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平成20年第1回定例会 請30

受理番号・件名 請30  近海かつおまぐろ漁業にかかる燃油高騰への対策について
受理年月日 平成20年6月10日
提出された
定例会
平成20年第1回定例会
紹介議員 藤田 正美、舟橋 裕幸、今井 智広、真弓 俊郎、水谷  隆、山本 教和、中川 正美、村林  聡、野田勇喜雄、奥野 英介
付託委員会 防災農水商工常任委員会
請願要旨   近海かつお・まぐろ漁業を取り巻く情勢は、水産資源状況の悪化による漁獲量の減少、それによる水揚金額の減少、魚価の低迷など厳しい環境に加え、近年の漁船用燃油(A重油)価格の高騰による経費の増大により深刻な状況に置かれており、これらの要因が漁業経営を圧迫し近海かつお・まぐろ漁業にとっては極めて深刻な事態となっている。
  燃油高騰に対しては、省エネの努力もむなしく、出漁毎の赤字という事態をまねいている。この状態が続けば漁業者の自助努力の限界を超え、数多くの近海かつお・まぐろ漁業者の廃業といった危機的な状況につながることが危惧される。
 このような情勢下において、近海かつお・まぐろ漁船が生き残りを懸けて諸問題を自ら解消していこうではないかと奮起する次第である。
 非常に厳しい経営状況に立たされた業界存続のため、燃油高騰の現状に特段の勘案を頂き、各種支援施策について強力かつ早急な措置を講ずるべく、下記1については県の取組の実現を、下記2及び3については国へ意見書を提出いただきたく請願する。
                          記
1 県制度融資の充実
・漁業者を対象とした災害資金制度の融資対象として燃油高騰を原因とした損失の補てんの追加
・燃油高によって経営状況が悪化するなか大きな経費負担となっているかつお・まぐろ漁船の船舶検査資金に対する低利融資制度の創設
2 総合的に燃油高騰を抑える取組の強化と、燃油価格が安定するまでの間の経営安定化対策の創設
・燃油について安定かつ低い価格を維持するための対策の実施
・漁業近代化資金(1号資金)の償還期間を延長するための政令改正
・セーフティネット資金の貸付要件の拡大
3 燃油高騰対策の諸事業の対象枠を広げるため、燃油高騰基金の早期の積み増し
・共同漁場探索船導入に対する支援策の継続実施
・燃油高騰に対する燃料費の直接補てん制度の創設
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