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平成18年3月9日 東紀州地域経営調査特別委員会 会議録

東紀州地域経営調査特別委員会

会議録

(開 会 中)

開催年月日   平成18年 3月 9日 自 午前10時03分 ~ 至 午前11時01分

会議室     第202委員会室

出席委員    10名

委員長 森本 繁史 君
副委員長 田中 博 君
委員 青木 謙順 君
委員 桜井 義之 君
委員 山本 勝 君
委員 萩野 虔一 君
委員 島本 暢夫 君
委員 橋川 犂也 君
委員 中川 正美 君
委員 藤田 正美 君

欠席委員    0 名

出席説明員

[地域振興部]

部  長   浦中 素史  君

経営企画分野

総括室長   田中 栄喜  君

東紀州活性化・地域特定プロジェクト

総括推進監  長谷川 敬  君

その他関係職員

[総合企画局]

政策企画分野

総括室長   天野 光敏  君

その他関係職員

[総務局]

組織・職員分野

総括室長   中西 正明  君

その他関係職員

[生活部]

文化振興室長 中谷 惠子  さん

その他関係職員

[農水商工部]

商工政策分野

総括室長   河井  繁  君

農水産物供給分野

総括室長   中尾 兼隆  君

その他関係職員

[県土整備部]

住民参画室長 渡辺 公徳  君

[教育委員会]

文化財保護室

副 参 事   駒田 利治  君

傍聴議員    0 名

県政記者クラブ   4 名

傍聴者     0 名

議題および協議事項

I 調査

 1 第3回東紀州振興創造会議の結果について

 2 その他

II 委員協議

 1 委員長報告について

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

I 調査

 1 第3回東紀州振興創造会議の結果について

 (1)当局から資料に基づき説明(浦中部長、長谷川総括推進監、田中総括)

 (2)質疑・応答

○森本委員長 それでは、ご意見がございましたらお願いしたいと思います。委員の先生方から。

○中川委員 9ページの10番ですね、映画、テレビドラマによるPRということで、大変いい意見だと思うんですが、実は私、伊勢志摩観光コンベンション機構内の伊勢志摩FCの委員長なんです。大変盛り上がっておりまして、各地域からもこういう要望が多いんです。したがって、県内には伊勢志摩しかないものですから、言うならば、三重県全体の三重FCを作るべきではないかなと、こういう考え方を持っております。

 先般も、「朝日のあたる家」というのを作りまして、これがたまたま紀伊長島出身の方が監督やったんです。それを作ったわけなんですけれども、そういう形でぜひともこれは県もいろんな支援体制をしいていただいて、ぜひとも作りたいなと。東紀州だけでそのFCを立ち上げるのはなかなか難しいと思うんです。せっかくこういう形で伊勢志摩がありますから、三重県という形で作っていったらいいなという感じを持っています。

 したがって、ぜひともこの意見を私は生かしてもらいたいなと。意見になりますけれども、そういう形で対応方を考えてもらいたいと、こういうことの要望で何か意見があればお願いしたいと思います。

○浦中部長 会議の意思としてこれからどうするかということと、個人の意見という形で、その方がこれからどんなふうな活動をしてくれるかと、いろいろあると思いますので、今委員のおっしゃっていただいたようなことをこの会議の方にお知らせしまして、そういった連携というんですか、情報収集をして、これから取り組んでいきたいというふうに思っています。

○森本委員長 あとの委員の方、ありませんか。

 報告だけですからあれですけど、委員協議の中で委員長報告を今回は検討していきたいと思いますので、補足的に今までの経緯をしたところで、執行部に限って何か再度確認するというようなことが委員の先生方にあったら言ってください。

 この中身については、もう委員協議の中で議論しますので触れないで、皆さんの方である程度補足的に執行部に聞いておきたいなということがありましたら。

○山本委員 今、特に東紀州地域振興創造会議の内容で、いろいろ説明をいただきました。これよりまたちょっと進んでいく話になるかもわかりませんのやけど、知事のいろいろ提案説明の中に、これからの東紀州をどのようにやっていくかという中に、三つぐらい柱があったと思いますねけど、まず一つは対策局の設置ということで、これは次年度からやっていくということですし、今回創造会議の、過去3回ほど開かれて、いい提案をいただいてきたわけですけども、もう一つ、知事の考え方の中に、グランドデザインを全体的に描こうという、こんな話があったように思うんですけども、このへんのところはどうですかな。少し先に進み過ぎとるんかわかりませんですけど、どうですか。

○天野総括室長 グランドデザインという言葉を知事が使っているかどうかわかりませんけども、この会議の目的そのものも、第二次戦略策定に反映をすると。地域全体のグランドデザインを考えつつ、それを県の方も真摯に受け止めて、第二次戦略の中で考えていくということも一つに入っていますので、そういう意味ではこちらでいろいろ議論いただいたものが、18年度に策定しますいろいろな形の県の政策の中へきちんと、必要なものは反映していく、そういうスタンスではおります。その中に、当然、ここまで取り組んでこられた組織でありますとか、いろいろなことが入ってくるんだというふうに考えています。

