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平成17年10月21日 防災生活振興常任委員会 会議録

防災生活振興常任委員会

会 議 録

(閉 会 中)

開催年月日   平成17年10月21日 自 午前11時11分 ~ 至 午後12時 6分

会 議 室   501委員会室

出席委員    7名

委員長 山本 勝 君
副委員長 森下 隆生 君
委員 松田 直久 君
委員 中森 博文 君
委員 田中 博 君
委員 舟橋 裕幸 君
委員 野田 勇喜雄 君

欠席委員    1名

委員 島本 暢夫 君

出席説明員

[生活部]

部  長   宮村 由久  君

その他関係職員

傍聴議員         な し

県政記者クラブ      5 名

傍 聴 者        な し

議題および協議事項

I 所管事項の調査

 1.生活部関係

  ● 「三重県交通安全研修センターのあり方」について

II 委員協議

【会議の経過とその結果】

〔開会の宣言〕

1.所管事項の調査

〔生活部関係〕

 ● 「三重県交通安全研修センターのあり方」について

  1) 当局から資料に基づき補充説明(宮村部長、山口交通安全室長 説明)

  2) 質疑

○山本委員長 それでは、委員の皆さん方、ご質問等がございましたらお願い申し上げます。

○松田委員 今日、研修センターを見せていただきました。

 いろいろほかの皆さん、委員の方の感想はあると思うんですけれども、今のその山口さんからのご説明をいただきまして、役に立ってるんでしょうという前提で話をしていただきました。結果も98%云々が、来ていただいた方が非常に参考になったというか、安全のためにいわゆる勉強になったということ。私らも、ああやってして勉強をやらしていただきましたんで、安全に対しての考え方とかいうのは非常にいいもんだろうと。

 ただ、私なんかが思うのには、どれだけ効率よくきちっと機能しているんでしょうかということと、今日、今も野田委員が言われましたけれども、地域エリアによってゼロ、全然来てないところがあると。やはり広く県民の方にきちっと活用していただいておるのかなという、やっぱりそれをきちっと見ていかなくてはいけないのかなと、こう思うんです。

 例えば、今の体験をさせていただいたところなんかは、団体予約があってそのすき間でとか、土日は結構あいてますからどうぞと言うたら、今までああいういい施設を何も使わずに置いておくということが、僕らからすればもったいないんと違うんかと。じゃあ、その日曜日をきちっと埋めて、施設をフル活動しておる、機能を使っているということが、やはりどうして今まで検討されなかったのか。紀南でもゼロ人ということですけど、どうしてそれを今まで検討されなかったんかということを、今日、小倉専務の方から聞いて、やっぱり10年間いろいろな意味での反省に立ってということをるる聞かせていただきまして、ちょうどそういう時期なのかなと、こう思います。

 ただ、私、要望なんですけれども、今回、指定管理者制度へ移行するまでに、あそこの場所が何をするものでどういうものでなければいけない、それをきちっとしておかな、例えば出前でと言われても、あいまいに人が混むから出前でいってとかいうことじゃなくて、もう一回1つずつの例えば施設についても、今日、シミュレーションで運転させていただきましたけれども、例えばああいうものだって嫌みで言うわけやないですけども、電源がいつでも入っておらなおかしいわけですね、朝開いたら。と思うんですね。だれが来るかわからないという、逆に言うたらがらがらでしたけれども、ああいうふうなことも1つずつ本当にきちっと使われてるんかなというようなことを、どうすればええかということをやはり考えていかなあかん。

 それを、まずどういうふうにして考えていくんか。県も入って考えていくんか、どうやって入って考えていくんか。あり方をどういうふうに考えていくんかという、こういうふうにして考えていくんです、こういう人間で考えていくんですということがあれば、ちょっと教えていただきたいと思う。

○宮村部長 平成7年に完成して10年間たってきて、松田委員の方から先程もご質問していただいたように、緊張感を持った経営という部分が、必ずしも十分でなかったという反省は私どもしております。

