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予算決算常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成22年3月29日(月) 自 午後1時14分~至 午後1時32分
会 議 室 全員協議会室
出席委員 48名
委 員 長 山本 教和
副委員長 中村 勝
委 員 長田 隆尚 津村 衛 森野 真治
水谷 正美 杉本 熊野 村林 聡
小林 正人 奥野 英介 中川 康洋
今井 智広 藤田 宜三 後藤 健一
辻 三千宣 笹井 健司 稲垣 昭義
北川 裕之 服部 富男 末松 則子
中嶋 年規 竹上 真人 青木 謙順
中森 博文 真弓 俊郎 舘 直人
日沖 正信 前田 剛志 藤田 泰樹
田中 博 大野 秀郎 前野 和美
水谷 隆 野田勇喜雄 岩田 隆嘉
貝増 吉郎 山本 勝 森本 繁史
吉川 実 舟橋 裕幸 中村 進一
西塚 宗郎 萩野 虔一 永田 正巳
西場 信行 中川 正美 萩原 量吉
藤田 正美
欠席委員 なし
委員会書記 4名
議事課副課長 藤野 久美子
議事課主幹 中村 洋一
企画法務課主幹 中西 健司
企画法務課主査 石田 学
出席説明員
[総務部]
部長 植田 隆
副部長兼組織・職員分野総括室長 北岡 寛之
財政・施設分野総括室長 中川 弘巳
税務政策監兼税務政策室長 宇佐美 明保
人材政策室長 鈴木 伸幸
予算調整室長 中田 和幸
[健康福祉部]
部長 堀木 稔生
副部長兼経営企画分野・
福祉政策分野総括室長 亀井 秀樹
健康福祉総務室長 西城 昭二
[県土整備部]
部長 北川 貴志
理事 長野 守
副部長兼経営企画分野総括室長 廣田 実
県土整備総務室長 伊藤 隆
[教育委員会]
教育長 向井 正治
副教育長兼経営企画分野総括室長 山口 千代己
教育支援分野総括室長 真伏 利典
予算経理室長 加藤 正二
傍聴議員 なし
県政記者クラブ なし
傍 聴 者 6名
議題及び協議事項
1 議案の審査
(1)議案第72号 「平成21年度三重県一般会計補正予算(第14号)」
(2)議案第73号 「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」
(3)議案第75号 「三重県試験研究機関関係衛生試験手数料条例の一部を改正する条例案」
(4)議案第76号 「三重県保健所手数料条例の一部を改正する条例案」
(5)議案第77号 「三重県県税条例の一部を改正する条例案」
(6)議案第78号 「公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 議案の審査
(1)分科会委員長報告及び質疑、執行部に対する補足質疑
○山本委員長 議案第72号ほか5件について、各分科会委員長から、順次、各分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
① 健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑
○山本委員長 まず、健康福祉病院分科会委員長から、分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○北川分科会委員長 ご報告申し上げます。
健康福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第75号「三重県試験研究機関関係衛生試験手数料条例の一部を改正する条例案」ほか1件につきましては、本日、分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○山本委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はございませんか。
なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会にかかる執行部への補足質疑があればお願いします。
なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
② 県土整備企業分科会委員長報告及び質疑
○山本委員長 次に、県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○中森分科会委員長 ご報告申し上げます。
県土整備企業分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第72号「平成21年度三重県一般会計補正予算(第14号)」の関係分につきましては、本日分科会を開催し、関係当局の出席を求め、審査をいたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○山本委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はございませんか。
なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、県土整備企業分科会にかかる執行部への補足質疑があればお願いします。
なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
③ 教育警察分科会委員長報告及び質疑
○山本委員長 次に、教育警察分科会委員長から、分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○青木分科会委員長 ご報告申し上げます。
教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第78号「公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」につきましては、本日、分科会を開催し、関係当局の出席を求め、審査をいたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○山本委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はございませんか。
なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会にかかる執行部への補足質疑があればお願いします。
なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
⑥ 政策総務分科会委員長報告及び質疑
○山本委員長 最後に、政策総務分科会委員長から、分科会における審査の経過と結果について、報告を求めます。
