三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 平成19年度 委員会会議録 > 平成19年12月18日 予算決算常任委員会
予 算 決 算 常 任 委 員 会
会 議 録
(開 会 中)
開催年月日 平成19年12月18日 自 午前10時03分 ~ 至 午前10時 33分
会議室 全員協議会室
出席委員 49名
委 員 長 西場 信行 君
副委員長 日沖 正信 君
委 員 山中 光茂 君 津村 衛 君
委 員 森野 真治 君 水谷 正美 君
委 員 村林 聡 君 奥野 英介 君
委 員 中川 康洋 君 今井 智広 君
委 員 杉本 熊野 さん 藤田 宜三 君
委 員 後藤 健一 君 辻 三千宣 君
委 員 笹井 健司 君 中村 勝 君
委 員 稲垣 昭義 君 服部 富男 君
委 員 竹上 真人 君 青木 謙順 君
委 員 中森 博文 君 末松 則子 さん
委 員 中嶋 年規 君 真弓 俊郎 君
委 員 北川 裕之 君 舘 直人 君
委 員 前田 剛志 君 藤田 泰樹 君
委 員 田中 博 君 大野 秀郎 君
委 員 前野 和美 君 水谷 隆 君
委 員 野田勇喜雄 君 岩田 隆嘉 君
委 員 貝増 吉郎 君 山本 勝 君
委 員 吉川 実 君 森本 繁史 君
委 員 桜井 義之 君 舟橋 裕幸 君
委 員 三谷 哲央 君 中村 進一 君
委 員 西塚 宗郎 君 萩野 虔一 君
委 員 永田 正巳 君 山本 教和 君
委 員 中川 正美 君 藤田 正美 君
委 員 萩原 量吉 君
欠席委員 1名
委 員 小林 正人 君
出席説明員
[政策部]
部 長 戸神 範雄 君
その他関係職員
[総務部]
部 長 福井 信行 君
その他関係職員
[防災危機管理部]
部 長 中西 正明 君
その他関係職員
[生活部]
部 長 安田 正 君
その他関係職員
[健康福祉部]
部 長 向井 正治 君
その他関係職員
[環境森林部]
部 長 小山 巧 君
その他関係職員
[農水商工部]
部 長 中尾 兼隆 君
その他関係職員
[県土整備部]
部 長 野田 素延 君
その他関係職員
[教育委員会事務局]
教 育 長 安田 敏春 君
その他関係職員
[警察本部]
本 部 長 大庭 靖彦 君
その他関係職員
[企業庁]
庁 長 横山 昭司 君
その他関係職員
[病院事業庁]
庁 長 田中 正道 君
その他関係職員
[出納局]
副出納長兼出納局長 堀木 稔生 君
その他関係職員
[人事委員会事務局]
局 長 溝畑 一雄 君
[監査委員事務局]
局 長 天野 光敏 君
その他関係職員
傍聴議員 なし
県政記者クラブ 3名
傍 聴 者 0名
議題および協議事項
1 議案の審査
(1) 予算議案(14件)
議案第 1号 平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)
議案第 2号 平成19年度三重県母子及び寡婦福祉資金貸付事業特別
会計補正予算(第1号)
議案第 3号 平成19年度三重県小児医療センターあすなろ学園事業
特別会計補正予算(第1号)
議案第 4号 平成19年度三重県中央卸売市場事業特別会計補正
予算(第1号)
議案第 5号 平成19年度三重県林業改善資金貸付事業特別会計補正
予算(第1号)
議案第 6号 平成19年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)
議案第 7号 平成19年度三重県中小企業者等支援資金貸付事業等
特別会計補正予算(第1号)
議案第 8号 平成19年度三重県港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 9号 平成19年度三重県流域下水道事業特別会計補正予算
(第1号)
議案第10号 平成19年度三重県公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)
議案第11号 平成19年度三重県水道事業会計補正予算(第1号)
議案第12号 平成19年度三重県工業用水道事業会計補正予算(第1号)
議案第13号 平成19年度三重県電気事業会計補正予算(第1号)
議案第14号 平成19年度三重県病院事業会計補正予算(第1号)
(2) 予算関連議案(5件)
議案第19号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案
議案第20号 現業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を
改正する条例案
議案第26号 公立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 案
議案第27号 県立高等学校等の現業職員の給与の種類及び基準に関 する条例の一部を改正する条例案
議案第32号 当せん金付証票の発売について
2 閉会中の継続審査・調査申出事件について
3 委員協議
(1) 委員長報告について
【会議の経過とその結果】
〔開会の宣言〕
1 議案の審査
議案第 1号 平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)ほか18件
(1)分科会委員長報告
(2)分科会委員長報告に対する質疑
(3)分科会に係る執行部への補足質問
○西場委員長 それでは、議案第1号から議案第14号まで、議案第19号、議案第20号、議案第26号、議案第27号及び議案第32号の合計19件を一括して議題といたします。
最初に、政策防災分科会委員長から分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○稲垣政策防災分科会委員長 ご報告申し上げます。
政策防災分科会で詳細審査を分担いたしました議案第1号「平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分につきましては、去る12月13日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
