三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成20年度 委員会会議録 > 平成20年11月10日 予算決算常任委員会 会議録
予算決算常任委員会
会議録
(開会中)
開催年月日 平成20年11月10日(月) 自 午前10時13分 ~ 至 午前11時38分
会 議 室 全員協議会室
出席委員 48名
委 員 長 中川 正美
副委員長 北川 裕之
委 員 山中 光茂 津村 衛 森野 真治
水谷 正美 杉本 熊野 村林 聡
小林 正人 中川 康洋 今井 智広
藤田 宜三 後藤 健一 辻 三千宣
笹井 健司 中村 勝 稲垣 昭義
服部 富男 竹上 真人 奥野 英介
末松 則子 中嶋 年規 水谷 隆
真弓 俊郎 舘 直人 日沖 正信
前田 剛志 藤田 泰樹 田中 博
大野 秀郎 青木 謙順 中森 博文
前野 和美 野田勇喜雄 岩田 隆嘉
貝増 吉郎 山本 勝 吉川 実
森本 繁史 舟橋 裕幸 三谷 哲央
中村 進一 西塚 宗郎 永田 正巳
山本 教和 西場 信行 萩原 量吉
藤田 正美
欠席委員 なし
委員会書記
議事課副課長 池山 マチ
議事課主幹 中村 洋一
企画法務課主幹 脇 光弘
企画法務課主査 辻 健太郎
出席説明員
副知事 安田 敏春
[総務部]
部長 福井 信行
副部長兼組織・職員分野総括室長 北岡 寛之
財政・施設分野総括室長 稲垣 清文
税務政策監兼税務政策室長 中西 三紀夫
予算調整室長 中田 和幸
[政策部]
部長 渡邉 信一郎
理事 山口 和夫
東紀州対策局長 林 敏一
理事 藤本 和弘
副部長兼経営企画・政策企画分野総括室長 竹内 望
政策総務室長 世古 定
[防災危機管理部]
部長 東地 隆司
副部長兼防災危機管理分野総括室長 細野 浩
危機管理総務室長 嶋田 宜浩
[生活・文化部]
部長 安田 正
副部長兼経営企画分野総括室長 長谷川 智雄
生活・文化総務室長 別所 喜克
[健康福祉部]
部長 堀木 稔生
こども局長 太田 栄子
副部長兼経営企画分野総括室長 南川 正隆
健康福祉企画室長 西城 昭二
[環境森林部]
部長 小山 巧
理事 岡本 道和
副部長兼経営企画分野総括室長 長野 守
環境森林総務室長 岡村 昌和
[農水商工部]
部長 真伏 秀樹
理事 南 清
観光局長 辰己 清和
副部長兼経営企画分野総括室長 梶田 郁郎
農水商工企画室長 吉 仲 繁樹
財務経理室長 匹田 実也
[県土整備部]
部長 野田 素延
理事 高杉 晴文
副部長兼経営企画分野総括室長 廣田 実
県土整備総務室長 伊藤 隆
[教育委員会]
教育長 向井 正治
副教育長兼経営企画分野総括室長 鎌田 敏明
予算経理室長 中川 弘巳
[警察本部]
本部長 入谷 誠
警務部長 出原 基成
参事官兼会計課長 福森 清保
[出納局]
会計管理者兼出納局長 山本 浩和
出納分野総括室長 見並 健一
[人事委員会]
事務局長 溝畑 一雄
[監査委員]
代表監査委員 鈴木 周作
事務局長 天野 光敏
総括監査監 渡辺 博史
監査監 山中 平雄
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 4名
傍 聴 者 2名
議題および協議事項
Ⅰ 議案の審査
1 認定議案の審査(12件)
●議案第5号 「平成19年度三重県歳入歳出決算」
●議案第6号 「平成19年度三重県交通災害共済事業歳入歳出決算」
●議案第7号 「平成19年度三重県母子及び寡婦福祉資金貸付事業歳入歳出決算」
●議案第8号 「平成19年度三重県立小児心療センターあすなろ学園事業歳入歳出決算」
●議案第9号 「平成19年度三重県農業改良資金貸付事業等歳入歳出決算」
●議案第10号 「平成19年度三重県中央卸売市場事業歳入歳出決算」
●議案第11号 「平成19年度三重県林業改善資金貸付事業歳入歳出決算」
●議案第12号 「平成19年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業歳入歳出決算」
●議案第13号 「平成19年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等歳入歳出決算」
●議案第14号 「平成19年度三重県港湾整備事業歳入歳出決算」
●議案第15号 「平成19年度三重県流域下水道事業歳入歳出決算」
●議案第16号 「平成19年度三重県公共用地先行取得事業歳入歳出決算」
Ⅱ 委員協議
1 委員長報告について
2 その他
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
Ⅰ 議案審査
●認定第5号「平成19年度三重県歳入歳出決算」ほか12件
1.分科会委員長報告及び質疑
○中川委員長 本日は、本委員会に付託されました、平成19年度一般会計及び各特別会計決算に係る認定議案12件の審査ならびに11月4日及び5日の各分科会で詳細調査を行いました、「平成21年度当初予算編成に向けての基本的な考え方」について、分科会委員長報告及び質疑を行いますのでよろしくお願いいたします。
