三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成21年度 委員会会議録 > 平成22年3月29日 教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録
教育警察常任委員会
予算決算常任委員会教育警察分科会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成22年3月29日(月) 自 午前11時53分~至 午後0時15分
会 議 室 502委員会室
出席委員 8名
委 員 長 青木 謙順
副委員長 杉本 熊野
委 員 小林 正人
委 員 中川 康洋
委 員 大野 秀郎
委 員 岩田 隆嘉
委 員 山本 勝
委 員 中村 進一
欠席委員 なし
出席説明員
[教育委員会]
教 育 長 向井 正治
副教育長兼経営企画分野総括室長 山口 千代己
教育支援分野総括室長 真伏 利典
予算経理室長 加藤 正二
教育総務室長 平野 正人生
人材政策室長兼総括地域調整・人事監 増田 元彦
福利・給与室長 福本 悦蔵
その他関係職員
委員会書記
議 事 課 主幹 西塔 裕行
企画法務課 主査 小野 明子
傍聴議員 なし
県政記者クラブ なし
傍 聴 者 1名
議題及び協議事項
Ⅰ 分科会(教育委員会関係)
1 議案の審査
(1)議案第78号「公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」
(2)議案第80号「三重県立高等学校条例の一部を改正する条例案」
Ⅱ 常任委員会(教育委員会関係)
1 議案の審査
(1)議案第79号「公立学校職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例案」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 分科会(教育委員会関係)
1 議案の審査
(1)議案第78号「公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」
①当局から資料に基づき補充説明(向井教育長)
②質疑
○青木委員長 それでは、ご質疑があればお願いいたします。
○大野委員 公立学校職員の方の時間外勤務手当は、国の関係でわかるんですけれども、以前から県教委の方で、学校の教職員の勤務の超勤等にかかわる軽減をするということで、検討委員会等を持って検討してもらっていましたけれども、その中で把握してみえる、学校の教職員の超過勤務の実態というのはどう把握してみえますか。
○増田室長 最近、そういう具体的なデータはとっておりませんのですけれども、平成16年度に行った調査によりますと、月当たり約34時間程度の時間外があるというものでございました。
○大野委員 県職員の場合は、超勤手当を支給するという意味から正確な数字が出ていると思うんですけれども、私は、高等学校の場合はそれぐらいかと、小・中の場合はかなりもっとあると思うので、まずその実態をつかんでいただきたいということをお願いすると同時に、やはりこれは国の法律で、職員だけ条例改正するんだということで、教育委員会としてはそれでさっと流して終わっては私はいけないと思うんです。学校の中の主たる教職員の勤務がどうなんだ、それに対してかなり超過勤務の実態とかそういうものがあれば、どう対応していくんだということもあわせて、条例はこれでいいですよ。やっぱり今後追及をしていただきたい、検討していただきたいという、その要望だけしたいと思います。
○青木委員長 よろしいですか。
ほかにご質疑ありませんか。
なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第78号 挙手(全員) 可決
(2)議案第80号「三重県立高等学校条例の一部を改正する条例案」
①当局から資料に基づき補充説明(向井教育長)
②質疑
○青木委員長 ご質疑があればお願いします。
○大野委員 これの基礎データというのは、学校基本調査とか、そういうような期日を切って行った調査が基礎データになるんですか。その基礎データはどこから持ってきたんですか。
○加藤室長 国の制度設計では、先程おっしゃられました学校基本調査がもとになっているものと思っております。
○大野委員 そのへんを具体的に……。
○向井教育長 1月末に、全国教育長会議がございまして、そこに鈴木副大臣等が参りまして、いろいろ説明は受けて、基本的な部分は大半はこうなんだけれども、細かい部分は全然説明がなかったので、詳細不明でございますが、整理において細かい基準額であるとか、算定方法等は示されるものと思っております。
○大野委員 もう1点、退学生、この生徒に対していつ時点でどうするのか、それから、そのへんの具体的な対応等もあれば、またあと細かく決まったときに教えていただきたい。
