三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成19年度 委員会会議録 > 平成20年3月7日 予算決算常任委員会
予算決算常任委員会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成20年3月7日 自 午後3時29分 ~ 至 午後3時45分
会 議 室 全員協議会室
出席委員 50名
委 員 長 西場 信行 君
副委員長 日沖 正信 君
委 員 山中 光茂 君 津村 衛 君
森野 真治 君 水谷 正美 君
村林 聡 君 小林 正人 君
奥野 英介 君 中川 康洋 君
今井 智広 君 杉本 熊野 さん
藤田 宜三 君 後藤 健一 君
辻 三千宣 君 笹井 健司 君
中 村 勝 君 稲垣 昭義 君
服部 富男 君 竹上 真人 君
青木 謙順 君 中森 博文 君
末松 則子 さん 中嶋 年規 君
真弓 俊郎 君 北川 裕之 君
舘 直人 君 前田 剛志 君
藤田 泰樹 君 田中 博 君
大野 秀郎 君 前野 和美 君
水谷 隆 君 野田勇喜雄 君
岩田 隆嘉 君 貝増 吉郎 君
山本 勝 君 吉川 実 君
森本 繁史 君 桜井 義之 君
舟橋 裕幸 君 三谷 哲央 君
中村 進一 君 西塚 宗郎 君
萩野 虔一 君 永田 正巳 君
山本 教和 君 中川 正美 君
藤田 正美 君 萩原 量吉 君
欠席委員 0名
出席説明員
[総務部]
部 長 福井 信行 君
その他関係職員
傍聴議員 0名
県政記者クラブ 5名
傍 聴 者 4名
議題および協議事項
1 議案の審査
(1) 予算関連議案(1件)
議案第20号 三重県副知事定数条例及び知事及び副知事の給与及び旅 費に関する条例の一部を改正する条例案
2 委員協議
(1)委員長報告について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 議案の審査
(1)審査
議案第20号 三重県副知事定数条例及び知事及び副知事の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例案
①当局から資料に基づき補充説明(福井部長説明)
②質疑
○西場委員長 それでは、ご質疑があればお願いします。
○萩原委員 提案者に聞くということになりませんので総務部長でありますけれども、やっぱり確認もしておきたいと思うんですがね。ここのところは、副知事は1人でずっと5人ばかりが中央から来られる人を選任同意しているということですよね。そして、4年間やった人はたった1人だけだと私は思うんですけれども、原田さんがたった1人だけ4年はやられていましたけれども、あとの皆さんはもう2年か3年でかわっていきますよね。
これはやっぱり県議会、県民を冒?することと私は思うんです。だって、県議会で議決してから4年間ですということで県民の前に約束をして、そして県議会が議決するわけやね。ところが望月さんも今2年目に間もなくなるでしょうし、新しい副知事のお世話でもうちょっとおってくれんのかどうかわかりませんけれども、だけどこれを知事の意思じゃなく、県の立場から決められないのでしょう。だから、このあたりは私は本当におかしいと思うんですよ。当然のことながら4年間の任期で諮るんでしょう。だけど、おってくれるか、おってくれんかわからんものを、これ地方分権ですかと言いたいわけです。
だから今地方でもキャリア官僚のあり方について、公務員改革の中で検討されていると聞いていますけれども、例えば提案されるのに望月さんは4年間おるんですかとか、今度来る人は必ず4年間ですかみたいな、そんなことはあなたに聞いても答えられんし、知事でもわからんのでしょうね。だから、そのあたりが、そして、またこれ2人制になったら、もう中央から来る人はずっと定席みたいな格好で中央人事でそのまま動くみたいな格好になってくる。これは、やっぱり県議会で諮るということもなんかむなしくなってくるのではないかなという思いがするんですけれども、そのあたりは総務部長はどうお考えでしょうか、ちょっと答えておいてください。
○福井総務部長 なかなか苦しいところでございますけれども、確かに国の優秀な人材を、退職という形で三重県に来ていただいて、また骨を埋めるような形じゃなくて、ある程度副知事をしていただいてから国の方へ帰っていただくことになっておりますので、国の人事の方が4年というとやっぱり長いというようなところもございますので、私どもとしても、これは当然任期いっぱいおっていただけるのがありがたいですけれども、やはり国との人事の関係で、国とご本人の関係もございますので、そこらへんはお願いはしておりますけれども、最終的にはそういった形で知事が総合的に判断しますけれども、任期の方につきましては4年いっぱいというような約束にはならずに、やっぱり国の人事の方がどうしても関係してございますので、今のところはそういうような形が現実には続いているのが実態でございます。
