三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成20年度 委員会会議録 > 平成21年3月30日 議会運営委員会 会議録 1
議会運営委員会会議録 ①
(開会中)
開催年月日 平成21年3月30日(月) 自 午前9時30分~至 午前9時53分
開催場所 議会運営委員会室
出席委員 13名
委 員 長 舟橋 裕幸
副委員長 貝増 吉郎
委 員 村林 聡
中川 康洋
中村 勝
中嶋 年規
藤田 泰樹
中森 博文
山本 勝
森本 繁史
三谷 哲央
中村 進一
萩原 量吉
欠席委員 0名
委員外議員 議 長 萩野 虔一
副 議 長 岩田 隆嘉
出席説明員 副 知 事 江畑 賢治
総務部長 福井 信行
総務部総括室長 稲垣 清文
総 務 部 室 長 中田 和幸
事務局職員 事 務 局 長 大森 秀俊
事 務 局 次 長 高沖 秀宣
総 務 課 長 木平 純子
議 事 課 長 青木 正晴
企画法務課長 内藤 一治
政 策 法 務 監 原田 孝夫
委員会書記 議事課副課長 岡田 鉄也
議事課主幹 山本 秀典
傍聴議員 0名
県政記者クラブ加入記者 2名
傍聴者 0名
議題及び協議事項
1 追加提出議案について
2 出席説明員について
3 全員協議会について
4 本日の議事予定について
5 県内外調査の日程について
6 次回の議会運営委員会について
7 その他
〔開会の宣告〕
1 追加提出議案について
追加提出された議案第94号「平成20年度三重県一般会計補正予算(第11号)」及び議案第95号「三重県県税条例等の一部を改正する条例案」に関する質疑はなしとされ、追加提出議案の審議については、提案説明後、直ちに予算決算常任委員会に付託することとされました。
なお、追加提出議案については、議案聴取会を省略し、予算決算常任委員会において、執行部から補充説明を受けることとされ、同委員会における追加提出議案の審査については、委員会付託後、2時間以内で審査を終了するよう審査期限を付け、本会議において、採決することとされました。
2 出席説明員について
本日の出席説明員については、知事、両副知事並びに総務部及び生活・文化部の職員の出席を求めることとされました。
3 全員協議会について
財政問題に関する政策討論会議から「財政の健全化に向けた提言(案)について」報告を行いたい旨の申し出があり、本日の本会議散会後に全員協議会を開催することとされました。
4 本日の議事予定について
本日の議事予定については、資料1のとおり取り進めることとされました。
5 県内外調査の日程について
委員会の県内外調査の日程については、資料2のとおりとされました。
6 次回の議会運営委員会について
特に協議する事項が出てこない限り、議事の調整等を行うため、本日の予算決算常任委員会終了後に開催することとされました。
7 その他
議長から、三重県リサイクル製品利用推進条例施行規則案の検討経過に係る事実関係の調査結果について、次のとおり報告がありました。
・記録が残っていないこととされた平成13年7月10日及び23日の打合せ会については、当時の担当者に事情を聴いたが記憶になく、保存文書及び電子データの記録を再度調査したが、議事を記録した文書は存在しないとのことであった。
・平成13年3月時点の規則案に入っていた特別管理廃棄物を認定対象から除外する規定が同年7月に削除された経緯については、確認できなかった。
・調査の結果、新たな事実は判明せず、これ以上の究明は困難と考えられることから、本件に関する調査は、議長としては、終了したい。
【協議】
○萩原委員 議長の方でこのような経過を調べていただいたということ、ありがとうございました。これについては、私なりにもまた新たな疑義が出てきています。ただ、この場でこれをやり取りしても仕方ないでしょうし、議長に聞いてもという問題もあるんだと思いますので、私はぜひですね、問題を提起した者として、しかも非常にはっきりと特別管理廃棄物は排除するんだというふうになっていたものが、ひっくり返るわけですね。それが、なぜそうなったのかというあたりについてですね、共産党にも報告をしたというのも書いてありますけど、そんな説明を受けたことは私は全くないと断言できるんですね。