戦略計画の展開における政策企画調査費等政策研究、政策開発に係る経費の確保についてであります。
「県民しあわせプラン・第二次戦略計画」では、その期間中に県政の捉えるべき課題として、「人口減少社会の到来」、「知識集約型の産業構造への転換」、「第二期地方分権改革への対応」の3つが整理されています。
こうした整理を受けて、本年度は、「人口減少社会」をテーマに市町や大学等と連携して、基礎的な調査が進められているところですが、これに加え、20年度の予算要求では、人口減少社会や経済のグローバル化、産業構造の転換などの潮流を踏まえた持続発展可能な地域経済の振興についての基礎的な調査研究を実施していくこととされています。
地方分権の進展など、時代の流れ、社会情勢の変化に的確に対応し県政を展開していくためには、こういった中長期的な課題の調査研究を進めていくことは極めて重要です。
当局におかれては、政策研究、政策開発に係る経費の確保に努められるとともに、さらに掘り下げた調査研究を進め、その成果を県民が「心の豊かさ」を実感できる具体的な施策に結びつけていくよう要望します。
以上、ご報告申し上げます。
○西場委員長 ただいまの委員長報告に対して、ご質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで政策防災分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、政策防災分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
なお、質疑は付託議案に係るものに限定しますので、ご了承願います。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで政策防災分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会委員長から分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○中村健康福祉病院分科会委員長 ご報告申し上げます。
健康福祉病院分科会で詳細審査を分担いたしました議案第1号「平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分ほか3件につきましては、去る12月13日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
まず、心身障害者医療費、一人親家庭等医療費及び乳幼児医療費のいわゆる福祉医療費の見直しについてであります。
福祉医療費助成制度のうち、心身障害者医療費において、精神障害者保健福祉手帳1級保持者を対象に加えること、乳幼児医療において、通院対象年齢を4歳未満から小学校就学前まで対象とする制度の拡充及びこの拡充に伴って一部自己負担金を求めることが検討されています。
本分科会では、本年11月12日の予算決算常任委員会の分科会委員長報告において、福祉医療費助成制度の見直しが「多数の身体障がい者や知的障がい者の一部負担につながること、乳幼児医療費及び一人親家庭等医療費においては、国を挙げて取り組んでいる少子化対策・子育て支援施策に逆行するのではないかという懸念など、対象者の自立支援や県政方針の阻害とならないよう、更に慎重に検討されるよう」強く要望したところであります。
また、本県議会では「福祉医療費助成制度の改革」をテーマに政策討論会議が設置され、委員間討議や市町長へのアンケート及び意見聴取、関係する福祉団体の代表を招いての意見聴取などを行い、討論を深め、県議会としての同制度見直しに対する意見をまとめて知事に申し入れを行う予定であります。
同制度の見直しにおいては、はじめに3つの制度をまとめて自己負担ありきとするのではなく、それぞれの制度の変更について検討するなど、県議会をはじめ、市町、県民の方々の意見を広く聞き、真の県民福祉の向上に資するものとするよう重ねて強く要望いたします。
次に、病院内保育所の充実についてであります。
院内保育所は、夜勤や休日勤務のある医師や看護師にとって小さな子どもを抱えながらも安心して働くことができる重要なものであります。
子育てのために離職を余儀なくされる医師・看護師の離職予防や、将来子どもを持ったときにも安心して勤めることができる職場環境整備のため、院内保育所が県内の医療機関において充実されることは非常に重要であります。
本県の医療における最重要課題である医師・看護師不足の解消のためにも、院内保育所の充実についするさらなる支援を行っていくよう強く要望いたします。
以上、ご報告申し上げます。
○西場委員長 ただいまの委員長報告に対して、ご質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、健康福祉病院分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで健康福祉病院分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、環境森林農水商工分科会委員長から分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○末松環境森林農水商工分科会委員長 ご報告申し上げます。
環境森林農水商工分科会で詳細審査を分担いたしました議案第1号「平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分のほか4件につきましては、去る12月12日分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定をいたしました。
なお、この際、「平成20年度当初予算要求状況」に関して、本分科会で特に議論のありましたことについて申し述べます。
まず、「食の安全・安心対策」についてです。
