいう県土づくりという広域的なものと、小さなエリアと、どういうふうにネットワークを運んでいくか、なかなか切りにくい部分があると思います。ここの考え方のベースになっている県土づくり、地域づくりというのは、いわゆる地域政策、地域づくりというところでベースになった考え方です。道路等のハードを中心とした交通基盤の整備事業が、県土づくりや地域づくりという今までの考え方で果たしていいのかどうか。
それと、少し余分な話になりますが、第二次戦略計画の地域づくりと県土づくりの考え方は、後の地域づくり推進条例という議提条例で否定されたんです。県も地域づくりに参画するという上書き条例ができているはずです。この考え方と、県土整備部との整合性がちゃんとはかられているのかどうかも気になります。もうちょっとしっかりとした説明と議論が要るんじゃないかなと思いますが、いかがですか。
○小林部長 まず、これは道路ではなく、公共交通に対する関与であるということをご理解願いたいと思います。それから、県土づくりと地域づくりについては、第二次戦略計画の地域政策という部分で書きました後、おっしゃるとおり、地域づくり推進条例を議員提案でつくっていただきました。我々は、それも踏まえた上で、公共交通ではなしに、地域づくりの方にも支援・補完という形で、または地域づくりの中でも、例えば県営の農道整備とかの中で、自分たちが参加していくものもあるし、支援・補完していくものもあるととらえております。西場委員がおっしゃったように、もともと、私は矛盾しているものではなかったととらえております。
○西場委員 道路ではないというと、どういう交通基盤整備なんですか。
○小林部長 今日のこのペーパーにつきましては、あくまでも公共交通ということで、バスであるとか、電車、船等の公共交通に対する県の関与について、ご説明させていただいたところです。
○西場委員 私は、少し理解があいまいでした。わかりました。これは、道路整備とは関係しないということですね。了解。
○西塚委員長 ほかにございませんか。
なければ、これで政策総務分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第1号 起立(全員) 可決
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
予算決算常任委員長 西 塚 宗 郎