三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成22年度 委員会会議録 > 平成22年6月1日 地域主権調査特別委員会 会議録
地域主権調査特別委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成22年6月1日(火) 午前10時00分~午前10時25分
会 議 室 601委員会室
出席委員 12名
委 員 長 森野 真治
副委員長 村林 聡
委 員 水谷 正美
委 員 今井 智広
委 員 辻 三千宣
委 員 稲垣 昭義
委 員 竹上 真人
委 員 真弓 俊郎
委 員 舘 直人
委 員 岩田 隆嘉
委 員 西場 信行
委 員 藤田 正美
欠席委員 1名
委 員 中嶋 年規
委員会書記 議事課 副課長 米田 昌司
企画法務課 主査 小野 明子
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 3名
傍聴者 2名
協議事項
1 年間活動計画の策定について
2 特別委員会への提案募集について
3 その他
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
○森野委員長 ただ今から地域主権調査特別委員会を開会いたします。なお、本日、中嶋年規委員が欠席されますので、ご了承願います。
本委員会は、去る5月17日の本会議において設置されたところであり、その所管事項は地域主権改革等に関する調査であります。本日は、この所管事項を調査するに当たり、今後、どのように委員会を進めていくかについて、ご協議いただきます。
なお、地域主権改革に関しては、国の地域主権戦略の工程表、原口プランなどで示されているとおり、本年度前半にさまざまな取組が進められる見込みであることから、できるだけ前倒しして委員会を開催し、本年12月をめどに調査を終えられるよう、進めたいと存じますので、よろしくお願いします。
それでは、お手元に配付の活動計画書案をご覧ください。活動計画書の作成にあたりましては、最初に重点調査項目の選定からお願いします。次に、委員会の最終目標、例えば、何月に意見書を提出するなどというように、いつ頃、どのような形の最終目標をおくかを御協議いただきます。最後に、最終目標に向けて、具体的な調査方法について、ご協議願いたいと存じます。
それでは、ご意見がありましたら、よろしくお願いします。
○舘委員 例えば、正副委員長案のようなたたき台があれば、お示しいただければと思いますが。
○森野委員長 それでは配らせていただきたいと思います。
(正副委員長案 配付)
それでは、はじめに、重点調査項目を絞りたいと存じますので、正副委員長案をお配りしたところですけども、ご意見をいただきたいと思います。なお、中嶋委員からは事前にご意見をいただいておりますので、お手元に資料を配付しております。
それでは、正副委員長案について、説明をさせていただきます。
まず、所管事項が、国が進める地域主権戦略について県や市町に及ぼす影響を調査するということにいたしまして、重点調査項目としまして、まず国の考え方、そして県の考え方、それから市町の考え方というふうに整理をいたしまして、それぞれの思いやご意見、問題点等を調査すればどうかなというふうに考えております。また、6月末に地域主権戦略大綱が発表される予定となっておりますので、その後にできるだけ早期に調査を行いまして、委員長報告、あるいは国等に意見書等も出していければと考えているところでございます。
まず、重点調査項目ですが、国と県と市町という分け方で正副のほうでは考えたんですが、全く違うアプローチの仕方もあると思いますので、そのへんも含めてご意見をいただけたらと思います。
○稲垣委員 今ご説明いただいた国、県、市町と言うと、幅広くと言いますか全部なのかもしれませんが、これだけのことを全部やろうと思うとなかなかしんどいのかなと。例えば、中嶋委員の意見にも書いてありますし正副委員長案にもあるとおり、まず国の地域主権戦略大綱が6月にできてくるということを受けてと言うか、それに絞って、例えば、一括交付金の考え方とか、国との関係においてのことを重点的にやって、当然、国と市町の関係というのはあると思いますので、そのへんは県としても議論はしなければならないと思いますけども、市町だけとか、国、県だけとかそれぞれにやっていくのは無理があるという気がしますので、まず国の大きな方向というのが示されますので、それの県への影響とか、市町のことも視野に入れてもいいんですけども、そういう整理でどうなのかなと思うんですけども。
○今井委員 地域主権戦略大綱が6月に策定されるということで、中身がどこまで充実したものが出てくるのかというのは、今の段階ではなかなか分かりづらい。いろんなマスコミ報道等見てますと、どこまで具体的なものが出てくるのか心配なんですけども、国の考える地域主権と県から見た地域主権というのは、もしかしたら違いがあるかもしれませんので、もう6月に入りましたので、当然、戦略大綱は見たいと思いますけども、地域主権を進めていく一括交付金のことであるとか、権限委譲であるとか、地方の行政機関の移管であるとか、そういうことも含めて、それを県としてどう考えていくのか、受け入れるのかも含めて、県から見た地域主権のあり方というものも、国からのものを待つだけではなくて、考えていく必要があるのかなと思います。