なお、本日は本委員会休憩中に火災避難訓練が予定されております。議員の方におかれましては、真剣、迅速な行動をとっていただくようよろしくお願いいたします。また、執行部の方並びに傍聴の方や報道関係の方でご協力いただける方はご参加をお願いいたします。
それでは、認定第5号から認定第16号までの12件を一括して議題といたします。
また、「当初予算編成に向けての基本的な考え方」にかかる調査の経過と結果についてもあわせて報告を願います。
(1)防災農水商工分科会委員長報告及び質疑
○中川委員長 最初に、防災農水商工分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
防災農水商工分科会 中嶋年規委員長。
○中嶋防災農水商工分科会委員長 ご報告申し上げます。防災農水商工分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成19年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか4件につきましては、去る11月5日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
なおこの際、「平成21年度当初予算編成に向けての基本的な考え方」などに関して、当分科会で特に議論のありました3点について申し述べます。
まず、「自主防災組織と消防団の取組」についてです。県内各地域での自主防災組織、消防団の活動状況を見ますと、地域によってその取組内容に温度差があると思われます。災害発生時には、地域に根ざしたこれらの組織の活動が重要になることから、地域の絆づくりの観点からも、これら組織の活性化や地域差の解消について、県としてもさらに取り組まれるよう要望いたします。
次に、「減災に向けた市町の取組に対する支援」についてです。第二次戦略計画における重点事業では、「孤立対策事業」と「災害時要援護者対策事業」に対する市町への補助制度は平成20年度までとされているところですが、本年6月に発生した岩手・宮城内陸地震等近年発生した大地震の教訓から、これらの対策を進めていく必要が改めて認められたところです。減災に向けた市町での取り組み状況やニーズを踏まえ、これらの支援について継続して取り組まれるよう要望いたします。
最後に、「飼料米、稲ホールクロップサイレージの取組」についてです。世界的な飼料価格高騰により、飼料の国産化が求められているなかで、水田機能と米作り技術の活用が可能な飼料米などの作付けは、水田の有効利用や耕畜連携、食料自給率の向上を進めるうえで有効であると考えます。県におかれては、飼料米などの普及・促進について、積極的に推進されるよう要望いたします。
以上、ご報告申し上げます。
○中川委員長 ただいまの報告に対しまして、ご質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで防災農水商工分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、防災農水商工分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。なお、質疑は付託議案に係るものに限定いたしますのでご了承願います。
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで防災農水商工分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(2)生活文化環境森林分科会委員長報告及び質疑
○中川委員長 次に、生活文化環境森林分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
生活文化環境森林分科会 藤田泰樹委員長。
○藤田(泰)生活文化環境森林分科会委員長 ご報告申し上げます。生活文化環境森林分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成19年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る11月4日分科会を開催し、関係当局の出席を求め慎重に審査いたしました結果、認定第5号の関係分及び認定第11号につきましては、賛成多数をもって原案を認定、認定第6号につきましては、全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で特に議論のありました「平成19年度三重県歳入歳出決算」の関係分について申し述べます。
まず、産業廃棄物不適正処理に係る行政代執行費用の未収金についてであります。代執行に係る経費につきましては原因者に求償されておりますが、未収金は平成19年度において、約12億9994万円発生しており、昨年度より約3.3%増加しております。県当局におかれては、未収金を最小限に抑制するため、原因者の新たな財産把握も含め費用の徴収に努めるとともに、未収金発生防止のために今後も厳しい監視・指導を行い、産業廃棄物の不適正処理の未然防止に努められることを強く要望します。
