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議会運営委員会会議録
開催年月日 平成20年6月3日(火) 自 午前10時01分~至 午前11時10分
開催場所 議会運営委員会室
出席委員 12名
委 員 長 舟橋 裕幸 君
副委員長 貝増 吉郎 君
委 員 村林 聡 君
中川 康洋 君
中村 勝 君
藤田 泰樹 君
中森 博文 君
山本 勝 君
森本 繁史 君
三谷 哲央 君
中村 進一 君
萩原 量吉 君
欠席委員 1名
委員外議員 議 長 萩野 虔一 君
副議長 岩田 隆嘉 君
出席説明員 副知事 望月 達史 君
総務部長 福井 信行 君
総務部総括室長 稲垣 清文 君
総務部室長 中田 和幸 君
傍聴議員 1名
県政記者クラブ加入記者 5名
傍聴者 1名
議題又は協議事項
1 追加提出予定議案について
2 日程について
3 議案聴き取りについて
4 一般質問について
(1) 一般質問について
(2) 再質問、関連質問について
5 議案に関する質疑について
6 請願・陳情について
7 請願の処理経過の報告について
8 意見書・決議案について
9 出席説明員について
10 議員派遣について
11 全員協議会について
12 6月10日の議事予定について
13 会議時間の延長について
14 議事予定案について
15 県の出資等に係る法人の経営状況の説明について
16 議案等に対する賛否状況の公表について
17 次回の議会運営委員会について
18 その他
〔開会の宣告〕
1 追加提出予定議案について
予算案1件、条例案5件、その他議案6件、報告14件、提出1件の合計27件について、資料1のとおり、望月副知事及び総務部長から説明がありました。
2 日程について
資料2により説明を行い、議案に関する質疑については、6月17日の一般質問に引き続き実施することとされました。
3 議案聴き取りについて
追加提出予定議案の聴き取りは、6月10日の議会運営委員会終了後、資料3の日程案で行うこととされました。また、聴き取り順序については、多少の変更が生じる場合もあることが、あらかじめ了承されました。
4 一般質問について
(1) 一般質問について
質問時間は答弁を含めて1人60分程度、質問者数は1日4名を原則とするものの、特例として、日本共産党三重県議団及び公明党については、1人60分を30分2回に分割し、毎定例会、質問することとされました。
また、質問順序等については、質問者一覧表のA案を採用し、6月13日の第4枠を未来塾から新政みえに、6月17日の第4枠を新政みえから自民・無所属議員団に変更することとされました。未来塾の質問枠は第2回定例会以降に繰り越すこととされました。
質問予定者については、6月10日の本会議散会後、議会運営委員会を開いて調整することとされました。
【協議】
〔申し合わせについて〕
○萩原委員 改めて申し合わせをして欲しい。メンバーが変わり、全国から注目される改革先進の三重県議会です。審議を尽くす、議論を尽くすという立場からすれば、1年間に1度、1時間質問するという割当は、三重県議会の形骸化を示している。ぜひ見直して欲しい。議員数どおり51分の2だけ質問時間を与えるというのでは、議会本来の在り方からして間違いだと思います。個々人には平等だといっても、会派制度があり、代表質問がある。しかし、代表質問は5名以上でないとできません。国会で国民の開かれた場で論議するときには、わずかの政党、国民新党も代表して出てきて討論する場があるわけです。違いが分かるし、対立軸が明確になるし、何が審議の問題なのかということも明らかになる。そういう意味で、討論やら、予算決算やら、質疑やら色々できるではないかとおっしゃるかも知れないけど、例えば、代表質問なんかを、同じ時間とは言いませんが入れていただくとか。あるいは、時間配分も、一定の最低限を保障して、それに合わせて比例配分で線を引くとか。そういった形に変えていただかないと。テレビが入っている関係でそういうことにならざるを得ないということでは、テレビに規制されていることになる。もっと自由闊達に議論しないと、年間通しての議会にしようと、今は当面2回ですけれど、そんな議会にしておいて、中身は変わらないのか、1人年1回ということでは、改革になっとらんじゃないかと思います。無制限にやれとは言いませんが、正すべきは正す、批判すべきは批判する、審議を尽くした上で議論するというのが本来の議会の在り方です。議会の基本的な法や規則に基づいても、そのような立場になっているのではないですか。6月議会でこれほど大事な問題が山積しているのに、たった2日の一般質問ですか。1日4人ですか。昔は6人もやっていました。そういう点から考えて、10時から3時で終わってしまう議会も、これは問われる問題ではないですか。心から皆さんに訴えたい。申し合わせそのものを変えていきましょう。ぜひお願いしたい。
