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議会運営委員会会議録
(閉会中)
開催年月日 平成21年7月30日(木) 自 午後3時14分~至 午後3時45分
会 議 室 議会運営委員会室
出席委員 12名
委 員 長 中村 進一
副委員長 森本 繁史
委 員 森野 真治
委 員 中川 康洋
委 員 中嶋 年規
委 員 舘 直人
委 員 前田 剛志
委 員 水谷 隆
委 員 貝増 吉郎
委 員 萩野 虔一
委 員 西場 信行
委 員 萩原 量吉
欠席委員 なし
委員外議員 議 長 三谷 哲央
出席説明員 副 知 事 江畑 賢治
総 務 部 長 植田 隆
総務部総括室長 中川 弘巳
事務局職員 事 務 局 長 大森 秀俊
事 務 局 次 長 高沖 秀宣
総 務 課 長 木平 純子
議 事 課 長 青木 正晴
企画法務課長 永田 慎吾
政 策 法 務 監 原田 孝夫
委員会書記 議事課副課長 米田 昌司
議事課主幹 西塔 裕行
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 5名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
1 会期について
2 会議録署名議員について
3 第1回臨時会の提出予定議案について
4 議案の審議について
5 出席説明員について
6 議員派遣について
7 議員定数等検討会議について
8 8月3日の議事予定について
9 次回の議会運営委員会について
10 その他
〔開会の宣告〕
1 会期について
第1回臨時会の会期は、8月3日、1日間とされました。
2 会議録署名議員について
会議録署名議員の指名は、申し合わせにより5名以上の会派が2つの場合は、第1会派から2名、第2会派から1名とすることとされており、今臨時会から、「新政みえ」から2名、「自民みらい」から1名を、それぞれ議席順に指名することとされました。
3 第1回臨時会の提出予定議案について
知事から提出が予定されている予算1件について、資料1により副知事及び総務部長から説明がありました。
4 議案の審議について
議案の審議については、知事から提案説明を受けた後、予算決算常任委員会に付託することとし、議案に関する質疑は、付託先の委員会で行うこととされました。
また、本提出予定議案については、議案聴取会を省略し、付託委員会において執行部の出席を求め補充説明を受けることとされました。
なお、予算決算常任委員会における審査について、2時間以内の審査期限を付けることを本会議において諮ることとされました。
【協議】
○萩原委員 知事にこの議案に対する質疑をすべきじゃないかなという思いがしてます。というのも、これは事前に過誤納という形で見積もり違いでしたと言うて、総務部長は代表者会議では申し訳なかったという言葉を述べられた。ただ、後の知事の会見では、いやいや誤りではなかったんだみたいな、そんな発言もしておられるようですし、私はやっぱり今後の見通しその他も含めてわざわざ臨時会まで開いてやるという時に、予算決算常任委員会で部長に聞いておるというだけではあかんのと違うのか。
そういうことでは、臨時会であれば補正予算に関しての質疑しかできないということになるかわからんけれども、私は率直に言えば、これは後で言うてもええのやけども、例えばこの間の人事の異動に関する問題も含めて聞いておきたいという思いがしてますので、質疑はぜひやろうじゃありませんか。私もやりたいと思っております。
以上です。
○中村委員長 他の委員の皆さん、いかがでございますでしょうか。
○萩野委員 いわゆる今回提案される補正予算の問題については、見込み違いというのは本県だけの問題ではなく、不可抗力と言ってはおかしいですけど、全体的な経済の状況によるものであって、どこの責任か、本県だけの責任というわけではないというふうに思いますし、多くの会派が知事に質問すればいいということであれば、別にしたっていいとは思いますけど、私は予算決算常任委員会で、今、萩原委員がおっしゃったようなことを質疑をすれば、それでいいのではないかと思います。
○中村委員長 皆さんのご意見で、というふうに思っておりますが、ほかどうですか。