次に、環境森林部関係の歳出決算についてであります。環境森林部関係の歳出決算につきましては、前年度繰越額を含んだ予算現額の約19%に相当する45億2268万円が平成20年度へ繰越しとなっております。その金額は前年度よりも約35%増加しているため、より適切な予算執行に努める必要があります。また、補助事業等の効果的な推進のためには、事業の計画策定時や実施途中に関係者等との調整を行うとともに、終了時においては地域への効果等について再確認をするなど、次年度以降の事業へ結びつけることが重要であるという意見がありました。県当局におかれては引き続き事業の実施について十分な調査を行い、地域の実情を把握するよう努められ、より効果的で計画的な取組が行われることを強く要望します。
以上、ご報告申し上げます。
○中川委員長 ただいまの報告に対しまして、ご質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで生活文化環境森林分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、生活文化環境森林分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで生活文化環境森林分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(3)健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑
○中川委員長 次に、健康福祉病院分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
健康福祉病院分科会 竹上真人委員長。
○竹上健康福祉病院分科会委員長 ご報告申し上げます。健康福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成19年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る11月5日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め慎重に審査いたしました結果、認定第5号の関係分及び認定第7号につきましては賛成多数をもって原案を可決、認定第8号につきましては、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○中川委員長 ただいまの報告に対しまして、ご質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(4)県土整備企業分科会委員長報告及び質疑
○中川委員長 次に、県土整備企業分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
県土整備企業分科会 前野和美委員長。
○前野県土整備企業分科会委員長 ご報告申し上げます。県土整備企業分科会で詳細審査を分担いたしました、認定第5号「平成19年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか2件につきましては、去る11月4日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査をいたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を認定すべきものと決定いたしました。
以下、審査の過程において議論されました主な事項について申し述べます。一般会計の土木費の予算流用及び繰越についてであります。県当局の説明によりますと、予算流用については、用地交渉の難航や工事着手後の状況変化によるところが大きいとの説明でありますが、予算の見積もりを適切に行うとともに、事業の進捗に併せ、的確な予算配分に努められることを要望します。また、予算繰越については、入札・契約制度の改正の影響もあり事務量が増大をしているということであります。県当局におかれては、予算の計画的、効率的な執行に留意し、予算流用及び繰越の削減に努められることを要望いたします。
次に、「当初予算編成に向けての基本的な考え方」について申し述べます。まず、新道路整備戦略の見直しについてであります。県当局におかれては、平成15年に公表した新道路整備計画が策定から5年が経過したことから、見直し作業を進められているところです。しかし、道路特定財源の一般財源化の問題など、今後の道路財源が不透明な状況にあることから、この状況を見極めた上で対応していくということであります。県当局におかれては、道路財源の動向を注視し、再度、市町の意向を十分に聴き取ったうえで、早期に新道路整備戦略の見直しを進められることを強く要望します。
