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受付番号・件名 | 陳1 一志病院の存続を求めることについて |
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受付年月日 | 平成21年1月30日 |
提出された 定例会 |
平成21年第1回定例会 |
所管委員会 | 健康福祉病院常任委員会 |
項目 | 平成20年9月9日に知事に出された「病院事業の在り方検討委員会」の答申では、一志病院の在り方について、次のように述べている。 その現状と課題については、同病院は家庭医療の実践を通じて、保健・医療の分野については、一定の役割を果たしていると考えられ、県においては、現時点では政策医療として位置づけられていないが、その必要性を十分認識し、関係機関と連携して、全県的な視野に立って検討することは意義があるとしている。 また、公的関与・県の関与については、過疎化、高齢化が進む地域に望まれる高齢者ケアの充実に対して、保健・医療・福祉の連携による対応を行うことについて、公的関与は否定できないとするものの、同病院の診療圏は広域性があるとは言い難く、県の関与は薄いとしている。 そして、その運営形態の在り方としては、県立病院としては廃止し、地域ニーズに応えられる事業者へ移譲することが適当であると結んでいる。 現在、一志病院においては、内科、外科、整形外科、眼科、そして耳鼻咽喉科の5科で、地域住民の外来診療を行っており、その中でも内科においては、家庭医療に重点を置き、地域のかかりつけ医として、一次救急医療の機能を担っている。 また、訪問診療についても、積極的に地域に出向いて、たくさんの訪問を行っている。 このことから、白山・美杉地域において、その果たしている役割は大きく、地域住民の健康を長年守っており、住民は同病院に対して、絶大な信頼を寄せているところである。 このような地域の状況を賢察いただき、昨今の厳しい経済情勢の折から、地域ニーズに応えられる事業者への移譲がスムーズにいくことが困難であることは容易に想像でき、また、ますます厳しさを増す自治体の財政事情等を勘案すると、津市への移譲も現実的には困難である。 津市白山町にある同病院は、県においては、中勢伊賀保健医療圏に位置するものの、現実的には、過疎化及び高齢化の進む津市白山町地域及び美杉町地域を診療圏とする唯一の入院施設のある病院である。 また、当地域は、交通アクセスが不便なことから、患者を二次救急病院へスムーズにつなぐためにも、地域に必要にして不可欠な病院であり、保健・医療・福祉の連携による地域住民の安全・安心の確保のためにも、現状のまま、一志病院を県立病院として、存続を求め、陳情する。 |