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平成22年第1回定例会 請65

受理番号・件名 請65  保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書について
受理年月日 平成22年2月16日
提出された
定例会
平成22年第1回定例会
紹介議員 萩原 量吉、真弓 俊郎
付託委員会 健康福祉病院常任委員会
請願要旨   歯や口腔の機能が全身の健康、介護・療養上の改善に大きな役割を果たすことが厚生労働省の厚生労働科学研究等で実証され、また、その結果として医療費を抑制する効果があることが「8020推進財団」等の調査・研究で実証されている。
  しかしながら、公的医療費の抑制により患者の自己負担が増大し、保険で歯科診療を受けにくくなっている。平成16年「国民生活基礎調査」によると、「歯が痛い」が75万2千人、「歯ぐきのはれ・出血」が47万6千人、「かみにくい」が21万8千人と歯科疾患の自覚症状がある国民は144万6千人いるのに、治療を受けているのは95万9千人で、約3割が通院を控えている。国民は患者負担を減らしてほしいと切望している。
  また、実質的に医療内容を左右する診療報酬は過去3回続けて引き下げられ、保険でより良く噛める入れ歯をつくることや、歯周病の治療・管理をしっかりと行うことが難しくなっている。その上、歯科では、金属床の入れ歯、セラミックを用いたメタルボンドなどは普通に行われているが、過去30年にわたり新しい治療法が保険に取り入れられていないため、「保険の利く範囲を広げてほしい」という声が、患者・国民の一番の願いとなっている。
  以上の点から、医療費の総枠を拡大し、患者負担を増大させることなく、保険でより良い歯科医療を確保するため、下記の事項の実現を地方自治法第99条に基づき、国及び政府に求める意見書を採択されることを請願する。
                        記
1 患者の窓口負担を軽減すること。
2 良質な歯科医療ができるよう診療報酬を改善すること。
3 安全で普及している歯科技術を保険が利くようにすること。
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