○山本委員 東紀州に特化してそんなものをつくるという考え方というのはないわけですか。

○天野総括室長 私ども、第二次戦略の中で、地域編という形で地域の姿について、今、現時点で県の考えている部分については整理をしてお示しをしたいということで、何回かご説明をさせていただいております。ただ、そのときに、地域のグランドデザインといったときに、従来のように県が、この地域はこうしたいと、あるいはこういうふうにやりますと、そういうところまでの計画は、今の合併後の市町村、市町のあり方とかそういうのを考えますと、やはり地域とともに考えるという視点は必要なんじゃないかということですので、ただ、東紀州の地域に限っていえば、他の地域とはやっぱり違って、こうして対策局を設けて、特別な対応をしているというか、地域の盛り上がりもあるわけですので、東紀州地域ということで、どういうふうに県は政策、施策をやっていくのかという整理は必要だと思っています。ほかの地域ももちろん同じような問題はあると思っております。

○山本委員 大体理解はできましたんですけども、三本柱ぐらいでこの東紀州の地域の活性化についてはやっていかれるんじゃないかなと、私は理解をしていましたものですから、そしてまた、知事も時々そういう言葉もお使いになられますから、そのへんのところ、ひとついろいろ精査をしていただいておって、よりよい方向に方向づけをしていただきたいなと思います。

 以上です。

○橋川委員 振興創造会議のいろんな内容についてご説明をいただいたんですが、かなりハイレベルな論議がされておるなというふうに、非常に高く評価したいと思いますし、最後に言われた委員同士の協議がだんだん膨らんできた、これがすばらしいことだと思いますし、やはりこういう事業というのは、やっぱり継続していって初めて意義が出てくるわけで、一過性であっては絶対にならない。イベントというものではなしに、これが東紀州地域の人たちの生活に密着した運動というか、事業として取り組んでいくと。そして、今の獅子岩の話だとか、花の窟の話、やっぱりそれに磨きをかけて光らせていくというのは地元の人たちの力でないとできないわけですから、やはりそういったことを今後県がサポートして、じゃ、東紀州対策局がこれを引き継いで、気長に中央に発信をしていく役目を県が担っていくと。そういうことにならないといけないんじゃないか。

 もう一つ気になるのは、どうも我々外部から見ていますと、東紀州は一つだと考えているんですけれど、どうも矢ノ川が気になってしょうがない。どうもあの峠一つでなかなか南と東が、なんかこの話の中でも、尾鷲のこと言われてもちょっとわからんよなというような発言があるように、逆にまた、紀北の人たちから見ると、紀南のことを言われてもなと。我々逆の側から見ていると、そんなもん一つじゃないかという感覚があるんですけれど、やはり矢ノ川を取り除くことによって、東紀州一つだという感覚を何らかの形で進めていかないと、どうもそのへんが最近気になるところなもんですから、ぜひ東紀州対策局ができたら、やっぱりそういうことも含めて一つの今後の考え方の方向性を出していっていただきたい。

 この東紀州に関しては議会が了解、もうすべて議会が全会一致で、何とかして東紀州に光を与えようということで取り組んできたと。これはもう実に見事に成功したと。そしてまた、当局も本当に努力していただいて、これで東紀州に関しては少し今後の行き先が見えてきたかなと。そういう期待が大きいだけに、継続をよろしくお願いして、つぶさないように、せっかく芽を出したんだから、つぶさないように育てていくということに、ぜひひとつ当局は心がけをいただきたい。このように思うので、もしご所見がありましたら。

○浦中部長 今、委員の方からお話がありました件につきまして、4月から組織も変わりますけれども、十分肝に銘じまして取り組んでまいりたいというふうに思います。

 特に一体性の話につきましては、先程話しましたように、準備会の段階では非常にそういった意見というのが出ていましたけれども、やっぱり話し合いを進める中で、だんだんとそういったことも薄らいで、やはり東紀州全体としてとらまえて、いろいろ議論が進んでいますので、私どもとしてはそういった危惧は一切のところしてございませんので、その点申し伝えておきます。

○橋川委員 矢ノ川のトンネルがもうひとつきちっとあけば、もっと風通しがよくなるかなというふうに思うし、意見の中にありました伊勢の道と熊野、吉野の方の道と、やっぱり道というのはストップしてしまう、とめてしまうとそこのところだけに限られてきますので、やはりこの継続性ということを念頭に置きながら進めていかないと。行き詰まりのある道は発展しません、やっぱり道というのは。そういうことも十分考えて、皆さんの発言の中にそういうことが入っていますので、よろしくお願いいたしたい。

○森本委員長 あとご意見ございませんか。

          (「なし」の声あり)

○森本委員長 それでは、あとのご意見は委員協議の中でまたお伺いするということにして、それでは、本日の調査は終了いたしたいと思います。

 当局にはご苦労さまでした。委員以外の方は退出願います。委員の方はご協議願うことがありますので、そのままお待ちください。ありがとうございました。

II 委員協議

 1.委員長報告について・・・正副委員長一任

 〔閉会の宣言〕

以上、会議の要綱を記し、ここに押印する。

平成18年 3月 9日         

東紀州地域経営調査特別委員長   森 本 繁 史

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