それはなぜ質問するかというと、退学してから返還せいとか、そういうことがあるのかないのかということですね。
○青木委員長 ほかにご質疑はありませんか。
○中川委員 留年生と既卒者は不徴収とするということなんですけれども、これ交付金の対象にはならないということは、そうすると、その足らずまいはどうするのかというところはどうなんですか。
○加藤室長 理論的には県の負担となります。
○中川委員 県の負担になるということで、それの例えば国としての交付税措置とか、そういった後がまはあるのかどうかというところはどうなんですか。
○加藤室長 交付税措置については聞いておりません。
○向井教育長 実際国から来る交付金の細かい算定方法等でございますが、明らかになった時点でそういったプラスアルファで必要たる県単部分につきましては、国へくれるように要望してまいりたいと思っております。
○中川委員 それと、今、減免にしておる部分の県費負担の部分ですね。これの対象者は不徴収で、ここも県費負担としてのとらえ方になっているわけですけれども、ここは国からの何か手当はあるのかどうかというところはどうなんですか。
○加藤室長 現在、この部分については交付税措置されるというふうに聞いております。
○中川委員 そうすると、不徴収とする対象のところに関しては、今後の要求も含めて、国からの100%の賄いをしてもらえるかどうか微妙だけど、もらいたいという方向で県としては要求していくということの理解でいいわけですか。
○向井教育長 そのとおりです。
○青木委員長 ほか、よろしいでしょうか。
なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。
なお、委員間討議、討論、採決につきましては、先程申しましたが、根拠となる法律案の成立が見込まれる31日に分科会を開催し、審査を行うことといたしますので、ご了承願います。
以上で予算決算常任委員会教育警察分科会を閉会いたします。
Ⅱ 常任委員会(教育委員会関係)
1 議案の審査
(1)議案第79号「公立学校職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例案」
①当局から資料に基づき補充説明(向井教育長)
②質疑
○青木委員長 それでは、ご質疑はございませんか。
○中村委員 先程大野委員から質問がありました教職員の皆さんの実際の時間外勤務の実態というのは、資料としていただけるということで確認させてもらってよろしいんでしょうか。
○福本室長 教職員は、ご承知のとおり時間外手当を支払えないということになっておりまして、その形での統計はございませんけれども、労働安全衛生の観点から、長時間労働については過重労働報告というのをされております。県立学校につきましてはこのデータがございますので、これをお出しすることができます。
○中村委員 確認はしておりませんけれども、前は結構お持ち帰りとか、そういったことがあったようにうわさでは聞いておりますけれども、経理関係も含めて、結構電算化が進んで、データなんかの管理の関係もあって、かなり学校の中に拘束される時間がふえていくんではないかという心配もあったりしましたものですから、そのへんのきちんとした実態だけは我々もいただきたいなということもございますので、小・中も含めてですけれども。
○福本室長 小・中は少し時間がかかりますけれども、県立についてはすぐにお出しすることができます。
○真伏総括室長 労働安全衛生の観点から申し上げたんですけれども、実は小・中の学校につきましては、各市町の教育委員会等が労働安全衛生のことは、それぞれの措置をつくっておりますので、少しちょっと確認させていただいて、今申し上げました時間外の関係、労働時間の関係、どのぐらいのものができるかどうか、確認させていただきたいと思います。
○中川委員 よろしくお願いいたします。
○青木委員長 ほかにご質疑はよろしいでしょうか。
○大野委員 高等学校へ行ってみえる事務職員の方の平均の超勤時間はどうですか。
○福本室長 ただいま申し上げました過重労働の関係からは、月平均大体8時間から10時間程度でございます。ですから、12を掛けていただきますと100から120ぐらいのところが残業時間かと思われます。
○大野委員 事務職員の方ですね。はい、ありがとうございました。
○福本室長 事務職員の平均でございます。
○青木委員長 ほかにご質疑はありませんか。
それでは、本議案に対する質疑を終了いたします。
③委員間討議 なし
④討論 なし
⑤採決 議案第79号 挙手(全員) 可決
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
教育警察常任委員長
予算決算常任委員会教育警察分科会委員長
青 木 謙 順