○真弓委員 6月末にこれが出てくるということですけども、それを待っているということではなくて、市町がどのような地域主権を求めているのか、三位一体改革で大変な思いをした県も市町もあるわけですから、それをまず大綱が出るまでにつかんで、大綱が出た後、それがどんな影響があるのかを議論していくのがスムーズにいくのではないかなと。大綱を待ってやっとったら後手に回る可能性もあるし、大綱が出るまでに要望することも中にはあるかもしれませんので、そのへんも加味していただければと思います。
○竹上委員 今日はもう6月1日ですからね、6月に大綱が出るんでしょ。まあ、出てからやってもいいかなという気はしますけどな。それと、中嶋委員が出してもうとる意見は分かりやすいなという感じがします。特に、今回出されておるのも一緒で、12月までに委員会をまとめて、国に対する意見書であるとか、当初予算に反映するための県への提言であるとか、そういう方向でまとめるということは、だいたい皆さんいいのじゃないかなと。あとは、内容のどこをどうしていくか。特に、中嶋委員と正副委員長案でちょこっと違うのは、この国のあり方のレビューと地方分権一括法のレビューがちょっと違うのかなというふうな気がします。それで、まずは現状把握、現状認識というのは共通で必要かなと思うので、そこのところは一度やっていただきたいなと。まあ、この国のあり方のレビューはどうかなという気はせんでもないですけどね。
あと県内調査ですが、今回、県内調査が果たして必要かどうかというと、どうかなという気はせんでもないですよ。それで、むやみやたらに参考人招致で呼んで、やるような内容かどうかなという気はせんでもないです。それよりも、例えば市町の皆さんのご意見を伺うのであれば、来ていただけるところだけここへ来ていただいて、ご意見をいただくほうが県内調査をするよりもいろんなご意見が聞けるんではないかなという気がするんですよ。県外調査については、中嶋委員の案なんかでいくと、東京へ行ってそういうふうなことを聞いて来ようということかなと見てまして、たぶん正副委員長案も同じ意味合いの県外調査なんかなというふうに見てるんで、それは一緒なんかなと。方向的には最終的に国が地域主権のあり方を出してくるのに対して、我々としては、正副議長が言ってみえるように、県や市町にどういう影響があるんやというところが一番大事なところで、もうちょっとこうして欲しいとか県の方もこう考えて欲しいというのを、この特別委員会で最終的にまとめるような方向で考えていったらどうでしょうか。
○森野委員長 それでは重点調査項目につきましては、だいたい皆さん、大綱に基づいて国と県、市町への影響について調べるということで良さそうに思いますので、そういう方向でさせていただけたらと思います。それから最終調査目標でございますけども、これにつきましては、竹上委員からも国のほうへ意見書、提言等ということでございましたが、調査する中で何が見えてくるか分かりませんので、県に対してでしたら委員長報告等で言わないといけませんでしょうし、あるいは政策提言とか、意見書を国に出すということになるかもしれませんけど、これはおいおい調査していく中で詰めていくという形ですが、一応12月議会をめどにやっていくということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
○森野委員長 ありがとうございます。
それでは、最後に具体的な調査方法と時期についてですが、さきほどからもお話が出ておりましたが、当局からの説明聴取あるいは参考人聴取、県内外調査、委員間討議をどういう順番、どういうタイミングでやっていくかということで、正副の方で進め方のイメージ案というのを出させていただきましたが、もうすぐ6月議会が始まりますし、6月末に大綱ということで、今日が第1回ですが、第2回を7月中旬頃に執行部から地域主権戦略大綱について説明をお聴きして、7月下旬に地域主権戦略会議のメンバー等から地域主権戦略大綱について説明をもらったらと思うんですが、来ていただけるようなら参考人招致ということで、来ていただけないのであれば、こちらから聞きにいかせてもらわないとあかんのかなという意味で、参考人招致あるいは県外調査という書き方をさせていただいております。
それから8月上旬に県内調査ということで書かせていただいてありますが、県内もたくさんの市町がございますので、13人もおりますから少人数に分かれて各市町に調査に行ったらということを考えております。まあ、さきほど竹上委員から来ていただけるところに来ていただいたらという意見もいただいたんですけども、それと班別とどちらのほうがたくさん聞けるかなということを正副で相談させていただいて、来ていただくのはそんなにたくさんは来ていただけないし、偏りがあってもと思いますので、各地区に分かれて3つか4つぐらいでいったらどうかなと。またあとでご意見を聞かせていただければと思います。