 今回、こういう管理運営をめぐっての方法を検討するに当たって、10年もたって一回見直しをしようということで、私どもも検討してまいりましたが、今日、現場でもお話、現場の者がしましたように、現場の中でもやっております。

 今後は、やはり今度はどういう運営になるかわかりませんで、その余談は別としても、やはり毎年こういう成果も十分チェックするような体制というのは、とっていくことが十分必要であるなと。それは1つのこういう議会の場にもそういう数値もまだお出しするとか、これまで恐らく10年間議会へこんなことを出した機会というのもなかったんではないかと思いますので、そういうことも踏まえてやっていく必要があろうと思ってます。

 なお、今回はあり方検討ということで、いろんな角度からはしましたですけども、さらにこれからは継続していくとすれば、今度はもう少しターゲットを絞った検討をさらにしていく必要があろうと、私どもとしては今認識をしております。

○松田委員 もう少し踏み込んで言うたら、どういうスタッフでこの検討をしていくの。センターの中だけでじゃないと思うんですけども、どういう形で検討していただくんでしょうか。

○宮村部長 今後、今は安全協会がなってますが、来年度以降どういう形に継続するとしてもそれは決まってませんが、その管理をする団体も含めて、私どもとしては参画してやっていきたいし、必要であれば外部の方の意見も、これも外部も今回は交通の専門家とかそういう方でしたですが、そういう管理運営にたけた方とか、そういう方らの視点というのがやっぱり必要でないんかなと。

 ややもすると、内部といいますかね。その関係方面の意見ということになってますと、ちょっと結果についても、またいろんな角度からのご意見というのは、いただきにくい場合もございますので、そういう外部の方の視点というのも、私どもとしては視野に入れてやってまいりたいと思います。

○松田委員 例えば、部長もうぶっちゃけて言うと、指定管理者制度のところからいろいろ提案をもうていって、それにまあ任せてという、ちょっと変な話ですけれども、そういう形でいいものを一遍つくってもらいたいという、ぶっちゃけたらそんな話なんやろうか。

○宮村部長 指定管理者制度ということに限りますと、私どもとしては指定管理者、もし導入するとすれば公募ということに恐らくなると思いますけれども、どこがとるかというのは別としまして、そういう公募をしてきた方が、独自のいわばノウハウといいますかね。そういうのも活用してやっていけるような形にしてまいりたいと思いますから、そういう意味ではその前にノウハウをいただけるような形に、私ども県が、あそこをどう考えていくかということを、お出しをしていかなきゃいかんというのが筋道だろうと思いますね。

 そういう意味では、単に指定管理者と言葉は語弊ありますがなれ合いのような形でなるんじゃなしに、県としての意思を十分伝えて、公募条件に入れて、その公募条件に合致した、より合致したところを選定をしていくということで、指定管理者であればなっていくだろうと私は思います。

○松田委員 そうだと思うんですね。

 県が、どういうふうな安全対策の上でこの研修センターを活用していくという、きちっとした考え方がなければ、幾らいろいろな人が出てきて、こうやって提案していただいてもぼやけてしまう。県の考え方、わかんないということなんで。

 例えば、説明をいただきましたが、来年度か何か知らんけど人を減らしてとかいうようなことも出てました。必要なければ人を減らす。これはもう当然なことだと思いますけど、もっと機能を生かしていくんだったら、逆にいうたら人増やさなあかんかもわからない。もう極端な言い方をすればね。

 そんなんも含めて、やはりきちっとした考えがなければ、安易に今こういう状況だったから人を減らせばいいと。だけど、これ三重県の交通事故の状態というのは非常に悪いわけですから、やっぱり本当に山口さん言うたように機能してるんだ、いいもんなんだ、出前をしてもいいぐらいなんだということであれば、逆にいえばもっと増やさなあかんという議論もひょっとしてあるかわからないなと思うんです。

 ですから、できればどういう形のどういう部分を直していって、こういう部分でもう一回前へ出て戦略的に責めていきたいということを一遍きちっと明確にしていただいて、委員会へ指名していただきたいなと、そのように思います。

