三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成21年度 委員会会議録 > 平成21年5月26日 政策総務常任委員会 会議録
政策総務常任委員会
会 議 録
(開会中)
開催年月日 平成21年5月26日(火) 自 午前10時05分~至 午前11時58分
会 議 室 301委員会室
出席委員 8名
委 員 長 辻 三千宣
副委員長 服部 富男
委 員 中村 勝
委 員 前田 剛志
委 員 貝増 吉郎
委 員 森本 繁史
委 員 永田 正巳
委 員 藤田 正美
欠席委員 なし
出席説明員
[政策部]
部長 小林 清人
理事 山口 和夫
東紀州対策局長 林 敏一
理事 藤本 和弘
副部長兼経営企画分野総括室長 竹内 望
政策企画分野総括室長 松本 利治
地域支援分野総括室長 小林 潔
情報化・統計分野総括室長 山川 芳洋
東紀州対策分野総括室長 小山 隆久
交通・資源政策監 辻 英典
統計総括特命監 山岡 正紹
「美し国おこし・三重」総括特命監
兼「美し国おこし・三重」推進室長 信田 信行
政策総務室長 城本 曉
知事室長 森下 幹也
広聴広報室長 濱口 尚紀
企画室長 村上 亘
交通政策室長 舘 敏雄
土地・資源室長 谷崎 義治
市町行財政室長 東 高士
地域づくり支援室長 瀬古 正博
情報政策室長 中川 裕
電子業務推進室長 廣瀬 尚彦
統計室長 岡本 和子
東紀州対策室長 廣田 恵子
東紀州振興プロジェクト推進監 松田 克彦
人権・経営品質特命監 長崎 晃
県民の声相談特命監 奥野 進
分権・広域連携特命監 山川 豊
地域プロジェクト推進特命監 立花 充
統計利活用特命監 吉田 光夫
「美し国おこし・三重」推進特命監 松本 直樹
「美し国おこし・三重」推進特命監 大津 春久
「美し国おこし・三重」推進特命監 中谷 惠子
その他関係職員
委員会書記 2名
議 事 課 主幹 中村 洋一
企画法務課 主幹 脇 光弘
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 2名
傍 聴 者 なし
議題及び協議事項
Ⅰ 所管事項の調査(政策部関係)
1 組織、当初予算
2 所管事項概要
【政策部長 所管事項】
(1)第二期地方分権改革について
(2)関西広域連合(仮称)について
(3)川上ダム建設事業について
(4)木曽川水系連絡導水路事業について
(5)水力発電事業の民間譲渡について
(6)情報化の推進について
【地域支援担当理事 所管事項】
(7)「三重県地域づくり推進条例」への対応について
(8)過疎対策について
(9)木曽岬干拓地について
(10)宮川流域ルネッサンス事業について
【東紀州対策局長 所管事項】
(11)東紀州観光まちづくり公社について
(12)熊野古道世界遺産登録5周年記念事業について
(13)三重県立熊野古道センターについて
(14)紀南中核的交流施設整備事業について
【「美し国おこし・三重」担当理事 所管事項】
(15)「美(うま)し国おこし・三重」の取組について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 所管事項の調査(政策部関係)
(1)組織・当初予算、政策部長の所管事項概要について
① 当局から説明(小林部長、竹内副部長、松本総括室長、辻政策監、山川総括室長)
② 質疑
○辻委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑のある方はお願いします。
○森本委員 次のときまででいいんだけど、資料を欲しい。徳山ダムの経緯だけ、もう少し詳しくなったものと、それから宮川水系のダムの中部電力への譲渡が、平成21年度末だったのが平成22年度末になった経緯の資料をもらいたい。あとはよろしいわ。
○辻政策監 わかりました。
○貝増委員 5番目の水力発電の譲渡の問題ですけれど、いろいろ資料を全部添付して、今、説明を受けたんですけれども、ゴールを、契約の譲渡の日をはっきりとお互いに再確認した、確認書まで作って締結したということですけれど、これだけの項目がある。今までの轍を繰り返さないために、これらの確認事項の1つ1つがどこまでできたということを、例えば一月に1回協議するとか、三月に1回協議して確認し合うとか、そのへんのことは県当局としては、スケジュール的に組み立てはできているんですよね。
○小林部長 今のところ、地域貢献の取組等について、中部電力との間で少し違いのあるところとか、そういうようなところについて重点的に協議をやっておりまして、そこから始めていこうという話になっておりますので、まだ例えば譲渡価格の話とか、そういうところまではいっておりません。
ただ、委員おっしゃったように、平成22年度末という形のゴールが決められておりますので、これはやはり工程表みたいなものをちゃんと作って、内部の組織もいろいろありますから、そこの中でどういうことをいつ協議していくんだみたいな形をやっていかないと、官と民の協議ですので、我々がきっちりと自分の意見を言っていくという形からも、そういう形のものは作っていきたいと思っておりますので、これからやっていきたいと思っております。