しかもこれが、あれだけの石原産業のアイアンクレーがフェロシルトに化けていったということにもつながっていく重大な問題でもあるかと思いますし、大きな疑惑が残っているので、私としては、今後も引き続き、議長の方でここまで調べていただいたですけれども、本会議で提起した問題でもありますし、私は参考人をぜひ招致してという要請もしましたけれど、これについては残念ながら認められないというか、議事録を削除されましたけれど。私はやっぱり調べていかなければ、県議会の威信にもかかわる問題ではないのかなと。疑惑がかえって一層残って、そしてやっぱり十分な解明ができない。特に、当局がその間の資料がないとか、なぜこんな大転換をしたのにきちんと説明しないのか。しかも私が追求したときに、共産党にも説明しましたよという話は全然なかったんですよ。しかも芝さんへ説明しました、新政みえには説明しました、というそれだけ出してきたという経緯一つ考えてみても、当局がいかにも私に質問してくれと言わんばかりのとは言いませんけれども、そんな資料を提供したんやないかとさえ言いたいような、そういう経過でもありますから、私はこの疑念を晴らすためには、議会運営委員会なりできちっと今後の対応を、特別な調査の委員会を開くのか、私は明確な、県民の大きな疑問でもありますので、そういうことをぜひ要請をしておきたいと思います。
○萩野議長 今申し上げましたように、議長といたしましては、この調査については終了いたしたいと、こういうふうに申し上げているところでございまして、それぞれの会派や、それぞれの個人の議員等で、この問題の調査をする、今後も引き続きかかわることを否定するものでは全くございませんので、議長としてはここで終了させていただきたい、このように思っているところです。
○森本委員 僕は議長の言われることで了としていいと思いますけれども、これの発端はね、軽々に国会議員の名前を出したり、ということが軽々に行われるということについては、それが一つの議長にご足労をかけたあれでもあるんで、そこらのところについてある程度、今後は十分、そこらのところを認識するという確認が必要だろうと思うし。それと僕自身、環境森林部の理事が非常に不誠実や。僕らがあれしたものに対して、議長に対してはここまでしとるけれども。やっぱり執行部に対しても、そういうことも含めて、新政みえも自民党も聴き取りをしたようやけれども、僕は個人的には聴き取りをしてないけれども、会派としては聴き取りをしてないけれども、非常に不誠実だったということは、萩原委員の意見にはある程度はよくわかる、理解できるような気がしますけれども。ただ、これの問題について、三谷委員と萩原委員がそれで了とすると言うんなら、それでいいと思うけれど、今後、軽々に名前を出すことはちょっと問題あるんじゃないのかなという気はするんで、そこらのところの認識だけは、お二方からご意見は聞いておきたいと思いますけれどね。もう削除しないという方向は決まったんやから、それを蒸し返すんじゃないけれど。そこらの確認は、それが起因としてこういうことに発展したんだから、そこらのご意見だけは聞いておきたいなと思いますけど。お二方の意見を。
○三谷委員 同じ議論をもう一度する気はありませんが、こういう事実関係がこうやってはっきりしてきますと、私ども新政みえと芝だけに、特別にあたかも説明をしたかのような本会議での質問があり、しかもモニターにそれを映し出し、わざわざ芝とか新政みえという名前を大書きで書き加えて、全国に発信をしてしまった。これはもう取り返しがつかないということですので、今ここでいくら知らなかったとか、聞いてなかったとかいう話ではなしに、ああいうふうに全国に出てしまったやつは、元へ戻らないわけですね。それだけに、今森本委員が言われたように、個人の名前なり、会派の名前をああいうふうな形で出すということは、それなりの慎重さ、謙虚さというものがあってしかるべきだと思いますから、今後、こういうふうな対応のときには、もしそういう名前を出すなら、事前にうちの会派の方にも一言ぐらいどうだったのかという確認があってしかるべきだと思いますので、十二分に注意していただきたいと、こう思います。