 あとは、そんなところかな。委員長、そこまで何かありましたら。

○宮村部長 もとより、私どもそういうことを考えてございまして、数々の今回、前回とご意見議会の方からもいただいてます。そういったことも踏まえて、そういうこのあり方についてお示しをさせていただきたいと思います。

○松田委員 今日もここへ入らせていただいて、4階にああいう施設があるかというのをちょっと目立たなくてわからなかったし、恐らくちょっと言葉が悪いけど惰性で来てるから、来てもらう人を相手にしておきゃよかったやろかというようなことも僕はあると思うんですね。

 例えば、あそこへ行って何時間待ってる間に上がっていただける免許センターとの連携とかいうのも申しましたけれども、そんなことも含めて考えていただいた方がいいなと、こう思ってます。

 とにかく、たくさんの方があそこへ入っていただいて、あのいわゆる幾つかの機械があったわけですけども、あんなものもんもね、やっぱりフルにどれだけ活用してもらえるかということを考えていったら、おのずとすることが大体狭まってくるのと違うんかなと、僕は個人的に思いますので、ぜひそのへんのところをきちっと、一遍、数字で出していただいて、どういうことをやるんやということをぴちっとこう列記していただいて、それに対してどういうこともできるということも、一遍、きちっとあそこの中で整理をしていただきたいということ、強く希望させていただいて私終わらせていただきたいと思います。

○野田委員 前回の委員会のとき、また今日の調査をさせていただいたところでの重複にはなるんですけども、基本的には先程からの説明の中でもありますように、このセンターの県の取り組みによる責務、役割の中でのセンターの機能をどうさせるかということと、もう一つはやはり数の問題だけではなくて、県民がどれだけ利用できるのか、そういったところがこのセンターのあり方ではないのかな。

 その中で、必要なのか必要じゃないのかということを考えていくことが、ここのあり方についての検討の中でも書いてますように、まさにそのとおりだというふうに思います。

 その中で、ちょっと1つ確認させてもらいたいんですけども、今後の取組の以前に、他のセンターの取組、いろいろある交通センター等のが他県でもあると思うんですよね。このへんの充実のあり方というのをどうしてきたかというのも、まず検討していただいたかというのをちょっと確認させていただきたいんですけども、そのへんはどうですかね。どのへんまで見て、どういうふうな取り組みでやるべきかということの方針は大体していっていただいておるんですかね。

          (「他県の」の声あり)

○野田委員 他県の、そうそうそう。

○宮村部長 お手元の資料の39ページから43ページにかけて、他県の状況というのがございますが、三重県のようなああいった体験型の施設となりますと、2番目の39ページの栃木の交通安全研修センター、それからもう一つが42ページの16番の山口県の施設というのがございまして、その16番はこれは警察が直営で管理をしてございますし、栃木県はこれは警察が所管部で、そこから県の交通安全協会へ委託をしてきておるという状況です。

 あと、ここにはございませんが、今年、山梨県が交通状況非常に悪化している中で整備をして、来年の4月1日にオープンするというふうに聞いてます。

 18のうちあとの残りにつきましては交通安全公園的なもので、ちょっと私どもとは規模的にも違うんかなというような感じをしてございます。

○野田委員 今のご説明では、直接行ってというよりも資料で検討したという状況なんですかね。

○山口室長 先程の栃木県、それと山口県につきましては、私どもの施設とよく似てるというところがございましたので、昨年度でございますけれども行って、一応向こうのいわゆる研修状況とか施設の関係とか、そういうのを確認をしてまいったところでございます。

○野田委員 そういったところも、他県がそうだから三重県が同じようにしなきゃいかんという意味で言うておるわけじゃなくて、他県でもそういう分析がしとるところがあれば、なくしてもいいんじゃないかというような議論も含めて、指定管理者、あるんだったら今後は指定管理者制度も1つの模索だろうというような考え方で来たんだろうというふうに判断しますけども、次に今後の論点整理の中でのことで、いろいろ考えられることで交通センターの役割ということで、受け身型から参加タイプ、もしくは今後いろんな指導の育成、それから情報発信、出前、それから県民ニーズを踏まえての研修ということでの検討はされておるんですけども、じゃあ、この一方の利用者側から見た、いわゆる県民から利用しやすい手法というのを、どういうふうに考えておるのかということが少し落ちとるんではないですかねというふうに思うんですね。