○三谷委員 変わってきていると思います。会期日数も230日近くになって、新たに議案に関する質疑も認められるようになりました。委員会も今まで1日でやっていたのを、2日かけてやろうじゃないか。予決の総括質疑も通告なしという形で、大きく変わってきています。色々ご指摘はあるにしても、全国で先進的な試みを一生懸命やっていると思っています。今やっている試みがしっかり定着することが先決です。機会の平等も非常に大事な話で、例えば、一定の基数を先に配分して、後は比例でやるという話もありましたが、国会でも、各都道府県に基数を置いて、後は比例で配分することで格差が広がっているという別の批判もあるわけです。かなり多角的に検討、検証していく時間的な余裕も必要じゃないかと思います。当面、この申し合わせでやっていただければと思います。
○中川委員 委員長提案の範囲で申し上げると、議長は少数会派には配慮するとおっしゃっている中で、前年ご配慮いただいた、本来であれば60分というのを30分に切っていただいて、少数会派において一般質問が行われる機会ごとに30分の質問ができるということについては、ご配慮いただきたいと思います。それ以上に関しては、議論をすれば様々な思いもありますが、それは違った機会で話をするなり、また、そういった時が来れば、全体的にさらに様々なことを進めていくということで、機会の均等等も考えながら、ご検討いただきたいと思います。昨年どおりの配慮を賜りたいのでお願いします。
○山本委員 先ほどの発言は、私のところはテーマも多いのでもっとやりたいととれますが、各会派、また、議員個人もお互いに発言の機会を少しでも多くしてやりたいというのは、一緒だと思います。一定のルールからいけば、昨年度来、一定の配慮をされて、公明党からも60分を30分2回に分けてという話もありましたし、同じような機会をお互いに与えて欲しいというのなら、一定のルールに従って、委員長提案のとおりするのが一番ベストだと思います。
○萩原委員 色んな面でご配慮、ご協力いただいているのは感じます。ただし、率直に言って、日本共産党議員1人の時の質問よりも少ないんです。1人の時でも、毎回やらしていただいていました。議会というのは、とりわけ、議院内閣制ではないので、与党、野党という言い方はおかしいですけれど、批判し、反対するところをとことん言って見ろと。議会として議論をしながら、最終的には多数で決まっていくわけです。そのことが県民に見えることが大事だと思います。年間1回だけではなくて、例えば、討論でも反対討論を先にして、賛成討論、反対討論とやっていく、議会の最終日に誰がどう対応したかを県民に示していくのは、大きな前進だと思います。そのあたりで、皆さんの努力を高く評価し、感謝もしています。でも、質問というところで、正すべきは正すというところは、不当な制限をすべきでないと思います。一時期、質問したい人は何人いるか聞いてもらって、やったこともありました。議会本来の在り方をお考えいただきたい。少数なので残念ですが、例えば、たった1人の議員でも、代表質問をやっているところはあります。会派という問題を重視して、例えば代表質問も半分とか、2回に1回とか、ご検討いただきたい。1年に1回テレビに映るからというだけでは、議会を形骸化している、面白くなくしているので、今後の改善を強く期待し、要求します。また、30分ではつまらない。知事もまともに答えず、時間が来たら終わりというのがいっぱいあります。再度聞かなければということで、質問状も出しました。なぜ3時で終わらなければいけないかということも含めて、今後、検討する機会を作ってください。
○舟橋委員長 本会議のみが議員活動、議員の政策を提言する場ではないと思っています。常任委員会、質疑、討論等もありますので、やりたい人だけみんなやらせろということでは、逆の混乱と不平等も出てきますので、先ほどの提案どおりで今議会はさせていただきたいと思います。5人以上で会派を構成するという基準は、今後また議論をさせていただきます。今回は、中川委員から申し出もありましたので、共産党及び公明党の枠を30分ずつとることでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○舟橋委員長 萩原委員は30分で物足りないということであれば、1年に2回でも結構ですが。