○萩野委員 いずれにしたって、本会議で質疑をしたってですね、予算決算常任委員会に付託をしないというわけにはいかないと思うんです。当然、付託をされるわけですから、どこにも質疑をしたり、意見を述べる機会がないということであれば、新たに積極的につくっていくべきというふうに思いますけども、現段階では、私は予算決算常任委員会でいいのではないかと思います。
○貝増委員 自民みらいも同じ考えで、たとえば冒頭言われたみたいに、知事、執行部の瑕疵とか過失があれば別ですけれども、これは時の流れの中でこうなった。全国の行政はみんな一緒ですし、三重県だけじゃないと。私はこういう時でも開いてくれてる議会に感謝しながら、予決の中で、質疑があれば一生懸命やっていただいたらいいし、わざわざ本会議場でその時間を割く必要は、私はないと思います。
○萩原委員 予算決算常任委員会に知事を呼んでもらうということにはなりませんか。
やっぱり私は、なんて言うたって知事が提案をされ、知事がやはり今後の見通しを含めて、これは過誤納というのは、おもしろいことに、明らかに誤りという言葉であるわけだけれども、これは制度としてそんなふうな形であることだけれども、こういう還付制度なんていうのが、税制そのもの国の税制そのものの問題点ではあると思うんですけれども、やっぱり仕組みとして、それこそ知事がよく言うこの国の形というか、あり方というか、その形も含めて、私は問いたい。
あるいは今後の見通しの問題なんかも含めて県経済の今後の見通しなり、財政の運営の問題なり、そのあたりはやっぱりお金の流れうんぬんということではなくて、知事の見解をちゃんとただしたいなというのが私の思いです。
その点で、たとえば今、減収補てん債なんていう話があったけれども、この減収補てん債も、これ実際100%本当に交付税措置されるのか。100%という言い方をして答えていただく面もあるし、しかしながら交付税はペテンだなんて、知事は発言もしてきたわけだから、三位一体改革の中で、だからそういうふうな点なんかも含めて、私はやっぱり知事に問うべきやないか、そやなかったら知事ひまでしゃあないんとちゃう。そんないろんな行事だけで行っとったんでは。
私は議会のそういうきちっとした対応にもしてもらわんと困るなという思いが、私はしてます。
○中嶋委員 この今回出される補正予算のことについては、実はこの21年度の当初予算の議論をし始める前に一部新聞で、こういう恐れがあるよ、ということが、実は報道されてたんですよね。それに対して我々議会としても、第1回定例会の3月会議の際に、本来であれば質問するべきだったかもしれませんし、する機会もあったわけなんですよね。だけどもそれを、この見積もりでいいじゃないか、歳入の予算案でいいじゃないかというふうなことで、採決してきたのも、我々自身でありますし、今、萩原委員が言われたような内容については、来年度当初予算をこれから議論して行くその前段である9月の会議のタイミングのほうが、私はよりいいのではないかな。時間をとって大事な議論ですので、この臨時議会のこの時にやらないと、いわゆる利息が発生してしまう、そういう意味では県民の更なる負担が増えてしまうという、緊急措置的な臨時会というふうに、私は認識をしておりますので、今、萩原委員が言われた大事なポイントだと思います。それは、私はタイミングとしては、9月の会議が最もふさわしいのではないかな。これから予算編成をしていく、歳入の見積もりを出していく、予算調製方針を作っていくこの段階で、我々がチェックしていく部分だというふうに思いますので、今回はあえて、予算決算常任委員会でしっかりと議論をして、我々自身ももう一度どこに見落としがあったのか、という我々自身の反省も含めて、そういう形で進めたらどうかなというふうに思います。
○中川委員 今回に関しては、予算としてやっぱり予算決算常任委員会で慎重審査を時間無制限でやればいいと思いますので、そこで各委員が御質問をしたらいいと思いますし、今、萩原委員から予決委員会に知事が出ていただいたらどうかという話がありましたけれども、それは、その意見があったということも含めて、執行部側でご判断いただいたらいいんじゃないかと思いますので、そういう方向でどうでしょうか。
○中村委員長 全体的な意見といたしましては、予算決算常任委員会の中で議論、更にはその議論の中身をかなり詰めると言いますか、中身をしっかりとここでやっていただくというご意見が多いのですが。萩原委員、まず今回はそういう方向でいかがでございましょうか。
(「知事呼びましょうに。あかんやろか。困らへんやん、ちょっとも。」の声あり)