 それは何かというと、例えば学校教育の中でも、調査の中でも言わせてもらいましたですけども、学校教育の中でのものと、あと生涯教育とか、当然、弱者のところでの対応というところでの連携で、老人会の方にいますわっていうんじゃなくて、あくまでそういう大きな意味での情報発信という意味で、こういうものが大切ですよというものを、ただ老人会との交流だけではなくて、しっかりしたそういう考え方もわかってもらいながら、情報発信するということが大切だというふうに思うんですよね。

 もう一つあるのは、例えば今日のセンターの方で、いろんな利用なんかでもせっかくホームページつくるんだったら、行ってあいてるのかどうか、もしくは本当に予約ができるんかどうかということがわかるような、そういう仕組みもできると思うんですよ。

 例えば、センターのホームページあけたら、クリックしたら今どれだけあいてますよとか、何が利用できますよとか、何月何日だったらどうですよ。そういったことも踏まえて、有料化も視野に入れた中で、本当に利用できるかどうかということも踏まえて検討する必要があるんじゃないかなと。そうすれば、幾ら遠いところでも紀南の方でも、紀南から来ましたって、どこ、だれですかということもちゃんとチェックするわけやから、それほど紀南の利用者がゼロなんていうことはあり得んのじゃないかなというふうに思います。

 それはなぜかというと、紀南の人でも津方面へ来とるんですよね。そういった流れの中で、子ども連れていくんだったら、そういう子どもいたらちょっとセンター行って体験してみようかとか、そんなこともあり得ると思うんですよ。正直言って、恥ずかしい話ですけど、ここまで中身って、いろいろな体験ができるというのを正直言って知りませんでした。

 だから、僕が知らないということは、結構いろいろな人が知らないということだろうというふうに思うんです。そんなところでのこの10年間の活動という意味で、先程、松田委員さんの方からも言いましたですけど、ちょっとマンネリ化してた。また、更新に行きたい人が待ち時間を利用するのにやりゃええんやないかと、その程度の認識だったんじゃないかなと。

 やはり、これからは5,000万以上のお金を使って維持管理をするわけですから、そういった中での効果、本当にこの10万人の対比の死亡者数をぐっと減らすということでしたら、本格的にこうしたことを利用して、本当に要るんだったらこれがどれだけ効果があるかということも踏まえてやるんだったら、もう少しそういうふうな取り組みもあってもいいんじゃないかなというふうに思うわけなんですけども、せっかくホームページあけて、見て利用できるか利用できんかというぐらいわかるようなものぐらいはできると思うんですよね。せっかくですんで、そんなことも踏まえて取り組んでいただきたい。

それから、あと学校教育だけに限らず、子ども会とかいうのもありますんで、いろいろな責めるところがあると思うんです。そのへんのところも踏まえて、もう少し積極的に情報発信というのを考えていただきたいなというふうに思ってるんですけども、そのへんについてどうですか。

○宮村部長 まさに、そういう方向に向かっていかなきゃいかんだろうなと、私どもも思っているところでございます。

 今までの性格がややもすると町の施設で、それこそPRも余りしてこなかったというような感じの部分というのも見受けられるんではないかなと思いますけども、そういう意味ではいろいろな知恵を絞ったPRの仕方というのもあるだろうなと思ってます。

 実は、先月も三重テレビを使いまして、その交通安全研修で、もうごらんになられた方もみえるかわかりませんけれども、そういう交通安全研修センターの番組というのも放映もさせてもらったところですけれども、いろんなチャンネルを使っていろんなツールを使ってやっぱりPRをしていくということ。

それから、やはり、お出でいただけない方というのもみえますから、その方らがどうあそこへアクセスできるか。ダイレクトには来れなくても、そういう指導者とか出前とか、そういう形の使い方ができるとか、そんなこともやはり知恵を絞れるだろうなと私も思ってまして、そういう努力を今後はしてまいりたいと思っております。

