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平成21年度県外調査概要(生活文化環境森林常任委員会)

委員会名 生活文化環境森林常任委員会
派遣者名 水谷 隆委員長、水谷正美副委員長、津村 衛委員、中嶋年規委員、舘 直人委員、萩野虔一委員、西場信行委員、萩原量吉委員、
藤野久美子書記、辻健太郎書記 計10名
日   程 平成21年9月9日~9月11日(2泊3日)
調査都道府県名 福岡県
調査内容
  1. 福岡県議会(福岡県総務部)
     福岡県と県内全市町村(政令市である福岡、北九州市を除く)は、公文書館を共同で設置・運営することにより、福岡県内の全自治体の歴史的な公文書が適切な環境で体系的、一元的に保存し、利用するという全国初の取組を進めている。
     現在、三重県では新県立博物館の建設と同時に、公文書館設置の検討がなされているところであり、歴史的公文書について保存場所の確保といった課題の解決に向け、これら福岡県における取組を調査した。 
  2. 北九州市立いのちのたび博物館
     北九州市立いのちのたび博物館(自然史・歴史博物館)は、北九州市立の3つの博物館(自然史、歴史、考古)を、一体的な博物館として再構成し、2002年11月にオープンし、敷地面積約31,000㎡、延床面積約17,000㎡、展示面積約6,100㎡、「自然史系」と「歴史系」の展示で構成され、三重県で現在計画が進められている新県立博物館と比較して、規模、テーマ等において非常に共通点が多い。
     本県の新博物館についてはこれまで、基本計画、事業実施方針、概略設計案が示され、年度内に詳細設計、造成設計を終えるスケジュールが示されたものの、県民の理解、認識が十分でないことも懸念されるため、北九州市におけるこの博物館設立の経緯、特徴、課題について聴き取りを行うとともに、構想段階から現在に至るまでの、住民へのPR方法についても調査を行った。
  3. 北九州エコタウンセンター
     北九州市は、平成9年に全国で初となるエコタウンプランの承認を受け、環境・リサイクル産業の振興を柱とする「北九州エコタウンプラン」を策定し、環境政策と産業振興政策を統合した独自の地域政策を展開しており、平成14年に第2期計画を策定して事業区域を広げ、さらに平成16年10月、対象地域を市域全体に拡げることが国に承認された。
     当初の計画を上回る、こうしたソフト、ハード面の拡がり、エコタウン内の相互連携など、その現状について現地にて調査を行った。
  4. 九州国立博物館
     九州国立博物館は、平成17年開館した、最も新しい国立博物館であり、展示を行うのみならず、文化財を守り、調査する博物館科学の現場として重要な役割を担い、多くのボランティアの協力による多彩な教育普及事業を実施している。
     また、国立博物館誘致に努力してきた福岡県と財団法人との三者共同での建築が行われ、建築設計から展示設計、運営に至るまで、福岡県として主体的に深く関わっている。
     本県の新県立博物館設立に向け、こうした役割分担による設立経緯や、現状における課題、方向性を調査した。
総 費 用
1,264,225円
内  訳
交通費 760,350円
宿泊料等 418,450円
会議録作成料 77,175円
その他 8,250円


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