来年度予算要求では、「JAS表示適正化指導事業」及び「食の信頼回復サポート事業」により、食品表示の適正化の推進や事業者の法令遵守意識の向上、食に対する信頼の回復などを図ることとされていますが、県内において次々と明るみに出た食品の偽装問題が二度と繰り返されないためにも、強力かつ適切に事業を推進するための予算を確保されるよう要望いたします。
次に、「県単公共事業費予算の確保」についてです。
農水商工部の公共事業費は、年々減少の一途をたどっていますが、中でも「県単公共事業費」の来年度予算要求額は、対前年度比66.7%と大幅に減っており、市・町の事業要望にこたえることが困難になっていることから、十分な予算の確保に努められるよう要望いたします。
最後に、「観光の振興」についてです。
県では、「美し国おこし・三重」基本構想の策定を進めており、コンセプトとして『文化力を生かした持続する「地域づくり」』を掲げているところですが、この「美し国おこし・三重」イベントなどの取組を観光の振興を図る絶好の機会としてとらえ、「三重の観光」「三重の魅力」を県内はもとより国内外にまで発信されるよう要望いたします。
以上、ご報告申し上げます。
○西場委員長 ただいまの委員長報告に対して、ご質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで環境森林農水商工分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、環境森林農水商工分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで環境森林農水商工分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、県土整備企業分科会委員長から分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○青木県土整備企業分科会委員長 ご報告申し上げます。
県土整備企業分科会で詳細審査を分担いたしました議案第1号「平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分ほか6件につきましては、去る12月14日分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査をいたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
以上、ご報告申し上げます。
○西場委員長 ただいまの委員長報告に対して、ご質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、県土整備企業分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで県土整備企業分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会委員長から分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○北川教育警察分科会委員長 ご報告申し上げます。
教育警察分科会で詳細審査を分担いたしました議案第1号「平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)」の関係分ほか2件につきましては、去る12月12日分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で特に議論のありました事項について申し述べます。
特別支援学校の児童生徒の急増に伴う緊急対策につきましては、西日野にじ学園及び杉の子特別支援学校の暫定校舎並びにスクールバスの追加配備等、12月補正並びに新年度当初予算において対応されていますが、北勢地域の過密な状況を解消していくためには、あわせて三重県全体の特別支援学校の適正な配置を基本とした抜本的な対策が急がれます。
当局におかれては、第3回定例会で提案のあった県全体の特別支援学校の整備計画を早急に策定し、議会に示されるよう強く要望いたします。
以上、ご報告申し上げます。
○西場委員長 ただいまの委員長報告に対する、ご質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、教育警察分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで教育警察分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
最後になりますが、総務生活分科会委員長から分科会における審査の経過と結果について報告を求めます。
○竹上総務生活分科会委員長 ご報告申し上げます。
総務生活分科会で詳細審査を分担いたしました議案第1号「平成19年度三重県一般会計補正予算(第2号)の関係分ほか3件につきましては、去る12月14日に分科会を開催し、関係当局の出席を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
なお、この際、当分科会で平成20年度当初予算要求関係分として特に議論のありました事項について申し述べます。
新県立博物館についてであります。
新しい県立博物館のあり方については、本年度検討に着手されたところで、今後、知事への審議会答申を経て、「新県立博物館基本構想(仮称)」が策定される予定であり、平成20年度予算として、基本構想の考え方を具体化する「新博物館基本計画」策定のための予算が要求されています。
当局におかれては、今後、県議会の提案や県民懇談会、パブリックコメントなどの意見も取り入れ、県民にわかりやすい形で県としての考え方をまとめられるとともに、特に、課題になると考えられる施設規模に加えて、管理運営上のランニングコスト等も含めたライフサイクルコストについても十分な検証を行い、基本計画にあわせて早期に議会へ示されるよう要望します。
以上、ご報告申し上げます。