○山口室長 先程のホームページの話が若干出ておりますけれども、実は研修センターのホームページは、昨年度末に一応立ち上げておるわけなんですが、その中で一応そういう利用状況につきましても、一般の方から見えるような状況で、現在、出させていただいておるというところでございます。

 それと、いろいろな関係機関、例えば学校関係とか、そういう方面につきましても、今、例えば学校であれば先生方にあそこを利用していただいて研修をしていただくとか、そういう方面についても、今、教育委員会の方とも協議をしておりまして、最初でございますので規模的にはそんなに大きくはないわけですけれども、これからも、一応、協議を進めて、可能な点はやはり採用していきたいというふうには考えております。

○野田委員 技術的というか、手法的なところなので、そのへんは細かくは言わないんですけども、この資料の26ページの数字もありますように、平成7年からずっとこの10年間を見てても、中学生の場合には14年から数百人というレベルでありますけど、高校生になりますと16年がゼロというような数字ですし、特にまた教員団体、女性団体といって、正直いって指導者、子どもに教えなきゃいかん立場の人とか、事故をしやすい立場の人という数字が非常に低いんですよね。

 このへんは、やはりこれこの10年間を見てても最初のうちは平成7年が806人と、こうなってますけども、極端にずっとそれからもう少なくなっていって、14年、15年、16年なんていうのはゼロですよね、カウントが。こういうのを見てても、ちょっと何をしとんのやろうというような思いがありますんでね。

ですから、こうしたところの本当にこれから免許とらなきゃいかんという部分で、かといって進学しなきゃいかんという大切な時期でもありますんで、高校の場合には。その中でもいわゆる体験学習とか安全・安心の中のものとしたら、1年、2年ぐらいのうちに、そういったことも来てもいいはず。また、近辺の学校でも来てもいいはずなのに、こういうところに指導してない。また、学校の方もこういう安全・安心のところがもう四、五年前からワーストテンの中に入って、去年のデータなんかでも1番になってしまっとるという状況を見てても、やはりそのへんの抜本的な危機管理がなかったのかなというふうな思いがしますので、しっかりそのへん対応していただきたいなと思います。

 それと、先程のホームページのことで、利用できるようになってるんですかね、ホームページで。申し込みとかそういうの。申し込みはだれだれっていうこともできるようになっとんかな。

○山口室長 今、立ち上げをしておりまして。

○野田委員 ああ、立ち上げ。もうしっかりなったときにはそうなるということですか。

          (「いや、もうできております」の声あり)

○野田委員 あ、できとるのね。ああ、すみません。わかりました。そのへんだけちょっとしっかりと対応していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。

○中森委員 関連してますけれども、1つはできるかどうかわかりませんけども、これ無料やもんで、いうたら何人来てもその経営に影響ないし、お客さん少ない方が楽とか、変なことになってしまう恐れもあってしまって、やはりたとえ100円でも例えば有料にすれば、今日何人入ったからどうとか、年間で1,000万プラスになるとか、そういうイノベーションっていうんですかね。いろいろと競争とか、いろいろ月ごととか曜日とか、いろんなそういうシミュレーションをして、やはりお金ももらうことによって、その刺激を与えるというんですか。やはり営業するっていうんですか、PRするっていうか、その意欲をそういうような形をとった方がいいかなという気がします。

 それから、もう一つは名称がかたいもんで、これ仕方ないかもわかりませんけれども、その例えば親子触れ合い何とか、PTAの行事とか子ども会とか、場合によったら家族でもなかなかここへわざわざ研修センターに行くなんていうことは、なかなかちょっとその気にならんわけですわね。

 やっぱりそれやったら、もう少し遊びって言ったら怒られますけども、例えばサイクルセンターとか、そういうのを併設して、例えばユニークな自転車なんかありますね。そういうのと併設したり、その子どもたちにも親しめるというか、喜んでいただけるような遊び心も入れた親しみやすいセンターにすることによって、親子触れ合いの行事として、またPTA活動として、そのことが家族の触れ合いということも含めて、そういうような形にちょっとリニューアルというか、イメージアップですか。そういうのをしていただけたらどうかなと思って、えらい提案も含めて私の意見、私的な意見も入ってますけども、そういう感想を持ちました。