○萩原委員 それは、毎回やりたいということは前年と同じです。
〔質問枠の変更について〕
○中嶋議員 今議会に割り当てられている未来塾の枠については、いったん議運に返すので、他の会派に割り振っていただきたい。ただし、未来塾は放棄するのではなく、次回以降に割り振っていただければと思います。
○山本委員 年間トータルで質問をするルールがあるので、未来塾が今回辞退するのなら、自民でお受けしたいと思います。
○舟橋委員長 未来塾と自民党の質問枠交換についてはどうですか。
○三谷委員 年間通してのルールが担保されるなら結構です。
(2) 再質問、関連質問について
再質問については、申し合わせどおり質問時間内で認めることとされました。
関連質問の回数については、新政みえ4回、自民・無所属議員団3回、未来塾1回、日本共産党三重県議団1回、自民党青雲会県議団1回、公明党1回、自民クラブ1回とされました。
なお、一般質問に対する関連質問は、申し合わせどおり答弁を含めて10分程度とし、あらかじめ通告書を各会派代表者の了解の後、提出することが了承されました。
また、申し合わせどおり再質問及び関連質問は議員発言用演壇から行うことが了承されました。
5 議案に関する質疑について
6月17日の議案に関する質疑については、申し合わせどおり実施することとされました。
なお、6月13日の議会運営委員会において、質疑者、質疑順序等について調整することとされました。
6 請願・陳情について
請願・陳情の受理は、申し合わせにより6月10日の午後5時をもって締め切ることが了承されました。
7 請願の処理経過の報告について
申し合わせにより、平成19年第1回定例会で採択された請願『新たな「みえ武道館」建設を求めることについて』並びにこの定例会で採択された請願『津市美杉町竹原字見栗地内における産業廃棄物中間処理施設設置許可申請に対し県の慎重な取扱いを求めることについて』及び『入札及び契約制度の改善について』の処理経過及び結果の報告があることが了承されました。
8 意見書・決議案について
申し合わせにより、資料5のとおりとなることが了承されました。
9 出席説明員について
6月10日の出席説明員については、先例により資料6のとおりとなることが了承されました。
10 議員派遣について
議員派遣1件が資料7のとおり提出され、緊急を要するため、会議規則第96条第1項ただし書の規定により、議長において派遣を決定することとされました。
【質疑】
○萩原委員 派遣議員23名以内というのはどういうことですか。
○事務局 23名は、協議会から通知が来ている議員の数です。
11 全員協議会について
食の安全・安心の確保に関する条例検討会から「三重県食の安全・安心の確保に関する条例案について」、また、執行部から「2008年(平成20年)版県政報告書について」及び「「美うま し国おこし・三重」基本計画中間案について」の報告を行いたい旨申し出があったので、6月10日の議案聴取会終了後に、全員協議会を開催することが了承されました。
12 6月10日の議事予定について
資料8の順序で取り進めることとされました。
13 会議時間の延長について
特に問題のない場合は2時間に限り、その都度議会運営委員会を開かず、本会議で諮ることとされました。
14 議事予定案について
平成21年1月から6月までの議事予定案について、資料9のとおり了承されました。
なお、議案に関する質疑については、3月の本会議では一般質問日とは別に1日を充てることとし、6月の本会議では一般質問に引き続いて行うこととされました。
15 県の出資等に係る法人の経営状況の説明について
県の出資等に係る法人の経営状況を説明する書類が今定例会に提出され、従来どおり、議案聴取会において、関係部局からその概要説明を受けることが了承されました。
16 議案等に対する賛否状況の公表について
議案等に対する賛否状況の公表の具体的な実施方法等について事務局から説明があり、資料10のとおり了承されました。
【協議】