○西場委員長 ただいまの委員長報告に対して、ご質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで総務生活分科会委員長報告に対する質疑を終了いたします。
次に、総務生活分科会に係る執行部への補足質疑があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 なければ、これで総務生活分科会委員長報告及び質疑を終了いたします。
(4)全体を通しての質疑・質問
○西場委員長 なお、ここで議案第1号ほか18件の議案に関し、全体を通して再度質疑があれば挙手を願います。
特になければ、質疑を終了いたします。
(5)討論
○西場委員長 これより討論を行います。
発言があればお願いします。
○萩原委員 ただいま予算決算常任委員会に付託されている議案の中で、私たちは、議案第14号の平成19年度三重県病院事業会計補正予算(第1号)については、反対であることを表明したいと思います。
全体として今回の補正は、大きくは減額補正でありますし、また職員の皆さんの給与改定というような人事委員会勧告を受けた改定でありますし、大いにこの点については私たちも同意をするものであります。
ただ、病院事業会計だけは、もちろんこの中に病院事業庁の職員の給与改定もあるわけでありますけれども、それ以上に私たちが問題にしたのは、実は、実質3年間、19年度から22年度までの債務負担行為という形で、保育業務の委託契約についてというのが8,294万4,000円、私はあえて言ったらもぐり混ませてあったということを言いたいんです。
実は、心の医療センターの保育所、つくしんぼ保育園というんだそうでありますが、ここの民間委託化のための予算の先取りというような形で債務負担行為がなされている。十分事前に県議会にも説明のないところが、直接の仕事にかかわっている一たちと十分な議論をし、また納得もし、説得もできるようにという状況がなかったというふうに私は思います。
その証拠に、実は、急遽この議会に関係者の皆さん方が何と2,620名の署名、これ本当に短期間で集めたそうでありますが、そんな署名を集めて民間委託化は困りますということが提起されてきています。審議された委員会を私も傍聴させてもらいましたけれども、予算議案は通って賛成しているんだけれども、実際上、そういう現実が突きつけられてというようなことで、議会もそういう意味では、皆さん方の訴えに対してそれを受け止めるべきではないか、先程の委員長報告の中にもそのことが反映されておったと思うんでありますけれども、民間委託化をするということです。
民間ならだめだというふうに私は言うつもりはないですけれども、特にこのごろ女性の医師が増えてきているようでありますが、民間委託で本当に医師や看護師のその子どもさんたちが安心して一昼夜、24時間近く、子どもがずっとその病院で保育士さんたちに見てもらわなければならないような状況もあるわけです。医師や看護師にしたら、どんな思いで子どもを預けているんだろうという、そんな思いさえするわけでありますけれども、正規の職員まで転勤だ、あとはまともに採用もしないで、業務補助職員や嘱託が7人もいます。ものすごく条件が悪いです
今まで県営でやっていたそういうつながりやら、それに継続性をなくしてしまう。けれども、そういう人たちに守られて院内保育所がやられてきたのに、これも民間に売り渡すということになって、これは私は絶対病院経営のあり方としても間違いだとさえ言いたいです。
そういう点で、私たちはあえてこの病院事業会計への補正予算には賛成するわけにはいかないということを強く申し上げ、また今後ぜひお願いしたいことは、こういったような、やむを得ず県民に痛みを押しつけなければならないようなさまざまな問題はあるかとは思うんですけれども、今回の福祉の三公費の自己負担もそうですが、それだけに、関係者の皆さんに十分事前に説明をし、納得合意というのはなかなか難しいかもしれないですけれども、その背景や状況をきちんと話をしながらの説得や時間をかけた話し合い、これがやはり民主主義の基本、住民が主人公だということにもなるんではないかと。ましてや、議会に対してもそういう事前の説明を十分時間をとってやってもらうということが何よりも求められるのではないかと。そのことをあえて注文もつけながら反対の答弁といたします。
ありがとうございました。
○西場委員長 ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○西場委員長 討論なしと認め、討論を終結します。
(6)採決
○西場委員長 これより採決に入ります。
議案第1号から議案第13号まで、議案第19号、議案第20号、議案第26号、 議案第27号及び議案第32号の18件
起立 全員 可決
議案第14号
起立 多数 可決
○西場委員長 以上で「予算議案及び予算関連議案19件」の審査を終了いたします。
○貝増委員 要望だけ、お願いしたい。
年が明けて、我々の議会が通年議会になってくると、今まで以上に議案審議の時間が設けられる。そういう観点からみると、新年度予算の取組が厳しいことはわかりますが、我々もしっかり理解して検討していかなければならないという前提に立ったときに、新年度につくられる予算書については、今でも厚いですが、さらに厚くなっても結構ですので、我々議会も解読しやすいようなフォームを検討いただけないかということを県当局に要望します。
それとあわせて、委員会、検討会の方でも同じように再検討していただくようお願いします。
○福井部長 なるべくわかりやすいような予算資料を作らせていただきます。
○西場委員長 委員会に対する要望につきましては、理事会の方で検討させていただきます。
これをもって、審議を終了いたします
当局にはご苦労さまでした。
2 閉会中の継続審査・調査申出事件について 配付の案で了承
3 委員協議
(1)委員長報告について 正副委員長に一任
〔閉会の宣言〕
以上、会議の要綱を記し、ここに記名押印する。
平成19年12月18日
予算決算常任委員長 西 場 信 行