○西場委員 議員全員が居るんですから、知事に出てもうたら、出てもうた方が議論が深まると思いますけどね、私は。
○中村委員長 その点につきましては、執行部の方に判断を委ねたいということでよろしいでしょうか。ほかどうですか。よろしいですか。
今いろんな意見をいただきましたけれども、知事に出ていただくかどうかは、執行部判断ということで、そのようにさせていただきたいというふうに思います。よろしいですか。
(「はい」の声あり)
また、本提出予定議案につきましては、議案聴取会を省略し、付託委員会において、執行部の出席を求め、補充説明を受けるということで如何でしょうか。
(「異議なし」の声あり)
それでは、そのようにいたします。
○萩野委員 本会議だけですか。その出席説明員の出席を求めるのは。議長が求めるんではなかったですか。委員会は執行部の判断にまかせていいんですか。事務局どうなんですか。委員長が要請するんですか。議長だと思うんだけど。委員会はどうなのか。
その判断を向こうに委ねたっていいのかなと思って。
○議事課長 本会議につきましては出席要求という形で要求をするということで、いつも議運で諮らせていただいて、要求をしております。
ただ、委員会の場合は、それぞれ各委員会で誰を呼ぶかということを決めていただいておるわけでございまして、通常は関係部局の部局長に出てきていただいておるんですが、それは各委員会で決めていただくということになっております。
ですから、予決委員会で決めていただくということになります。
○中村委員長 予決の理事会に委ねるという形になるんですかね。執行部というよりか。私の方から予決の方にそういった議運の方でこういう議論があったということで、要請をさせていただくということで、よろしいでしょうか、みなさん。
○総務部長 今回の歳出還付に関わります全国の予算の措置状況でございますけれども、22団体が今の既決予算の中の他の費目を流用して、9月で対応するというところが22団体ございます。それから、6月補正で既に対応しておるのが4団体ございまして。
うちと同じようなケースで、議会が開けないもので専決処分をするというのが、群馬県が1県ございまして。やはり全国的にこういうような状況は出てきておるということですもんで、うちはたまたま流用するための流用する予算が、その費目になかったということで、今回、こういう形で臨時議会を開かせていただいておりますもので、そういうところも考慮していただいて、ご判断いただきたいと思います。
○中村委員長 今、総務部長の補足説明がございましたけれども、予算決算常任委員会の方に出席要請みたいな形になりますが、させてもらうということで、ここで確認をさせてもらいますが、後はそちらの方に委ねるという形になりますが、そういうことでまとめさせてもらいます。よろしくお願いいたします。
5 出席説明員について
出席説明員については、知事、両副知事及び総務部関係職員の出席を求めることとされました。
6 議員派遣について
議員派遣1件が資料2のとおり議長において決定され、8月3日の本会議で報告することとされました。
7 議員定数等検討会議について
議員定数検討会議の委員及び同会議運営要綱について、資料3のとおり報告されました。
8 8月3日の議事予定について
資料4の順序で取り進めることとされました。
9 次回の議会運営委員会について
特に協議する事項が出てこない限り、議事の調整等について協議するため、8月3日の本会議休憩中の予算決算常任委員会終了後に開催することとされました。
10 その他
特になし。
【協議】
○萩原委員 この際ひとつ、私は人事に関わる問題は知事の専権の問題であろうというふうに思うし、議会がいろいろと干渉することにもなりませんけれども。皆さんも不思議に思われたんじゃないかと思うんですけども、小山病院事業庁長の急遽の辞任、その後の人事は一連、行われたわけですが。こういう問題なんかも、もっと知事と論議すべきやないかという思いが率直にしてます。なぜかといえば、4月の段階でこんなことわかっとらんだんやろかというような、例えば南伊勢町が急に町長が辞任されての急遽の話でもないだろうと思うし。とりわけ今、病院事業庁長と言うたら、住民の一番の批判の矢面に立っておる人ですやんか。だから住民説明会の中であの状況を見て、これはもうとてもやってられやんわ、というか自信をなくしたというのか、言葉は悪いけど敵前逃亡みたいな、そういうような状況を許してしまうという、こんなのが認められるんだろうかとか。あるいは、そのことが事前からあったんだとすれば、やっぱり知事の任命責任さえ問われる問題ではないかなという思いもするわけです。急なやむを得ない事故だとか、なんとかというのとは全然違うというような思いさえするわけです。公務員の倫理にも関わる問題だと私は言いたい。そういうような点で、これはもうとにかく民営化の県の構想は間違いやったんやということを、彼が病院事業庁長としてまいったというてやめるというならまだいざ知らず、そうではないと。