○萩原委員 議会運営委員会がなぜ各会派の代表で構成されているかというと、各会派の意向が事前に届けられるからです。議場での態度がここで出る話と違ったというのはないわけです。そのことから考えると、議場で事務局がいちいち数えなくてもいいと思います。会派の中で態度が割れるというのもあり得るわけですが、そういうことも、事前に議運で出してもらいたい。以前にここで出たのと違ったということもあったと思います。反対討論をしながら退場した人もあったので、ルールはきちんとして欲しいと思います。賛成が○、反対が×、こだわりませんが、自分らで星取表を作るときは、こんな県民に反する議案に反対は○、賛成は×としたこともあります。他のところで漢字を書くのであれば、「賛成」、「反対」でもよいのではないですか。なぜ反対したのかということで、議会報告などでも討論の内容も含めて反映して欲しいし、最終日はテレビで放映して欲しいという思いがあります。
○舟橋委員長 全てが事前に確認したとおりに結果がリンクするわけではないというのも事実ですので、本会議場で少し確認の時間をいただきたいと思います。結果については、○×以外が出てくるのはほとんどないので、見やすさからいっても、原案どおりでいきたいと思います。
17 次回の議会運営委員会について
特に協議する事項が出てこない限り、質問者について調整するため、6月10日の本会議散会後に開催することとされました。
18 その他
(1)事項書の訂正
(訂 正 前) (訂 正 後)
11 全員協議会について 11 全員協議会について
6月10日(火)議会運営委員会終了後 6月10日(火)議案聴取会終了後
(2)法令違反等に係る石原産業株式会社からの報告について、議員全員で情報共有する機会を設けるよう発言があり、常任委員会の調査を踏まえ、検討することとされました。
【協議】
○萩原委員 議会への当局からの報告の問題との関わりで、石原産業の重大な法違反の問題が全国的にも大きな注目の的になっていますが、石原産業自身が、県議会に対してきちんとした謝罪なり報告なりが、今の時点で全くないのはおかしいと思います。議長のご判断もあり、藤田委員長の下でこの間も委員会が開かれ、私も傍聴させてもらって、資料要求もしました。今度、立入りもしてもらいますが、前のフェロシルトの時もあったように、いずれは社長を呼びだしてという話になっていくかも知れませんが、この間の委員会で皆さんの怒りがあったのは、当局が3月21日に聞いていたのに、報告がなかった。5月14日時点で記者会見をして県民に頭を下げましたというけれど、マスコミを通してであって、議会に対しては何もないというのは、二元代表制と言いながら、いかにも権威がないのではないか。この間、警察の常任委員会を傍聴しましたが、警察が当日に捜査に入っていたのに、新聞にはリークしながら、議会には何もなかった。当局から議会に報告しなければならないことは、積極的にすべきで、新聞社には出すのに議会には報告しないというのはけしからん話だと思います。石原産業には、議会に出てきて報告しろということを、議長からやっていただきたいと思います。議事運営に関わることなので、あえて申し上げました。
○三谷委員 今の発言はごもっともで、委員会で調査しているのは承知していますが、議論や情報を全議員が共有することは大事なことなので、議長と委員長でご相談いただいて、石原産業の問題について、様々な情報等を全議員で共有できる場を作っていただきたいと思います。
○萩野議長 石原の問題についてはスピーディーにやらなければいけないし、県民を裏切る行為でもありますが、当該委員長が中心になってやるべきと考え、常任委員会にお願いしたところです。今度、立入りを行いますので、その結果を受けて、委員長と相談しながら、石原産業を議会に招致することも考えていきたいと思います。委員会の調査後に判断いたします。
○舟橋委員長 議会に対する情報提供が遅かったということについて、執行部に対する批判が出ておりますので、今後そういうことがないよう、タイムリーな情報提供をしていただくよう、議運として求めておきます。
(3)議長から、5月28日に開催された全国都道府県議会議長会の臨時総会に出席し、副会長の補欠選任が行われたこと、地方議会議員の位置付けの明確化に関する要望についての経過説明及び地方自治法改正に向けての要請活動についての報告があったこと等について、報告がありました。
〔閉会の宣告〕
以上、会議の要綱を記し、ここに記名押印する。
平成20年6月3日
議会運営委員会
委 員 長 舟橋 裕幸