○宮村部長 ありがとうございました。

 2つのご提言、1つは有料化という話ですけども、指定管理者制度を例えば導入するとすれば、そういう利用料金制というのも導入も可能にもなってまいります。

 先の他県の状況では、有料化をしておるところもございますが、収入的には200万とか500万とか非常に少ないようですが、そのことによって例えば山口県なんかはカードを買って入るんで、入場者数は把握するとか、そういう形にもなってきておるようでございます。

 本県の交通安全研修センターについて、それが導入できるか、ちょっと課題とさせていただきたいと思うんですけども、そこの施設の特殊性が3階までがごらんになっていただいたように免許センターで、入り口は一緒でやってってまして、上でそういうゲートをつくればということもあるんですけども、これまでは無料でしてまいりましたし、今回のあり方の中では、一応、無料化も続けていこうということにしてますけども、そういったことをさらにもっと突っ込んで1回議論をしてみたいなと思って。

 それから、研修センターの名称については、ご提言をいただいたと思うんですけども、これからは単に待ちだけじゃなしに、あそこでそういう家族なんかが寄っていただくイベントなんかもして来ていただくというようなことも、いわゆる企画展的な形もやはり講じていかなきゃいかんだろうなと思うんです。

 そんな中で、そういう意味での親しまれる施設というので、名称なんかも検討できればなと思います。

○中森委員 特に、私からもそれ以上言うことないですけど、そういうのが感想を持ってこれからもしていただけたらと、これはご期待というかご希望を申し上げて終わります。

○舟橋委員 確認なんですけども、指定管理者制度に乗せたときに、例えば上野のゆめドームのように伊賀市へっていうのが前提にありますやんか。

 今回のこのセンターは、広く公募をするのか、交通安全協会1本決めになるのか。

○宮村部長 指定管理者制を導入するとすれば、私どもは公募ということで考えております。

○舟橋委員 そうなってくると、募集要項の内容というのが、随分、こうきちっとしていただかなければならないと思うんですよ。

 例えば、人が集まりゃええわということで、おもしろい企画で吉本さんがエントリーをしてきてとってしまったと。人は集まるでしょう。人気も出るでしょう。しかしながら、本来の県が考えている交通安全教育なり、事故撲滅に対しての姿勢がどこまであらわれてくるかが疑問ですし、せっかくこのひまずえして、今日、半日かけて議論したことが、ひょっとしたら無になってしまう危険もあるわけですよね。以降、いまの交通安全協会であれば、あのセンターについても議会からのチェックが可能ですけども、今度、民間がとってしまえば、こういう議論もできなくなるケースもあるはずですね。

 そういう面で、募集要項に対する内容の精査というのは十分していただきたいし、場合によったら議会にこういう内容で募集しますよという報告ぐらいはあってもいいんじゃないかなというふうに思うんですが、そこらへんどうですか。

○宮村部長 もう指定管理者制度ということで、前回、私もお話しましたんで、それこちらに話が及んでまいりましたんで、私どもこの施設を運営していくについて、松田委員からもお話があったように、入ればいいんじゃなくて内容がやはり大切だと。まさに、県としての交通研修センターをどう運営していくんだというポリシーというか、そういう目的がやはり明確にしておくべきだなと。その中では、もし指定管理者制度をそれ導入したら、その目的に合致しないところは、当然、落ちてくるという話になりますから、そういうものを指定管理者制度を導入する段階になれば、十分、それは私どもとしてはしていきたいと思いますし、議会でもそういうのをお示しをすることもあろうと思います。そういう機会も、私どもとしては考えてまいります。