それから一とおり国と県と市町の調査を終わった後で、9月、10月、11月と委員間討議を行って、12月中旬に最終的な報告や提言につなげていければなと、こういうイメージで案をつくらせていただきました。これにつきまして、もう少し細かいご意見等ありましたらお願いします。
○稲垣委員 委員長が言っていただいたこの進め方でいいんですけども、竹上委員が言われましたように、市町の意見を聴き取りに行くということに軸足を置くよりは、県と国との関係をしっかりやったほうがいいんかなと思うところがありまして、無理に全部から聴きとろうとせずに、課題があるところは来ていただくとしても、あまりこちらを重視するのはどうかなと思うところはあります。皆さんの意見がもっとしっかり聴かなあかんやないかということならそれでも別にいいんですけど、それよりも県と国との方をもっと精査したほうがいいかなという印象は若干持ちます。
○今井委員 進め方はこれでいいと思います。今、竹上委員、稲垣委員が言われたので、私も賛成です。そのうえで、地域主権戦略会議のメンバーからの聴き取り、この人選をどうぞよろしくと。いろんな考え方があると思います、大綱が出てきてそれを決めるまでに。いろんな角度から意見があると思いますので、それはできれば均等にお願いしたいと思います。
○森野委員長 これは会議のメンバーそのものにするのか、それを総合的に理解されている事務担当者の方にするのかというのは、どうなるかわかりませんけども、いずれにしても公平な、客観的な意見を聞かないと意味がないと思いますので、そういう方向で考えていきたいと思います。
○竹上委員 私も稲垣委員の言うことの方がすんなり入るんですよ。特別委員会で県内調査をしなきゃならんという話ではなかったですよね。県内調査はいらないんじゃないかという気がしないでもないんですけどね。
○森野委員長 すると、県内調査に行くというよりも、意見のある方をいくつかここに来ていただいてお話を聞かせていただく、こちらで委員会をするという形のほうがよろしいですかね。
○竹上委員 分かれて行ってもなかなか共通認識は深まらなくて、皆さんがおるところで聴いたほうが分かりやすいような気がするんですよ。
○森野委員長 分かりました。では、そういう方向でしていただいたらと思いますが、反対意見等ございませんでしょうか。あとで、行きたかったと言われるとあかんので。
それでは、8月上旬は県内調査ではなくて、委員会形式で市町からきていただいたらということにさせていただきます。
○舘委員 だいたいの方向はこうなんでしょう。ただ、初めに状況を把握することが先ですから、必要性があって次に何をするんだというときに、また皆さんで議論を重ねていけばいいと思いますので、とりあえずこれを原案ということで、方向性を示していただいたということで、私はこれで賛成させていただきます。
○森野委員 それでは、ご協議いただきましたことをもとに正副委員長で活動計画書にまとめまして、次回の委員会で配付させていただきます。
県内外調査につきましては、県内調査はやらない方向、県外については必要に応じて1泊2日で行けますので、国の聴き取りのときにやるのかなと。まあ、来ていただけるということなら、県外調査はしなくてよろしいですかね。それでは、進め方等については、そのようにさせていただきます。
次に、特別委員会への提案募集について、ご協議いただきます。
特別委員会への提案募集については、昨年度は、特別委員会の調査の参考とするため、「みえ県議会だより」を活用いたしまして、県民の皆さんからの提案募集を行いました。
募集方法は、「みえ県議会だより」の提案用紙に提案を記入して議会事務局あて郵送いただくもので、郵送料は議会で負担いたします。
本年度についても、本委員会について、同様の提案募集を実施してはどうかと思っておりますが、いかがでしょうか。
この話題について、どれくらい来るか分かりませんけども。一応、募集させていただいたほうがいいのかなと。
○稲垣委員 地域主権について聞いてもあんまり来ないような気がするんですね。もう少し身近なようになるように、聞き方は正副で工夫してもらったほうが。地域主権についてあなたのご意見をお寄せくださいって言っても、あんまり来ないか、的外れなものが来ることもあり得ると思うんで、聞き方だけお願いします。
○森野委員長 はい。ほかにございませんか。それでは、意見募集についてはしますが、聞き方については工夫するということで、広聴広報会議の方にお願いします。
ご協議いただく事項は以上でございますが、ほかに何かございませんか。ほかになければ、以上で地域主権調査特別委員会を閉会いたします。ご苦労さまでした。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
地域主権調査特別委員長 森野 真治