○萩原委員 そうなんでしょうけれどもね。今も部長が頭のいい方がと、こうおっしゃったけれども、さっきの萩野委員の質問じゃないけれども、学力とは何かということにもかかわりあろうけれども、確かに頭の切れる人なんでしょう。だけれども、私は誰がどうこうとかそんな評価をするつもりは毛頭ないんです。けれども、やっぱりこういう制度がまかり通っていて、中央からいただく人を君臨してという格好では、これはやっぱり本当に県民の意思が生きるんかという思いがするし、やはり中央の人がそうやっておってくれないといけないのかどうなのか。かつての官官接待やらカラ出張の時期には公然と副知事も議場で、いや役立っていますと、中央から来ることが役立っていますと。いろんな酒席を伴う場合でも、いろいろ国からの情報がみたいな話があったけれども、今やそんな時代とは違うわね。だからそういう意味でおってもらわないと、国に物申せんのかみたいなことが私はどうなんかという思いがするんやけど、いや、おってもらったらこんなにいいことがあるんですという評価ができるのであれば、ようけあったら一遍教えてください。
○福井総務部長 昔と違いまして国から来ていただいていますので、補助金が云々ということはございませんで、むしろ副知事の資質のノウハウですとか経験を生かしたような形で、今国の方から来ていただいております。ですから、当然そういったところで国から見れば地方の実情を肌身で知っていただいて、また国のほうで地方の実情を踏まえた施策を立案していただくというような地方にとっても逆にメリットもございますので、そのへんはギブアンドテイクの関係で、交流人事を国の方にお願いして来ていただいているというところでございます。
○西場委員長 ほかにございませんか。
○三谷委員 第1順位副知事と第2順位副知事という方、決まってくるわけですね。これは知事が何らかの理由で職務から欠けたときに、その次は第1順位副知事がその代理をやりますと、それで第1順位副知事がご都合が悪かった場合に第2順位副知事がその職務をやりますと、そういう理解でよろしいのですか、これは。
○福井総務部長 多分名前まで入れてございますので、副知事がかわった場合には、当然そのときの判断として、そのときの第1順位がどちらになるかというのは決めることになろうかと思います。今の段階では私どももまだ聞いておりません。
○三谷委員 副知事が決まってからというのは当然そうだろうと思います。ただ、今の萩原委員のご質問にも関連するんですが、少なくともちょくちょくかわられる方が第1順位副知事であるというよりは、やはり4年間ずっと腰を据えて知事と同じように職責を全うしていただける方が、知事がもしご都合が悪いときに県政全般のことは一番よくご理解いただくわけですから、その人が第1順位副知事で、途中でかわられる可能性のある方は第2順位副知事というのが大体常識的な判断だろうと思いますが、そういうご判断もこの1番、2番の順位をつけるときには判断基準の中に入れていただけるのでしょうか。
○福井総務部長 これにつきましては多分知事が総合的に考えられると思いますけれども、各県によりましては、早くなられている副知事ですとか、委員ご指摘のように地元の出身の方、いろいろな形で決められておりまして、各県を見ましても統一的なルールがございませんので、やはり知事の思いで決められているところだというふうに判断しております。
○三谷委員 やはり、これからの地域主権の社会を目指す三重県としては、当然知事としては、そこらへんのところは十二分にご判断してやっていただけるだろうとは理解はしておりますが、現実的に順番を見せてからまた判断させてもらいたいと思います。終わります。
○西場委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」の声あり〕
○西場委員長 なければ、議案に対する質疑を終了いたします。これより討論を行いますが、発言があればお願いします。
〔「なし」の声あり〕
○西場委員長 討論なしと認め、討論を終結します。
(2)採決
○西場委員長 これより採決に入ります。
●議案第20号 起立(多数) 可決
○西場委員長 以上で議案の審査を終わります。
当局にはご苦労さまでした。
2 委員協議
(1)委員長報告について 正副委員長に一任
〔閉会の宣言〕
以上、会議の要綱を記し、ここに記名押印する。
平成20年3月7日
予算決算常任委員長 西 場 信 行