 それから、私どもだけじゃなしに、全般の指定管理者制度を県が導入するについて、そういう外郭団体がとる場合と違う場合というのもありますけども、やはり県の公の施設でありますから、委任とは言えども、行政処分の権限まで行ってしまいますけれども、県の施設ということでの県のかかわりというのは、当然、出てくると思いますから、これは総務局が中心に、今、考えてますが、私ども、今、聞いておる中では、議会にそういう定期的な報告をするとか、そういう関与できる余地を残すということは、そういうような考えておるということは、私ども報告も受けておりますので、私どもがもしこれを指定管理者制を導入すれば、そういう報告に沿ってやってまいりたいと。

 特に、成果とかそういうことについても、単に1つの成果ではなかなかこういう施設というのはとらえにくうござますから、いろいろな複数の指標で判断をして成果が上がってるかどうかというのもやっていかなきゃいかんだろうと思いますから、そういうことも応募の中では明確にして応募してもらうというような、そんな形をとっていきたいなと、今、思っておるところです。

○舟橋委員 募集要項の要項のつくり方は非常に難しいとは思うんですけども、十分、県の意図、議会の意見が反映された内容で公募をしていただくように希望しておきたいと思いますし、公社、事業団であれば、一定議会にも報告義務がありましたけども、今回は、今、総務局のそういう考え方が聞かせていただきまして少し安心はしましたけども、やはり指定管理者制度の元締めは生活部でございますので。

○宮村部長 指定管理者制度は、各部局がそれぞれの施設の所管をしておる各部局が所管をしていくということですが、ただ、全庁的には、先程、言いました指定管理者制の共通のルール的な基本ルールですね。こういったものについては、現在は総務局が所管をしていただくことになっております。

 そういう意味では、私ども全庁的なルールをこの前の議会でもご意見いただきました。例えば、男女共同参画に積極的に取り組むところとか、人権に取り組むところをやはり選ぶべきだとかいうご意見もちょうだいいたしまして、そういうことは、今回、各部局が募集した指定管理者の応募の中でも、応募条件に皆入れてもらうようなことを、私どもが総務局へ申し入れまして、総務局が一定のルールで各部局にそういうのを統一して実施をされた経緯もございますので。

○舟橋委員 全員協議会なり議会での発言が、それなりに反映されてるように思っておりますので、またもうしばらく見せていただいて。

○山本委員長 ちょっと私1点だけ。

 今日は、施設を見させていただいて、パソコンの電源が入ってなかったなというのもちょっとそれはいろいろ気になりました。

 それから、もう一つはやはりあそこのオーナー、専務さんの方ですけど、あの人の発言の中で私がこれをつくってという、こういう意識がありましたな。あの意識があることが、ある面では、今日、今、こういうぐあいに使用率が下がってくるとか、それから新しく改革をしようということになっても、なかなかできない体質になっとんのかなと。ちょっと私こう感ずることがございましてね。恐らく部長もそれは感じられたかと僕も思いますのやけど、そのへんのところは、今後、指定管理者制度でどのように変わっていくかわかりませんけども、もう少しそのへんの部分のところについても、少し一考された方が今後のあれだけの施設があって、中でも本当にすばらしいものがあるんですから、そういうことを考えていくと、時代のニーズに沿ってひとつ新しい手法をどんどん入れていけるような体質をつくっていくというのは、ある面ではあの施設がこれから伸びていくような感じがしましたんで、一言だけ申し上げて、部長、何か感想があれば。

○宮村部長 あの方は、そういう意味ではかかわりが深いということで、思い入れも深いのでそういう意味でこうおっしゃったんだろうなと思ってますけども、私どもこれからは指定管理者制度を導入するということであれば公募ということで、先程も申し上げましたんで、そういうことについてはやはりまさに改革をしていくという視点のところ、より県民のサービスをしていただけるところという視点で、これから選んでまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○森下副委員長 いろいろな機能、これからまたあり方検討会等も含めて、提言も含めていろいろ検討されてくると思うんですけど、私これ機能を分けてしまう方法も1つやないかと思ってるんです。安全教育という名のもとに、いろいろなものが混在してるというイメージを持ちました。