○貝増委員 そのへんを馴れ合いじゃなくやってほしいと、やるんだったら決めてやってほしいと、そういうことを本会議で質問された議員もおりますし、このへんをやっぱり、いい加減にじゃなくて、今、部長がはっきりと言われたように、ゴールに向かって何をしなければならない、何が遅れると、そのへんのチェックをやっぱり全員でやっていかないといけない。今度は逆に民間に失礼なことにならないように、しっかりと肝に銘じてやってほしいなと思います。
○森本委員 さっき要求した資料は、皆さんに渡してもらえば貝増委員も納得していただくと思うので、皆さんに渡してもらうように、辻政策監にお願いします。
○辻委員長 今、森本委員の指摘のとおり、資料のほう、よろしくお願いします。
○貝増委員 山川総括室長、情報化推進ですけれど、本当に議会でもいろいろ質疑も出ていましたけれども、経費的にも大変高い、しっかり費用がかかると。しかし、これをパーツごとで見たときに、例えば県内のそういうことを専門にやっている、なりわいにしている、あるいは研究をやっている、信用の問題もありますけれどそういうグループなどまでちょっと落としてあげて、参画できるような、そういう形はなかなか見えてこないんですけれども。もうメーカー依存みたいな形、お任せ、ああそうですかという入札形態をとっておられる。しかし、やっぱり今のIT産業というのは、若い者が研究して、それを大手に売却してどんどん成長しているという時代ですから、そこへ行かなくても、県でそういう参画ができますよ、入札参加もできますよ、応募の窓口もありますよという形で、県内のそういった研究者にも門戸を開くようなことは考えられていないかを教えていただきたいです。
○山川総括室長 システムの導入に当たりましては、情報システム審査委員会の部会がございまして、そちらのほうで事前に支援といいますか、どういうシステムをどういう目的で導入するんだということの相談業務をしておりまして、それで広く参画できるような方法で入札をするような取組をしておりますので、その特定の業者に偏るということじゃなしに、多くの方に参加いただくような仕様書なりを作っていきたいと考えております。
○永田委員 関西広域連合は、夏ごろには一応方向づけしていくんでしょうね。
○小林部長 予定では、今年の8月ぐらいにもう一度推進本部の、ということは2府8県、我々も会議の中のメンバーでありますので入れさせていただきたいとは思っているんですけれども、8月ぐらいにもう広域連合を発足しようじゃないかという形の会議をしていくということになっておりました。それは3月のときにそういうふうに会議で決められておりましたものですから。
ただ、その後、実はもう少し事務レベルで、広域連合を設立するときには議会もいるわけですし、また事業費の関係もありますし、具体的にどういう事業をやっていくのかということを詰めなくてはいけません。その詰めるという会議の設立も、今年度早々に予定されていたんですけれども、今それがまだ開かれていないというような状況でございます。したがいまして、8月にそこまで行くのかどうかというのは、ちょっと私どもも疑問に思っておりますし、またそういうような事態になりましたら、我々のほうも議会にお知らせするとともに、ご協議したいという形で考えております。私は今、個人的には少しおくれるのかなと思っております。
○永田委員 三重県と福井県が反対している。だけど、そうかと言って、三重県が余りいつまでも先送りしているというわけにはいかんと思う。だから、いろいろ意見を聞くと書いてあるけれども、今の状況を見ていると、その手順がうまくいっているのかどうか疑問に思えてならないんだけれど、いいのかな。
○小林部長 まず、広域連合の中で何をやっていくのかということ自体が今のところまだはっきりしておりません。だからそういう部分というのは、やっぱりある程度わかったような形の部分のところを、いきなり知事会議ではなしに、もう少し下のレベルで積み重ねていく部分の議論というのを見ていきたいと思っております。
それから、もう1つは、広域連合じゃないとできないのかどうか。今まで任意の組織、「広域連携」という形で、防災なり観光なりはやってきたわけですね。そういうものと広域連合の違いというのか、本当に広域連合じゃないとできないのかどうかという見きわめも大事だと思うんです。例えば広域連合が設立されてしまうと、観光とかそういうものについては、一切三重県は入れてもらえないというような形であると、これはまた困る話でもございます。そういうことはきっちりと見きわめた上で、どういうふうな形でかかわっていくのかということだと思います。そういう意味での留保ということでとらえていただければと思います。
○永田委員 部長は見ていないのでその会議の雰囲気はわからないと思うんだけれど、担当した方々の会議の雰囲気というか状況、それは当初からかかわっていた人はいるんでしょう。