○萩原委員 今の議論は全くおかしいんですよ。議長が調べていただいた資料の中にも、新政みえの説明会、芝議員がこう言うたということまで書いてありますやんか。これは当時の県会議員ですけどね。田中覚元議長の名前も私は出しました。事実、当局の中ではそうやって言うてるわけ。私が出した資料も、あれは私がつくった資料でも何でもない。当局がつくった客観的資料そのもの、公文書そのものです。だからね、今のそういういわれのない批判は、全く当たっていない。そんなふうに思うんです。しかも、私はそういう疑惑が出されているんだよということ、私は再三、議員提出条例の検証検討会で何度か提起しました。追求もしました。だけども、座長からは、ここはそんな場でないからということで、これも新政みえの西塚さんが座長だったわけですが、そういうような形になってしまったという経過があります。私は今、共産党にも説明したよというこの打合せ会という中でのメモというのは、私ちょっと初めて見ましたので。私が追求している、質問している中では、当局からは、全くそのことは返事さえなかった、指摘されたことはなかった。こういう経過でありますから、今ちょっと共産党にはというふうに言うたんですが。問題は、特別管理廃棄物を、私らが条例では明記したけれども、その前に、フェロシルト事件が起こった直後に、当局はこれを規則に入れたわけですから。そんな変更をせざるを得なかったわけですから、そういうことがなぜだったんか、なぜこれが消されていったのか、なぜ戻さなきゃならなかったのかということは、これは元々が議員提出条例に基づくリサイクル製品利用推進条例でありますから、この点ではこの疑惑は単に本会議で名前を出したかどうかの問題ではなくって、真相を究明することが問題なんだということなんです。これを少数会派の言うことだからということで抑えられていくような形になるならば、これはもう県議会に致命傷だというふうにあえて言うときたいわけですが。ぜひそのための調査委員会をつくるなり、やりましょうやない。その解明はぜひやらんとまずいと思うんですよ。お願いしたいと思うんです。
○舟橋委員長 前回の議事進行にかかわる議事録の精査につきましては、既に皆さんのご理解、ご協力をいただきました。その際にも、今後、中川委員がおっしゃった良識、節度ある発言ということも、あの場で確認させていただいたところでございますので、今回の新政みえのお二人の議員の名前が出てくるようなことは、先ほど話がありましたように、事前に、余り突然出てくるような、もめるようなことがないような発言を期待したいところでありますし、議長がこのような形で精査をしていただきましたので、まずは、共産党さんが思ってみえる説明があったかどうか、そこら辺から始めていただいて、また新たな事実が出てくるようであれば、議論をさせていただくということで、この場はいかがでしょうか。
○萩原委員 本会議前やから、余り長く引っ張るというわけにはいかないですけれども、私が議事録の削除といったような問題も含めて、一定の了解をしたのは、参考人招致ということについては控えてはどうかというような話もあったし、はっきり言うて参考人招致で私は提案をしたけれども、皆さんがご了解いただけるというような状況は、今ないというようなことはよくわかるもんでね。だけども問題は提起した。多くの皆さんが出し方についていろいろ言われたけれども、解明はせなあかんぞよというのでは、一致したのと違いますか、この問題について。だから、議長が預かって調査しようと。率直に言って議長のご努力は非常にありがたいと思うんですけれども、これによって、なるほどと解明されたわけではない。なぜこんな重大なことが消されたのかということについてね、県政の最大の疑惑だと私は言いたいわけですよ。そういったような、しかも大変な迷惑かけて、大変な損害被っている。そういったような事実がなぜ消されていったのかについて、私は少なくとも全然問題がないんだということならば、私は率先して芝さんはじめ、新政みえの皆さんがその解明の先頭に立っていただきたい。私はそうお願いもしたいわけです。当局が意識的にこんなことをやったのか。もうあえて細かくは言いませんけれども、客観的ないろいろな問題点も指摘してきたはずですし、突然出したのではない、検討会でも提起してきた、再三にわたって言うてきた問題ですから、今の委員長の指摘も全く当たらない、ということを言うときます。解明せんだら、県議会の威信、委員会の威信が問われるということを申し上げておきたいと思います。これを多数の力で押し切っていくということは、疑惑に蓋をするということになってしまいますよ。私は問題を提起しているんですから。以上です。
〔閉会の宣告〕
三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により押印する。
議会運営委員長 舟橋 裕幸