次に、橋梁の点検及び修繕についてであります。県当局におかれては、橋梁点検要領に基づき15メートル以上の橋梁について平成20年度に点検を完了し、平成21年度から修繕計画を策定されるということであります。しかしながら、昭和30年代から40年代の高度経済成長期に建設された橋梁施設が今後一斉に修繕・更新の時期を迎えること、また、地震等による災害時に機能する道路の確保からも、橋梁の点検及び修繕は重要であると考えます。県当局におかれては、橋梁の点検完了後、速やかに修繕計画を立案し、一刻も早く計画的な橋梁の架け替えと維持補修に取り組まれることを強く要望します。
最後に、河川の整備についてであります。県当局におかれては、自然災害による被害を最小化する「減災」の観点から、減災対策に寄与するハード整備について重点的に取り組むとともに、平成18年度に策定された、三重県河川整備戦略に沿って、堤防整備などのハード対策や浸水想定区域図の提供などソフト対策を講じるなど、効率的、効果的な河川整備を進めることとしています。しかしながら、県内の河川では、河床に土砂が堆積し、草木が繁茂するなど洪水時の安全性を低下させている箇所が数多く存在しており、自然災害時において施設の機能を十分に発揮できないことが懸念されます。県当局におかれては、これらの箇所において、重要度や緊急性に応じた計画的な維持管理や河川整備の更なる推進を行うとともに、所要の予算確保と適切な執行に努められることを要望いたします。
以上、ご報告申し上げます。
○中川委員長 ただいまの報告に対しまして、ご質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
○萩原委員 2点聞いておきたいと思うんです。1つは私たちが流域下水道事業の決算に反対する理由でもありますけれども、志登茂川下流の流域下水道の工事がいまだに止まっている。この間の経緯は県土整備企業常任委員会でも若干の質疑があったようですけれども、詳しい報告をせよとは言いません、しかしなぜそういう事態になってきているのかという点については、予算決算、重大な事態だと思いますので、今後の見通しを含めて報告願いたい。だいたい県民から指摘されて、情報公開で資料を出して、データ改ざんとか、工事を止めなきゃならないみたいな話は本当にお粗末な話だと思うんです。確かに情報公開の情報の取り方については問題があるというのは私たちも感じておりますし、クレーマーといったような話が飛び交っていますが、しかし、クレーマーに指摘されて工事を止めなきゃならないのならクレーマーじゃないじゃないですか、と私は言いたいわけ。その点は、工事の中身を細かく聞いているつもりはないんだけれども、今後の経過をきちんと報告しておいていただきたい。時間がない中ですから、あとで資料でというのでも結構です。
もう1つは、当初予算のところでも話を聞いたと思うんですが、いわゆる国からの工事、大きな工事で国庫補助金のついているもの、これの返還が難しいという話がずいぶんされていたわけです。他の都道府県で裏金とかが問題になっていますが、これはなかなか返還が難しい、省庁も嫌がるからというので、溜め込んでいたというか、業者に頼んでいたというのがある。三重県はそうではなくて、北川知事のときから返還もちゃんとやっていますよという話があったので、返還の経緯がわかる資料を1回出してくださいと前から言っています。その資料がいつ出てくるのかというのも含めて、きちんと返還もやっているというのであったら、たぶん新たな裏金づくりはないだろうということになるかと思うんですが、その点も明らかにしてください。以上です。
○野田県土整備部長 流域下水道事業の経過につきましては、随時、常任委員会その他の場で説明するということをご報告してございますし、随時説明させていただいていると考えておりますが、資料等あればまた説明を詳細にさせていただきたいと思います。補助金返還の資料につきましても、もし資料等必要であれば、作りましてご報告させていただきたいと思います。
○中川委員長 ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(5)教育警察分科会委員長報告及び質疑
○中川委員長 次に、教育警察分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
教育警察分科会 日沖正信委員長。
○日沖教育警察分科会委員長 ご報告申し上げます。教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました 認定第5号「平成19年度三重県歳入歳出決算」の関係分につきましては、去る11月4日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
まず、決算認定に関してですが、熊野少年自然の家における国庫補助金返還事案や、施設の目的にそぐわない利用者の受け入れ、また、県立学校におけるパソコンの損傷の多発など、教育委員会所管の県有財産の取り扱いに対する監査の指摘が複数なされています。県有財産に対する個々の職員の認識及び再発防止に向けた管理を徹底されるよう要望いたします。