私はだからこの問題についても、実際には県民の皆さんの中には、そういう受け止めさえされてしまうような問題でもないのかなという思いがいたします。私はやっぱりそういう点で、一番今、県民との間で矛盾が広がっているようなところでの、担当長の辞任というのが、選挙で出るために、ましてや私は詳しくは知らんけれども、南伊勢町というたら志摩病院のいろいろなエリアにも関係する部分にもならへんのかいな。町長になられたら、志摩病院は指定管理者ではなくてみたいなことも言い出すんかいな。それはよう知らんけれども、というようなことなども含めて、私は県職員幹部としてのあり方としても、これは問われなきゃならん問題と違うのかな、せめて知事から全員協議会なりででも、議員に報告を事前にちゃんとして、一定の理解なり、了解なりを取るべきではなかったのかなという思いが率直にしてます。皆さんの一遍考えを聞いときたいなと思いますが、いかがですやろ。
○萩野委員 私はどのような事情があったのかも全くわかりません。萩原委員の言ったようなことがあるのかもしれませんけど、敵前逃亡などと言うのはオーバーかな、行き過ぎかなと思います。基本的には4月の段階にわかっていなかったんだろうと私は思いますけども、基本的には個人が人生をどう生きるかの問題ですから、そのことに対して、我々がとやかく言うことは如何なものかなという思いがします。その小山さんという個人が、どう自分の人生をこれから生きるかということを考えることに、確かに要職にあるわけですけども、幹部であろうがなかろうが、そのことは尊重されて認めざるを得ないというか、そんな思いが私はします、率直に。
○中村委員長 そのことであえて知事に意見を聞く場を、議運の方でつくる云々という話ではないかというふうに思うんですが。これから本会議もいろいろ出てくるわけなんで、そういった段階でいろいろ発言の場面といいますか、そういったものも出てこようかというふうに思うんですが、今、萩野委員のおっしゃったことを私自身もそのようには思わさせてもらいますが。
(「いいんじゃないですか。」の声あり)
○萩原委員 ちょっと一言、私はやっぱり県職員といえども1人の人間としての、人生の生き方をどう選択されるかというのは全くの自由だというのは、大原則としては良くわかるんです。ただ、いわゆる税金で雇われている全体に対する奉仕者たる公僕である公務員です。ましてや公務員の部長級というたら大変なやっぱり重大な責任が問われている。自らの不祥事で辞めていったとかいう部長とかと違うわけです。やっぱりそれが、重大な担当をしているところの、しかも、この4月になったばっかりで、今、一番県政の重大な問題になっているという中で、選挙は前からあることがわかっておる。急なあれで辞めてというのとは違うわけでありますから、その意味では本当に今後の病院事業庁のあり方にも関わる県職員のモチベーションにも関わる問題やと思うし、民営化問題との関わりも含めて、私は事前に総務部長からやったか電話での連絡はいただいたですけれども、今更もう辞められた人をどうこうと言うて、今頃また今後質問でどうこうと言うたってあれやけれども、私はやっぱり議長の方で指示していただいてもよかったと思うけれども。知事の方からやっぱり事前にこういうふうな事態でというふうなことは全協ぐらいで報告があってしかるべきだというのが、私の率直な意見であります。
今後のためにも、私はあえて言うておきたいと思います。
○萩野委員 反論はしませんけど、意見として伺っておくということでいいんじゃないですか。
○中村委員長 意見としてお伺いさせていただいておきます。
〔閉会の宣告〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により押印する。
議会運営委員長 中村 進一