 私が、今日、体験させていただいたドライビングの体験みたいなものは、多分これはライセンス持った人のために、ぜひ体験をしてほしいものであろうなと感じたんです。そしたら、それは免許更新のシステムの中の1つに組み込んでしまうとかいうことも1つありかなと思ったり、あとはもうそうやって指導者養成のそういった場といいますかね。そういった教育機関としての機能ならば、それはそれでちょっと特化ができるんやないかなというふうに、僕、思ってまして、一括指定管理者とか一括どこかへというような話じゃなくて、もしかしたら機能で分けられる部分もあるんじゃないかという視点を、ぜひ入れていただきたいと思うんですよ。

 今の研修センターをどこかへ動かそうとするという視点ばかりでいかないで、機能をもう少し研究していただいて、例えば出前ということでありましたら、交通安全協会も同じことの出前もやってるわけです。同じことになるかどうかよくわかりません。少なくとも、地域へ出向いてシミュレーターを持っていってやってもらってるわけです。

 今日、伺いましたら、あれはちょっと別の部署でやってますんでという話になったわけですわ。別のところで、立ち話で聞かせてもらいましたらね。

 そういうことも、少し整理をしてもらって、役割の明確化の中に出てくると思うんですけど、そのへんを周りの状況も見計らってもらってですけど、機能をきちんと押さえていただいて、そして一括どこかへという話じゃなくて、これはどこかへも行けるね、ほかでできるねというようなことも含めて、ぜひこれからのあり方を検討していくときには、そういう視点をぜひ持っていただきたい。全部まとめてというと無理が出るかもわかりませんので、ぜひ機能分化というような形で検討していただく視点をお持ちいただけたらなというふうに感じましたがいかがでしょうか。

○宮村部長 現場の方でも、あの施設は総花的というような印象を、松田委員からご質問いただいたときにも現場の者が答えてました。その中で、一定重点的な試行をしていくべきではないかというような、そういう印象を持ったということも発言の中にあったかと思います。

 私ども、今、施設をまさに効率的に機能的にということで検討はしてみたいと思いますが、今は一括であそこでやってますけれども、その効率性、機能性といった意味で、どういう形がいいのか検討は、今までそらしてもございませんでしたので、一回してみたいとは思いますけれども。

 それと、私どもああいう複合ビルでございますので、おっしゃってみえるような免許更新に連動させた形というのが何とかできないかとか、そういうこともお話しまして、それから現場では適性検査なんかにというご意見もいただきましたですけど、それは免許の法律上というんですかね。そこらへんができないというんで、非常に私どもの施設は交通安全教育施設なんですね。免許更新施設、同じ施設に入っておるんですが、機能、役割が違う中でございますので、なかなか難しいんですが、例えば松田委員がおっしゃってもらった待ち時間にどうぞ行ってくれとか、そういう取組というのは、これは十分可能でございますけれども、いずれにしましてもどういう形で機能連携とか機能分担とかそういうのができるかも検討はしてまいりたいと思います。

○森下副委員長 法律で義務化されてシステムに組み込む方法と、任意で組み込む方法あるわけじゃないですか。安全協会の会費なんていうのは任意で取っとるわけじゃないですか、あれは。同じように、免許更新の中で動いてるじゃないですか。全く同じことですよ。あれは、運営費をいただくためのシステムである。今度は、それをサービスをお返しするためのシステムとして一連の中に任意のものが組み込まれてという、全く私はいいと思ってますけどね。私、法律で適切じゃないですわ。あの徴収方法見ていただいたら、大体そういうシステムが浮かぶじゃないですか。

○宮村部長 勉強にさせていただきたいと思いますけども。

○山本委員長 ほかに。

          (「なし」の声あり)

○山本委員長 ないようでございますので、本日の調査を終了いたします。

 当局には、ご苦労さまでございました。委員の方はご協議願うことがありますので、そのままお待ちください。

 II 委員協議

   三重県交通安全研修センターの存続に向けて、目的に沿って、充実に運営していく。

   また、指定管理者制度への移行については、目的・役割を明確にし、実施していくこと。

 〔閉会の宣言〕

以上、会議の要綱を記し、ここに押印する。 

平成17年10月21日          

防災生活振興常任委員長   山本 勝

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