○辻分科会委員長 ご報告申し上げます。
政策総務分科会で詳細審査を分担いたしました、議案第72号「平成21年度三重県一般会計補正予算(第14号)」の関係分ほか2件につきましては、本日分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○山本委員長 ただいまの報告に対し、ご質疑はございませんか。
なければ、これで政策総務分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、政策総務分科会にかかる執行部への補足質疑があればお願いします。
なければ、これで政策総務分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(3)全体を通しての質疑
なし
(4)討論
○山本委員長 これより討論を行います。討論のある方はご発言願います。
○竹上委員 議案第77号「三重県県税条例の一部を改正する条例案」に対して賛成の立場で討論をいたします。本来、委員間討議があればその場でやるべきかなと思ったんですが、予算決算常任委員会は委員間討議がないそうですので、賛成の立場の討論としてさせていただきます。
賛成は賛成なんですが、諸手を挙げて賛成するような賛成ではないということでございまして、といいますのは、この国会審議では、自由民主党、公明党、それから日本共産党は反対の立場で参加しております。私どもの立場としても本来は反対すべきというような声もございました。その理由は、今回特に、個人住民税の扶養控除の見直し、この点につきまして、子ども手当の財源を確保するために個人住民税の扶養控除を廃止してしまうという、非常に乱暴な話であるという気がしております。この住民税の控除は本来、税制全体の中で体系的に議論すべきものであると思います。しかし、場当たり的なような形でこの所得控除を廃止して、子ども手当の財源に充てているという非常に無責任なものであると感じております。
しかしながら、国と地方の関係を考えたときに、もう国のほうでそういった法案が通り、今、県税条例として我々が審議する段階で反対に回って、無用な議論をするというのもこれは県民にとって不幸な出来事であると感じております。よってここは大人の対応ということで、賛成させていただくということで討論に参加させていただきました。
ありがとうございました。
○中川(康)委員 自民みらいが言ったから言うというわけではありませんけれども、私どもも公明党としてこの場で討論をさせていただきたいということで、準備させていただいておりました。議案質疑等もさせていただいたわけですが、私ども、議案第77号に対して消極的な賛成をさせていただきたいと思っております。
というのは、今、竹上委員がおっしゃったのと共通するところもあるわけなんですが、ここでこの条例が否決されると県民に多大な影響を及ぼすという部分と、それとこれは様々な税制改正が一括で入っておりまして、議案質疑等でも話をしたゴルフ場利用税の課税免除制度の新設、これなんかは私ども公明党は評価をしている部分ですので、賛成をさせていただきますが、ただし、やはり今回の国における税制改正においての、この個人住民税の扶養控除の見直しに関しては、やはり体系的に検討がなされた上でされているとは思いづらいところがあります。今、竹上委員も言われたとおり、子ども手当における財源が足りないという故に、ここの部分を廃止、または上乗せ分を廃止したというところ、さらにここは今後もころころ変わる可能性があるということにおいて、やはり問題が多いと思います。それと今回、軽油引取税の暫定税率に関して、文言上は「暫定税率の廃止」としておりますが、結果的には本則プラス上乗せという形で、形は何も変わっていないというところを考えると、国政選挙においてお示しになったマニフェストに明らかに違反する内容であるというところを考えると、この部分に関しても暫定税率は、現行10年間は廃止するけれども、その上、当分の間は同じ税率は維持するというところに関しては、特に軽油引取税に関してはいたずらに地方に対して混乱を及ぼすだけであると、今後の税の徴収という部分においての計算というか、考え方もできない。もっと言うならば、今後も国に地方が翻弄されるというような内容であるというところを考えると、本来的には私どもも反対したい内容ではあります。
ただしここまできて、ここでこの議案が仮に否決されると県民の生活に多大な影響を及ぼすであろうというところをもって、今後国のほうで体系的にこの税制の問題が議論されることを要望しながら、消極的に賛成させていただきたいと思います。
以上。
○萩原委員 問題点があるから私は堂々と反対すべきだし、反対討論をしたい。今、大人の議論という話もありましたが、子どもの議論かもしれないけれども、それが県民の声だということを理解すべきではないのかなという思いがしています。確かに条例より法律が上回る、それはそれであります。けれども法律が通ったらもう何もやらなくていいのかといったら、それならもう地方議会はいらないじゃないかという議論にさえなってしまうわけですよね。だからやはり堂々と県議会は、議員は法に縛られるという義務づけはないんです、地方議員には。知事はありますよね。知事は法に基づいて執行しなければならないという点はあるかもしれませんが、議会はやはり県民の声を代表して明確に「反対」ということをやればいいと私は思うんです。そのことによって県民が多大に心配する必要はありません。こんな大増税の条例が通らなかったということになれば、それはそれで大きいし、民主党政権でさえ今、「地方主権」と言っているじゃないか。そういう意味からすれば堂々と反対してそれこそ地方の声をもっと国へ上げていく、民主党の政権に対してもこの点については間違っているよという反省を求めていくというのは大事だと思うし、そういう意味の議論が今求められているのではないか、私はそんなふうに思っています。中身についてはこの後本会議での反対討論でさせていただきたいと思いますが、私ども日本共産党としてはそういう立場から、議案第73号の職員の給与に関する条例の一部改正、第77号の県税条例の一部改正、第78号の公立学校職員の給与に関する条例の一部改正、これらについては堂々と反対し、本会議の討論でも述べたいと思っているところです。
以上です。
○山本委員長 ほかにありませんか。
討論なしと認め、討論を終結します。
(5)採決
議案第72号、議案第75号、議案第76号(計3件) 起立(全員) 可決
議案第73号、議案第77号、議案第78号(計3件) 起立(多数) 可決
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により押印する。
予算決算常任委員会委員長
山本 教和