○小林部長 実は、私は3年前、事務方でかかわっていました。関西経済連合会がかなり強引な形でリーダーシップをおとりになって、広域連合、その先に道州制みたいな感じの部分でおっしゃっておりました。要は今までの形では地方分権がなかなか進まないので、広域連合という法的に認められる組織を作って、地方分権に風穴をあけようじゃないかと。何か初めは議論だけかなと思っていたんですけれども、だんだんそれがスピードアップしていって、いつの間にか広域連合が、私が2年間いないうちに、ここまで来ているのかという感じになっておりましたので、ちょっとびっくりするような形もございました。
○永田委員 そこらへんを考えるならば、余り待ちでいくのはどうかなという思いがしてなりませんので、そこらへんは少し会議の裏の情報も踏まえながら、ある程度、三重県としても対応していくことがやっぱり求められておるんじゃないかな。そういう私なりの見解を申し上げて終わります。
○辻委員長 ほかにございませんか。
特にないようですので、これで政策部長の所管事務についての調査を終わります。
(2)地域支援担当理事の所管事項概要について
① 当局から説明(山口理事、小林総括室長)
② 質疑
○辻委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑のある方はお願いします。
○森本委員 議論は6月の議会でやるということは委員長が最初に言ったから、もう意見は述べませんけれど、資料だけ欲しいのは、木曽岬干拓のアクセス道路の必要性に関するものを欲しいのと、それから39ページからの(注1)の「過疎市町等地域づくり支援事業」、それから「移住交流促進情報発信事業」と「過疎地域活性化ふるさと雇用再生事業」の詳細についての資料を次の委員会までに欲しいと思います。それだけ要望しておきます。
○山口理事 しかるべく対処します。
○辻委員長 ほかにございませんか。よろしいでしょうか。
ないようですので、これで地域支援担当理事の所管事務についての調査を終わります。
(3)東紀州対策局長の所管事項概要について
① 当局から説明(林局長、小山総括室長)
② 質疑
○辻委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑のある方はお願いします。ございませんか。
(「なし」の声あり)
○辻委員長 特にないようでございますので、引き続き、「美し国おこし・三重」担当理事の所管事務についての説明をお願いします。
(4)「美し国おこし・三重」担当理事の所管事項概要について
① 当局から説明(藤本理事、信田総括特命監)
② 質疑
○辻委員長 ただいまの説明に対し、ご質疑のある方はお願いします。
○森本委員 どうしても最後まで、「美(うま)し国おこし・三重」というものの意図についてよくわからないので、6月の委員会でもう少し調査していきたいと思うんだけれども、「自発的な地域づくりグループへの支援」、これが(2)の「自立性、持続性を高めるしくみづくり」につながっていくのかどうなのか、そのところもわからないし、プロデューサーの顔が見えない、何をやっているのかわからない。それから、座談会についても自己紹介だけであったというような、南部のほうでもそういう会合はあるんだろうけれど、一度座談会なり、地域での会合でどういうことが話されたのかというような資料を次回までにほしい。地区ごとの資料を全部よこせというんじゃなくて、こういう会合が持たれて、こういうような話し合いがなされたというような概要版だけを、次回の委員会で議論できるような形の中で資料を提供してもらえないかな。それと、プロデューサーの意図というものも、こういうふうな形でこれに臨んでいるんだというようなものがあれば、そういう資料も含めて、いただきたいと思います。
○藤本理事 1点目はどういうご質問でしたか。
○森本委員 1点目はいい。要はこの文句がわからないということ。この取組の柱の文言がどういうふうに続いていくのかということだけれど、それはよろしいわ。それは今後の委員会の中で議論していったらいいので、あとの2点について。
○藤本理事 資料については用意をさせていただきたいと思います。
○辻委員長 ほかにございませんか。
ほかにないようですので、これで「美し国おこし・三重」担当理事の所管事務についての調査を終わります。
本日ご説明いただく項目は以上ですが、この際ほかに何かございませんか。
ないようですので、以上で政策部関係の所管事項調査を終わります。ご苦労様でした。
(執行部職員退席)
○辻委員長 明後日の28日は、総務部及び部外関係の調査を行い、その後、両日の調査結果を踏まえ、当委員会の今年度の年間活動計画の作成を行います。
重点調査項目の選定、県内外調査の内容及び日程調整などをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により押印する。
政策総務常任委員長
辻 三千宣