次に、「当初予算編成に向けての基本的な考え方」についてでありますが、30人学級をはじめとする少人数教育が推進されていますが、その一方で、へき地等においては、複数学年で1クラスを編成する複式学級が存在し、一部の小学校においては、すべての学年が複式学級であるという、いわゆる「3複式」と言われる状況にあります。複式学級においては、基本的には1人の担任が、限られた授業時間の中で、2つの学年を同時に受け持たなければならず、一人ひとりに応じたきめ細やかな教育を推進するという観点からは好ましい環境とは言えないことから、当局におかれては、非常に厳しい財政状況ではありますが、人的配置等に配慮するなど重点的な対応を要望いたします。
以上、ご報告申し上げます。
○中川委員長 ただいまの報告に対しまして、ご質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(6)政策総務分科会委員長報告及び質疑
○中川委員長 最後に、政策総務分科会委員長から、分科会における審査等の経過と結果について報告を求めます。
政策総務分科会 舘直人委員長。
○舘政策総務分科会委員長 ご報告申し上げます。政策総務分科会で詳細審査を分担いたしました認定第5号「平成19年度三重県歳入歳出決算」の関係分ほか1件につきましては、去る11月5日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査をいたしました結果、いずれも全会一致をもって、原案を認定すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で議論のありました事項について申し述べます。
決算認定に関してですが、電子申請・届出システムの処理が可能な手続きのうち1割程度しか利用されていない状況にあります。当局におかれては、今年度のシステム再構築において、今までの利用実績をふまえた見直しや、県が行うイベント等に携帯電話から申込みができるなどの改善を行うということでありますが、真に県民が多く利用できるようなシステムとなるよう要望します。
以上、ご報告申し上げます。
○中川委員長 ただいまの報告に対しまして、ご質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければ、これで政策総務分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、政策総務分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 ございませんか。なければこれで政策総務分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
2.全体を通しての質疑
○中川委員長 採決に入る前に、決算認定議案に関しまして、全体を通して再度質疑があれば挙手願います。
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○中川委員長 なければこれで質疑を終了いたします。
3.討論
○中川委員長 これより討論を行います。討論のある方はご発言願います。
○萩原委員 私たちは、認定第5号の一般会計歳入歳出決算、第7号の母子寡婦福祉資金の貸付事業、そして第15号の流域下水道事業歳入歳出決算の3認定には反対で、他は賛成いたしますが、理由等はまた後の機会にということで、そのことだけ申し述べておきたいと思います。以上。
○中川委員長 ほかにございませんか。なければ、これで討論を終了いたします。
4.採決
●認定第6号、第8号から第14号まで、第16号(9件) 起立(全員) 認定
●認定第5号、第7号、第15号(3件) 起立(多数) 認定
○中川委員長 以上で「一般会計及び各特別会計決算に係る認定議案」12件の審査等を終了いたします。
○安田副知事 一言ごあいさつを申し上げます。中川正美委員長はじめ、委員の皆様方には、平成19年度の歳入歳出決算につきまして、去る10月20日に委員会が開催されて以来、総括質疑及び分科会におきまして精力的にご審議を賜り厚くお礼申し上げます。審査結果で頂戴いたしました貴重なご意見、ならびに分科会委員長報告の内容につきましては、今後の県政運営に十分反映させていただきます。今後ともよろしくご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。まことにありがとうございました。
○中川委員長 火災避難訓練のため、暫時休憩いたします。
(休 憩)
Ⅱ 委員協議
1 委員長報告について 正副委員長に一任
〔閉会の宣言〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により押印する。
予算決算常任委員長
中川 正美